美女と純情男 47話・48話 あらすじと感想

美女と純情男


美女と純情男 미녀와 순정남

第47話視聴率18.0

第47話あらすじ

パンチを食らわした相手が自分の「実の父だ」と母エギョクから聞いて、ジンダンは狂ったように叫ぶ。「亡き会長の息子だとだましたのか」と恐怖と疑いのまなざしを向ける息子に、エギョクは「つい最近になって分かった」と弁解する。

ドラだったと身分が世間に知れてしまったジヨンに、演技の仕事は入ってこない。

ガッカリするドラ (ジヨン) に、ピルスンは「今まで良くやってきた。休暇を取ろう。いろんな場所に行って、おいしい物を食べよう」と提案する。

息子に殴られて泣きながら、サングは電話でエギョクと話す。それをグムジャが聞いていた。「『オレの息子』『オレのジンダン』ですって?」とびっくり。

明け方にサングから「ジンダンから呼び出された。怖い」と電話があり、エギョクはサングから待ち合わせ場所を教えてもらう。

ジンダンはサングに「すぐに韓国を去れ。二度とオレと母に会うな」と言う。かけつけたエギョクはサングをかばって動転し、マリの事故はサングがやったことと話してしまう。

サングはスーツケースに荷物を詰めて、キム家から逃げようとするが、そこに現れたのは警察官で、「殺人容疑で逮捕」される。

警察署で尋問を受けていると、コン会長が来る。「金に困って誘拐しようとしただけ。殺そうなんて思わなかった」とサングは釈明。

キム家ではグムジャが「間借りの男が家賃も払わず居なくなっている」と騒ぐ。

グムジャはエギョクにサングの家賃を請求しようと、会長宅に訪ねて行くが、門前払いされる。そこへちょうど会長が車で到着する。

グムジャは会長に、「私の息子の中学時代の後輩とコン代表の母が交際していて、代表は彼の息子。証拠はない。DNA鑑定してみて」と言う。「男の名前は」と会長が尋ね、「チン・サングです」と聞くと、会長は言葉をうしなう。

ドラはドジュンが貯めていたお金でカルグクス屋を始める。

ドシクのアパートに大家が来て、「(ミジャが) 保証金を回収に来た。明日入居者が来るから今すぐ出ていって」と言われる。ドシクが母に電話すると、ミジャは賭博場でアルバイトしている。

会長がジンダンのDNA鑑定をすると、自分と血縁はなく、ジンダンは元会長の息子ではないと判明。

刑務所でサングと会うエギョクは、サングから「会長に会った」と聞き、「ジンダンの話をしてはいけない。今後もう私たち会わない。それがジンダンの生き残る道よ」と言って刑務所を去る。

車内で泣くエギョクは「私たちの仲はもう終わり」と呟く。会長から電話で呼び出される。

会長はジンダンを呼び、平手打ちする。「お前ら、母、実の父と結託して、なぜマリを殺そうとした」と言う。エギョクの車のドラレコ映像の音声とDNA鑑定を見せられ、ジンダンは土下座して懇願する。「会社資金の横領の証拠」と書類を見せられ、2人が取り合ってもがいていると、ジンダンは会長を突き飛ばし、会長はテーブルに頭を打って倒れる。驚くジンダンは会長が死んだと思い、会長の手にあった書類をもぎ取って逃げる。

ジンダンの会社の資金へのアクセスが全て拒否され、金庫から金や現金をバックに詰め込んで、ジンダンは逃走。

エギョクが会長のオフィスに入ってみると、部屋で会長がひとり倒れており、慌てて電話で救急車に通報する。

会長が横たわる病室のベッドの周りに、ピルスン一家も来る。会長は意識不明だったが、命には別条なしとのこと。

グムジャはスヨンに、ジンダンがエギョクとサングの息子だと告げる。エギョクは否定する。

ジンダンからエギョクに電話がかかってきて「兄貴死んでないよね。もう兄貴に全部知られた。マリのことも全部」と涙声の息子に、エギョクは「会長はまだ死んでない」と言う。「香港に逃げてそこから連絡する」とジンダンは言うが、エギョクは「私も一緒に行く」と言う。

エギョクはスーツケースに荷物をまとめる。ジンダンは母を車で迎えに行き、男が2人来て中国語で話し、金を渡す。エギョクが現金入りのカバンを持って、船に乗ろうとするが、男らはカバンだけ取って逃げる。

会長の意識が戻る。

ジンダンは「お母さんは元会長のワイフなんだ」と言って、母を残して車で去る。

エギョクが会長宅に入ると、デスクは平手打ちし、「すぐに出て行け」とどなる。エギョクは土下座して頼むが、聞き入れられない。床に寝転がり「知らなかった。会長の息子だと思っていた」と言い訳するが、エギョクは追い出される。

ドラのカルグクス屋に嫌がらせ客が来て、ドラは泣きわめく。ピルスンは呆然とするドラをハグして慰める。2人の姿を遠くから見ていたのは、ジンダンだった。

第47話感想

後が無いジンダンが何をするか知れない、不吉な事件を予想させるエンディングでした。ピルスンはドラを守ることができるのでしょうか。

ジンダンはエギョクと一緒に舟に乗っていたら、かばんだけまんまと取られることも無かっただろうに、怪しげな男らに母を任せて、いったいどこへ行くんだろうと思って見ていましたが、まさかドラとピルスンへの復讐が、それにも変えがたい目的なのでしょうか。

ドラの女優としtのキャリアを全うできるというエンディングを期待していましたが、現実はそんなに甘くはない、イメージ丸潰れで、仕事が無くなり、弟の貯金で飲食店を開店という展開です。

コン会長は打ちどころが悪かったような、嫌な音がして、逝ってしまわれたかと思いましたが、息が残っていて、良かったです。

ジンダンは本当に可哀想で、むしろ同情してしまいました。ジンダン役俳優のコ・ユン、見事な没入感のある演技で、キャラクターも好感が持てます。

第48話視聴率18.0

第48話あらすじ

ハグして談笑するピルスンとドラを見て、「パク・ドラ、お前のせいでテヒさんと破談になり、全てを失った。オレには見せたことのない笑顔を、ピルスンには見せるのか」とジンダンは怒りに燃える。

キム家では「コン代表が会社のお金の横領で逃げている」ことを噂する。

コン会長、スヨン、マリがキム家に訪ねてくる。「家庭裁判所でピルスン君の養子の件が受理された」と会長から事後報告がなされると、ピルスンの養父ヒョンチョルは、「その話はキャンセルになったんじゃなかったんですか。私たちに相談もなく」と顔を曇らせる。謝罪はするが会長が「キャンセルしたつもりはありません」と言うと、マリが「これから『お父さん』と呼ぶから。お父さん!」と言って、ヒョンチョルは機嫌を直す。

ピルスンに会長から電話があり、「辞表は受け取っていない。明日ゴーゴーエンターに来るように」と命じられる。

マリはドジュンへの未練が捨てられず、後を追うが、ドジュンは気づいて諭す。

秘書はスヨンにマリの様子を報告する。スヨンが追及すると、マリは母に泣いて「もう一度ドジュンに会えるようにしてほしい」と頼む。

ドシクは会長のオフィスに行って「母との関係は切りました。ご心配なら、私もドジュンとの関係を切ります。ご安心してドジュンを受け入れてください」と頼む。

マリはドラの家に来て、ドジュンをハグして「お父さんが交際を許可してくれた」と言う。

香港の製紙会社を経営して、そこに逃げるつもりだったジンダンは、取り引き相手から断りの電話を受ける。

希望を失ったジンダンは川にに身を投げようとする。しかし母から電話がかかってきて、会いに行く。

ジンダンは母エギョクに刺身をご馳走し、自分のしていた腕時計を外し、「これを売って金に変えて」と渡し、泣く母と別れる。

ジンダンは帰宅するドラの後をつけて、「死ぬ前の最後のお願いだ。一緒に一度だけ食事をしてほしい」と頼むが、ドラは拒否する。ジンダンがドラの腕をつかむと、ドラは激しく抵抗し、ドラは壁に頭を打ち、倒れる。

気を失っていたドラは、ジンダンの運転する車の中で目覚める。ドラが「止めて」とジンダンの体を揺すぶったため、車が対向車線に出て、事故に遭う。車は崖下に転落する。

軽症だったジンダンは車から這い出し、ドラが車外に倒れているのを見つける。ドラの脈がないので、ジンダンは怖れて逃げる。

ピルスンはドラにメッセージを送るが、既読にならない。

翌朝、ある夫婦がトレッキングしていて、倒れているドラを発見し、通報する。ドシクに連絡が入る。

ピルスンは会長のオフィスに呼ばれ、「養子の件が受理された。妻には内緒だが息子が欲しかった」と会長は言う。ゴーゴーエンターに戻るピルスンは、撮影スタッフらに花束で迎えられる。

ドシクから電話があって、ピルスンは病院に行く。ドシクから「ドラは無登録の車で事故にあった」と言われる。

警察官が病院に来て、ジンダンの写真を見せ、セキュリティ映像からジンダンの「犯行を特定した。犯人は現場から逃走」と告げられる。

ドラの手術が終わり、ピルスンらは執刀医より「命を取り留めたが、骨折が激しく、もう一度歩けるようになるかどうかの保証はできない」と言われる。

世間に「ドラが交通事故で歩けなくなった。犯人はエンジェル投資のコン元代表」とニュースが出る。キム家でも、そのニュースが伝わる。スヨンは夫にそのニュースを教える。

病室で目を覚ましたドラは、自分の足が感覚が無く、動かないのを知って、泣き叫ぶ。

賭博場のミジャもドラのニュースを聞く。警察が立ち入って、ミジャは逮捕される。

ドシクが警察から呼ばれるが、鉄格子の後ろのミジャに「お母さんのせいだ。ドラを無理強いしてコン代表と付き合わせようとしたからだ。オレたちはもう母はいないと思って生きるから」と言って去る。

あるドラマの監督が「脚本が気にいった」と言って、ミョンドンにミニシリーズの脚本を頼む。

ドラの見舞いに来たピルスンに、ドラは「もう来ないで。もう好きじゃない」と言って、ピルスンは出ていき、泣く。

APPグループのビルの前で、「ドラを返せ」と抗議行動が行われ、会長はそれを見る。

ネットニュースを見ていたドラは、ピルスンに「アイツ殺してやる」と言って取り乱す。ピルスンはドラをハグし、「オレが殺す」と言って、病室を出て行く。

会長のオフィスに行くピルスンは、「お願いがあります」と言う。

エギョクに会長から電話で呼び出しがある。エギョクがオフィスに行くと、現金入りのカバンを渡され、「これで2人とも国を出てくれ」と言われる。

エギョクがジンダンに会って、カバンを渡すと、ピルスンが現れる。エギョクとジンダンは逃げる。

第48話感想

ドラマも終盤に向かって、突然ブラックな雰囲気の展開になってきてしまいました。

ジンダンが母をひとり怪しい中国の男の舟に乗せたのは、香港の製紙会社で儲けようという計画があったからのようです。しかし、それも破棄され、ジンダンは全ての希望を失って、自暴自棄になってしまいました。

お金の力で何でも思う通りになると思っていたため、その手段が断たれると、命さえ捨てたいと思ってしまったのでした。お金が無くても働けばどうにか生きて行けるとか、身を低くして誰かに助けを求めるとか、お金で何でもできると思う以外の手段を教えてもらっていたらと思うと、残念です。

ピルスンが「ジンダンを殺す」と言って、視聴者を不安な状態にし、あと2話でどう収まっていくのでしょうか‥‥。

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