美女と純情男 미녀와 순정남
第33話視聴率
第33話あらすじ
「あなたの子供がとても可愛いから、私が『写真をちょうだい』って頼んだんだった。確か」とエギョクは取り繕い、嘘をつきながら去る。
「ってことはもしかして、ピルスンはスヨンの息子？」とエギョクは呟く。
高利貸しに連れ去られ、脅されるミジャは「明日までに5億ウォン返せ。さもなければお前の2人の息子の命はない」と脅される。
ジンダンに金の無心をするミジャは、「私の義理の息子だと思ってお願いしているんです。ドラと結婚するはずじゃなかったですか。それをピルスンが奪ったんです」と言うが、怒るジンダンに追い返される。
「ヤツもドラを思ってジヨンさんに近づいているのか。オレはピルスンに2回も負けてるってことか」とジンダンは呟く。
ドラマ『薔薇の家』の撮影が順調に進み、ジヨンは迫真の演技を見せる。「他の女性の男を取ろうとする役なんて」と孫のイメージを心配するジヨンの祖母は、「これは演技なんです。ジヨンさんが良い演技をしているので、私たちのドラマがヒットしますよ」と言っているピルスンに「それならコ監督、ジャジャ麺おごってください」と頼む。
せがむジヨンの祖母に負けて、ジヨンとピルスンは恋人たちが愛を誓い合うナムサンタワーに行く。展望台でジヨンとピルスンの名前のハート型の鍵を見つける祖母の押しに、ジヨンはためらう。
「お母さんが『コ監督はいい人じゃない』と言っている」と、ジヨンは心の不安をピルスンに話す。ピルスンはジヨンを慰める。
ジヨンを送って行ったピルスンらの仲の良さそうな様子を、遠くからジンダンが見ていた。「アイツら、付き合ってるのか」とジンダンは呟く。
高利貸しがアパートに押しかけてきて、ミジャは「金を返せなければ臓器を自由に売ってください」と宣言する念書に捺印させられる。
ジンダンからミジャに呼び出しがあり、「ジヨンさんと元通り交際できれば5億をあげる」と言われる。
スヨンはピルスンをカフェに呼び出し、ピルスンの実の父親の写真を渡す。「米国の同じ大学に通っていて、結婚するはずだった。山登りで28歳の時に亡くなった」と告げられる。
スヨンが涙をしているところ、エギョクがカフェの外から写真に撮り、コン会長に見せる。「ピルスンはスヨンの息子よ」と言うと、コン会長は信じず、怒ってどなる。
ミジャはジヨンに「もしあなたがコン代表と付き合っててくれれば5億をくれる。あなたはコン代表と付き合っていて、結婚するはずだった。それをピルスンが別れさせた」と言って、当時の記事の写真を見せる。「何の感情もない人と付き合えない」と言うジヨンだが、自分が「コン代表を裏切った」のかと思って悩む。
ピルスンは両親に実の父親の写真を見せる。
コン会長は帰宅するスヨンに「どこに行っていたのか」と尋ね、「ショッピングに行っていた」と言われ、「この頃、ピルスン君はどう」と探るが、スヨンは「最近会っていない」と嘘をつく。
マリに「一目惚れしました。電話番号ください」と言ってきた男に、「この人は私の彼女です」とドジュンは言い、その男性は去る。
例の謎の男が現れ、エギョクの後ろ姿を見送り、「私のエギョク。変わらない様子だ」と呟く。
スヨンの友人から、「娘がお腹の中にいた時にスヨンも妊娠していた。今、娘は34歳」と聞き、ピルスンの年齢とぴったり合うので、エギョクは確信を強める。
コン会長はマリとピルスンが親しげにしている様子を遠くから見る。さらに、秘書に、スヨンの結婚前の交際関係を探らせ、「キム・ソンスという男がいた」ことを突き止める。
スヨンとピルスンの歯ブラシを盗み出したエギョクは、DNA鑑定をし、2人が母子関係にあることを突き止め、コン会長に渡す。
帰宅するスヨンに、コン会長はDNA鑑定を突きつけ、「チャン・スヨン！」とどなる。
第33話感想
もっと早く夫に事情を話し、ゆるしを乞うていたら‥‥。「どこに行っていたのか」と夫がどうして尋ねるのかとスヨンは思わなかったのでしょうか。2回も嘘をついてしまいました。
コン会長ほどの地位の人ならば、婚前に調査しないのかなと思ったり。
ドラの母は酷いです。これこそ、毒親と言うんだろうと思いました。自分のギャンブル依存がまいた種の刈り取りのために、娘を完全に利用しています。それも、2度目です。娘の記憶が無いのを良いことに、「あなたとコン代表は愛し合っていた」と嘘までついています。愛情深いが、誘惑の弱さに負けている人なのかと思ったのに。
スヨンは危機ですが、追い込んでいるエギョクも、さらなる闇がありそうです。あの謎の男はエギョクの元彼でしょうか。
借金のかたに臓器を売らせる、そういう念書を書かせるのは、犯罪ではないのでしょうか。
第34話視聴率
第34話あらすじ
「ピルスンはお前の実の息子か」と尋ねる夫に、スヨンは「はい」と答える。動転するデスクはスヨンに平手打ちを食らわし、コン会長は「出て行け」と言う。室長らに付き添われてスヨンは家を出て行く。
マリは父に「お母さん追い出さないで。一度だけゆるしてあげることはできないの」と言う。コン会長は「お前も知っていたのか」と言う。
ミジャは高利貸しに5億ウォンの送金の領収書を取りに行く。
ジヨンはジンダンの食事の誘いに応じてレストランに行く。
テヒは友人らにウェディングドレスの写真を見せて羨ましがられ、ジンダンに電話するが、ジンダンは出ない。
家の前でジンダンの後ろ姿を見送りながら、「私たち家族の命を救ってくれたんだ。キム・ジヨン、これからはコン代表を好きにならなければ」とジヨンは呟き、涙する。
帰宅するジンダンは母から「ピルスンはスヨンの隠し子だった。コン会長に追い出されて、マリは部屋に監禁されている」と聞く。ジンダンは「アイツ、オレの家族や会社を乗っ取ろうって言う気だったのか」と呟く。
マリはグムジャに「お父さんにバレてお母さんが追い出された。お母さんは電話しても出ない」と電話する。ピルスンはそれを聞く。
その後、スヨンはマリに電話する。マリはそれをピルスンに伝える。ソニョンはそれを聞いてスヨンに電話しようとするが辞める。
APPグループのコン会長のオフィスを訪ねるスヨンは、ゆるしをこい「米国留学中に彼に会ったが、山で遭難した。悲しくて、帰国後、父の勧めであなたと結婚した。その後妊娠してることがわかった。でもあなただけを愛していた」と言う。コン会長は「君をゆるせない。弁護士をやるから」と言い、スヨンを去らせる。
ピルスンはミョンドンに電話して、家から忘れ物を取りに来させるが、ソニョンがそれを聞いて代わりに行くことになる。
ピルスンはAPPグループの廊下で倒れていたスヨンを病院に連れて行く。ピルスンはスヨンの枕元に座り、高校の卒業式に花を持って祝ってくれたことなどを思い出し、スヨンの手を握る。
ピルスンは廊下でコン会長に電話し、「奥様が倒れ、病院に連れてきました。あなたが必要です」と言うが、コン会長は「私には関係ありません」と電話を切る。
ソニョンは病院までピルスンに忘れ物を届けに来て、ピルスンを去らせ、自分がスヨンの枕元に座る。
スヨンは目を覚まし、ソニョンに謝るが、ソニョンはスヨンが「すべてわかってしまった。肩の荷が降りた」と聞いて呆れて怒る。スヨンは「一生償う。気の済むまで私を叩いて」と言う。
APPグループの廊下でピルスンを見かけたジンダンは、コン会長に「まだピルスンを会社内に居させるつもりですか」と言う。
ドラマ『薔薇の家』の撮影スタジオがはジンダンの部下らにより立ち入り禁止になる。ピルスンらスタッフはジンダンに抗議する。
ジンダンに遣わされたユン本部長から、脚本家らはスヨンの件について聞き、ピルスンが「辞職になり、他の監督になる」と告げられるが、「コ監督がやらないなら、私もやらない」とスタッフらは宣言する。
ソニョンからのお粥を差し入れを食べていたスヨンは、撮影スタジオの立入禁止の件についてメッセージで知り、コン会長のオフィスに行き懇願するが、室長らに追い出される。
エギョクは「オレだ。久しぶりだ」と言うサングという男から電話で呼び出され、カフェに行くと、例の男が現れる。
ヤケ呑みしに行く撮影スタッフらに付き合ったジヨンは、帰り道、屋台でひとり呑みするピルスンを見かけ、隣に座る。ジンダンがそれを見て嫉妬し、ジヨンに「今どこにいるか。食事に行こう」とメッセージを送ると、「お婆ちゃんがいるから早く帰らなくちゃいけない」とジヨンはメッセージを返す。
ジンダンはアパート前でジヨンを待ち構え、「なぜ嘘をついたのか。ピルスンと会っていたじゃないか。君はオレのガールフレンドなんだ」と言う。「分かりました」と言うジヨンだが、ピルスンの解雇の件について「取り消してほしい」と頼む。ジヨンの祖母が箒を振り回してジンダンを追い払う。
ミョンドンはキム家の人々に、ドラマの撮影スタジオの立入禁止とピルスンの解雇の件を伝える。
ピルスンはボンスから電話で「チャン代表とキム作家も加わる」と聞き、翌日APPグループ前で抗議デモを行なう。
第34話感想
スヨンは家を追い出されてしまいました。隠し子をずっと近くで見ていたこと、黙って隠し通そうとしていたこと、など、夫にとってゆるし難いことが重なりました。スヨンの元彼はもう亡くなっているので、隠れて不倫していたとかではありませんが、やっぱりゆるせないのでしょう。
結婚したばかりの時に、元彼の子を宿していると知った時に、夫に話したらどうだったでしょうか。離縁はされるにしても、その後の辛さは少なかったかもしれません。もう後は夫がゆるしてくれるのを待つばかりです。
しかし、ジンダンによるドラマ撮影スタジオ立ち入り禁止とピルスンの解雇に抗議しに行ったことで、スヨンの立場は厳しいものになってしまいました。夫からすると、好きという感情はあっても、これでもゆるすかとなると意地を張りたくなってしまいます。
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