美女と純情男　29話・30話　あらすじと感想

えぱた

5か月前

美女と純情男　미녀와 순정남

第29話視聴率16.5

1 第29話あらすじ
- 1.1 第29話感想
2 第30話あらすじ
- 2.1 第30話感想

第29話あらすじ

「お母さん何言ってるの。しっかりして」とマリが言う声を聞き、スヨンは目を覚ます。コン会長も駆けつけて、ベッドに横たわっている妻を見て動揺する。医師が来て、ピルスンは「何の問題もなく」スヨンは「肩と膝を痛めたため、セラピーを受ける」とのこと。

退院したピルスンとキム家の人々は帰宅するが、グムジャは「他人の息子をかばって下敷きになるとか、どういうことなんだ」と心配する。

スヨンが足を引きずって帰宅すると、コン家の人々は「何かあったら会社のイメージに影響する」とののしる。

パク家の人々はささやかに焼肉パーティーをする。ドシクが「キム氏が牛肉をご馳走してくれた」ことを思い出し、ミジャは話をそらすが、「豚肉だけど、久しぶりに4人みんなが集まって幸せだ」と涙を流す。

アパートの外からジヨンは祖母に電話をかけ、「お婆ちゃん、愛してる」と何度も言う。

寝静まった部屋の中でグムジャは、スヨンのピルスンへの待遇を思い出し、「どう考えてもおかしい」と呟く。ミョンドンがそれを聞いて起き、話を聞くが「お母さんの方がおかしい」とひと蹴りにする。

スヨンはマリと、「先日のお礼のため」とピルスンに高級レストランで食事をおごり、その後ゲーセンに行く。無邪気に遊ぶピルスンとマリを見て、スヨンは幸せそうな笑顔を見せる。

ミジャに「ジヨンにナイトクラブで10回歌ってほしい」とのオファーの電話が来るが、ミジャは断る。

ピルスンがヒョンチョルに多額の資金援助をし、キム家の人々は焼肉レストランを開店することになる。

ジンダンはテヒとの両家の挨拶の日取りが近づくにつれて、気乗りがせず、母に「予定を先延ばして欲しい」と言う。

ピルスンの父のレストランのオープニングの日、スヨンとマリも店に来る。給仕するピルスンの顔の汗をハンカチで拭いてあげるスヨンの姿を見て、グムジャは「30歳にもなる他人の息子に。変だ」と呟き、ミョンドンも「もし他人だったら、よくない噂を生むかもしれない」と言い、母に同意する。グムジャはソニョンに「注意するように」と言うが、ソニョンは相手にしない。

スヨンらが去った後、マリのイヤリングの片方が落ちているのを見つけたグムジャは、マリの後を追いかける。駐車場でマリは母に「いつまで私たち、離れ離れで暮らせなくちゃいけないの。ピルスンお兄ちゃんは私の本当のお兄さんで、お母さんの息子じゃないの」と言う。グムジャは物陰から見ていた。

娘にそのことを言うグムジャは「証拠もないのに名誉棄損で訴えられる」と、逆に叱責され、自分の耳を疑う。

ドシクは同僚の男性らと一緒に呑み、パク・ドラの悪口を言うのを聞いて、相手に暴力を振るう。相手は入院し、多額の慰謝料を要求する。ミジャはジヨンにナイトクラブの話をし、ジヨンは舞台で歌う。

グムジャがマリをキム家に呼んで、スイカを食べさせながら、イヤリングを見せ、「あなたを追いかけて、お母さんと話してるのを聞いたのよ。『ピルスンがあなたの実の兄で、あなたのお母さんの息子だ』って」と言う。それを聞いたマリは「絶対に内緒にして。誰かに知られたら、お母さんが家を追い出されちゃう」と涙目になる。

秘書から「ジヨンがナイトクラブでショーをした」と聞いたスヨンは怒り、ミーティングを開く。ジヨンは謝罪するが、降板の危機にさらされる。

ピルスンはナイトクラブに行き、「ジヨンがショーをキャンセルしたら、いくら違約金を払わなくてはいけないか」を尋ねる。

ピルスンはミジャに「ドラがどんなに苦しんだか忘れたんですか。あなたには母親の資格がない」と責める。

ピルスンとマリのDNA鑑定をしたグムジャは、その結果を娘に見せる。そこへ息子も来て、真実を知ってしまう。「ソニョンとピルスンには言ってはいけない」と3人で約束し合う。

ピルスンの誕生日にキム家の人々はケーキでお祝いするが、スヨンから大量のプレゼントが届き、ヒョンチョルは怒り、妻に真実を語ってしまう。

卒倒し床につくソニョンは、スヨンが息子に対して行なってきた愛着行動の数々を思い出し、起きてタクシーでAPPグループのビルへ出かけて行く。

スヨンを見るなり、ソニョンは平手打ちを食らわせる。

第29話感想

今回も重要なエピソードで、ソニョンの息子ピルスンが実は親友スヨンの子供だったということが、ソニョンに知られてしまうという展開が起きました。ビルに行って、突然平手打ちを食らわせるという、暴力行為に出たソニョンですが、ビックリするスヨンも、「とうとうこの時が来てしまった」という気持ちでしょうか。

オープニングでスヨンが病院のベッドで「私のピルスン！」と叫んでから、ソニョンにバレるまでの時間が短かったです。グムジャに知れるまでも速かったですし、もう少しキム家内で秘密にしている状態が続くかなと思いましたが、ソニョンにまで達するのが速かったです。家族内の秘密を抱えている状態は早めに切り上げたほうがいいという感じでしょうか。

グムジャがマリに尋ねた時に、マリが「何言ってるの」と言って、そこで演技をすれば隠し通せるかというところ、やっぱりマリに演技するのはムリでした。涙で「内緒に」と訴えてしまい、バレました。

スヨン扮するイ・イルファと、ソニョン扮するユン・ユソンの演技がさすがで唸りました。表情の作り方が勉強になります。

第30話視聴率18.3

第30話あらすじ

「可哀想な赤ちゃんを捨てるなんて、人間じゃない。そのために私と『友達になろう』って近づいたのね」とソニョンはスヨンの髪の毛を引っ張る。後を追いかけてきていたグムジャが仲裁に入り、ソニョンを連れて帰る。

床につくソニョンを心配して見ていた夫ヒョンチョルは、レストランを開店する時間になり、「誰が何というとピルスンはオレたちの息子だ」と言って去る。

精神科医を受診するジンダンは、薬を処方されるが、医師の言った「死者に対しての罪責感」と言う言葉に、「オレがドラを殺したか？自殺したんじゃないか」と呟く。

ソニョンは床から起き上がってスヨンの家に行き、「『友達になろう』って、私が子供ができないので、捨てられたピルスンを私が大切に育てる様子を見てたの？」と言う。スヨンが「私の息子がどうしているか見たかっただけなの」と言い、「私の息子」という言葉に苛立ち、ソニョンはまたスヨンの髪の毛を引っ張る。

そこへグムジャも来て3人で争っていると、エギョクが来て仲裁し、スヨンを家の中に入れる。

スヨンはエギョクとデスクに「なぜ争っているのか」と言われても答えず、部屋に引きこもる。

放送局でミーティングが行われ、ジヨンの降板の件について話し合いが持たれる。

ドシクはジヨンのショーについて聞き、「ドラと同じことをした。もうしないはずじゃなかったのか」と母に抗議する。

ジンダンはテヒに誘われて、美術館に行く。

ジヨンはジェジュンから「コ監督がナイトクラブの賠償金を払って、脚本家を説得してくれて、降板しなくて済んだ」と聞かされる。

ジヨンはピルスンに感謝する。ピルスンは「ドラは母親のために同じように苦しんだんだ。だからオレは君が母親から離れてキム・ジヨンとして生きて欲しいんだ」と言う。ジヨンは「家族と生活できるだけで嬉しい。お母さんのこと悪く言わないでほしい」と言って、プレゼントのカバンを渡して去る。

ジヨンは母に「コ監督は悪い人じゃないと思う。ひどいこと言って別れてしまった」と言うと、ミジャは「またコ監督と付き合おうっていうの」とジヨンを責める。

マリはグムジャが秘密を守らなかったので、キム家に来てグムジャを責める。ヒョンチョルが「姿を現すな。帰ってくれ」と言い、マリは泣いて去る。

コン会長はスヨンの頬にひっかき傷のあるのを見て、エギョクから「ソニョンと義母が来て、道の真ん中でスヨンの髪の毛を引っ張っていた」と聞く。スヨンに理由を尋ねても、スヨンは「私が彼女を傷つけてしまった。理由は後で言う」としか言わない。

ソニョンはキム家の人々に、「このことはピルスンには内緒にして」と言う。

ピルスンはジヨンにカバンのお礼のメッセージを送り、ジヨンは幸せな気持ちになる。

ピルスンのドラマの撮影が始まり、ジンダンはボンスにコーヒートラックを送り、撮影を見学し、ジヨンとミジャが一緒にいるところを見て不審に思う。

エギョクはキム家に来て、グムジャにスヨンと争った理由を尋ねるが、追い返される。

エギョクは高校時代の友人らに会って、「ソニョンの子供が『本当の子供ではない。養子だ』と噂になった。スヨンが知っていてバラしたんじゃないかしら」と聞き、コン会長にそれを話す。

マリは母に「ピルスンお兄ちゃんに会いに行った時、駐車場でお婆ちゃんに私たちの話を聞かれてしまって、ソニョンおばちゃんにも知られてしまった。ごめんなさい」と言う。「マリのせいじゃない。私のせいよ」とスヨンは娘をハグする。

スヨンはキム家に来て、土下座してゆるしを乞うが、「ピルスンをあなたの会社に雇ったのはそのためなのね。ピルスンを解雇して」と言うソニョンに、モヤシを投げつけられ去る。

ジンダンはジヨンの身辺調査をし、ジヨンとミジャが一緒に住んでいる事を突き止める。

スヨンは再度ソニョンを訪問し、「ドラマの撮影が終了したらピルスンを解雇して、もう会わない」と約束させられる。「あなたが本当に好きだった。友達でいられて心から幸せだった。あなたは私のたった1人の友達なの」と言うスヨンに、ソニョンは「友達ですって？家の門の前にピルスンを捨てて、泥棒のように見てた」とスヨンを再度責める。

そこへピルスンが帰宅する。「オレを捨てたって？チャン社長 (スヨン) が、その人なのか」とピルスンは言う。