美女と純情男 미녀와 순정남
第13話視聴率13.0
第13話あらすじ
「アンタ、コ・ピルスンじゃなくてコ・デチョンでしょ」とミジャが言うと、ピルスンは否定せず、頭を下げて挨拶する。「うちの娘と何やってる？」と騒ぐので、ドラが母をマンションの中に連れ込む。
「昔の大家さんの息子よね？ 通りの真ん中でキスして、何やってんの」と母が言うと、「ピルスンでもあるのよ。私たち付き合ってんの」とドラは言う。「今すぐ別れなさい」と言う母に、「誰と付き合おうと私の人生」とドラは部屋に引きこもる。
ドラはピルスンに電話し謝る。
デスクの部屋に行くエギョクは「スヨンの過去の彼氏を探す理由は、スヨンがその人とまだ付き合ってるからですか」とシツコく尋ね、「秘密よ、墓まで持って行って。その男との子供ができて、その後ジンテクと結婚した」と聞き、驚く。「チョ女史が言ったんだけど、証拠がない」とのこと。
ミジャはコ家に土足で入り込み、「アンタの息子がうちの娘と付き合ってる」と大騒ぎする。そこへピルスンが戻ってきて、家の者みなに交際していたことがバレる。ソニョンはショックを受ける。
グムジャは「血がつながってないからこういうことになる」と発言し、「もう一緒に住めない」とソニョンと言い争う。
ピルスンは漢江の川岸で過去の騒動を思い出し、ドラに「今まで幸せだった。オレたち、ここまでにしよう。ごめん」と言って別れる。ピルスンは母に「ドラと別れてきた」と報告。
ドラがピルスンの家の前に立っていると、グムジャが来て「アンタの母親が昨日来て大騒ぎした。あの女のせいでピルスンのお爺ちゃんが死んだんだ。交際がうまくいくはずがない」と悪態をつく。
ドラは帰宅し、母に「ピルスンのお爺ちゃんがお母さんのせいで死んだって本当なの」と言うと、ミジャは「そうよ。3人の子供が抱えてどうやって育てたっていうの。他の人は後ろ指差したっていい。だけど、アンタだけは」と言う。ドラは車の中で大声で泣く。
ピルスンの家に訪ねて行くドラは土下座して泣いて謝る。中庭でピルスンに会ったドラは「母のせいでお爺様が死んだって、今知った。やっと全部わかった。どうして最初に私を拒絶したのか。どうして教えてくれなかったの。謝ることしかできない」と言ってドラは去る。
ミョンドンの働くカフェに来て、ドシクは「お姉さんのために買ったカバンだから捨てるなり焼くなり好きなようにして。幸せになって」と言って、カバンを押し付けて去る。
ドラのCMの撮影を見るジンダンにエギョクは「今回の契約が終わったらドラとの更新するのやめなさい」と言う。
ジンダンは「心から謝罪します」とドラに言うが、ドラは冷たい。
以前2人で来たトッポキ屋に来たドラは、ピルスンと店の前で会う。ドラが泣いて去っていく姿をソニョンが見ていた。
ピルスンは1人屋台で呑む。酔って帰宅し、ベッドで泣いていたピルスンを母は見る。
ソニョンは父の墓参りし、泣いて謝る。
マリと以前会話したことがあると言う、コン会長の知り合いのある会社の息子と、マリは見合いをすることになる。
ソニョンはピルスンに「ドラと付き合っていい。2人は好き合っているんだから」と言う。ピルスンは「オレは大丈夫だ」と繰り返す。
ソニョンは別々に2人を電話で呼び出し、ドラに「交際を許可することにした。デート楽しんで」と言って切る。ピルスンを見たドラは走ってハグする。
ドラがピルスンと寄りを戻したと知ったミジャは、ジンダンに借りた金額を小切手で返す。
その直後に「ドラのCMの顧客がすべて契約を破棄してきました。その裏にエンジェル投資のジンダン代表がいます」との秘書の報告をミジャは受ける。さらに借金取りが次々と取り立てに来る。
ジンダンのオフィスに行くミジャは、ジンダンがどなるので怯え、土下座して「お許しください。何でも言うとおりにします」と乞う。
第13話感想
今回のエピソードでは、ドラはとうとうピルスンの祖父の死の原因について知る展開となりました。ドラとピルスンの幸せな時が長くは続かないのだろうなと思っていましたが、もうピルスンの口から「別れ」が出ました。
主演2人はもちろん、イ・イルファとユン・ユソンの演技が毎回素晴らしいなぁと思って見ていますが、今回は特に、ドラの母ミジャ役の女優さん、チャ・ファヨンの演技が良いなぁと思うエピソードでした。
現実味がわくというか、ドラマではなく、本当のことのように見えてきます。娘を自分の悪徳の利益のため、(ギャンブルや見栄を飾る) 利用していて、酷い人だと思う一面、子供を女手１つで3人育てていてスゴいなぁと思わせる、憎めない存在感。
ソニョンがミジャをどうしてもゆるせないと泣いていた時にも、泣けました。また、ソニョンがピルスンの苦悩を見て、ドラとの交際を認めると言った時、泣けました。細かい表情の１つ１つがさすがだなぁと思える演技でした。
第14話視聴率15.6
第14話あらすじ
「ペク代表は借金もあるし、CMの契約を打ち切られてしまっては大変な状況ですね。しかもドラさんはそのことを知らない」とジンダンはミジャの裏事情を知っているそぶりを見せる。「なぜコン代表様がそのことをご存知なのですか？」とミジャは驚く。
ジンダンのオフィスから震えながら出てくるミジャは、「どうしよう。ドラに本当のこと言おうか‥‥」とうろたえる。
眺めの良いレストランで、コン会長とスヨンと共に、マリはお見合い相手を待つ。父親と現れた見合い相手が自分よりかなり歳をとっているのを見て、「こんなオジサン」とマリは不機嫌になる。「2人だけにして席をはずそう」との相手側の提案で、両親らは去り、マリはむっつり。帰宅するマリは「あのオジサン、嫌い。私のタイプじゃないし」と言う。
ミジャはドラを「撮影のスケジュールが変わって、ガンワ島という田舎の街へ行くことになった。マネージャーは急用で」とドライブに誘う。ドラはピルスンと電話でそのことを話す。
ピルスンの雰囲気を察したホン監督は、「お前この頃、誰かと付き合ってるんじゃないか」と疑うが、ピルスンは否定する。
「撮影場所だ」とされる別荘に着くが、誰もいないことを怪しがるドラを残し、ミジャは去る。
別荘にはジンダンが先に来ていた。怯えたドラは逃げようとするが、ジンダンはドラの腕をつかみ、部屋に監禁する。「話をしようと言っているだけ」と言うジンダンに、ドラはドアを開けさせ、テーブルにつく。「何か食べ物をください」とドラは言い、ジンダンがキッチンに行っている隙に、ドラは逃げる。
出会ったおばさんにスマホを借りて、ドラはピルスンに電話する。ピルスンはその場所に駆けつける。あまりのショックで動揺して言葉少なげなドラは、「お母さんと喧嘩した」と呟く。矢継ぎ早に質問するピルスンに「早く行こう。後で話す」とドラは言い、車に乗り込む。
(ドラの幼少期の回想) 病気の時に、雨の中でも撮影しなければならなかったドラは、撮影中に失神して倒れた。
声を上げて泣き出すドラに驚くピルスンは車を止める。「もう疲れた。辛い。お金のためにお母さんの言いなりに働かされた。お母さんのせいで今日、もう死にたかった」とドラは泣く。ピルスンは慰める。
放心状態で帰宅したドラに、ミジャは「なんで帰ってきてしまったの？ あなたがすべてぶち壊したのよ」と言う。「あんな男に私を売って。狂ってる。今日から縁を切る。この家を出て行く」とドラはスーツケースに荷物を詰めながら大声で泣く。
街中でピルスンを見たマリは一目惚れ、「運命の男と会った。名前を聞くの忘れた」と両親に言う。
ドラのマンションに人が来て、「裁判所の通告で資産を全て差し押さえ」と告げられる。さらにドラは、銀行から「口座がゼロになっており、多額の借金をしている」ことを知らされる。ドラは失神して病院で目を覚ます。
ネットでは、ドラに関するゴシップ記事が出る。ミジャはドラに「コン代表と付き合うと言えば、全て解決してくれる。記事も削除してもらえる」とドラに言う。
借金取りが次々と押しかけてきて、ドラは土下座して謝り、「借金を返しますから数年待ってください」と言う。
ピルスンは監督に言われて、ドラについての記事を読む。ドラと公園で会って、ピルスンはハグする。「何があっても、私を離れないよね」とドラが言うと、ピルスンは「君のそばにいる」と答える。
ドラはドシクから「10億ウォンのCMのキャンセルの違約金を払わなくてはいけない」ことを聞く。
ミジャはドラにヌードのオファーが来ていると言い、ギャラは20億ウォンだとのこと。
ピルスンはホン監督からそのことを聞き、ドラを止めに行く。ドラは「20億ウォン入る。そのお金ある？ 20億ウォンをお兄さんが払ってくれるの」と言う。
ピルスンは悔しがりながら車を運転する。撮影の時が来て‥‥。
第14話感想
もう何というか、切ないというか‥‥。酷い話です。このお母さん。今回のエピソードで、完全に「悪」に傾きました。
イム・スヒャンとチ・ヒョヌが選ばれた本領発揮という感じで、特にイム・スヒャン扮するドラの泣き叫びの声は、半分本音の声が混じっているのではと思えるほどの迫真の演技でした。
ジンダンが金の力でやっていることは、ここまで来ると犯罪だなぁと思いました。こんな体験、トラウマ物です。ドラもスーツケースに荷物を詰めた時に出て行っていたら良かったのに。名声のある人はそれもできないので、返って辛いのでしょう。
チクチク言っていたドラの母の時限爆弾がついに爆発して、ドラは大ピンチですが、この危機からドラを救うのはいったい誰？
【なにもしたくない～立ち止まって、恋をして～】
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