秘密の森2 3話・4話 あらすじと感想

秘密の森2


秘密の森2 비밀의 숲 시즌2

【韓国放送期間】2020年 8月15日から10月4日 2020年放送 tvN Netflix

第3話視聴率7.0%

えぱたさん

第3話あらすじ

料亭でテハにドンジェを紹介されたシモクは、2017年の刑事の自殺事件について、共同捜査するように言われる。ドンジェが退室した後で、国会法制司法委員会の派遣委員キム・サヒョンを紹介される。シモクは注意深く様子を伺い、差し向けられた酒を飲まず、彼らが去った後で、食べようとした海鮮料理を鍋に戻す。

ヨジンは、自身の所属するヨンサン警察署の同僚チャン刑事に相談。
「検察警察協議会のメンバーになってほしい」
「上司の許可が必要だ」
表向きは否定したチーム長チェ・ユンス (チョン・ベス) は、チャン刑事を励まして協議会への参加を許可する。

自殺とされた警官ソン・ギヒョンは、他の警察署で元刑事だったが、警官の汚職について単独捜査して、セゴク警察署へ左遷されて来た。パトロールグループの賄賂についても、気づいて単独で店の店員らに聞き込みをしていた。

ソン刑事が警察署のシャワー室で首をつっているところを、パトロールの同僚キム・スハンに発見され、チーフのペク・ジュンギに知らせ、応急処置をしたが、死亡が確認された。刑事はうつ病で、薬を飲んでいた。

パトロールグループの賄賂授受がその後発覚して、うち1人が逮捕される。

シモクは調書を読み返しながら、疑問を投げかける。
「なぜこの事件が、今頃になって浮かび上がってきているのか?」

東部地方検察庁長のカン・ウォンチョルは、オ・ジュサン弁護士に会う。弁護士は溺死事件を早期に終了させた“特別扱い”について、所属する弁護士事務所にいつでも歓迎すると謝礼。

オ弁護士は、ハンジョグループのイ代表に豪邸で会い、個人的なアドバイザーとなるように申し入れを受ける。

警察庁では、チェ情報部長を団長とする、警察捜査権革新団のプレゼンが行われ、米国での警察の捜査権について検察との4回の対立の歴史が語られた。

 

第3話感想

とうとう今日から検察と警察の協議会が始まり、メンバーたちが会場に向かうシーンでエンディングでした。検察からは、最高検察庁の刑事法制部長のウ・テハ、国会法制司法委員会の派遣委員のキム・サヒョンとシモク、警察からは、警察庁の捜査局長、情報局のチェ部長、ヨジンの元同僚でヨンサン警察署のチャン刑事とヨジン。合計7人。

テハが料亭にシモクと合わせるためにドンジェを呼んだので、この3人でメンバーかと思いましたが、テハはまだドンジェは信用していないようです。初対面のシモクをメンバーに加えるとは、誰がテハにシモクを紹介したのでしょうか。第1話で出てきたのかもしれませんが、わかりませんでした。

今回は警察の隠蔽について、ドンジェとシモクが協力して調査する様子が描かれました。警官の自殺について、他殺ではないかとドンジェは疑います。警官のパトロールグループが、地域の店から賄賂を受け取っていたが、その件を秘密裏に調査していた刑事が、自殺に擬装して同僚らに殺されたのではないかと。犯行現場の警察署のシャワールームに出向き、自殺の状況を自分のネクタイを解いて再現したりして、シモクは刑事のようでした。

当時の回想映像によれば、犯人はパトロールグループのチーフ、ペク・ジュンギ。遺体の指に血のついた皮膚片が残っていて、その傷は犯行時にもみ合って、手の甲をひっかかれてできた傷でした。シモクが自殺の再現をしましたが、どうやってもシャワーヘッドのあるあの高さで自殺はできないと検証しました。つまり、当時は現場検証する人がいなかったということです。

次回では、シモクがパトロールグループの1人で、賄賂を受け取った罪で収監されている、当時警官だった人を面会することになって、また何かの展開があるでしょう。

今回の悪役のペク刑事は、『サイコだけど大丈夫』第1話に特別出演の、ソ・イェジに非常階段で突き落とされた出版関係者役のチョン・スンギルです。

 

第4話視聴率6.4%

えぱたさん

第4話あらすじ

「警察がいくら逮捕状の請求をしても検察側は許可しない」
「検察だけが (裁判所に) 逮捕状を請求できるのは、憲法にある通りです」
話を聞いていた、列席の中で一番格下と思われるチャン刑事が発言。
「数日前に起こったことですが、不動産詐欺の件です。容疑者を逮捕するために張っていて、逃げたため、追跡し、身柄を捕獲しました。ほぼ犯人と特定し、逮捕状の要請をしましたが、いまだに出ていません。今夜の午前0時には釈放しなくてはなりません」
チャン刑事らは、徹夜して見張り、追跡時のケガで足首を痛めていた。結果的に、検察側のキム・サヒョン、続いてリーダーのウ・テハが声を荒げ、立ち上がり、話し合いは決裂する。

シモクにハンジョグループのイ・ヨンジェ会長から呼び出しがあり、車内で話す。
「スンムン日報の記事を修正させなくてはなりません。プレス仲裁委員会に働きかけてほしい」

ヨンジェは、前会長で父親のイ・ユンボムの自宅へ行き、会おうとするが、女中にさえぎられる。
「伝言です。もう娘とも思わないと」

ヨンジェは、ソ・ドンジェ検事に手紙を託し、父親に渡そうとするが、失敗する。ドンジェは女中が出したゴミから、薬のラベルの破片を見つけ、ヨンジェに渡す。
「どなたか、お父様ご自身か、ご病気なのでは?」

刑務所の関係者から、警察庁チェ情報部長に情報が入る。
「収監中の元警官キム・スハンにソ・ドンジェ検事が連絡を取ろうとしている」
チェ部長は、ヨジンを呼び出し、事件に関わる警官ペク・ジュンギの名前と連絡先を渡し、探らせる。チェ部長から“セゴク警察署”と聞いて、ヨジンはシモクが食事の席で、その名前を出していたことに思い当たる。

ヨジンは裁判所で事件についての書類を読み、セゴク警察署に電話すると、ペク警官は休暇中。応対した警官の“コ・チャンヨン”の名前を聞き、事情を聞く。証言者の1人だった。
「シャワー室で死んだ刑事は、その当時、仲間の警官らにイジメを受けていた」

ヨジンはチェ部長に報告する。
「事件当夜、署にはグループのメンバーしかおらず、現場の第一発見者はキム・スハン。これは他殺ですよ」
チェ部長は嘆き声を上げる。

 

 

第4話感想

大変なことになってきました。警察検察協議会が始まり、感情的になって、話し合いが決裂した後で、検察が警察内での事件を嗅ぎ回っていることが分かりました。ヨジンが裁判所の書類を洗い直したところでは、犯人の警察官らはクロだと。しかも、嗅ぎ回っているのは、協議会のメンバーの1人、シモク。

チェ情報部長は、この事態について、どう出るでしょうか。詳しく事件を調べて、真犯人を逮捕するところまで、やるでしょうか。それとも、隠蔽? 隠蔽して、交渉相手に調べられて、クロと判明すれば、事態は最悪な結果になります。とりあえずは、当事者の警官らに内密で接触するでしょう。しかし、シモクも同様に動いている…。

警察と検察の対立について、どういう人間関係なのかは、かなり分かってきました。しかし、まだよく分からないのは、ハンジョグループの構造。イ・ヨンジェ会長の兄? イ・ソンジェは収監中? チラッと手をポケットに突っ込んで態度悪そうに車に乗り込むテ・イノが映っていましたが、イ・ソンジェ? 異母兄弟?

ヨンジェは困っている様子で、父親の豪邸に訪ねて行って、門前払いをくらい、女中を通して勘当を言い渡されていました。相当、途方にくれている状況です。

そこへ姿を現しているのが、ソ・ドンジェ検事。ヨンジェから父親への手紙を預かって、渡す任務を仰せつかっていましたが、ガードは固く、探偵のようにゴミ箱から情報収集して、ヨンジェに渡していました。他人のゴミ箱あさって、物をお持ち帰りするのは、違法ではないのでしょうか。

最初の警察検察協議会が決裂した後、それぞれが「何か辛いものを食べよう」と言って、極辛の物を食べに行くシーンは笑いました。なるほどこうやって、ストレス解消するのでした。

 

秘密の森2 5話・6話 あらすじと感想

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コメント

    • えぱた
    • 2020.08.25 10:00pm

    東部地方検察長カン・ウォンチョルが冒頭から悪いことをしているのに、立場の描かれ方があいまいだと思いましたが、前はシモクの仲間だったのですね。名前度忘れしましたが、シン…infiniteエルと『天使のラブミッション』で共演した女優も出ていたようですね。韓国ドラマは好きですが、公開謝罪みたいなのは、どうも好きになれません。テイノはハンジョグループと関係なかったのですか。笑 もしまた何かトンチンカンなことを書いていたら、ご指摘よろしくお願いします。

      • secret
      • 2020.08.26 5:24am

      シンヘソンですか?シリーズ1では純粋な新人検事の重要な役で、いいキャスティングでした。

      カン検事長はシリーズ1ではファンシモクらと同じ西部地検だったのですが、2では東部地検長になっているんですね。

      検察側の上下関係とか呼称とか、日本語でも不明なのに英語だと更に混乱です。
      その上、専門用語ばかりでチンプンカンプン。国によってシステムも違うし、韓国語も分からずで。
      視聴後、こちらのサイトとかツィッターなどで情報を整理、
      理解するのにとても助かっています!リアルタイムで視聴して書いてくださる方は希少なので。

      韓国語の分かる方でも、韓国語字幕を出して観ている視聴者が多いとか。
      やはり!と納得です。
      是非最後まで細かい所は気にせず完走してください。宜しくお願いします。

        • えぱた
        • 2020.08.26 8:12am

        そうです! ^^ 演技うまいようで、最近は主演が多いですね。最初の協議会決裂した後、内輪の話でテハがシモクに「どこの部署だった?」と聞いた時に「西部」と言ってましたね。韓国語の響きが好きです。あと韓国料理。笑

    • secret
    • 2020.08.25 5:29pm

    ユジェミョン いい俳優ですよね。イテウォンクラスでも存在感ありました。

    イチャンジュンは最後自殺とぼやかしましたが、実は自殺に至るまでの経緯がこのドラマの要なのでネタバレですが補足を。

    彼はハンジョグループの娘ヨンジェと結婚して以来、徐々に検事としての初心を忘れて権力側が不正を重ねて行くのを見逃し守るという19年間を過ごすんですね。
    表向きは立派な検事ですが、その裏では政界、財界、司法、警察の癒着を蔓延らせ、その巨悪の中に身を置き続けるわけです。
    そして遂に検察内の不正を隠避する為に部下を使い間接的に殺人まで手を染めるに至ります。しかしもう限界が来て耐えられなくなります。
    そして、その泥沼に身を置くことで入手した証拠となる資料ファイルを部下のファンシモクに託して飛び降り自殺、
    その自殺現場をシモク、ヨジン刑事、ソドンジェが目撃します。下にいたソドンジェは彼が息を引き取る間際の言葉を聞きます。自分のようにならない、チャンスがまだあると。

    イチャンジュンが残したファイルで政治家はじめハンジョグループ会長ら企業の不正が告発され、
    義理の父であるイユンボム会長が拘束されます。会長は手下を使って殺人までしている人物で、
    自殺した婿イチャンジュンに全ての罪を着せようとしますが、
    カン検事長やシモクらがそれを阻みます。
    実はこの2人はイチャンジュンが自分が亡き後に真実を明るみにしてくれると信じて、他から引き抜いてきていたのです。
    特にファンシモクは新人の頃に指導していて、その公平さから後を託すのは彼しかいないと呼び寄せたのですね。

    イチャンジュンの妻宛の遺書から、全ては彼が腐敗のシステムにメスを入れる為にした、計算された事だった事がわかります。
    ヨンジェは亡き夫の苦しみと真意を初めて知り、どうして打ち明けてくれなかったのかと涙します。その彼女も父失脚の後、グループの会長の椅子に座らざるをえません。
    父との確執はここから始まっているんですね。父ユンボムの拘束は停止になりますが、絶縁状態なのも当然といえば当然かと。
    ファンシモクはTVで、イチャンジュンは「時代が生んだモンスター」、それを生まないように検察の公正さを貫くと国民に謝罪。
    で、最後シモクは南海へ左遷され、数年経ち、カン検事長から特命を受けるところで終わりでした。

    テイノは確か新聞社の社主だったような。定かではありませんが。

    シリーズ1はいくつかの殺人事件がリンクしていて、やがてその大きな背景が浮かび上がるのですが、誰もが犯人のような作りで緊迫感満載でした。
    2では検察と警察のバトルで、さらに幾重ものレイヤーがあり、面白くなりそうですね。

    • えぱた
    • 2020.08.25 12:42am

    wow! イ・チャンジュン検事でヨンジェの夫の役が、ユ・ジェミョンだったのですね。自殺で終わるとは…。ヨンジェが父親に会いに行って、間接的に勘当を言い渡されるシーンがありましたが、釈放されたのでしょうか。多額の保釈金を払うのでしょうが…。逮捕されたのは、ヨンジェと対立しているらしき兄のソンジェでなく、父親だったのですね。色々と教えてくださり、ありがとうございます。

    • Secret
    • 2020.08.24 11:57pm

    ファンが待ちに待ったシリーズ2で、1でハマったファンのツボが多々あります。
    1、まずエリート検事シモクと熱血刑事ヨジンのケミ。
    シモクは少年時の脳の手術で感情を失くし全て理性で判断する、いわば空気の読めないキャラなんですが、
    ヨジンはそれを個性として受け入れ偏見なく接して、協力してある殺人事件の真相を暴くうちに、互いの信頼関係を築くのですね。
    シリーズ1ではヨジンの人間味に感化され、笑わないとされるシモクが微かに笑う場面が2回、たった2回がツボります。
    シリーズ2でも、ヨジンが無愛想なシモクに挨拶は?とかコミュニケーション不足のシモクをからかいつつ指導?するというやり取りなどもお約束のツボ。
    今回は検察側と警察側と敵対している立場ですが、2人の間にはロマンスではない絆があります。

    2、シモクの上司だった検事長イチャンジュンは青瓦台首席にまで上りつめますが、彼はハンギョングループの会長イユンボムの娘イヨンジェの夫。
    彼は最後には自殺、会長のユンボムは政財界の黒幕として逮捕服役、シリーズ2ではヨンジェが会長の座に。1で親子の断絶の原因が描かれています。
    イチャンジュンの部下がシリーズ2では検事長として登場しています。
    シリーズ1のサブタイトルが「深い闇の向こうに」ですが、まさに政財界の闇、人心の闇、と
    複雑に絡み合った世界が描かれました。ここでは詳細は省きますが。

    3、ソドンジェのキャラも見どころ。彼もイチャンジュンの元部下でシリーズ1では抜け目なく立ち回るのですが、軽薄で人間臭くてどこか憎めないキャラ。
    シリーズ2ではまた何をやらかしそうで目が離せません!スタンスとしてブレないキャラで、ファンとしては登場が楽しみな存在でもあります。一種の狂言回しのような役割。

    4、シモクが食事の時に邪魔が入り、なかなか食べ物にありつけない、というのもシリーズ1からのお約束。
    こんなところでしょうか。
    これからのあらすじ、および感想、楽しみにしています。ご参考になれば幸いです。

    • えぱた
    • 2020.08.24 9:52pm

    コメントをありがとうございます。ずいぶん評価が高いので見てみました。内容は難しいですが、キャラが面白いので、分からない部分もそのうち分かってくるかなと思って見ています。ここではネタバレしてもいいですので、シーズン1で登場している何かヒントになること、教えてください。笑

    • secret
    • 2020.08.24 7:40pm

    秘密の森2を視聴中です。ネトフリの英語版で。
    専門用語が多く英語字幕でも難しいですが、人間関係はシリーズ1の続きなので、
    是非秘密の森1をご覧になっていただければ容易に分かると思います。
    人間関係だけでなくシモク、ヨジン、ソンドンジェ、イヨンジェのキャラ設定、ハンジョグループもシリーズ1がベースなので、
    シリーズ1をご覧になってから観ると面白さ倍増です。是非1を!

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