私を愛さないXに 나를 사랑하지 않는 X에게 2022年放送 全10話
neroさん |
第7話あらすじ
ソ・ヒス(ハン・ジヒョ)の家から作詞ノートを持ち帰ったパク・セジン(クォン・アルム)は、そこに書かれた通りにヒスが男性から告白されてきたことを知ります。表紙の裏に書かれたヒスの名前を消そうとするも、その度にセジンの腕には激痛が。
翌日、ノートを処分しようとするヒスでしたが、いくら探しても見つかりません。心配そうにするチョン・シホ(ドヨン / NCT)へ、「私が本当にノートを必要ないと感じたから、ノートが自ら消えたのかもしれない」とヒスは言います。ヒスがわざとノートを隠しているのではないかと不審に思ったシホは、引き出しの中を漁ろうとしますが、もみ合いになった際にヒスの上に覆いかぶさってしまいます。思わず見つめ合う2人。
それ以降、シホを意識し始めるヒス。そんななか、いつものようにバイト先へ向かったシホは、顔色の悪いセジンを見て心配します。しかし、そんなシホに向かって「私に優しくしないで」とセジン。大学の掲示板に貼られたバンド同好会の“作詞家募集”と書かれたビラを目にしたヒスは、シホに言われた言葉を思い出します。
片思いをテーマに自ら書いた歌詞をサイトへ投稿するヒス。しばらくして、ヒスのもとへ作詞家として採用したいとの連絡が入ります。バンド同好会の部室へ向かったヒスは、そこでボーカルとギターを担当するキム・ドビン(パン・ジェミン)と対面。ヒスが書いた歌詞を見て思わず涙したと話すドビン。ヒスはバンド同好会に作詞家として参加することになり、代わりにドビンから、前々から興味のあった作曲を教えてもらうことにします。
その日から毎日のように部室へ顔を出し、作詞活動に励むヒス。さらに練習の合間を見て、ドビンから作曲のノウハウを教えてもらいます。練習を終えたヒスを待っていたのは、シホ。バンド同好会での出来事を嬉しそうに話すヒスを見て、シホは「もしかしてあのドビンだかなんだかって奴に惚れたのか?」と一言。険悪なムードになった2人でしたが、そこへ花火が打ちあがると、思わず夢中に。しばらくして、用事を思い出してシホがその場を離れると、今度はドビンが現れます。すると、緊張した面持ちで「好きです」とヒスに告白するドビン。
それを見ていたシホは、慌ててその場からヒスを連れ出します。てっきりヒスがまたしてもノートを使って、ドビンに告白されたと考えるシホ。しかし、まったく身に覚えのないヒスは一方的にシホに責め立てられ、憤りを隠せません。その頃、思いつめた表情でノートに何かを書き込むセジン…。
第7話感想
シホとの約束通り、もうノートは使わないと決意したヒス・・
しかし、どういうわけかまたしても告白を受けることとなり、知り合って間もないドビンから告白されたヒスを見て、シホはヒスの行動を疑います。まさかセジンがヒスの代わりに、ノートの最後のページに書き込んでしまったのでしょうか。
それにしても、自分には身に覚えのないノートの件でシホに一方的に責められるヒスが、ちょっと可哀想に思えました。もしかすると純粋にドビンがヒスに惚れただけなのかもしれないのに、まるでノートが無ければ誰からも好かれないのに、という扱いはあんまりです。
これまで一途にヒスを想うシホへの評価が高かっただけに、今回はちょっと残念な展開となりました。次回、ちゃんと2人の誤解が解けるといいのですが、、
一方、今話また新たなキャラクターとして、バンドマンのドビンが登場しました。これまでの男性たちとは違って、どこか誠実そうに見えるドビン。ドビン役の男の子がどこかで見たことあるな~と思っていたら、なんと「高等ラッパー1、2」に出演していたパン・ジェミンだと知り、ビックリ。いつの間にか俳優に転身していたとは・・
そんなパン・ジェミンの歌声にも注目です♪
第8話あらすじ
シホと別れ、腹いせに酒をあおるヒス。すっかり酔っぱらったヒスの前に現れたのは、先ほどヒスに告白したばかりのドビンでした。道端で泣き崩れるヒスを見て、心配そうに駆け寄るドビン。惨めな気分になったヒスは、「全部先輩が告白したせいだ!」と心ない言葉をかけてしまいます。そんなヒスに優しく謝り、自転車に乗せて家まで送って行くドビン。
翌日、セジンが机の引き出しからノートを持ち出したと知ったヒスは、セジンのアパートへ向かいます。ノートを返せとまくし立てるヒスでしたが、セジンはそれに応じようとしません。結局、ノートを手にすることなく家を追い出されてしまうヒス。
その頃、昨夜のヒスのことが気に掛かって、バンドの練習にも身が入らないドビン。そんなドビンを見て、バンドメンバーたちは苛立ちを募らせていきます。すると、ドビンのもとへヒスから会おうとメッセージが。
一方、バイトを無断欠勤したセジンを心配するシホ。店を出たシホは、そこに佇むセジンを見て慌てて駆け寄ります。血の気の引いたセジンの顔を見て、何があったのかと尋ねるシホ。次の瞬間、セジンはヒスの作詞ノートを落としてしまいます。
部室で待つドビンのもとへ向かったヒスは、正直にノートの件を伝え、恐らくドビンが自分に好意を抱いたのはすべてノートのせいだと明かします。いっそのこと掲示板に書かれた通りの変な女だと思ってくれとヒス。しかし、そんなヒスの言葉を聞いたドビンは、「良かった」と呟きます。実はヒスが思っているよりもずっと前から、ヒスに想いを寄せていたというドビン。
セジンがノートの最後のページを記入したと考えたシホは、怒りをあらわにします。しかし、シホの口からヒスの名前が出ると、いい加減にしてと叫ぶセジン。シホがその場を立ち去ろうとすると、「私はなにも書いてなんかいない…」とセジンは言います。セジンが言う通り、ノートの最後のページは白紙のままでした。
ドビンが初めてヒスの存在を知ることになったのは、ガンウクが皆の前でヒスに告白した日だったといいます。受付で作詞活動に夢中になるヒスを見て、一目ぼれしたドビン。しかし、間もなくしてガンウクがヒスに告白、それをドビンは客席で見ていました。その後、ガンウクが浮気をしてヒスと別れたと聞き、正直うれしかったと話すドビン。ドビンは改めてそれがノートの力なんかではなく、本気でヒスを想っていると告白します。
自分はただ、ノートの表紙に書かれたヒスの名前を消そうと思っただけだと明かすセジン。しかし、何度消そうとしても名前は消えないまま。そんななか、両手から血が滴る幻覚に襲われるセジン…。
第8話感想
なんとも衝撃のエンディング!!
セジンの両手から滴り落ちる大量の血・・まるでホラーのような展開に、思わずギョッとしました。一体、ノートにはどんな秘密が隠されているのでしょうか。
今話、てっきりノートの力かと思われたドビンの告白が、実は純粋にヒスに想いを寄せているだけだと明らかになりました!ノートの存在を知ってもなお、ヒスを好きだと語るドビン。ドビンの包容力に、思わずキュン。これまでの経験を踏まえ、どうせノートに書き込んだんだろうと疑うシホの気持ちもわかりますが、今回ばかりはドビンが一歩リードといった印象です。
一方、ドビンから改めて告白されたヒスですが、ヒスが一体どんな答えを出すのか、注目です。個人的にはドビンのストレートな告白が、とても心に響きました。さらにドビンはヒスが思うずっと前から、ヒスに想いを寄せていたのです。次々に違う男から告白されて、ヒスが別れては付き合うを繰り返すなか、一途にヒスを想っていたというドビン。次回、ヒスがどんな決断を下すのか、楽しみです。
第9話あらすじ
幼い頃からずっと1人ぼっちだったヒスは、いつしか自分は誰からも愛されない存在なのだと考えるように。そんなある日、作詞の勉強をしたいといって高校を中退することを決めたヒス。父親に相談もなく勝手に担任に中退の意向を伝えたと知り、ヒスの父親は怒りをあらわにします。「後で母さんに会ったとき、どんな顔をして会えばいいんだ…」そう言って頭を抱える父親に向かって、「お母さんはもういない!お母さんを言い訳にしないで!」とヒス。
そのまま家を飛び出したヒスは、シホのもとへ。家族に連絡の1つでも入れたらどうだと心配するシホでしたが、ヒスは決して電話に出ようとしません。そんななか、シホの携帯にヒスの父親がヒスを探す途中で事故に遭って病院へ運ばれたと連絡が!
慌てて病院へ駆け付けたヒスは、病室で自分さえいなければと涙を流す祖母の姿を目にします。さらに父親もまた、「ヒスが生まれなければ…」と呟き、それを聞いたヒスはふたたび孤独を感じるように。こんな自分に誰かを好きになる資格なんてないと考えるヒス。ドビンの告白を受けても、ヒスはなかなかそれを受け入れることができません。
「私にはそんな価値がありません。私はこれまでずっと、周りの人たちに嫌な想いばかりさせてきました」そう語るヒスに向かって、どうして自分のことをそんな風に言うのかとドビン。「ヒスさんは十分に愛を受けている。今もこうやって、僕が傷つかないようにノートのことも話してくれたんですよね。だからそんな風に言わないで、ヒスさんは十分に愛らしく、素敵な女性です。」
一方、相変わらずノートの呪いに苦しめられるセジン。最初は興味本位でヒスの名前を書き換えようとしただけでしたが、いつしか精神まで病んでしまいます。そんなセジンに寄り添い、看病するシホ。しかし、自分に気がないなら優しくしないでくれと言って、セジンはシホを帰らせます。
その頃、シホとセジンと3人で撮った写真を見返したヒスは、セジンに連絡。しかし、セジンが電話に出ることはありませんでした。翌朝、シホからセジンの状態を聞いたヒスは、ノートを使い切って自分の手で呪いを終わらせてみせると言います。「方法は1つしかない。あなたもわかっているはず。」すべての責任は自分が取ると言い、ヒスはシホにセジンを任せ、その場を後にします。心配しないでと言って立ち去るヒスを、ただ呆然と見送ることしかできないシホ。
「私は一体、誰から愛されたかったんだろうか。お父さん?友達?それとも、シホ?愛される前に、愛する準備もしないで。すべてが始まったあの場所へ戻ろう」
第9話感想
ついにノートを使い切ることに決めたヒス!
ヒスが最後のページにつづるのは、一体誰の名前でしょうか。ドラマの序盤で、ヒスがノートを最後まで使い切れば、もう本気で誰かを愛することも、誰かに愛されることもできなくなるかもしれないと言っていました。果たして、ヒスの運命とは?
前回、ノートのことを知ってもなお、ヒスを好きだと告白したドビン。しかし今話では、ドビンの告白を断るヒスの姿が登場しました。自分には誰かに愛される資格なんてないと語るヒス。そんなヒスに向かって、今も十分に愛を受けているし、そんな風に自分を卑下しないでくれとドビンは言います。最後まで優男なドビン、、次こそは素敵な恋愛をして欲しいです。
そして今話、冒頭でヒスと父親の確執について少しだけ登場しました。母親を早くに亡くし、1人ぼっちで育ったヒス。そんなヒスに、父はことあるごとに母親の存在を言及していました。父としては先に逝ってしまった妻の為にも一生懸命ヒスを育てようとしたのでしょうが、ヒスにとっては、それが逆に負担になってしまったようです。最終話では、無事にヒスと父親が和解する姿が登場するといいですね。
第10話(最終回)あらすじ
例のノートを持って、父親が住む実家へと向かったヒス。そして書斎へ入ったヒスは、本棚にノートを戻します。しかし、ヒスの予想とは裏腹に、本棚にノートを戻しても何も起こらず…。
そんななか、父親が帰宅。書斎から出てきたヒスを見て、何の用かと尋ねる父。「また問題でも起こしたのか?」そんな父親に向かって、「だから家に帰ってきたくないのよ!」とヒスは言います。すると突然、書斎から物音が。慌てて部屋に入ると、本棚から大量の本が落下し、床に散らばっていました。
本を片付けようとして、1冊のノートを手に取るヒス父。それは他でもなく、ヒスが手にした作詞ノートでした。お願いだからノートを処分してくれと訴えるヒスに向かって、落ち着けとなだめる父。「これはお前の母さんが書いた胎教ノートだ」父親の言葉に、ヒスは驚きを隠せません。
父親に渡されたノートを開くと、そこにはヒスの母親がヒスを授かってから毎日欠かさず書いた日記が綴られていました。さらにヒスが生まれた後も、育児ノートして日記を書き続けたという母。「自分自身を愛することができる子になりますように」母の想いを目にしたヒスの目からは、思わず涙が溢れ出します。
自分のせいで母親が死んだと嘆くヒスでしたが、決してそんなことはないと父は言います。実は病院でヒスが生まれなければ…と口にした父でしたが、その言葉には続きがありました。「ヒスが生まれていなければ、俺はもっと前に死んでただろう。俺が今も生きていられるのは、ヒスのおかげだ」父にとってヒスは、生きる意味そのものだったのです。
初めて聞く父親の想いに、涙が止まらないヒス。ヒスという名前は、“自ら輝いて、自らを守れる人になって欲しい”そんな両親の想いが込められた名前だといいます。これまで誰も自分を愛してくれていないと思っていたヒス。しかし自分を愛していなかったのは、ヒス自身だけでした。
翌朝、幻覚が見えないことに気付いたセジンは、慌ててシホに電話をかけます。シホからヒスが最後のページを書き終えたのだろうと聞き、後悔の念に駆られるセジン。するとシホは、セジンのせいではないと言います。
その後、ヒスのもとへ向かったシホは、ヒスがノートに誰の名前を書こうが関係ないと言って、これまで抱えていたヒスへの想いを告白。つづけて軍隊に行くと明かすシホ。突然のシホの言葉に、驚きを隠せないヒス。
しばらくして、ヒスは初めての公演に挑みます。自ら作詞・作曲した曲をステージで披露するヒス。曲名は「愛する私へ」…。
第10話(最終回)感想
ヒスが最後にノートにつづったのは、自分自身への愛を語る歌詞でした。
これまで誰にも愛されずに育ってきたと思い込んでいたヒス。しかし、ヒスには亡くなった母を始め、父や友人たち、そしてシホからの沢山の愛が。やっと自分自身を愛することに気付いたヒスの成長をもって、「私を愛さないXに」全10話が幕を下ろしました。
最後は前向きなメッセージが込められたヒスの歌が披露され、なんとも気分のいいエンディングに。ヒスが歌った「愛する私へ」以外にも、素敵なOSTが多数公開されているので、こちらも合わせて要チェックです。とくに主演のNCTドヨンが歌う「愛せない君に」も、切ないメロディーと等身大の歌詞が胸に響きます。さすがメインボーカルといったドヨンの歌唱力にも注目。
最初は大学生の甘酸っぱいロマンスを描いた作品かな?と軽い気持ちで見始めた本作。蓋を開けてみれば、家族愛や人を愛することの意味、愛とは何かなど、色々考えさせられるドラマになっていました。
主演のハン・ジヒョとドヨンの演技は、本作で初めて拝見しましたが、初々しい演技がむしろ好印象。さらに大好きな「高等ラッパー」で活躍したパン・ジェミンの姿も見られて、個人的には嬉しかったです。
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