私の解放日誌 나의 해방일지 2022年放送 JTBC土日 全16話
hg@さらんさん |
第3話視聴率2.552%
第3話あらすじ
「何もしたくないんだ。」「あんたは男に金を貸したんだろ。問題をすり替えないで解決しろよ。」その夜、ク氏はミジョンを退ける。翌日は夕食にも顔を出さなかった。兄妹たちは持ち前の気まぐれだと言うが、ミジョンだけは避けられたと感じる。恥ずかしさでク氏と顔を合わせなくないミジョンは、職場の女たちと遅くまで時間を過ごす。が、結局は深いため息とともに終電で帰宅する。
暗い夜道、男たちの喚声にミジョンの足は止まる。車ごしにミジョンを品定めするように眺めるガラの悪い男たち。ミジョンの足取りは緊張して表情は固い。男たちの視線が怖い。が、彼らは突然そっぽを向く。ミジョンの背後から足音と酒の瓶がぶつかり合う音。ク氏だ。ク氏は男たちに鋭い視線を投げかけつつミジョンと並ぶように歩き、車はエンジン音をうならせて去る。
幸福支援センターの職員からミジョンに何かあったかと聞かれたとミジンがミジョンの元にやって来る。同好会の強制が嫌で泣いたと明かしてあきれられる。後輩も心配して気楽な自分の同好会に誘ってくれるが、何かを習うのは居心地が悪い。集団の中ではいつも置いて行かれてしまう自分だから。
嫌味な上司に書類を渡してチェックされる間。チャニョクからメッセージの返信が来る。「たった一回のことでなんだ。彼女に連絡したら金は返さない。」と話にならない返事。思わず「クソ男」とつぶやいたのに反応した上司は気色ばむ。
ギジョンは紹介デートで会った彼がソウルを挟んで、同じ京畿道の反対側の町に住んでいると聞いて、卵の黄身と白身の話を披露して相手は興味を持つ。何となくいい流れになるが、共通の友達がギジョンを〝受け止める女〟と称した理由を話し出すと状況は一変する。〝朝鮮時代に斬首刑になった夫の首を受け止める妻が理解できる。イエスが磔になって死ぬのをそこで6時間じっと見守っていたマリアは美しい〟独特な感性に相手は引いてしまう。
たまり場のドファンのカフェ。いつものように三兄妹とドファンで酒を飲みながら、ギジョンがなぜ斬首の話をするのかと理解できないチャンヒ。そんな話をしているうちに酒が切れてしまう。もっと飲みたいチャンヒはミジョンにク氏から借りて来いと言いつけ、ギジョンまで同調するのに困るミジョン。
ドファンが言うには、酒依存の人は家にストックを置かないのだという。ク氏とは1回話したことがある程度だが、いつも飲み過ぎないために2本だけ買って来て飲み、誘惑に負けてまた買いに行ってしまうらしかった。それが夜中であっても。しかも、時間によって座っている向きが違っていると。ク氏の生態に興味を覚えたチャンヒ。
チャンヒはドファンの店を出た足でク氏の家に立ち寄る。ぶしつけにも家に中をじろじろと眺め、その酒は何本目かと訊ね、ク氏がいいとも言わないのに「俺も一杯」とキッチンでグラスを探し始める。チャンヒがミジョンの手紙が入っている棚を開けた時、パッと立ち上がって扉を閉めたク氏は「バカにしてるのか。」慌てて退散するチャンヒ。
ギジョンは帰宅途中に寄ったコンビニで例の上司パク・ジヌを見かける。そのまま帰ろうかと思ったが、意を決して声を掛ける。「私に一回もロトを下さったことがないのに気づいていますか?」と。ジヌは一瞬ぽかんとした表情をしてから驚く。全くの無意識だったらしい。ギジョンはそういう風に無意識で避けられる理由が知りたかった。ジヌが言うには、男性の好みのタイプはいつでも同じだという。ある人と別れて新しい女性と付き合っても人から見れば、前の女性と同じタイプなんだと。
多くの場合、自分を知らずにうっかり合わないタイプを選んでしまうと、その人との状況がすごく居心地が悪く感じてしまう。誰でもいいのではなく、自分に合ったタイプをみつけることが重要。この人だと感じたら、すぐにアタックすべきだとアドバイスされる。何か腑に落ちるギジョン。
ギジョンは帰りの電車の中でチャンヒの元カノ・イェリンを見かけ、目を丸くする。イェリンの話を聞いたギジョンはチャンヒの方が彼女を振ったと気付く。イェリンとの約束を破っておいて、彼女からフラれる状況を作ったのだろう。チャンヒはいつも彼女から見下されていると感じていた。自分は三流だ、そうだが、見下されるのは嫌だ。それが居心地が悪かった恋ということなのだろう。
昼食中、幸福支援センターからの再呼び出しを受けたミジョンは、同じ状況のテフンとサンミンと相談を始める。いっそ、3人で形だけの同好会を作ればという考えに至る。ミジョンは「何かしましょう。私は解放されたい。」〝解放〟なんていい響き。そして「解放クラブ」の誕生。
チャンヒはク氏に謝罪を伝え、改めて親しくしたいとク氏をヒョン(親しい兄貴分の呼称)と呼ぶと言い出す。また、ミジョンが自ら「私があがめてあげましょうか。」と言われたク氏は2人の訳が分からなさに頭を抱える。煮詰まった田舎の村で暮らす彼らの何かが動き始めた…。
第3話感想
地方に住んでいることは劣等感がすごいことになるのだなと、改めて感じました。友人によるとソウルは一極集中型の大都市で、ソウル以外の場所はほぼ田舎であり僻地であり、職も少ないというのです。ソウルに住んでいるというだけでステイタスになるということですね。
ギジョンの上司パク・ジヌのセリフが全てを物語っている気がしています。みんなが自分を知らずに他の人と同じようにロマンスを求めるけど、実際それが自分に合わなければ、その状況を恥ずかしく感じる。恥ずかしいということは居心地が悪いということ。つまり、それがチャンヒのような破局につながったのを言い表していると思いました。
ミジョンは今まで自分を認めてくれる人を求めてみたけど、悪いところを評価する人々にしか会えなかったのです。そして、求めるだけで自ら行動してこなかったことに気づいたのです。いよいよ行動に移したミジョンに期待しましょう^^
第4話視聴率2.325%
第4話あらすじ
ギジョンとチャンヒは帰るなり大げんかを始め、家の中にいるミジョンとク氏に駄々洩れ。ところが、劣勢のギジョンがチャンヒに投げたスリッパがミジョンに当たる。2人は凍り付いてミジョンを見つめ、その空気感に振り返るク氏。ミジョンはスリッパを拾って玄関から思い切り放り投げる。
チャンヒはク氏にミジョンがキレたらどんなに恐ろしいかをひとしきり語る。仕事だけでなく家族にさえも煩わされる日常から解放されたい。ク氏のように一人で暮らしたい。ク氏は黙って話を聞いているのか、いないのか。チャンヒはふいにこの町に来た理由をク氏に問いかける。「降り間違えた。」とつぶやくク氏。
おしゃべりな同僚のせいで担当の店主の機嫌を損ねたチャンヒは上司から注意を受ける。電話に出ない店主にかけ続け、ようやく弁明の機会を得る。仲のいい同僚は苦情を訴えるべきと言うが、そうしてそいつと同じレベルになるのが嫌だ。ここから脱出するためにはただ一つ。自分が昇進してそいつの上を行くことしかない。
ジェホとク氏がシンク台を取り付けたアパート主は、ジェホが高い金額を請求したとしてお金を払わない。家に戻ってジェホが車から降りるなり、ク氏は一人さっきのアパート主を訪ねて行く。酒をついでに買って戻って来たク氏の手には代金が。ありがたいと思うが、一抹の心配もよぎるミジョン母。
ク氏はもらうべきものをもらわずに黙っているジェホとミジョンがそっくりだという。「俺が取り返してやろうか?」そんな2人にいら立ちを見せる。縁のあった人たちと争いたくない。そうやって憎み合うことがお金を返らないことよりもっとしんどいというミジョン。自分たちは平行線で決して相容れないと思うク氏。
ミジョンは会社帰りにヒョナと待ち合わせて遊ぶ。「彼氏ができた?」と聞いてくるヒョナ。まだ何も始まっていないク氏の存在がすでに自分に影響を与えてる? 無償の愛を求めて彷徨うヒョナは、ミジョンは女神のように相手にすべてを与えるべきだと話す。遅くにバスを降りたミジョンは待っていたように酒を買ってきたク氏と出くわす。
チャンヒは帰宅後に電話をかけてきた店主の相手をするのに1時間を費やす。あれも仕事のうちとさりげなくかばうギジョン。だが、我慢ならず「人生の計画を持ってないのか?」と声を荒げるホジェ。なかなか収まらないホジェの叱責に、「お父さんは計画通りになったんですか?」とやり返してしまうチャンヒ。一気に意気消沈するホジェ。チャンヒは一旦家の外に退避して戻ると、じっと部屋で空を見つめているホジェ。寂しそうな背中を見てバツが悪くて仕方ない。
雷が鳴り響く晩、初めて集まる「解放クラブ」メンバー。サンミンの希望でカフェの窓辺の席に横並びに座って会話する3人。対面で向き合って会話が途切れるのを恐れたり、何かを突きつけられたりする圧迫感がないこの状態で話すことに楽に感じるテソン。メンバーを知った同僚たちは偽装の同好会じゃないかと疑いの目を向ける。
自分のやつれを感じたギジョンは美容整形外科の門を叩く。担当医はサンポ女子高の先輩であるチョ・ギョンソンとわかる。しかも、焼き肉店で男やもめをディスったテソンの姉。高校時代のギョンソンは地元で有名な不良として、ギジョンたちは避けて歩いたものだ。
ギョンソンの妹ヒソンが営む居酒屋に立ち寄るギジョン。ギョンソンが高校時代、両親が亡くなったために伯母の家に世話になり、三兄妹はずいぶん苦労したらしいことを知る。店の手伝いにやって来たテソンと娘ユリム。ユリムはギジョンを見ると冷たい目でさっさと奥に行ってしまう。ボトックスを打った跡のある目元を隠しながら、身を縮ませて挨拶するギジョン。
テソンは重いビールの箱をグイっと持ち上げ、そのたくましさに釘付けになるギジョン。帰りがけに改めて謝罪して、昨日ジヌから初めて受け取ったロトをお詫びにとテソンに手渡す。あの小姑たちがいたらテソンが再婚するのは難しい、無理とミジョンに言いながらも、なぜかテソンの笑顔が脳裏から離れない。
ミジョンは雷鳴と雨に癒しを感じる。これでこの世が終わると思うと嬉しいから。本当の幸せがなんだかわからなくて、生きがいさえないからか。そんなことを思っていると、突然ク氏の家の近くに雷が落ちて辺りは停電する。ク氏は雨にもかかわらず外で酒を飲み、切れた電線が暴れる。ク氏が危ない!とっさに走って行って、呆然としたク氏を無理やり家の中へ。
ク氏がまた怪我をしてジェホは薬局に連れて行く。その帰りにク氏を誘ってビールを飲みに行くジェホ。翌日は野良仕事を家族総出で行い、ジェホとまだぎこちないチャンヒはあえてそのそばに行き、言い過ぎたことを態度で示す。
ふいに一抹の突風がミジョンの帽子を飛ばす。用水の向こう側まで飛ばされた帽子。ク氏は足を怪我しているのにおもむろに立ち上がり、用水とは反対の方に向かう。ク氏の意図がわからない一同が注視する中、急に全力で駆けて5mはあろう距離を軽々とジャンプして着地する。一同が目を剥く中、帽子を掴むとまたジャンプして戻って来て…。
第4話感想
チャンヒやミジョンとの関係に変化を生じ始めたク氏ですが、どうやら何かから逃げてこの町に来た様子。でも本当はこの町にくるはずではなかったようで、チャンヒの問いに「降り間違えた。」と答えたのでした。なにに追われて来たのか、あの大ジャンプは何なのか。ク氏への謎が深まります。
ミジョンが思うに2人であがめ合えば、きっと春には2人とも違う人間になれるって言ったらしい。あがめる方法はと言うと、「互いを応援すること」だと。「無条件に大丈夫だ」と言ってあげることだと。何かちょっとやる気が出て来たか。ク氏。
ギジョンはなんと自らがディスってしまったテソンに惹かれ始めてます。最初はジヌが好きなのかな、と思っていたんですけど、そうじゃないみたい。ジヌも相当な強者で常に恋してると疲れる暇がないとか、言っちゃってなんのロマン中年かよ。ですが、部下への態度は親切で丁寧。理想的上司ですね。
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