私たちのブルース 우리들의 블루스 2022年放送 tvN土日 全20話
hg@さらんさん |
第19話視聴率12.149%
第19話あらすじ
ーオクドンとドンソク2-
船を逃した3人は朝食を取ることに。マイペースなおばばたちにいら立ちながらも我慢に徹するドンソク。2人を食堂に案内して、一人その場を離れる。オクドンはなぜか後を追ってきて、食べられない海苔巻きを食べると言い張り、腹を立てて食堂に戻るドンソクをまた追うオクドン。フェリーの中でオクドンに「したいことを全部聞いてやる。ただし、全て終わった後を楽しみにしておけ」とドンソク。
2人のおばばたちはマンスの病院を訪れ、ヘソンやウンギと再会を果たす。一般病棟に移ったマンスの足のけがはすっかり良くなり、幸い脊髄にも損傷がなく医師たち曰く「奇跡」と。話せるほど回復したマンスの姿に感激しきりの2人。病院に残るチュニはオクドンに「済州に帰るまで死ぬな」と涙を浮かべる。
ヨンオクは約束はしたものの、ジョンジュンの両親に会いに行く気が向かない。きっと嫌われる。間違いなく。両親がいない、ヨンヒのような姉がいる女を歓迎するわけがない。非難を恐れるヨンオクの気持ちを受け止め、思いやりを見せるジョンジュンに勇気を出すヨンオク。両親に傷つけられても3度だけは我慢すると約束して…。
案の定、両親は笑顔もなく2人を迎え、ヨンオクに食事の手伝いもさせないし、顔を見ようとしない。あと1回だけ我慢したら…ヨンオクは今すぐ帰りたい衝動を堪える。ギジュンを含めて5人で囲む食卓、黙りこくった父母はギジュンの促しでようやく口を開く。母はヨンオクのご飯におかずを乗せながら「一人でよく頑張ってきたね。」と涙ぐみ、父も「息子が悪いことをしたら私に言え。」と優しく声をかける。涙が出そうなヨンオクの手をギュッと握りしめるジョンジュン。
祭祀のために訪れた義息子ジョンウの家。呼び鈴を押すと出て来たのは全くの他人。その人からジョンウがまた商売を替え家を移ったと。「引っ越したのを知らせないなんて…。」初めはドンソクに祭祀に出てほしがったオクドンもやおら車で待てと意向を変える。当然そのつもりだったドンソクだが、駐車場で自分に気づきながらも、そ知らぬふりをしてすれ違ったジョンウの後を追って行く。
祭祀はオクドンの料理のおかげで豪華に整い、無事に祭祀を終える。ぎこちない雰囲気で食事を始める。ドンソクを未だ蔑むジョンウに対し、ジョンウの商才のなさをこき下ろしたドンソク。あとは料理を投げつけ合う最悪の展開に。オクドンはドンソクを引っ張って帰ろうとするが、「父はドンソクのせいで死んだ。」と言うジョンウに「なぜこの子のせいに?」と突然食って掛かる。
オクドンを引きずるように連れ出したドンソクだが、自分のつらい思いをわかっていたのが意外だった。冷静になったドンソクはオクドンの荷物を取りに戻り、オクドンがガンで余命幾ばくもないことを明かす。めちゃくちゃになった室内でひどい言葉を吐いたジョンウは後悔の念に沈む。
帰り道、ぐったりと眠るオクドンを横目で心配そうに見て運転するドンソク。突然、吐き気を催し嘔吐するオクドンの背中をさすってやる。病院に行こうかと訊ねても首を振るオクドン。そのまま、ドンソクはオクドンを旅館に連れて行く。
布団を整えるため、トイレにいるオクドンに声をかけたドンソク。返事はないのが気になり、そっとドアを開ける。普通に歯磨き中のオクドンに安堵しつつも、自分のつらさを知りながら、なぜただの一度も謝らないのか疑問が沸く。「お前には謝ることなんかない。」オクドンの言葉に手荒く部屋のドアを閉める。ドンソクはトラックに戻って眠り、オクドンはそんなドンソクの寝姿を窓から見つめる。
翌日、オクドンはジョンウの弟ジョンチョルの店に出向く。ジョンチョルはオクドンの病気に心を痛める様子を見せ、ジョンウが後悔していたと伝えるが、頑ななドンソクの心には響かない。「あの頃は俺たちもお前も幼くて、つらい時期だった。」ジョンチョルはそうつぶやく。
オクドンの故郷、マダン里は区画整理でなくなり、町も墓もすべて貯水池と化したと判明したが、どうしても行きたいと言い張るオクドン。昼食後に行くことにして「ドンソクの好きなみそチゲを」をと言うオクドンだが、ドンソクが拒否して「ジャジャン麵」になる。
食堂の主人は客を選り好みしてオクドンに乱暴に振る舞い、カッとなったドンソクは金を投げるように置いて店を出て行く。なのに、オクドンは店の主人に謝りながら出て来る。ドンソクは道端の犬には笑いかけるのに、息子には冷たくて、息子に悪いことしても謝らないくせに、なんで他人にはペコペコ謝るのか理解できない。「あんたの願いを全部聞いた後は俺の番だからな。」とトラックを走らせて…。
第19話感想
ドンソクはオクドンに冷たく振舞いながらも、そこかしこに気遣いが見え隠れします。本当はすごく優しいんだと思いました。そういえば、ソナを励ましてあげた時だってそうでしたね。ドンソクの中ではまだあの幼い頃のドンソク少年がいて、振り向いてくれない母親に一生懸命訴えているように見えます。
オクドンもドンソクともう少し距離を縮めたいという思いはあるようですが、頑として謝らないのでドンソクも素直になれないですね。ただ一言「悪かった。」とオクドンが謝って抱きしめてくれたら、ドンソクは全て許してあげられるんじゃないかと思えるのに。
ジョンチョルとジョンウがドンソクを殴った頃のことを「お互いつらい時期」だったと言っていましたが、考えてみれば2人の母親は寝たきりでもまだ生きているのに、妾を家に連れ込んだ父親が憎かっただろうし、妾もその息子もまた然りであったでしょうね。
第20話視聴率14.597%
第20話(最終回)あらすじ
―オクドンとドンソク3ー
マダン里があった貯水池へ山道で、ドンソクは前を歩いてオクドンはその後を歩く。パンプスのせいで足首を痛めても痛みを訴えることなく、オクドンは懸命に歩く。冷たい素振りをしながらもドンソクは常にオクドンを気遣う。
貯水池で聞いたオクドンの身の上に愕然とするドンソク。オクドンが里を離れてから帰郷したのはたった一度姉を産んだ後。しかも、父母は7歳の頃に他界、たった一人の兄も19歳の時に事故で亡くなった。ドンソクの記憶にある唯一の叔母も3年前に亡くなり、それも後から知らされて葬式さえ出ていない。
オクドンの足のケガに気づいたドンソクは、天気が怪しいことを言い訳にオクドンを負ぶって山を下りる。あまりの軽さに切なさが込み上げる。大粒の雨が降り出し、トラックの中から愛おしげに犬を見つめるオクドンに、ドンソクは聞きたくて仕方なかったことをついに口にする。
そこらの犬を優しく見るように、一度くらい息子を見てよ。自分が学校をやめて稼ぐと言った時、養父の金を盗んで一緒に逃げようと言った時、どうして信じてくれなかった?俺が殴られていた時いったいどんな気持ちだった?俺には母さんしかいなかったのに、どうして唯一の母さんを奪うようなことを言ったんだ。どうして俺に謝ることがないんだ…!
頭がおかしい女が謝れることなんてない。自分が海が怖いからと娘を海女にして死に追いやった。息子が殴られているのをボケっと見てた。食べて学校に行ければ大丈夫なものと信じ込んで…。おろかな母親だよ。私が死んでも葬式はいらない。涙もこぼさないで。父さんとドンイがいる海に捨ててしまって…。苦しげにむせび泣くオクドンに、ドンソクは涙が止まらない。
立ち寄った病院で入院を強く進められてもオクドンは拒否し、ドンソクはその意思を尊重する。船の時間までに食事に行くことにしたが、ドンソクがみそチゲを断固拒否するので「ジャジャン麵」に。ドンソクはオクドンの麺を混ぜてやり、食べにくそうだと鋏でカットしてやる。父親とは仲も悪くなかったとか、ジャジャン麵を一緒に食べた話をしながら、オクドンがしたいことを全部聞いてやりたいドンソク。
オクドンの希望を全部聞いて済州に向かう船内。文字を訊ねるオクドンにドンソクは窓ガラスに息を吹きかけて、文字を教える。それに自分で文字を足して、母(ドンソクには祖母)の名前を作るオクドン。ドンソクは知りたい文字があれば全部書いてやると身を乗り出し、オクドンは嬉しそうに書いてくれる文字に見入る。
漢拏山(ハルラサン)と書いたことがきっかけで、漢拏山がどんなに素晴らしい山かを語るドンソクの話に目を輝かせるオクドン。「雪をかぶった白鹿譚(ペンノクタム:カルデラ湖)の景色は最高だ。」オクドンの表情を見て、せめて雪が舞う漢拏山を見せようとドンソクは夜通しトラックを走らせる。
眠っていたオクドンがゆっくり目を開け、見たことのない美しい風景に驚きで目を見開く。オクドンはあろうことか白鹿譚まで登ると言い出し、ドンソクは悩んだ末に受け入れる。雪の林の中を30分も進むとやはりオクドンはきつそうだ。一息つきながら、生まれ変わったら自分に会いたいかと聞かれて首を横に振るくせに、人生最高の瞬間は今、ドンソクと山を登っている時だっていうオクドン。その言葉に涙ぐみながら、「ドンイは海が好きで自ら進んで海女になった。母さんが止めたのを自分は覚えてる。」と伝えるドンソク。
つらそうなオクドンを下山客に任せ、ドンソクは白鹿譚の景色を撮りに急ぐ。が、悪天候のために行けず、せめてもの動画を撮る。その最後には今度はないと知りながら「今度は花が咲いた時に来よう。2人で。」と涙を堪え締めくくる。家に着くまでの間、オクドンは嬉しそうに何度も何度も繰り返し動画を見続ける。
ようやくオクドンの家に到着した頃、ドンソクにメールが来る。ドンソクはやおらオクドンを自分の家に連れて行くことに。明かりがついた家からソナとヨルが出てくる。オクドンを照れ臭そうに「母さん」と紹介するドンソク。そして、「俺の好きなひと」とソナを紹介する。喜びを湛えながら「ドンソクは本当に優しい子だ」とソナに伝えるオクドン。
オクドンを家に送って帰りしな「明日の朝、みそチゲを食べに来る」とドンソク。母さんのみそチゲはうまいけど、よそのは美味しくて食べなかったと。オクドンは嬉しくて、ドンソクが帰る車の音を聞きながら嬉しくてたまらない気持ちで布団に潜り込む…。
早朝からみそチゲを煮込み、ご飯を炊き、犬猫たちの餌の世話に忙しいオクドン。そうして、ドンソクがやって来た頃には横になって休んでいた。そう思ったドンソク。オクドンのみそチゲに舌鼓を打ちながら、声をかける。何度もかける。しかし、反応がなく…。こわごわと息を確かめると、オクドンは幸せな表情を浮かべたままこと切れていた。蒼白な顔でチュニとソナに連絡するドンソク。
ドンソクはそろそろとオクドンのそばに近寄り、その顔を愛おしそうに撫でて「母さん」と呼んだ。オクドンの体の横に身を寄せ、その体を抱きかかえて大声で泣いた。泣いて泣いてやっとわかった。今まで自分は母さんを憎んでいたんではなく、ずっと仲直りしたかったんだと。ドンソクの泣き声はずっとずっと止まなかった…。
1か月後、プルンの町はざわめいていた。明日行われる親善運動会のためだ。2年連続でオサン里に負けているプルンは今度こそ勝つために燃えている。ドンソクも悲しみから立ち直り前を向いて歩み始めていた。ハンスやミランもソウルから呼び出され、懐かしい顔ぶれがそろう。
運動会の二人三脚競争ではプルンが優勢。駆けつけたヨンヒも熱烈に応援し、最終ランナーのドンソクとチュニは練習通りに息を合わせ、見事勝利する。応援に来たソナがドンソクに手を振り、皆が注目の的に。チュニはドンソクの片思いじゃないかと疑わしげなのに、近々二人で挨拶すると照れるドンソク。早速、プルンの運動服を手渡されたソナも運動会に飛び入り参加することに。彼らの歓声はずっとずっと遠くまで響き渡る。もしや天国のオクドンにも聞こえているだろうか…。
ー私たちが忘れてはならない確かな使命は一つ。私たちはこの地に苦しみ不幸に生きるために生まれて来たのではなく、ただひとえに幸せになるために生まれて来たんだっていうこと。皆の幸せを祈っています。ー
第20話(最終回)感想
ただただ泣けました。何度も繰り返し見ましたが、何度見ても涙が止まりませんでした。オクドンの可愛そうな生き様に涙、幼いドンソクのひたすら母を求めていた姿に涙。あれほどに憎んでいたはずの母のバックグラウンドを知って、涙をこぼすドンソクに涙。2人とも手を取り合いたいのに、永遠の別れが来るまでにできなかったことに涙…。これを書きながらも泣いています。
それでも、オクドンが亡くなる前に和解ができたことは本当に良かったです。なんだかんだ言いながら、ドンソクは本当にオクドンに優しくなったし、恋人のソナに合わせることもできたから。あのメールはソナが「来てるよ。」っていうメールだったんですね。だから、自分の家に連れて行ったのでした。
「みそチゲ」はドンソクの慕情のキーワードでした。母を求めるあまりに食べなかった大好物。ドンソクの最後の言葉に、オクドンは最高に本当に幸せだったと思います。きっとこれからもドンソクの幸せを空から見守っているに違いありません。とっても温かい物語でした。
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