白雪姫には死を～BLACK OUT　キャスト・相関図　あらすじ　視聴率

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相関図

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キャスト

主要人物

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コ・ジョンウ　役　　　ビョン・ヨハン
過去19歳・現在30歳、殺人犯

目立つルックスに加え、勉強とスポーツまで得意で、常に「級長」と呼ばれる模範生。同年代の友人たちといる時は間違いなく10代の男子だが、独立心は強かった。友達と密かに酒を飲んだり、早くに免許を取っては大学に合格したら「車を買ってほしい」と親にせがんだりもした。裕福な環境で育ったけど、友達に威勢をふるったりせず、みんなに通じる愉快な性格で…。
ジョンウはそれこそ皆に愛されるにふさわしい、そんな少年だった。

そのような態度の背景には両親の人柄と教育もあっただろうが、厳しい環境にもかかわらず気後れすることなく、ジョンウをいじめるボヨンのような友人のおかげでもあった。こんなジョンウが名門医大に随時（事前）合格して、世の中のすべての祝福を一人で受けたのだろうか？

人生で会うべきではなかった瞬間を経験するかも知れないまま、転校生のダウンに出会う。お姫様のようなきれいな外見とツンとすました性格、伏し目がちの瞳、赤くてふっくらした唇までも…。彼女はこれまで見てきた野暮ったい女の子たちとは違う次元で自分を導いてくれる人であることをジョンウは一目で感じとった。

振り返ってみると、とても幻想的で不思議なときだった。もうすっかり大人だと思った瞬間、大学生ではないのに一人だけ大学に合格して暇があったり、形式行為で受ける緊張のない修学能力試験はそれこそ無意味に感じられた。
父は本当に車を買ってくれて、その後両親とも海外に出かけてしまった特別な状況。本格的な冬が始まるその日にダウンと一緒にお酒を飲もうと思いつき、冬を早めた雨が降っていた。
誰にも受け止められないような、途方もない悲劇が起きる完璧な条件がそろってしまった。

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ノ・サンチョル 役　　　コ・ジュン
38歳、ムチョン警察署刑事

警察大学を卒業し、ソウル地方警察庁広域捜査隊に配置されたエリート。
前だけを見て走っていたサンチョルをしばし立ち止まらせる女に出会った。毎日戦争をする野獣に安息と慰めを与えてくれた彼女と永遠を約束した、その日。花嫁がサンチョルの代わりに犠牲になった。
その後のサンチョルの人生は完全に壊れてしまった。仕事に没頭するふりをして狂気を隠し、毎日飲む酒で自分を虐待したあげく、悪人たちを自ら断罪し始めた。
起こるべくして、事故が起こった。犯人を捕まえるために会った参考人に対して、ひどい暴行を働いたのだ。一瞬、我が妻を殺したやつの顔が見えた気がしたせいか。つい理性のたがが外れてしまった。

当然、広域捜査隊は罷免、地方都市ムチョンに左遷された。見知らぬ土地に来た早々に、本意でない接触事故で濡れ衣を着せられる。自分をひき逃げ犯扱いする若造には会いに行っても無視されて…。
流刑地にふさわしい歓迎に、わが身の不遇を実感する。

サンチョルが赴任するやいなや、歩道橋から人が墜落する事件が発生。ソウルでは引き受けもしなかったつまらない事件だったが、それよりも人々の無関心さを目にした彼はそれが単純な事件じゃないという直感が頭をもたげる。落ちた人間が誰かによって態度が変わるこの土地の人々。
さらに驚くべき事実には、接触事故で会ったあの若造が死亡者の息子ということ、そして彼がかの有名な10年前の「遺体のない殺人事件」の犯人だということ。その後、サンチョルはそいつコ・ジョンウに露骨に敵がい心を表わし、2人の少女の遺体のない殺人事件について再び振り返ることになる。
「普通の人間のふり、被害者のふりをしているコ・ジョンウ。私もそうだから分かる。お前は俺が懲らしめてやる。」
ジョンウの裏側の顔、その悪魔を引っ張り出すというサンチョルの決意は、全く予測できない結果を招くことになる。

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チェ・ナギョム 役　　　コ・ポギョル
過去19歳・現在30歳、ジョンウの同級生

幼い頃の名前はチェ・ドンミ（徳美）だった。無難な名前のとおり、クラスの中で存在感の薄い静かな学生だった。いたずらっ子のようなカットヘアと丸くてぶ厚い眼鏡と小柄な体つきで、誰の注目も浴びていなかった。

5人もいる兄弟の中で、いつも着て食べるのが不足していた。10年後もひどく貧しかったにもかかわらず、誠実に一つずつ上がって来て「ドンミ」ではなく「チェ・ナギョム」として、今や名実共に輝くスターになった。細くてすらりとした体つきと清純なルックス、優雅な魅力にヒット映画の出演まで成し遂げた本物のスター！

しかし、ナギョムは依然として片思い中だ。世間の注目をどれだけ集めていても、昔から一途にただ一人だけ、ジョンウだけを愛して来た。ムチョンで生まれ育ち、ジョンウがダウンと付き合っていると知った時も、殺人犯として烙印を押された時も、胸を痛めながらも変わることなくジョンウを見つめて来た。
ジョンウが刑務所に閉じ込められていた10年間、ずっと彼を気遣って来たナギョムは決意した。キャリアをあきらめてでもジョンウと共に家庭を築こうと。

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ハ・ソル 役　　　キム・ボラ
25歳、ムチョンガーデンの住み込みのアルバイト

医大を休学中の大学生ハ・ソルはスクーターで全国を旅し、ムチョンのいかにも平和な村の雰囲気が気に入って、衣食住を全て叶える「ムチョンガーデン」でアルバイトをして留まっている。警察署長ヒョン・グタクの息子で自閉症のスオと対話ができる、唯一の存在だとして村人たちは不思議がったが、むしろスオこそが彼女が頼れる唯一の存在ということは知られていない。

ハ・ソルは優しい厨房のおばさんだと思っていた、その人の息子が女子学生を2人も無残に殺害して遺棄した殺人犯であり、最近村に帰ってきたということを知る。平和なこの町で殺人事件だなんて。それも二人も少女が消えたって？
ハ・ソルが村にジョンウが帰ってきたことを伝えると、スオは真顔になって彼女が一度も見たことのない態度を見せ始める。ジョンウの登場以降に、何かが変わった村の空気を感じながら、彼女は事件に興味を集中し始める。
なぜだろう？ なんで殺したんだろう？ 死体はどこにあるんだろう？スオはなぜ彼に執着するの？
止むことなく繰り返す彼女の疑問の中で、その日の真実がほころび始める。

スオの家族

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ヒョン・グタク 役　　　クォン・ヘヒョ
58歳、ムチョン警察署長、スオとゴノの父

警察大学出身で、刑事経歴だけでも30年以上のムチョン警察署長。
ジョンウの父親の一番親しく竹馬の友であったが、彼の死亡後はジョンウの後見人を自任する。グタクは丁寧なマナーと周辺管理に長けた高位公務員になっても、村の人に実の兄のように世話をする気さくな人柄である。これから中央舞台に出る、「ムチョンの自慢」。

彼は10年前「ムチョン遺体なき殺人事件」の担当刑事課長だった。捜査の結論が出てジョンウが拘束された後は、最悪の状況の中で最善の選択ができるように、後ろでそっと助けてあげた人でもある。
世の中のすべての人が非難する時も、唯一ジョンウの家族をかばったグタクは、帰ってきたジョンウと彼を憎悪する村の人々の間で分別のある関係を築くために努力する。

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ヒョン・スオ 役　　　イ・ガソプ（一人二役）
過去19歳・現在30歳、グテクの双子の長男

グテクの長男で自閉症を患っている。
温室で一人で時間を過ごすのが好み、そこで思いをめぐらしては絵を描く。ハ・ソルがくれるアイスクリームを食べる時が一番の幸せだったのに、そこにジョンウが帰ってきたことで変わり始める。
発作が出始めて、態度も変わった。恐ろしい集中力で描き出す彼のキャンバスには、果たして意味ある絵が描かれているのだろうか。

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ヒョン・ゴノ 役　　　イ・ガソプ（一人二役）
過去19歳、現在30歳、ジョンウの旧友

グタクの双子の次男であり、ジョンウとは一番親しい友人だった。スオにうり二つだが、行動は全く違う彼が米国に留学して以来、勢いに乗っているというニュースだけが伝えられた。
そんな彼が突然村に帰ってきた。なんだか噂で聞いた成功した青年の姿というには何かぎこちない姿だ。

イェ・ヨンシルの夫婦

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イェ・ヨンシル 役　　　ペ・ジョンオク
55歳、国会議員

父親の地盤を受け継いで、ムチョン市区で連続3選を果たした実力のある国会議員。しっかりした性格で美しい外貌、地方区の大小をすべて取りまとめる完璧に近い政治家。
病院長で10歳年下、その上すらりとした美男子である夫がいることで、よく羨望の対象になる。完璧に生きてきた彼女は、これまで夢見てきた大望を成し遂げると宣言する。

初の女性京畿道知事を目指して。
なぜか彼女には不可能に見えない。

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パク・ヒョンシク 役　　　コン・ジョンファン
45歳、国会議員イェ・ヨンシルの10歳年下の夫

「ムチョンサラン病院」院長であり、精神科専門医で、スオの主治医でもある。スーツが似合うモデルのような外見だが、この都市に疎外される女性がいないように社会に貢献する「ノブリス・オブリージュ」の象徴のような男性だ。
このような彼の行動がどれほど本気なのか、妻のヨンシルに対する外助なのか、本人のイメージメイキングなのか分からないが、見せかけであってもヒョンシクほど一貫しているなら認めてやるべきであろう。
こんな彼を誰かが密かに脅かしている。
一人で堪えているのが痛ましくさえある。

ジョンウの家族

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チョン・グミ 役　　　キム・ミギョン
57歳、ジョンウの母親

竹を割ったような真っすぐな性格。
息子ジョンウが犯した罪を代わりに受けるが如く、この村に依然として留まり、人々の蔑視と呪いを受けながら暮らしている。
10年ぶりに現れたジョンウには「永遠にここを離れろ」と言いながらも、母親としてできる最後の食事を準備するため雨の中を歩いていく。
母親のその心がすべてを根こそぎ変えることになるとは誰もわからなかった。

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コ・チャンス 役　　　アン・ネサン
4年前死亡したジョンウの父、当時54歳

人生で家族が一番であり、息子ジョンウのために犠牲になる忍耐強い性格。10年後に罪を償って戻ってくる息子のために、ムチョンガーデンを引き続き運営してきたが、そのように持ちこたえていた彼が脳出血で倒れて死亡してしまう。

ジョンウの友人たち

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ヤン・ビョンム 役　　　イ・テグ
過去19歳・現在30歳、ジョンウの旧友

気が利くので先輩たちに愛想よく振舞って、地域の事情に詳しく、人気者の刑事2年目。幼い頃はジョンウのそばで劣等感を感じたりもしたが、今は関係が逆転した友人を同情心から気遣っている。
死んだボヨンを切なく思っていたビョンムは、過去に執着して悔しがるジョンウを見て、大人として悟らせてやるべきだと考えている。

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シン・ミンス 役　　　イ・ウジェ
過去19歳、現在30歳、ジョンウの旧友

ムチョンサラン病院の救急室の看護師をしているジョンウの長年の友人。 大きい体に比べて敏感で気が弱い。いつも食べることが優先で、楽天的な性格からうっかり発言をよくする。
ミンスはジョンウが出所したのを心から歓迎しているが、ボヨンの遺体発見によって蘇った10年前の記憶にしきりに怖しさを感じる。

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シム・ボヨン 役　　　チャン・ハウン
被害女性、死亡当時19歳

明るくて快活な性格でかわいい少女だが、父親の暴力に遭っていることを隠している。たとえ無能な父親のせいで貧しくても、ジョンウと自分だけのために生きる母親のおかげで、くったくなく成長した。
ジョンウが一番親しい友達だったのは、助けを差し伸べながらも私自身の自尊心を守らせてくれたから。しかし、彼女が死ぬ前に最後に目撃されたのは、ジョンウと争って泣きながら走っていった姿だった。

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パク・ダウン 役　　　ハン・ソウン
被害女性、死亡当時19歳

ソウルから転校してくるやいなや、ムチョンの男の子たちの心を全て盗んだ美少女。つやのある黒髪、白い肌に清純可憐で神秘的な雰囲気を持ち、ジョンウも多分に漏れず彼女に一目惚れする。
村最高の理想の男子であるジョンウとカップルになるのはあまりにも自然なことだったが、卒業を控えていたジョンウの気をもませた。

村の人々

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シム・ドンミン 役　　　チョ・ジェユン
50歳、ボヨンの父

娘のボヨンが亡くなると、アルコール中毒の症状がさらにひどくなった。ボヨンが亡くなった当時、ボヨンを殺したジョンウの父親から相当な補償金を受け取って生活に余裕ができたが、それでもジョンウの母親に悪態の限りを尽くしてストレスを発散する日常だ。

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イ・ジェヒ 役　　　パク・ミヒョン
49歳、ボヨンの母

同級生だったボヨンの父と恋愛して、20歳の時ボヨンを産む。だが、酒さえ飲めば暴力を振るう夫から逃げて、ジョンウの母親の助けで村に再び戻ってきた。
そして、辛抱強くボヨンだけを生きがいに暮らしたが、そんな娘が無残に殺された。愛娘ボヨンの遺体はまだ見つかっておらず、依然として村に留まっている。

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ヤン・フンス 役　　　チャ・スンベ
60歳、ビョンムの父

ムチョンサラン病院の清掃班長として働いている。情も深く気弱そうに見えるが、一人暮らしをしながらも息子ビョンムのために尽くし、立派な警察公務員に育て上げた芯のある父親。
息子のビョンムが警察の制服を着て現れた日は、彼の人生の中で一番幸せな瞬間だった。前科のあるジョンウと付き合うのを内心快く思っていない。

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シン・チュホ 役　　　イ・ドゥイル
62歳、ミンスの父

ジョンウの家が経営していた「ムチョンガーデン」で、料理長として仕事をしていたが、事件以後、食堂を買収して立派な町の憩いの場として運営中。
息子のミンスが病院の看護師として事故を起こさずに結婚してほしいことと、妻の料理の腕前がもう少し上達してほしいというのが唯一の願いである平凡なおじさん。

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キム・ジョンスク 役　　　イ・ジョンウン
57歳、ミンスの母

町内の情報通を自負するが、一番重要な問題は全く分かっていない。ジョンウの母親の苦労を気の毒に思いながらも、ジョンウが出所後にミンスと再び友達付き合いをするのではないかと心配する。

その他の人々

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キム・ヒド 役　　　チャン・ウォニョン
57歳、グタクの右腕的な刑事

今は自分の経験を過信する傾向がなくはないが、10年前にはジョンウ事件担当であり全国的関心事になった大きな事件を引き受け、最後まで覚えていないと言い張るコ・ジョンウに証拠を突きつけて自白を引き出した実力があり情熱あふれる刑事だった。
その事件を解決した功労で刑事課長になり、上へは先任者のグタクに完璧に仕え、下へは後輩刑事たちを牛耳る卓越したナンバー2。

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