無駄なウソ 無駄だ嘘 소용없어 거짓말 2023年放送 tvNの新月火 全16話
neroさん |
第15話視聴率3.406
第15話あらすじ
爆発現場の近くにいたモク・ソルヒ(キム・ソヒョン)はその場で気を失い、すぐさま病院へ運ばれる。隣で心配そうに見守っていたキム・ドハ(ファン・ミニョン)は、ソルヒが無事に目を覚ましたのを見てほっと安堵。幸い大きな怪我もなく、耳にも異常はないとのこと。
同じく病院へ運ばれたチョ・ドゥクチャン(ユン・ジオン)は、手術の結果、一命をとりとめた。病室でドゥクチャンと顔を合わせたドハは、金庫に入っていた証拠物は警察に引き渡したと伝え、あの日一体ハクチョンでなにがあったのかと聞く。
5年前、ドゥクチャンはなかなか店にあらわれないことを心配し、ドハを探しに海辺へ向かったという。そこでチェ・オムジ(ソン・ジヒョン)と会ったドゥクチャンは、いいかげんスンジュ(ドハの本名)を自由にしてくれと話した。しかし、ドゥクチャンのドハに対する想いがただの友情でないことを知るオムジは、自分とドハが別れてもドゥクチャンを選ぶことはないと一言。
これにカッとなったドゥクチャンは、オムジに襲いかかる。殺すつもりはなかったものの、倒れた拍子に地面にあった岩に頭をぶつけてしまったオムジ。動かなくなったオムジを見て焦ったドゥクチャンは、このままオムジを放置すればドハに疑いの目が向けられると判断。結局、オムジを山に埋め、オムジの携帯から兄オムホ(クォン・ドンホ)へ自殺をほのめかすメールを送ったのだ。
しばらくして、ドゥクチャンは首からかけていた指輪がなくなっていることに気づく。それはドハとオムジの仲をうらやましく思い、ドゥクチャンがドハのフリをして新しく作ったものだった。
遺体を埋める際にあやまって付着してしまった自分の血液を隠すため、オムジの上着を脱がせて持ち帰ったドゥクチャン。一度はそれを焼こうとしたが、万が一ドハが捕まった時のために箱に入れてしまっておいたという。
事件の真相を知ったドハは、「すまない」と謝るドゥクチャンに向かって、「多くの人が被害を被った。そんな言葉だけでは決して済まされない。…でも、兄さんも辛かったんだな」と告げ、その場を後にした。
その後、怪我の回復を待って、ドゥクチャンの身柄は警察に移された。喪服に身を包んだドハとソルヒは、オムジの葬儀へ。葬儀場に現れたドハを見て、泣き崩れるオムホ。何度も謝罪の言葉を口にするオムホに向かって、自分はもう大丈夫だとドハは告げる。
控え室でドハと食事をするなか、ソルヒは向かいに座っていた弔問客が電話の相手に向かって酒を飲んでいないというのを聞くが、テーブルには無数の酒瓶が置かれていた。翌日、いつものようにVIP客の依頼に同席するソルヒだったが、どういうわけか嘘を聞き分けることができず…。
能力が消えてしまったことに気づいたソルヒは、その件をドハに明かす。ドハは病院に行ってみようと誘うが、幼い頃、すでに国内すべての病院に行ってみたが自分の能力を説明できる医者はいなかったとソルヒ。
落ち込むソルヒを元気づけようと、デートに誘うドハ。実はこれまで、台詞がすべて嘘に聞こえるという理由で演劇を見たことのなかったソルヒ。そんなソルヒのため、ドハは演劇の公演にソルヒを連れて行く。
デートの帰り、レストランを探すソルヒだったが、急になにかを思い立った様子でそれをさえぎるドハ。食事もできずに家に帰されたソルヒは不満を募らせたが、そこへドハから連絡が。ドハの家へ向かうと、そこにはキレイに盛り付けられた料理の数々が並んでいた。
ドハのやさしさに触れたソルヒは、もう能力がなくても平気だと話す。そして、ドハにそっとキスをするソルヒ。
第15話感想
ついに明らかとなった事件の真相!
ドハへの想いを知られてしまったドゥクチャンは、カッとなった勢いで目の前にいたオムジを殺害。。もちろんオムジは被害者ですが、ドハに対する執着死や、ドゥクチャンへの態度など、なんだか同情しきれないというか、、あんまり共感できないキャラクターだと思いました。
そして、オムジの遺体を山に埋め、自殺に見せかけて隠蔽したドゥクチャン。結果的にドハは無罪となったものの、町の人たちから非難され、オムホからは殺されかけ、散々でしたよね。もっと早く、真実を明かすべきタイミングはあったのではと残念です。
今話、オムジの葬儀のシーンでオムホが土下座してドハに謝罪する場面が登場し、なんとも切ない気持ちになりました。オムホとしても、遺体すら見つかっていない妹の死(失踪?)を受け入れきれず、なにかにそのやるせなさをぶつけるしかなかったのだと思います。ドラマのなかで、一番オムホのキャラが人間らしいというか、ちょっと極端だけどなんだか憎めない相手だなと感じました。
そんなこんなで見事ハクチョンでの事件が解決し、一件落着かと思われた矢先、なんと今度はソルヒの能力が消えてしまい…!これまた驚きの展開に。果たして、ソルヒは力を取り戻すことができるのか。ドハとのその後も気になります。
【豆知識】第15話で、ミンジ役として女優のハン・ジウンがカメオ出演。ハン・ジウンは2020年に放送されたナム・ソンウ監督の「コンデインターン(原作)」に出演し、このときの縁で今回同じくナム監督が手がける本作にカメオ出演を果たしたようです。
第16話視聴率3.440
第16話(最終回)あらすじ
偶然YouTubeで自然人として取材をうける元夫テソプ(アン・ネサン)の姿を目にしたヒャンスク(チン・ギョン)は、慌てて娘ソルヒのもとへ。動画のなかで、テソプはヒャンスクと別れた理由をヒャンスクの不倫だと話していた。しかし実際は、ヒャンスクが他の男と一緒にホテルから出て来たというのは誤解で、ただ食事をしただけだという。
一方のヒャンスクはというと、詐欺の前科を持つ自分にテソプが愛想を尽かしたのだと考えていた。お互いがお互いのことを誤解していたと知り、一度テソプと会って話がしたいというヒャンスク。
ヒャンスクに誘われてテソプの暮らす山へ向かったソルヒは、なんとか誤解を解こうとするも、話は平行線のまま。しまいには口論になってしまうテソプとヒャンスク。2人の言葉が本心かも見抜けず、ソルヒは疲れた様子で帰宅する。
嘘か本当かを判断することができずに怖かったと話すソルヒ。そんなソルヒに向かって、ドハは言ってる本人すら、それが本心かどうかを気づかずに話していることもあると告げた。
翌朝、インターホンが鳴ってドハが外に出ると、そこに立っていたのはドハの母ヨンミ(ソ・ジョンヨン)だった。在宅起訴となったヨンミは、警察に賄賂を渡して息子の事件をもみ消そうとした疑いで警察の捜査を受けていた。今回、真犯人の存在が明らかになったことを受け、面と向かってドハに頭を下げるヨンミ。
先日の件を謝ろうとソルヒの店を訪ねたテソプは、もう一度ヒャンスクとやり直そうと決意。そんななか、ソルヒのもとへヒャンスクから交際中の相手が会いたいと言っているという連絡が。
カサンドラ(パク・ギョンへ)に言われてその場に同席することにしたテソプは、ドハの協力のもと、身だしなみを整える。スーツに着替えたテソプは意を決してヒャンスクが待つホテルのカフェへ。
小綺麗に着飾ったテソプの登場に、動揺を隠せないヒャンスク。そんなヒャンスクに「もう一度結婚しよう」と告げ、テソプは指輪を差し出す。しかし、ヒャンスクはどういうわけか「一緒に暮らしたくない」と断ってしまう。その瞬間、近くでその様子を見守っていたソルヒの耳に、嘘を告げる鐘の音が聞こえてきて…。
2人の前に躍り出たソルヒは、先ほどのヒャンスクの言葉が嘘だと告げる。するとヒャンスクは、涙を流しながら「あなたがいないと私はこんなザマよ。お願い、私を助けて」と本心を口にした。
こうしてふたたび一緒に暮らすことになった2人。そこへ、テソプが作るビビン麺の味が忘れられないと、放送作家がやってくる。これを聞いたヒャンスクは、さっそく店を開くことに。
一方、ふたたび嘘を聞き分ける能力が復活したソルヒだったが、ライアーハンターの仕事は辞め、平凡な人間として生きることに決める。
作曲家として活動を再開させたドハは、いつか曲を作ってあげるという約束を守るため、エダン(ペク・スンド)に楽曲をプレゼント。さらにはプロデュースを担当し、本格的にエダンのデビューに取りかかった。ドハが手がけたエダンの曲はヒットを記録し、その年の作曲家賞に2年連続で選ばれるドハ。授賞式に参列したドハは、マイクの前で自らの想いを語った。
その後、刑務所にいるドゥクチャンに会いに行ったドハ。するとドゥクチャンは、ドハにどうしても言いたかったことがあると話し…。
5年前、オムジの携帯からオムホに送ろうとした時、書きかけのドハ宛てのメールを目にしたというドゥクチャン。そこには、「スンジュ(ドハの本名)、あなたに出会ってからはじめて海の色が青いと知った。あなたのせいで死ぬのではなく、あなたのおかげでここまで生きられたの。幸せになって」と書かれていたという。
しばらくして、ドハは以前ヒャンスクの指輪を選んでいる時にソルヒが素敵だと言っていた指輪をプレゼントし、ソルヒにプロポーズ。もちろんソルヒもまた、笑顔でそれに答えた。‐完‐
第16話(最終回)感想
最後はドハがソルヒにプロポーズをし、一緒に大好きな海外チームのサッカー観戦に出かけるという、なんとも微笑ましい展開でエンディングを迎えました。
ソルヒとドハがなんともお似合いで、本当に付き合って欲しいと思うほど(笑)キム・ソヒョンは子役のイメージが強く、大人になってからの作品はあまり見たことがありませんでしたが、やはりさすが天才子役と言われただけあるな~という安定した演技で、すっかりファンになってしまいました。
お相手のファン・ミニョンも、作品をこなすごとに成熟さが増していて、まさに「믿고 보는(信じて見る)」俳優さんではないでしょうか。
最後は色々感動あり、笑いあり、ラブありで、とっても満足な仕上がりでした。とくにヨンミとドハ、そしてヒャンスクとテソプのエピソードが印象的でした。ヨンミがドハに向かって、「ドハとして生きさせてしまってごめん」と謝る場面は、思わずホロリでした。ヨンミもまた、ごくごく普通のお母さんなんですよね。
嘘を聞き分けるという特殊な能力を持つヒロインが、平凡な幸せをつかんでいく物語。最後まで本当に見ごたえがあって、おもしろかったです。
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