韓ドラの鬼

有益な詐欺 5話・6話 あらすじと感想

有益な詐欺


有益な詐欺  이로운 사기  2023年放送 tvN 月火 全16話

neroさん

第5話視聴率4.458

第5話あらすじ

過去、ハン・ムヨン(キム・ドンウク)は工場を経営していた父の事業失敗によって、被害に遭った大人たちから非難を浴びる。そんなムヨンを救ったのは、1人の弁護士だった。その後、ムヨンは彼のようになりたいと弁護士の道へすすむようになったのだ。

イ・ロウム(チョン・ウヒ)の裁判を延期したことによって、懲戒審議委員会にかけられることになったムヨン。それでもムヨンは、ロウムのそばにいようと決意。

前回、男たちに捕まっていたリンゴ(ホン・スンボム)を救出したムヨンは、入院中の彼からロウムと赤目財団の関係について話を聞いた。赤目財団は表向きは奨学財団だが、裏では英才たちを集めてエリート犯罪者を生み出す闇の組織だという。なかでも“赤目キッド”と呼ばれるのが、ロウムを始めとする精鋭たちだった。

その頃、シン・ギホ(パク・ジイル)の訃報を受け取ったロウムは、葬儀場へ向かう。そこでギホの秘書を名乗る男から、一通の封筒を預かるロウム。封筒のなかには、赤目に関するいくつかの資料が入っていた。これを受けて本格的に赤目への復讐をスタートさせたロウムは、かつて同じ赤目キッドの一人であったナサ(ユ・ヒジェ)を呼び戻す。

ナサは優秀なエンジニアだったが、現在は酒とたばこ、そして賭博にどっぶりと溺れていた。まずは資金繰りだと話したロウムは、最初のターゲットとして廃棄処理事業を営むパク・ジョングの名を挙げる。

パク・ジョングにはこれまで、セクハラや職員に対する暴行など、様々な前科が。最近では賭博に明け暮れているという。ロウムの計画は、ナサのカーセンターの地下に私設のハウスを作り、そこへパク・ジョングをおびき寄せるというもの。そして賭博の資金は、前回ロウムが詐欺で奪った保険金だとロウム。

一方、スマホに勝手に仕掛けられた位置追跡アプリに気づいたコ・ヨハン(ユン・バク)は、「知り合いにハッカーが?」とロウムに聞く。もちろんシラを切るロウムだったが、ヨハンはロウムの仕業だと考えた。

ロウムと別れた後、黒いスーツを身にまとってヨハンが向かったのは、親友の納骨堂。その日、やるせない気分になったヨハンは、ムヨンを呼び出して一緒に酒を飲んだ。しかし、ムヨンからどうして保護観察官になったかと聞かれたヨハンは、とぼけた様子で席を立ってしまう。

ロウムに言われるがまま、賭博の練習に励むムヨン。同じ頃、ロウムは財閥令嬢になりすましてパク・ジョングに接近。若い女性が大好きなパク・ジョングは、まんまとロウムのハニートラップにかかっていった。

そんななか、ムヨンはかつての依頼人イェ・チュンシク(パク・ワンギュ)から呼び出される。チュンシクは上からの指示ですべての罪を自分が被ることで金を受け取る約束だったが、まったくその金が振り込まれないと嘆いた。いっそのこと真実をバラしてやると言い、自分とシン・ギホ、そして覆面を被ったもう一人の男がロウムの両親を殺したと明かすチュンシク。

結局はたかが金のためにロウムの両親を殺害したと聞き、ムヨンは失望の色を隠せない。そんなムヨンに向かって、チュンシクは「すべては“会長”のせいだ!」と叫んだ。

さっそくリンゴに会長について尋ねるも、会長については誰も知らないという。かつて赤目の理事長を務めたアン・チェホンは亡くなり、現在はその妻であるチャン・ギョンジャ(イ・テラン)が代表を務めているとリンゴ。

ロウムから私設ハウスの話を聞いたパク・ジョングは、すっかりその気に。ひとまず別のハウスでパク・ジョングの気を良くしたロウムらは、最終段階としてナサのカーセンターに作ったハウスへと案内する。

作戦通りゲームがすすめられるなか、上の階にいるナサの異常に気付いたムヨンは、ロウムを残してナサの様子を見に1階へ。するとそこには、恐怖に怯えるナサとカーセンターの前で呼びかける警察の姿が…!

第5話感想

突然カーセンターに押しかけてきた警察。これは一体、どういうことでしょう。

さらに一人ハウスを抜け出したロウムは、心配して電話をかけてきたムヨンに「自首しろ」といいます。つまり警察を呼んだのは、他でもないロウム??

絶体絶命の窮地に追い込まれてしまったムヨン。果たしてムヨンは、このピンチをどのように脱出するのでしょうか。それにしても、ロウムがここまでする理由とは?ムヨンが一緒に働くに値する人物かを見極めるためでしょうか。そうだとすれば、このままだとナサや他の仲間達にも迷惑がかかりかねない状況。あまりにも無鉄砲な気がするのですが、、

話の展開が早く、なんだかむずかしくなってきました。とくに登場人物が非常に多いです。

さらに今話、ロウムの両親を殺したのがチュンシクとギホ、そして新たな覆面の男の3人だということが明らかに。お金のために人を殺すとは、、おそろしいですね。

そして、第5話のエンディングでは、刑務所内で同じく受刑者と思われる男に襲われるチュンシクの姿が。これまたハラハラドキドキな展開となりました。

第6話視聴率4.033

第6話あらすじ

執行猶予中のナサは、駆けつけた警察を前に恐怖に震える。そんなナサを落ち着かせ、賭博場の電源を落とすようにとムヨン。その後、シャッターが開くとそこに立っていたのは数名の警察官とヨハンだった。

実はナサの保護観察官でもあるというヨハン。ひとまず別のハウスの在りかを警察に伝えたムヨンは、なんとかその場を乗り切ることに成功。しかし、ヨハンはこの件の背景にロウムが関わっていると疑った。

一方、ダジョンから連絡を受けたロウムは、ハウスの様子をすべて録画しておくようにと指示。その後、ダジョンらと合流すると、そこへハウスにいるはずのリンゴの部下とおとりの男が現れる。だとすればパク・ジョングと現在ゲームをプレイ中のあの男は、一体誰なのか。皆が不審に思うなか、ゲームは男に有利な方向へとすすんでいく。

実は男の正体は、ムヨンがかつて裁判で弁護を引き受けた賭博師だった。ムヨンは事前に男に頼んでパク・ジョングから有り金をすべて奪うよう指示していたのだ。これを知ったロウムはただただ茫然とし…。

最初からロウムの狙いはパク・ジョングではなく、警察に証拠品として保管されている両親を殺害した銃だった。ここ最近パク・ジョングの会社が警察の証拠品廃棄を行うことになったと知り、彼の妻に接触したロウム。夫のジョングを警察に引き渡す代わりに、ロウムは廃棄物の中から例の銃を手に入れようとしたのだ。

さらに今回の件にムヨンを巻き込みたくなく、いまだにチャン・ギョンジャの金を受け取っていたナサも同時に除外しようと考えたロウムは、彼らを警察に引き渡そうとした。しかし、作戦は失敗に終わってしまう。

翌朝、コシウォンの前でロウムを待つムヨン。そんな2人の前に、今度は数名の刑事がやってくる。なんと昨夜刑務所内でチュンシクを殺害した男が、ロウムの指示で犯行に及んだと供述しているというのだ!これによって、その場で緊急逮捕されてしまうロウム。

なにがなんだかわからないといった様子のムヨンは、ひとまずダジョンのもとへ。するとダジョンは、チュンシクを殺害した男が過去に赤目の理事長の運転手を務めており、今回も赤目の指示で犯行に及んだようだと話した。

財団では時おり、こうして金に困っている者たちを影武者として利用することが度々あったという。そして、過去にロウムの両親がロウムを訪ね、一緒に暮らそうと話していたというダジョン。おそらくロウムの両親が殺されたのは、このためだろうという。

ダジョンの話を聞いたムヨンは、コシウォンから現金の入ったカバンを持ち去る。そして、ロウムから預かったメモをリンゴに渡すムヨン。

ロウムの指示通り、廃棄物業者の職員になりすまして例の拳銃を手に入れるリンゴ。その後、リンゴはそれをムヨンに託した。

一方、ロウムの狙いが両親を殺した銃だと知ったナサは、その銃を自分が組み立て、さらにイニシャルを彫り込んでいたことに気付く。慌ててダジョンのもとへ行くナサだったが、自分たちにロウムを責める資格はないとダジョン。実はダジョンもまた、上からの指示でロウムの両親の位置追跡を行っていたのだ。

その後、ムヨンの同席のもと、チュンシクを殺害した男とロウムの面会が行われる。おもむろに机の上に置かれた紙にリボンのような模様を描き、ロウムに見せる男。そして、すべては会長の指示だと告げた。

男はその場でロウムとの関係を否定し、個人的な恨みでチュンシクを殺害したと供述を変更。これには刑事らも頭を抱えたが、おかげでロウムは無事に釈放される。

その足でムヨンのもとへ向かったロウムは、「3か月だけ僕を信じて」というムヨンの言葉に、一緒に手を組もうという。

第6話感想

ロウムの裁判を延期した件で、3か月の停職処分を受けたムヨン。その間は自分が弁護士ではないことを告げ、3か月だけ自分を信じて一緒に戦おうと言います。そして、ついにムヨンを仲間として受け入れることにしたロウム。前回のラストでロウムがムヨンを裏切ったときはハッとしましたが、ロウムなりにムヨンを危険な目に遭わせたくなかったのかもしれませんね。

さて、いよいよ本格的にロウムとムヨンの詐欺が始まりそうです。タイトルの「有益な詐欺」は、決して人をだまして得をしようという詐欺ではなく、誰かを守るため、もしくは自分自身を守るための詐欺を示しているのかなと思いました。果たして、次回はどんな“有益な詐欺”が飛び出すのか、楽しみです。

そして、少しづつ明らかになってきた赤目の存在。。まだ本格的なチャン・ギョンジャとの絡みはないものの、所々で登場するギョンジャのオーラがすごいです。チャン・ギョンジャを演じるのは、「SKYキャッスル」などにも出演している女優イ・テラン。今後のロウムやムヨンとの絡みにも注目したいです。

また、こちらも何かと訳ありな様子のヨハン。前回、ヨハンが友人の納骨堂の前で寂しげな表情を浮かべる姿が登場しましたが、この友人の死と赤目、もしくはロウムが関わっていそうな予感。

さらに、ムヨンの父親の会社を倒産させたのがロウムら赤目キッドの仕業であったことも明らかとなり、驚きの展開となりました。スピード感があって気を抜いたら置いて行かれそうな感じもありますが、おもしろいです。

https://k-dora.net/?p=93187


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