ある春の夜に 春の夜 봄밤 全32回(16話) MBC 韓国放送2019年5月22日~
第17回視聴率 5.0% 第18回視聴率 8.1%
| onwardさんより |
第9話(第17回・第18回) あらすじ
アパートの前から、車で移動してしまうキソクとジホ。状況をSNSでジョンインに実況報告していたユンジュは、何処かで喧嘩でもするのでは、と心配します。居ても立っても居られないジョンインを抱きしめて、勇気づけるソイン。ジェインは、ソインのマンションには移らず、暫くジョンインと一緒に住むことに。
その頃、キソクとジホは公園で言い争っていました。ジホのような人間からジョンインを守ろうとしているだけだと主張するキソクに対して、問題はジョンインではなく、キソクの態度にあると言うジホ。人を見下す態度は許せないし、ジョンインに相応しくない…
ジホと別れたあと、同じような事をジョンインに言い訳するキソクに、ジョンインは現実を突きつけます。「実は冷めていたのに愛しているフリをしていたの。」そして、「もし少しでも気にしてくれているなら、私が言う事を無視しないで！」その後、ジホに電話を掛けるジョンイン。既にすべてを経験済みのジホは、気持ちが落ち着くまで時間が必要だから、お互いもっと時間をかけよう、とジョンインを説得するのでした。
翌日、ソインは、妊娠検査の結果にショックを受け、シフンに現金を渡して、兎に角離婚して欲しいと訴えます。まあ、この男が言う事を聞くかどうか…
ジホのアパートにやって来るユンジェ。成程、あのビタミン剤は全部ユンジェの所へ行ったのか、と妙に納得するジホ。翌朝、父親と朝食を取るキソクは、もうすぐにジョンインと婚約するから、と宣言しますが、クォン理事長は疑心暗鬼な雰囲気。テハクに、子供達の事は彼らの意思に任せようと言い出し、それを聞いたテハクは、またもや不安に陥ります。
夕方、薬局の近所に現れるジョンイン。もう誰に見られようと、気になりません。食事に行き、楽しいひと時を過ごす2人。その頃、キソクはヒュンスを呼び出し、上司に対する尊敬を表すべきだと説教…他方、テハクと会食したシフンは、ジェインが帰国していることを喋ってしまいます…
結婚の件と、勝手に帰国した件。ジョンインとジェインは実家へ釈明に向かいますが、テハクの頭の中は、会長の一言で一杯でした。ジョンインの言い分等、到底聞く耳を持ちません。同じ頃、ジホの両親も、ジョンインが未婚だと知って、2人の交際に反対していました。
やっと実家から解放され、アパートにたどり着くジョンインの所へ、ジホがやって来ます。急いで地上階に降りて、待っているジホの腕に飛び込むジョンイン！手を繋ぎ、キスしてふざけ合い、レストランでは並んで座って、お互いの存在に浸り合うジホとジョンイン。しかし、レストランのジャズ・バンドには、キソクの元バンド仲間が… やがてデート中の2人の前にキソクが現れ…！
第9話(第17回・第18回) 感想
ソイン達姉妹と母はジョンインの味方ですが、これからは、キソクとジョンインの関係を良く知らない人達がキソクの味方をして、事態が益々こじれる可能性が出てきました。キソクはジホを悪者にして、如何に自分が正当かを主張するでしょう。すべてが、ジョンインの気持ちを無視し続けた結果だと分からない彼には、他の手段が思い当たりません。ただ、心の底では、ジホが指摘したことも、ジョンインが言ったことも、本当だと分かっていると思うのです。図星だからこそ認めたくなくて、今まで作り上げてきた自己イメージを守りたい。そして残念な事に、ジョンインの父テハクも、彼と同じようなタイプの人間ですから、キソクの言い分に賛同して、結婚を迫るに違いありません。
キソクはまた、父親に対しても、コンプレックスを持ち続けているのだと思います。父の期待に応えられない自分。もうすぐ婚約すると言われても、クォン理事長は、息子がそんな簡単にジョンインを射止められると思っていません。キソクにとって、父が気に入ったジョンインと結婚する事は、自分を認めてもらう事にもなる訳です。でも、ジョンインが離れて行ったのは、キソクには「心」が入っていないから。彼が、常に周りから期待される人間像を作り上げ、自分から追わないから。愛がない結婚をしたとして、後にどうなるか、今のキソクには見えているかどうか…
第19回視聴率 6.1% 第20回視聴率 7.7%
| onwardさんより |
第10話(第19回・第20回) あらすじ
レストランから出てきたジホとジョンインを捉えるキソク。キソクのあまりの態度に、殴りかかろうとするジホ。ジョンインと、キソクの音楽仲間が止めに入り、その場は何とか収まりますが…
自分の経験から、キソクには時間が必要なんだ、と言うジホ。彼はジョンインを、両親が営むクリーニング店へ連れて行きます。焼酎の瓶を見つけ、2人で話しながら飲んでいる所を目撃するジホの父。家から出てきた母を、慌てて中に押し戻すのでした。
同じ晩、ユンジェは仲直りの印の小さな花束を持って、ジェインを訪ねていました。ブスッとしたジェインに、キソクとジホの事で驚いただけなんだ、と釈明するユンジェ。
一方、酔って友人に絡むキソク。途中で父親に電話をかけて、逆に、そんなに分別がなくて、結婚なんか出来るか、と言われてしまいます。何としてもジョンインと結婚するんだ… その彼は、まずソインを呼び出します。ジョンインが他の人と付き合っていることを既に知っていると見ると「相手はシングル・ファーザーなんです。ジョンインが正気とは思えません。何とかしないと。」
キソクと会った、と聞いて、すぐに姉の所へ向かうジョンイン。ウヌが本当に可愛いくて好き、と話すジョンインに涙を見せるソインは、妊娠したこと、そして、罪のない赤ん坊を、中絶か、養子に出すことまで考えていたと打ち明けるのでした。お互いに切り抜けましょう、と励ましあう姉と妹。
キソクがそこまで身を落とすなんて、何か言ってやったら、と黙っている姉を非難するジェイン。けれどジョンインは、キソクが電話を待っていることを知っていました。いつも、言い合いをしては私が譲って仲直りしていた… キソクが次に、両親にアプロ―チする可能性があり、ジョンインは、両親に話をしようと決断します。
通勤途中の車の中で、キソクが写った数枚の写真を眺めるクォン理事長。彼は誰かにキソクの尾行をさせている？？一方、理事長に、ジョンインが誰か他の人と付き合っているようだと知らされるイ校長は寝耳に水！
その晩、ジョンインを紹介しなさい、と命令するワン先輩に従って、ジホは食事の場を設定します。助っ人にユンジュを連れて行くジョンイン。ワンは、はっきり物を言うジョンインを大変気に入った様子。同じ夜、キソクはシフンに、個人的にお金を貸す話を持ちかけ、断られます。「金を借りたら離婚すると言われているんだ。結婚したら妻に従うものだよ」それらしい物言いをするシフン。他方、散歩してくると言って、家を出たイ校長は、ジョンインのマンションへ向かいます。食事から帰ってくるジョンインとジホが、手を繋ぎ、笑いながら廊下を歩いてくると、家の前には！！？
第10話 (第19回・第20回) 感想
キソクは明らかに、ジョンインの家族を自分の味方につけようとしています。ソインは成功しなかった。妊娠していると分かった今、子供がいるジホに対する考えが変りますよね。でも、両親、特にイ校長は彼の味方をするに違いない。定年後の事もありますし、娘の結婚によって、よりクォン家と絆を深めようと言う考えは見え見えです。でも、もしイ校長が結婚を強制したら、ジョンインは親子の縁を切るかも知れません。ソインとジェインは彼女を支えるでしょうが、もしそうなったら、母はどうするでしょう。
キソクは、ジョンインとジホの間に流れる、お互いを高め合う相乗効果のような力を感じ取っているのだと思います。それは、自分とジョンインの間には存在しなかった。彼はジョンインの良さに気づくのが遅すぎて、気がついた時、ジョンインの心は既に彼から離れていました。ジホとジョンインの関係を何としても壊そうとするのは、ジェラシーと共に、見通せなかった自分に対する苛立ちと、今までの自分を何とか正当化しようとする防衛反応とも読み取れます。
両親に話そうと決めた矢先、テハクに見つかってしまったジョンイン。次回は対立が予想されますが、今の2人ならいずれ解決出来そう。それはそうと、ジホとジョンインの深まる関係を、台詞ではなく“映像で感じさせる”ところが上手いですね。話しが聞こえない分、恋人たちの秘密めいた感情がよく出ていると思います。
| ある春の夜に 視聴率 あらすじ キャスト 感想 相関図 |
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