完璧な家族　キャスト・相関図　あらすじ　視聴率

キャスト

主要人物

出典：KBS

チェ・ジニョク(40代・男・ソンヒの父）役　キム・ビョンチョル

「俺は…ソンヒ、お前の方が怖い。」

大手法律事務所の売れっ子弁護士で、妻と娘にも献身的で理想的な父親です。落ち着いており、理性的な性格でソンヒに困難なことが起きれば解決方案を与えてくれるソンヒだけのソロモンでもあり、妻に厚かましいいたずらをしながらも優しさを失わない愛し上手の夫でもあります。しかし、こんな彼にも恐ろしい過去が隠されているのです…。過去に不慮の事故を経験した後、妻がソンヒを養子にすると言った時、一番反対した人物はジニョクでした。思い出したくない過去の傷を無駄にソンヒによって抉られることが怖かったのです。しかし、幼いソンヒが涙に満ちた瞳で自分を眺めた時、ジニョクは悟りました。自分が避けることのできない運命だと。母親とのいざこざを押し切っても、この子を守らなければならないという使命感がありました。この子がまた我が家を完璧にしてくれると信じていましたが、癒えた傷が広がるかのように突然思い出す記憶のせいで時々ぞっとして、冷たい表情でソンヒを眺めたりもします。ジニョクは徹底的に自分の過去をソンヒに隠し、完璧な父親になりたいと思っていますが、不意に漏れてしまう彼の冷たい表情がバレる瞬間も残り僅かだと思われます。

出典：KBS

ハ・ウンジュ(40代・女・ソンヒの母)役　ユン・セア

「あなたは絶対にそんな子じゃない」

かつては神経精神医学科の専門医として、明晰で能力のある医師でした。しかし、不慮の事故で大きな衝撃を受けた後、身体と心を痛め、生きる意志さえ失いました。そんな時、ソンヒに出会いました。自分の人生を立て直すことができる存在、私の完璧な子供こそソンヒです。ソンヒを養子にするまでの道のりは順調ではありませんでした。夫のジニョクと姑の激しい反対がありましたが、ソンヒさえいればウンジュは再び立ち上がることができると自信を表しました。夫を説得し、夫の実家とは縁を切ったまま暮らすようになりました。 そして、ソンヒを完璧な自分の子供にするために、一生懸命に面倒を見ました。ひたすらソンヒをよく育てるためだけに、仕事も辞めました。ピーナッツアレルギーのあるソンヒが中学校時代に給食を誤って食べ、体調が悪くなった後、毎日お弁当を作るほど大事に育てました。ソンヒに望むのは健康と安全、そしてソンヒの幸せだけです。たまに彼女の行動が執着のように見える時もありますが、ウンジュは気にしませんでした。「ソンヒを守るためにできないことなどない」と思っている、恐ろしい子供への情の持ち主です。

出典：KBS

パク・ギョンホ(18歳・男)役　キム・ヨンデ

「お前もソンヒが好き？」

かっこいい外見、さっぱりとした話し方、優しくておおらかな性格。それに加えて有名画家の父親を持つ金持ちの一人息子です。みんなから羨ましがられる人物であり、ソンヒとヒョヌの長年の友人です。しかし、最初からこのような人物ではありませんでした。有名画家だった父親の期待に及ばない絵の実力だったため、ギョンホはいつも空回りし、父親に対する反抗心で彷徨っていたこともありました。悪い友達と付き合い、両親からも嫌われてる期間が長かったです。このようなギョンホが変わった理由はただ一つ、ソンヒのためでした。ソンヒに出会って一目惚れしたのです。 両親とも頻繁に会うようになり、2人は急速に親しくなりました。最初はソンヒに対する感情は好奇心でしたが、いつも明るくて誠実なソンヒを見て、それに合う人になりたいと思いました。そのため、適当に着て通っていた制服もいつも端正に整え、退屈だった勉強にも再び集中してみようとしました。それは全てソンヒによく見てもらうために、そしてそのような自分の姿をソンヒが好きだったからです。何度もソンヒに告白しましたが、その度に色とりどりの理由で振られました。しかし、諦めてはいません。ソンヒがまだ嫌だとは言っていないからです。まだ希望はあると思っています。ところが、先日転校してきたスヨンがソンヒをいじめる様子を見せると、スヨンに対して恐ろしい警告して、ソンヒを守ります。しかしスヨンが危機に瀕すると、ソンヒの友人である彼女に対して知らないふりをすることはできません。結局、スヨンを助けることになるのですが、それがギョンホに迫った不運の始まりでした。

出典：KBS

チェ・ソンヒ(18歳・女)役　パク・ジュヒョン

「お母さん…。私が人を殺したようです。」

ソンヒは「完璧な娘」のお手本に相応しい姿とともに、明るい性格まで備えたユンイル高校の全校1位生徒です。何をするにも1位を逃さず、何一つ逃すことなく上手です。生まれつきの天才のように見えますが、彼女は徹底的な努力型の天才です。たまに度が過ぎるほど熱心な姿に時に、嫉妬の対象になることもあります。その上、お金持ちの一人娘であることから、みんなから憧れと嫉妬を一度にもらうことが当然になっている彼女も、最初からそうだったわけではありません。幼い頃、不意の事故で記憶を失い、孤児院で過ごしていましたが、今の両親に引き取られました。実の両親に対する記憶はありませんが、孤児院に捨てられたということ、寂しいという感情、さらに捨てられたくないという強烈な願いだけが刻まれ、養子縁組後は養父母に捨てられないために全てのものを完璧にやりこなしました。今は良くなりましたが、たまに潜在的にある被害意識と捨てられるかもしれないという恐怖を感じているため、自分のミスを絶対に容認できません。他人に嫌われているのを恐れてソンヒはだれにでも親切です。それが自分を極度に憎む人だとしても…。

幼い頃、孤児院で自分をかばってくれたスヨンに会って嬉しかったのですが、彼女に癒えない傷を与えたという事実にソンヒは絶望します。そのためスヨンの言葉と頼みを全部聞きたいと思っており、その姿はまるでいじめに遭っているかのように見えますが、ソンヒは満足しています。やっと申し分のない完璧な家族と、心を開ける友達ができたという事実が嬉しかったのです。完璧だった日々に亀裂が入り始めたことも気づかないほど…。

出典：KBS

チェ・ヒョンミン（40代・男）役　ユン・サンヒョン

「お前の養父母に気をつけて」

過去の悪縁でソンヒ家族の弱点を執拗に掘り下げる人物です。善良な顔と声で人々の信頼を簡単に得ており、柔らかい言葉遣いは周辺の人々を集める力がありました。ジンヒョクとの初めての出会いはそれほど良いものではありませんでしたが、それなりに関係をよく築いた2人は兄と弟のような気楽な関係になり、家族間の絆も良かったです。しかし、過去の事件によってお互いに背を向けるようになり、二人の間は永遠に遠ざかってしまうように見えました。しかし、ヒョンミンの考えは少し違いました。ジンヒョクのせいで壊れた人生の補償を受けなければならないという目標ができたヒョンミンは、再び彼の前に現れることにします。そしてソンヒに「ジンヒョクとウンジュに気をつけろ」という言葉を残し、彼らの秘密を世の中に暴露しようとします。

出典：KBS

イ・スヨン (18歳・女) 役　チェ・イェビン

「私に借りた借金…死ぬまでに返せ」

孤児院にいた時、ソンヒの友だちで、ソンヒが他の子供たちにからかわれた時に助けてあげたことをきっかけに二人は親しくなりました。お互いを頼りにする唯一の友達でした。自尊心が強く見えますが、実は被害者意識のせいで誰かが自分に同情したり無視することを我慢できません。これは孤児院で学んだスヨンだけの生き方でした。スヨンにとって喧嘩は自らを守る方法でした。そのような理由からよく暴力事件に巻き込まれ、非行少女というレッテルを貼られましたが、基本的には心性が悪い子供ではありません。しかし、10年ぶりに再会したソンヒが自分に気づかないことに傷付きます。自分は一度も忘れたことはなかったし、自分に忘れられない一生の傷を与えてくれたくせに…。それだけではなく、ソンヒはとても完璧に見えました。全部持っていたからです。良い親、豊かな暮らし、友人たち、自分の好きなギョンホの心さえも。そのため、意地悪をしました。しかし、そのような自分を理解して受け入れようと努力するソンヒを見ると、心が少しずつ和らいだこともありました。あの事件が起こるまでは…。

出典：KBS

チ・ヒョヌ(18歳・男)役　イ・シウ

「インディアンの言葉では、友達は私の悲しみを背負っていく者だって」

ソンヒとは小学生の時から親しい間柄で、クリーニング屋を経営している両親に、兄弟の多い家の長男で満足できないことが多い家庭環境で育ったヒョヌは自分と違い、不自由なこともなく育ったソンヒが羨ましいと思うこともありました。しかし、学校で孤児院出身といううわさが流れ、ソンヒがからかわれそうになるとヒョヌは、自分も知らずのうちにソンヒの方に立ちました。うらやましいものはうらやましいので、不服であるということに間違いはありませんでした。いつも嘘は悪いことであり、危険に直面した人を見て見ぬフリをして放置してはいけないと習ったため、ヒョヌはソンヒをそのまま見過ごすことはできませんでした。

その日以来、彼とソンヒはかけがえのない友達という間柄になっており、いつもソンヒのそばで守っていました。明るくて優しいソンヒに学ぶ点も多いと思いました。ソンヒに押されて、万年2位であっても良かったのです。むしろソンヒが賞を受賞したり、うまくやれば父親のような笑みを見せ、満足するほどでした。それはソンヒが誰よりも熱心に努力していることをよく知っているからです。その時はそれがどんな気持ちなのかは正確に分かりませんでしたが…。ソンヒと同様に親しい友だちだったギョンホが「ソンヒが好きだ」と言った時、自分の気持ちを知りました。自分もソンヒを好きだということを。しかし、親しい友達を二人も失いかねないという考えに至り、ただ遠くから2人を見るつもりでした。自分が一番信じている人、ソンヒだからこそ賢明な選択をすると考えました。しかし、とある事件が起きた後ヒョヌは混乱状態に陥ります。自分が本当に知っているソンヒなのか…。はたして僕が最後までソンヒを守ることができるだろうかと…。

ハンソ警察署の人々

出典：KBS

シン・ドンホ (ハンソ警察署の刑事事件担当刑事) 役　キム・ドヒョン

刑事としての実力と勘が非常に優れています。一度噛んだら離さず、最後まで離すことはありません。そのため、ニックネームも猟犬です。普段は気の抜けた表情で面倒くさそうに接していますが、仕事においては、ある映画の中の熱血刑事のようです。時々、彼の捜査があまりにも行き過ぎているので班長からは憎たらしく思われていますが、彼は最後までやり切る性格のため、実力は絶対に無視できません。一時、検挙率1位、騎手隊のチーム長だった彼は、とても有名で将来も有望でした。しかし、過去に起こった一度のミスで辺境に左遷され、その後さらに事件に執着したため、周辺の人々も彼を遠ざけ、妻さえも彼に背を向けました。その後は離婚して一人暮らしをしています。時々、息子とのビデオ通話で近況を聞いたりもしますが、それさえも妻は簡単に許さず、息子に対する恋しさを抱えています。

出典：KBS

イ・ソンウ（ハンソ警察署の刑事事件担当刑事）役　キム・ミョンス（特別出演）

シン刑事の後輩で、パートナーです。いつも余裕のあるのんびりとした性格ですが、パートナーの先輩であるシン刑事のおかげで毎日忙しい日常を送っています。事件が多すぎるせいもありますが、いつも仕事を加えてくる先輩のせいでもあります。しかし、彼の情熱を尊敬する気持ちもあるので、文句なしに従います。映画が好きな妻のおかげで、映画については厳しく、特定のキャラクターや特定の場面をなぞらえて表現する事が多いです。新婚を満喫したい時期に大きな事件が起き、妻の顔色をうかがいますが、映画の中にいそうなキャラクターで、自分は見つけられない事件の糸口を情熱一つだけで捜し出す先輩を見て、密かに彼をロールモデルにしています。先輩ほどではないですが、徹底した責任感を感じながら事件の糸口を見つけようとしています。

その他の人々

出典：KBS

キム執事 (ハン家の執事) 役　キム・チャンワン

ハン家の執事です。約20年間、ハンとジンヒョクを見てきた人で、誰よりもこの家庭の幸せを祈っています。

出典：KBS