卒業 졸업 The Midnight Romance 2024年放送 tvN 土日 全16話
第9話視聴率3.175
第9話あらすじ
ジュノ（ウィ・ハジュン）を家に誘ったヘジン（チョン・リョウォン）だが、そこへジュノの友人スンギュ（シン・ジュヒョプ）から電話がかかってくる。昼間、引っ越しを手伝ってくれたスンギュに食事を奢らなければならないとジュノ。
ひとまず家に戻ったジュノは、度数の強い酒を飲ませてスンギュを潰させようとする。その頃、ジュノが来るのを待つヘジンは、どこか落ち着かない様子。
しばらくして、ジュノがやってくる。しきりに自分を「先生」と呼ぶジュノに、「先生って言うのはやめて！なんだか悪いことをしている気分になる」とヘジン。
その後、ヘジンは自分の経験不足を告白した。そんなヘジンに、「愛している」とジュノは言う。
チェソン国語のパク・ギソン（イ・ギュソン）は、塾長であるヒョンソン（ソ・ジョンヨン）の指示でチャニョン高の国語教師、ピョ・サンソプ（キム・ソンイル）に会いに行く。チェソン国語で働かないかとスカウトされるも、興味がないと言って車を降りるサンソプ。
その日は期末考査が行われる日。ヘジンとの一件以来、サンソプが試験の範囲を教科書内に絞ると宣言していた。
試験が終わり、続々と生徒から試験の答案が送られてくる。試験問題に目を通したヒョンソンは、意味ありげに微笑む。
その頃、塾に到着したヘジンはエレベーターでジュノと遭遇。そのまま下の階の空き教室で、ひそかにスキンシップを楽しむ2人。ヘジンが先に部屋を出たが、階段を上るところを同僚のチェユン（アン・ヒョンホ）に見られ、不審に思われる。なんとかその場を切り抜けたヘジンだが、そこへヒウォン高のシウ（チャ・ガンユン）が。
シウは今回の試験について、「最終日にもらった予想問題がなかったら、たぶん解けていなかったと思う」と明かす。実は前々から、国語に関する苦手意識を明かしていたシウ。そんなシウに、ジュノは入試で満点を取らせてみせると約束した。
一方、試験の採点に当たったチャニョン高の教師らは、頑なに教科書からの出題にこだわったサンソプを非難。さらに同僚の一人は、「お願いですから、これ以上何もしないでくれませんか？」と冷たく言い放つ。
生徒たちの試験結果が良好だったことを受け、ヘジンらはいつもの店で飲み会をすることに。ジュノの隣に座ったのは、チェユン。前々からジュノに好意を寄せていたチェユンは、ここぞとばかりにアプローチを仕掛けた。
そんななか、ヘジンはチョンミ（ソ・ジュヨン）に今日はうちに泊まっていくよう提案。ヘジンとチョンミ、ジュノが一緒にタクシーで家の近くのコンビニへ向かうと、中からスンギュ（シン・ジュヒョプ）が出てくる。結局、4人はジュノの家で飲み直すことに。
その日の夜、ベッドに横になったチョンミはヘジンに、シウがなぜここまでヘジンとジュノに夢中なのか、その理由が気になると話す。ヘジンもまた、よくわからないと答えた。そんなヘジンに、「答えが見つかったらぜひ教えてください」とチョンミ。
一度はチェソン国語のスカウトを断ったサンソプだったが、学校での自分の居場所がないことに気づき、チャニョン高を退職。そして、ヒョンソンが塾長を務めるチェソン国語で、以前へジンが断った副塾長の席に就くことを決めた。
「約束がある」と言ってギソンと別れたサンソプは、その足でどこかへ向かう。
冬休みの特別授業の準備をすすめるジュノ、そしてヘジン。するとそこへ、支援チームのジウン（チェ・ジウン）から連絡が。サンソプが自分に会いに来たと知り、ヘジンは驚き…。
第9話感想
今回は第1話でヘジンと激しい口論を繰り広げたチャニョン高の国語教師・サンソプが、教師を辞めてチェソン国語へ移る様子が描かれました。あれだけ塾の講師という立場を馬鹿に、というか批判（？）していたサンソプが、なぜ自らも講師になろうと考えたのでしょう。やはりヘジンとの一件が、きっかけとなったのでしょうか。
サンソプがスカウトされたのは、かつてヘジンがヒョンソンから提案された副塾長の席でした。ヘジンの代わりにサンソプを選んだヒョンソン。果たして、その裏にはどんな意図が隠されているのか、気になります。
そして、順調に関係を深めていくヘジンとジュノ。ベッドの上でヘジンが自らの経験不足を告白する様子が、なんとも微笑ましかったです。年下なのに余裕にあふれたジュノも素敵。
チョンミもすっかりジュノとヘジンの間を認めて応援している感じで、この3人の関係性が見ていて心地よいです。最初はいけ好かないキャラかと思いましたが、歯に衣着せぬ言い方で、むしろ好感が持てます。ヘジンともすっかり打ち解けたようです。
ヘジンはジュノに「先生」と呼ばれるたびに、自分が悪いことをしでかしているような気になると話していました。今後は「ヘジン」とか、呼び捨てにしたりもするのでしょうか。確かに、「先生」だと禁断の恋感が増しますよね。
2人の関係がどのように変化していくのか、こちらも注目です。
第10話視聴率4.173
第10話あらすじ
サンソプが会いに来たと知り、驚くヘジン。恐る恐るロビーへ向かうと、そこには新調したばかりのスーツに身を包んだサンソプの姿が。
一方、「ピョ・サンソプ」という名前に聞き覚えがあると考えたジウンは、それがチャニョン高の国語教師だと気づく。なんとかして2人の会話を盗み聞こうとするも、隣の部屋でも会話の内容までは聞こえず。
サンソプの口から「ソ・ヘジン先生」という言葉が飛び出すと、ヘジンははじめてサンソプと会ったときのことを思い出す。あのときサンソプは、塾講師であるヘジンのことを到底「先生」とは呼べないと話していたのだ。
つづけてサンソプは、学校に辞表を提出したことを明かした。2人のことが気になったジュノがお茶を持って現れると、ヘジンは「誰も部屋に入れないで」と一言。するとサンソプは、ジュノに挨拶し、チェソン国語で働くことになったと話す。
サンソプがあれほど毛嫌いしていた塾市場に足を踏み入れたと知って、驚きを隠せないヘジン。
その後、ヘジンはすぐさまチェソン国語のヒョンソンに連絡を入れる。しかし、ヒョンソンからの返信はなかった。
気が抜けたように椅子に腰かけるヘジンに向かって、「むしろ興味津々だ。今度はどんな手を使ってくるのか」とジュノ。しかし、ヘジンは20年もの間、教壇に立ってきたサンソプが、自分の一言で教師を辞め、塾業界に足を踏み入れたことに責任を感じずにはいられない。結局、ヘジンは価値観の違いを理由にジュノを突き放す。
その日、授業を終えたヘジンはジュノからの誘いを断り、チェソン国語へ。なぜよりによってサンソプなのかと聞くヘジンに、「無礼な質問ね。私に対しても、副塾長に対しても…」とヒョンソン。
そしてヒョンソンは、「自分の名誉がかかった戦いでは暴れん坊のように剣を振り回し、戦いに勝った後は急に道徳を語る。そんな図々しさは誰でも持てるものではない。私はあなたのそういう部分が好きよ」と語った。
「選んだのはピョ先生で、私は機会を与えただけ」と話すヒョンソンを前に、ヘジンは返す言葉が見つからない。エレベーターに乗り込んだ瞬間、ヘジンは腰が抜けたようにその場にしゃがみ込んだ。
その頃、ジュノはチョンミからヘジンとの件を叱責され、自分の過ちに気づく。『何もしないからそばに居させてほしい』とメールを送り、ヘジンに会いに行くジュノ。
ジュノを車に乗せたヘジンは、「いきたい場所がある」と言う。ヘジンが向かったのは、チャニョン高校だった。
校舎へ向かう道を歩きながら、ヘジンははじめてサンソプと顔を合わせた日のことを振り返る。自分の名前を売るいい機会だと考えたと話すヘジン。しばらくして、サンソプが試験の出題範囲を教科書だけに絞ると発表したとき、何かがおかしいと感じたという。しかし、そのときもこれと言って気にすることはなかったとヘジン。
ヘジンがここに来た理由は、少しでもサンソプの気持ちを理解したかったからだ。「時間を戻したい」というヘジンに、ジュノは「それは不可能だ」と告げる。
不安定なヘジンを一人にさせてはおけないと、ジュノはヘジンを家に連れて行く。その日、ヘジンはジュノに見守られながら眠りについた。
翌朝、ドアロックのエラー音で目を覚ますジュノ。つづいて電話が鳴ると、なんと母親のジョンファ（ユン・ボクイン）が家の前に来ているという。慌てて飛び起きたジュノは、ヘジンをクローゼットに隠れさせるのだが…。
第10話感想
サンソプの宣戦布告を受け、大きく揺れ動くヘジンの姿が描かれた第10話。自分のせいで一人の教師の人生を台無しにしてしまったという罪悪感に加え、なんてことないといった風に一蹴してみせるジュノに、かつての自分の姿を重ねるヘジン。
正直、ヘジンがあそこまで動揺する意味がいまいち理解できません。最初から相応の手順を踏まずに職員室に乗り込んだ時点で、ある程度のことは予想できたのではないでしょうか。
それを今さら、自分のせいで・・と嘆くのは、大きな決断を下したサンソプにも失礼な話では？と思ってしまいました。
さらに「誰が一番多くの生徒を名門大学に送るか、それが重要だ」と語るジュノを前に、まるでかつての自分自身を見ているようで恐怖を感じるヘジン。ヘジン自身も認めていましたが、言葉は少々きつい気もしますが、ヒョンソンが言っていたことは正論だと思います。
それにサンソプの場合、それなりの大人なので、これまたヒョンソンの言う通り「本人が選んだこと」なんですよね。シウの時とは話がまったくちがうと思います。
例え今回の決断がヘジンに対するコンプレックスのようなものだとしても、それを乗り越えるかどうかはサンソプの問題で、ヘジンがどうこうする問題ではありません。
今話はちょっともどかしい展開が続きました。
そんななか、ジュノと一緒に朝を迎えたヘジンの前に、ジュノの母ジョンファが。果たして2人は、交際を隠し通すことができるのでしょうか。次回の展開も楽しみです。
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