卒業(韓国ドラマ) 7話・8話 あらすじ・感想

卒業


卒業 졸업 The Midnight Romance 2024年放送 tvN 土日 全16話

第7話視聴率4.117

第7話あらすじ

自分の初恋相手がヘジン(チョン・リョウォン)で、今もなおヘジンを想っていることを明かすジュノ(ウィ・ハジュン)。そしてジュノは、ヘジンにキスをする。戸惑いながらもそれを受け入れるヘジンだったが、すぐに「風邪を引いたら困る」と言ってジュノを突き放した。

動揺するヘジンに考える時間を与えるジュノ。ヘジンが別室でジュノの服を乾かしていると、チョンミ(ソ・ジュヨン)が現れる。

塾長に会いに行ったはずのヘジンが塾でジュノの服を乾かしていることを不審に思うチョンミ。そんなチョンミに、ヘジンは酔っ払ったヒョンタク(キム・ジョンテ)をなだめようとして、ジュノが誤って川に落ちてしまったと説明。

タクシー代を浮かせるために塾で始発を待つと言うチョンミを、ヘジンは自宅に誘う。「まだ話は終わっていない」とヘジンを引き留めようとするジュノだったが、ヘジンは聞かずにチョンミを連れて塾を後にする。

川に落ちたせいで携帯が壊れてしまったジュノは、代わりにノートパソコンからメッセージを送信。暗闇の中でこっそりスマホを確認するヘジンに、チョンミは今日見たことは誰にも言わないつもりだと告げた。

翌朝、ヘジンが朝ごはんを買いにコンビニへ向かうと、副塾長のスンヒ(キム・ジョンヨン)から電話がかかってくる。出勤時間になってもヒョンタクが姿を見せず、音信不通だというのだ。

同僚のジソク(チャン・インソプ)を呼んで、一緒にヒョンタクのマンションへ向かうヘジン。ヒョンタクは二日酔いと川に落ちた影響で体調を崩していた。

ヘジンから報告を受けたスンヒは、ヒョンタクがヘジンの説得に失敗したと知る。そして、支援チームのジウン(チャン・ソヨン)に、ヘジンの契約書を持ってくるよう命じるスンヒ。

一方、ヘジンに対抗してチャニョン高のクラスを新たに開設しようと目論むチェソン国語のヒョンソン(ソ・ジョンヨン)だったが、反応はイマイチ。どうやらヘジンの策にハマって曜日を変更したことが、仇となったようだ。

ヒョンタクの無事を確認した後、ヘジンはジソクに、チェソン国語へ移るつもりだと明かした。これに驚きつつも、ヘジンの選択を応援するジソク。

その頃、スンヒからヘジンの契約書を持ってくるよう言われたジウンは、ヘジンが塾を辞めるかもしれないと噂した。ヘジンもまた、引継ぎのための準備をはじめる。

ミーティングを終え、ジュノを部屋に残らせたヘジンは、チェソン国語へ移ることを告げ、しばらくの間は塾が騒がしくなるだろうと話した。そして、自分たちの関係も変わらないとヘジン。

納得のいかないジュノだったが、そこへヒウォン高のシウ(チャ・ガンユン)がやってくる。

廊下でヘジンと顔を合わせたシウは、前回の無料講義が今まで受けた講義のどれよりも印象に残っていると伝えた。「またあの日のような授業が受けたいです」とシウ。その言葉を聞いたヘジンは、忘れかけていた気持ちを思い出す。

チョンミからヘジンがろくに睡眠もとらず、冷蔵庫の中も空っぽだったと聞いたジュノ。その日、ジュノは駐車場でヘジンが来るのを待つ。「何も言わないから、ただの運転手だと思ってください」と告げ、ヘジンから車のキーを預かるジュノ。

車の中でヘジンは、16歳のシウをその気にさせて、年俸や副塾長というタイトルに流されてしまった自分が情けないと胸の内を明かした。そして、ジュノにシウの話を聞かせて欲しいとヘジン。

ジュノからシウがどのようにチェソン国語から大峙チェイスへ移ってきたかを聞かされたヘジンは、大峙チェイスにとどまることを決心する。

翌日、ヘジンはさっそくチェソン国語へ足を運び、スカウトを辞退すると告げた。

第7話感想

大峙チェイスにとどまることを決めたヘジン。ヘジンの心を変えたのは、ヒョンタクでもジュノでもなく、シウでした。

確かに、シウはヘジンとジュノの授業に感銘を受けて大峙チェイスへ移ってきたというのに、そこでヘジンがチェソン国語へ行くと知ったら、シウまでも裏切ることになってしまいます。塾講師として、それだけは絶対にできないと考えたヘジン。

過程はどうあれ、ヘジンが大峙チェイスに残ると言ってくれてよかったです。シウは色んな意味で、ヘジンとジュノの人生に大きな影響を与えていますね。

そして、前回のラストで熱いキスを交わしたヘジンとジュノ。しかし、今話ではこれといった進展はなく…。ヘジンのなかではまだ、「恋愛<仕事」といった感じなのでしょうか。それとも、無理して自分の感情を押し殺しているのか。どうでしょう。

次回予告では、また一歩距離を縮める2人の姿が登場しました。「ジュノを好きにならずにいられる?」と聞くヘジンの声が流れ、これまたドキドキな予感。

大人の恋愛のはずが、どこか青春の甘酸っぱさも兼ね備えていて、見ていて思わずキュンとしてしまいます。主演のチョン・リョウォンとウィ・ハジュンがとってもお似合いで、ついつい顔がほころんでしまいますね。つづきも楽しみです。

第8話視聴率4.322

第8話あらすじ

テキストを返しにきたシウに、素っ気ない態度を決め込むギソン(イ・ギュソン)。返却を証明する書類が欲しいと話すシウにカッとなったギソンは、代わりにテキストの内容を流出しないという誓約書を書かせた。

ギソンからシウが書いた誓約書を見せられたヒョンソンは、怒り心頭。ギソンに出て行けと怒鳴る。

ヘジンは塾長のヒョンタクに他からのスカウトがあったが、最終的に大峙チェイスに残ることを決めたと伝える。これには心から安堵するヒョンタク。

その頃、ヘジンと一緒に昼ご飯を食べようと公園で待つジュノ。しかし、いくら待ってもヘジンは現れなかった。

仕事を終えたヘジンは、友人で弁護士のソヨン(ファン・ウヌ)と2人で酒を飲む。ジュノとの関係について、先生として、変な噂に巻き込みたくないと話すヘジン。

その一方で、「ジュノを好きにならずにいられる方法があるなら教えて欲しい」と、胸の内を明かす。

そんななか、ヘジンのもとへジュノからメッセージが届く。スマホを開いたヘジンは、思わず号泣。そこには、ヘジンがこれまでジュノに贈ったメモの数々と、ジュノからの想いがつづられていた。

「いい先生だったのね」となぐさめるソヨンに、ヘジンは「ジュノにだけよ。他の子にはこんなことしなかった」とヘジン。

学生時代、皆が行事に参加し、勉強して、恋愛を楽しんでいた頃、ヘジンは一人でビラを配ってアルバイトに明け暮れていた。生きるのが辛くてしょうがなかったヘジンにとって、ジュノは一筋の光だったという。

つづいてジュノから電話がかかってくるも、ヘジンは出ることができない。代わりにソヨンが通話ボタンを押し、ジュノに自分たちがいる場所を伝えた。

ソヨンに教えられた住所へやってきたジュノは、すっかり酔っぱらったヘジンを見て驚く。ヘジンを助手席に乗せ、アパートまで送って行くジュノ。

玄関の前で、ジュノは先に入ってしまったヘジンに「眠りにつくのを見届けても?」と聞く。ヘジンの許可を得て、ゆっくりと中に入るジュノ。玄関に佇むジュノに近づいたヘジンは、その胸に飛び込んだ。

キスをしようとするジュノだったが、ヘジンは「頭が痛い」と言ってベッドに横になる。翌朝、二日酔いに苦しむヘジンのもとへ、コンビニで買い物をしてきたジュノが戻ってくる。気まずそうにするヘジンをソファーに座らせ、改めてキスをするジュノ。

ヘジンの代わりに授業を代講しようとするジュノだったが、事情を知ったチョンミは、自分が授業をするから、ヘジンのそばにいてあげてはどうかと言う。病院にヘジンを迎えに行ったジュノは、ヘジンを移転する前の大峙チェイスへ連れて行った。

「ここに立っていたソ・ヘジンが、ごく平凡な大学生だってことに気付いたのは、だいぶ後になってからでした。先生は先生という名前のせいで大人ぶって、僕もまた、先生という名前にビビっていた」とジュノ。そんなジュノに、ヘジンは自分がいかに不器用で、恋愛にもなれていないことを明かす。

ヘジンのアパートの近くにあるコンビニの上の階に引っ越すことになったジュノ。引っ越し当日、ジュノは友人のスンギュ(シン・ジュヒョプ)にヘジンとの交際を明かした。ジュノと同じくヘジンの教え子であるスンギュは、これからヘジンをどうやって呼ぶべきかとからかった。

ヘジンとジュノの秘密の交際はつづき、2人は人目を避けて駐車場ではなく、地下鉄の駅前で待ち合わせ。アパートの前で別れを惜しむジュノに、ヘジンは「牛乳を切らしていたんだった」と話す。

コンビニへ行き、ふたたびアパートの前までやってきた2人。するとヘジンは、「実は嘘だったの。家に牛乳はあるわ」と言ってジュノを家に誘った。

第8話感想

ついにジュノの気持ちを受け入れることにしたヘジン。しきりにジュノを突き放そうとするヘジンがじれったく感じることもありましたが、今話ではそんなヘジンが生きてきた背景が明らかとなり、ますますヘジンとジュノのロマンスを応援したくなる展開に。

学生時代のヘジンは、借金を返済するために昼夜問わずバイトに明け暮れる苦学生でした。お金のために始めた講師のバイトで、ジュノと出会ったヘジン。当時のヘジンは生きるのが嫌でしょうがなかったといいます。そんなヘジンにとって、ジュノはふたたび生きる活力を与えた大事な存在だったのです。

ヘジン自身も、当時からジュノを特別に想っていたようですね。ジュノの告白に二つ返事でOKしたい気持ちを抑え、これまで通り“先生”として生きようと考えたヘジン。しかし、ジュノの積極的なアプローチによって、ついにヘジンも自分の気持ちに正直になることを決めました。

ソヨンと2人で飲みながら、ジュノへの想いを口にするヘジンがなんともリアルで、女優チョン・リョウォンの本気を見せつけられたような気がします。

また、ジュノの前で見せるキュートな一面も素敵です。同性から見ても魅力的だと感じました。ドラマはちょうど折り返し地点となり、後半ではどんな展開が待っているのか。目が離せません。

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