韓ドラの鬼

卒業(韓国ドラマ) 13話・14話 あらすじ・感想

卒業


卒業 졸업 The Midnight Romance 2024年放送 tvN 土日 全16話

第13話視聴率3.614

第13話あらすじ

USBに入った資料は、もう自分にとって宝物ではなくなったと話すヘジン(チョン・リョウォン)。そんなヘジンにヒョンソン(ソ・ジョンヨン)は、「若い弟子にうつつを抜かしてなんかいるから、あなたはすべての機会を失った」と一言。これには思わず、ヘジンの顔から血の気が引く。

実はヒョンソンは、かねてからヘジンとジュノ(ウィ・ハジュン)の関係を知っていたのだ。ヒョンソンにこの特ダネを流したのは、彼女の助教ギソン(イ・ギュソン)だった。

資料を放棄すればすべてが終わると思っていたヘジンだが、ヒョンソンはここで引くつもりなどなく。ヘジンが去った後、ヒョンソンはスンヒ(キム・ジョンヨン)と共に、本格的にヘジンを陥れる方法を話し合う。

ヒョンソンはスンヒに自分だけでなく、国語科のチョンミ(ソ・ジュヨン)もこの事実を知っていると告げた。これを聞いたスンヒは、例のUSBをチョンミに渡そうと考える。

その頃、ヒョンソンだけでなくスンヒにまでジュノとの交際を知られてしまったヘジンは、ジュノと塾長のヒョンタク(キム・ジョンテ)に連絡を入れ、2人を呼び出す。先に店に現れたのは、ジュノ。

ジュノはいつもとどこか様子の違うヘジンを見て、心配を隠せない。そんなジュノに、ヘジンはゆっくりとした口調で、ヒョンソンとスンヒに2人の関係を知られたと明かす。その上で、ヘジンは自分たちの交際を正直に認めたいと話した。

しばらくしてヒョンタクが現れると、ヒョンタクは2人の関係がスンヒにバレたのかと聞く。ヒョンタクがすでに自分たちの関係を知っていたと知り、驚くヘジンとジュノ。

実はヒョンタクがチェソン国語からサンソプを引き抜こうとしていたのは、この為だった。ジュノが塾に来てから、いつかこうなるのではと不安に思っていたヒョンタク。

どうなるかは予想できているかとヒョンタクに聞かれ、ヘジンは「はい」と頷く。なんとしてもヘジンを守りたいヒョンタクは、ジュノには別の塾へ移ってもらい、ただの噂だとしらばっくれようと言う。しかし、そうなればジュノが悪者になってしまうと、ヘジンはすべての非難を自分が引き受けると伝えた。

一方、ヘジンとジュノの交際を広める適任者を探していたスンヒは、かねてからヘジンに好意を寄せていた英語科のジソク(チャン・インソプ)に白羽の矢を立てる。さらにチョンミを呼び出すと、「この塾はじき難破船になる」と告げ、自分の側につくように誘う。

その日、スンヒがジソクと食事の約束をしたと聞いたヘジンは、すでに計画が動き出していると知ってゾッとした。授業を終え、そのまま塾に残るヘジン。するとそこへ、スンヒとの食事を終えたジソクがやってくる。

2人の話を聞いて、心底驚いたと話すジソク。そして今現在、目の前にいるヘジンの態度を見て、ジソクはそれが真実だと悟る。偏見を持たずに受け入れて欲しいと話すヘジンだが、ジソクの心はすでに決まっていた。

同じ頃、ヒョイム(キル・ヘヨン)と一緒に酒を飲むジョンファ(ユン・ボクイン)を迎えに行くジュノ。その帰り、ジュノはヒョイムから、今しがたジソクから送られてきた一斉送信のメールを見せてもらう。

そこには、ジュノが新たに開講したクラスが特別待遇ではないかという指摘、そしてジュノとヘジンが交際関係にあることが書かれていた。この件に関して、明日の朝、ジュノとヘジン抜きで議論が必要だと締めくくるジソク。

母親を送り届けたジュノは、大急ぎでヘジンのもとへ。夜ご飯を食べそびれたヘジンのため、ジュノは即席で夕飯を用意してあげる。しかし、なかなか箸が進まないヘジン。車で帰るヘジンを外まで送って行くジュノだったが、部屋に戻るなり、何かを思い出したかのようにふたたび外に飛び出した。

同じく家の前でふと思い立ったヘジンは、きびすを返してジュノの家へ向かう。途中でジュノを見つけると、ヘジンは「言いそびれたことがあって…。私は大丈夫。そして、愛している」と告白。

第13話感想

ついにヘジンとジュノの関係がバレてしまいました。。いつかはこうなるとは思っていたものの、思ったより深刻な事態に不安が募ります。

最初は、すでに成人した2人が交際することになんの問題が?と思いましたが、これを逆手にとってあることないこと噂を広めて2人を陥れようとする側にとっては、またとないチャンスなのだとわかりました。一体、どんな形で噂が広まっていくのか。正直怖いです。

そして、唯一の味方だと信じていたジソクの裏切り。まぁ一方的にヘジンに想いを寄せていたジソクからすれば、自分の方が先に裏切られた!といった感じなのでしょうが。それにしても、自分がフラれたからと腹いせに事を起こすには、ちょっと規模が大きい気がしますね。

次回、どんな心ない言葉がヘジンに注がれるのか。不安でしかたありません。。

他にも、チョンミの決断もまた気になります。誰よりも成功欲の強いチョンミにとって、こんなに美味しい話はないはず。でもその一方で、ヘジンとジュノに対する義理も。。義理と成功の間で揺れ動くチョンミの姿が、なんとも切なかったです。

第14話視聴率5.192

第14話あらすじ

ジュノからヘジンとの交際について聞いたジョンファは、夫テクヨル(オ・マンソク)に、「ショックなのに、なぜショックなのか自分でもわからない。」と胸の内を明かした。そんなジョンファに向かって、しばらく様子を見ようとテクヨル。

ヘジンはジュノに「今起きた」と嘘をつき、一人で塾に向かう。すでに塾では、ジソクの呼びかけによってほとんどの講師たちが集まっていた。ヘジンの登場にざわつく室内。

つづいてジュノがやってくると、国語科の2チーム長ミョンジュン(イ・シフン)は、「ここぞとばかりにセットでお出ましか。それとも、2人で涙の会見でも?」と嘲笑した。ミョンジュンの態度に腹を立てたジュノは、思わず制御が効かなくなる。

今にも殴りかかろうとするジュノをなんとか部屋の外に連れていくテベク(イム・ジンヒョ)とヒジュ(ヤン・ジョア)。するとテベクのもとへ、以前勤めていた塾の塾長から連絡が入る。すでに2人の噂は、別の塾や保護者にまで広まっていた。

その頃、なんとか事態を収拾しようと、スンヒに会いに行くヒョンタク。話し合いで解決できないかと頭を下げるヒョンタクだが、スンヒは「辞表はメールで送ります」と一言。

ヘジンは皆の前で弁明する機会を与えて欲しいとジソクに頼む。しかし、塾をこんな事態に追い込んだのは、自分ではなくヘジンだとジソク。

一方、矢面に立たされたヘジンを不憫に思ったヒジュは、ジソクの説得を試みる。ところが、まったく聞く耳を持とうとしないジソク。それどころか、今回の騒動の背景に副塾長のスンヒがいると知ったヒジュは、「かならず後悔する日がくる」と言う。

そんななか、噂の真相を確かめるため、保護者達が塾へ訪ねてくる。ヘジンは急に授業のスタイルを変えた件について冷静に説明するが、保護者の一人がジュノとのスキャンダルを口に出すと、雰囲気は一転。心ない言葉で一方的に攻撃されたヘジンは、一人になった瞬間、その場に泣き崩れる。

何も知らずに授業を行っていたジュノは、生徒たちから「初恋の話を聞かせて欲しい」と言われ、授業を中断。ジュノは授業中に不適切な発言をした生徒を出禁にし、授業を再開する。

大峙チェイスでは苦情と退塾の電話が鳴りやまず、相談室長のヒョイムをはじめ、職員たちは疲れ切っていた。

一方、その恩恵を受けることとなったのは、ヒョンソン率いるチェソン国語。授業が満員になったことを告げ、副塾長のサンソプを賞賛するヒョンソン。しかし、ヘジンとジュノの噂の件を知るサンソプは、素直に喜ぶことはできず。

「僕は2人のことを知っていますが、噂は事実ではありません。」とサンソプは言う。そんなサンソプに、「ここは毎年その時期になると子供たちが自動的に供給される学校ではない。そしてあなたも、ここに辞令を受けてきたわけではない」とヒョンソン。

授業を終えたチョンミは、広い講義室に一人佇むヘジンを見て声をかける。ヘジンは自分に関わるべきではないと告げたが、チョンミはヘジンの味方でいると伝えた。チョンミの優しさに、ヘジンの目からはまたもや涙が。

教務室に戻ったヘジンは、デスクに貼られたメモを見つける。メモの最後には、『愛してる』と書かれていた。他の講師たちに見られるとわかっていながら、堂々とヘジンへの想いをメモに残したジュノ。

その頃、ジュノは夜間飛行で塾長のヒョンタクと会っていた。ヒョンタクはジュノに、ヘジンのために塾を辞めて欲しいと伝える。自分が塾に引き込んだせいで、ヘジンにはこれ以外なにもないとヒョンタク。しかし、ヘジンを一人にしておけないジュノは、それを断る。

「お前には怖いものなんて何もないだろうが…」というヒョンタクの言葉を遮り、これまで抑え込んでいた感情を吐き出すジュノ。

実はジュノもまた、はじめて自分の力でどうにもならないかもしれないと、恐怖を感じていたのだった。

第14話感想

ラストのジュノの号泣シーンは、思わずもらい泣きしてしまいました。。いつも堂々としていて、自信に満ち溢れていたジュノ。しかし、今回は自分ではなくヘジンのこととあって、はじめて「後悔」や「不安」というものを感じていました。これが人を愛するということかと、ドラマを見て再認識させられました。

ジュノの涙。そして、ヘジンの涙。正直、保護者とのシーンが一番腹が立ちました。子供の成功を願う親として、あんな汚い言葉を使うだなんて。。ドラマとはいえ、心底気分が悪かったです。

それに、サンソプやチョンミが言うように、2人は別に犯罪を犯したわけでも、人に迷惑かけた訳でもなく、、ただ愛し合っただけなのに、、

変な噂のせいで、まるで犯罪者のような扱いですね。本当にジソクにはガッカリです。しかし、一人と思われたヘジンにも、少ないながらも味方がいるとわかって安心しました。とくに14話では、ヒジュの活躍が光っていました。これまで目立った登場シーンはなかったものの、終盤で大きな味方となってくれそうです。次回にも期待。

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