半分の半分　7話・8話　あらすじと感想

えぱた

5年前

半分の半分　반의반　A Piece of Your Mind　全12話　tvN　【韓国放送期間】2020/3/23~

第7話視聴率1.197％

えぱたさん

1 第7話あらすじ
- 1.1 第7話感想
2 第8話あらすじ
- 2.1 第8話感想

第7話あらすじ

「一緒にいてほしい」
ハウォンにそう言われて、動揺して、どうしたらいいか考えるソウ。ハウォンはソウがスタジオで靴を脱いでいるのを見て、市場でカラフルな上履きを買ってプレゼントします。

イヌクがハウスコンサートをすることになり、ソウがレコーディングの担当になります。イヌクは妻にあげたはずのユーカリの木がスタジオにあり、ソウがプレゼントでもらったものだとソノから聞き、確認します。ソウと自分の妻がどういう関係か、もだえ考えるイヌク。
「ソウはどこまで知っている？」

ハウォンに励まされ、山火事で焼失した実家を見に行くことに決めたソウは、バスターミナルに行き、チケットを買い、高速バスに乗り込みます。やっぱりやめようとしたソウにハウォンからのメッセージがあり、ソウはヤンヤンでバスを降ります。ソウの様子を見守るハウォンは、自分も車で後を追います。悲しい事実に直面して、思い出を克服したソウが振り向くと、ハウォンがそこにいました。

キム・ミンジョンはウンジュのシェアハウスに引っ越して、廊下の突き当たりの奥の部屋の学生さんを追い出して移動させ、気に入った部屋を占領します。

ミンジョンの主治医の精神科医は、ハウォンの開発しているミンジョンの性格と感情の情報を入れたデバイスに話しかける日々。ミンジョンの娘が白血病で、母思いの娘であるのに、ミンジョンの口から一度も娘の話が出ないことを不審に思う主治医は、デバイスの反応のポイントは娘ではないかと焦点を定めて会話しますが、うまく行きません。ある時、会話していて、ウンジュシェアハウスの話が出て、デバイスは言います。
「20代の時、住んでいたことがあるんですよ。エネルギーをくれ、生きる力をくれるんです」
主治医は大喜びで、ハウォンの開発チームに報告します。

ハウォンは長く開けていた例の家に引っ越しすることにして、家具を運び入れます。ソウも手伝うことになり、一緒にマットレスを運んだ後、「気持ちいい」と寝転ぶソウは、そのまま居眠り。ハウォンは居間のソファで寝ることに。夜明けに起きたソウはハウォンの寝顔を見て去ります。

スタジオに来たハウォンは、ソウに言います。
「よく眠れた」
「あの家がいいんですよ」
「今度、一緒に寝よう…」
恥ずかしそうにして、笑う2人。歩きながら話します。
「私、助けになってますか？一緒にいるのが空気みたいな関係がいいな」

第7話感想

チョン・ヘイン自身がキーボードを弾くシーンがあって、初心者という感じではあるのですが、本当に両手を使って弾いていて、一曲通して弾いていたので、チャレンジ精神が素晴らしい！俳優はこういう時に、色んな芸を披露するチャンスでもあるので、やってみる姿勢は大切だと思いました。「あなたが眠っている間に」では警察官の役で、あまり印象がなく、今回もプログラマーで内に秘めた性格を表現しているため、チョン・ヘインは実際はどういう人なのか分かりにくい部分がありましたが、このシーンを見て面白い人だなと興味を引かれます。

ジスの夫でピアニストのイヌクは、ジスにあげたはずのユーカリの木が、ソウへのプレゼントらしく、スタジオにあることを知って、ソウとジスの関係を疑り、「ソウはどこまで知っているのか？」ともだえていました。この「どこまで」とジスが言っていた「失敗」と何かの関係があるのでしょうか。ソウを疑りつつ、ソウが担当するレコーディングに自意識過剰になるのは分かりますが、どうしてトラウマを乗り越えてピアノをうまく弾けたのか？そのつながりがイマイチ理解できませんでした。ソノが手を握ってあげたからか？

ソウが実家の山火事でショックを受け、以来一度も実家を見に行くことができなかったのに、ハウォンの助けで見に行けたとのことでしたが、これもイマイチ取ってつけたようで共感できませんでした。しかし、ハウォンとソウが少しずつ距離を縮めていて、いい雰囲気になってきています。

第8話視聴率1.122％

えぱたさん

第8話あらすじ

「負担だ。別れよう」
ウンソプに言われ、ショックでソウの部屋にいり浸るウンジュ。
「家賃を半分にしてあげてるんだから、半分は私の物だ」

精神科の診察を受けている患者ミンジョンの、苦しそうに手を伸ばしている姿の動画を見て、ハウォンの開発チームメンバーは、それぞれ分析して意見を言います。ハウォンは言います。
「この手を伸ばした先の人に、手を握ってもらうことが鍵になる」
一方、ミンジョンは美味しいレストランで食事し、料理の写真をSNSに投稿します。

スタジオでレコーディングの折に、ユーカリの木について、イヌクはソウに尋ねます。
「誰からのプレゼントか？」
「遠くに行ってしまった友人からです」

ハウォンの家のベッドでよく寝ているソウの寝顔を見つめるハウォン。ウンジュからの電話が来て、起きたソウは言います。
「この頃、私人気なんだ。カン先生もレコーディングをやってほしいって言うし」
「既婚者だって知ってるよね？」
「1%の確率が20%になったかな？ 25%？」

ハウォンが出て行ったアパートに、引っ越して来るソノは、手伝いのソウに言います。
「前はジスだったけど、ソノに変えた。ソノ〜」
AIが反応して、電源が入り、窓のブラインドが上がって行きます。
物置部屋の引き出しにジスのデバイスともう一つ「ハウォン」と書かれたデバイスがあるのを見たソウは、ジスのデバイスをこっそり持ち出してしまいます。

「場所のせいでもなく、疲れていたからでもなく、よく眠れたワケが分かった。今、来てくれる？会いたいんだ」
電話を受けたソウは、イヌクのレコーディングを放棄して走って出て行きます。ポケットのジスのデバイスが落ちて、ハッとしたソウは、スタジオに戻ります。タクシーに乗り込むソウを見かけたハウォンは気落ちします。

ミンジョンは精神科医と話し、ハウォンの立ち会いのもと、デバイスと話します。(回想) 職場を走り去って、病室の娘に会いに行くミンジョンは、伸ばした娘の手を握ることができず、息絶えた後でした。自責の念に悩まされ、娘の念願のレストランのリストを制覇して、SNSに投稿していたのでした。…苦しみつつ、手を伸ばしているミンジョンの手を、ハウォンは握ります。

「半見っていう言葉、知ってる？嫁に行く女性が母親を慕って半分行っては振り返る。そんな感じでいいから、今、陸橋の上に来てほしい」
出会うと、手を伸ばすハウォン。ソウは手を取り、ハウォンはすぐ手を離し、去って行きます。

後日、ハウォンの家で焼き芋を食べるソウは、去ろうとしますが、ハウォンは見送りつつ、言います。
「いつでも来ていいよ。あの毛布も使っていい。オレは半地下には行けないから。今考えてること、分かってる」

第8話感想

「いつでも来ていいよ。オレは半地下には行けないから」というのは、びっくりしました。チョン・ヘインだから許せるかとも思いつつ、演技でもいいから大げさに、「もう、半地下には来れないって、どういうこと？何って失礼なこと言ってるの？」と感情を表して怒ってみて、相手がどう出るか見るのもいいかもです。本当に言葉通りに信じていい人なら、「あっ、ごめん。失礼だった」と態度を変えて、半地下の自分の身分に標準を合わせてくれるのでは？この方、失礼だと思わないで失礼なことをしている性格らしいので、このままのペースで振り回されると、先が思いやられます。

「お嫁に行く女性が母親をさみしがって半分行っては振り返る」どうのとか、謎の握手とか、よく分からないことをド真面目に考えている、ハウォンの天然の性格がだんだん見えてきました。その辺りのキャラクター作りのためのチョン・ヘインの表現は面白いです。そして、パステルカラーの信じられないド派手なファッションが、嫌味なくお似合いで素晴らしいです。

ハウォンの開発チームのダシに使われている精神科の患者さん、医師側の守秘義務とかないのかしらと思いました。ミンジョンが前もってそういうことを含めてサインしているとかなら別ですが。しかし、ミンジョンが苦しみの中で手を伸ばしていたのは、娘さんが最期の息で伸ばした手を握れなかった悔いであって、ハウォンのデバイスを通してそこに触れ、ハウォンがミンジョンの手を握ってあげたことで、負荷から解放されたという話は、なるほどと思いました。

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