五月の青春　9話・10話　あらすじと感想

nero

3年前

五月の青春　오월의 청춘　Youth of May

2021年放送　KBS 2TV月火　全12話

第9話視聴率4.0％ 4.9％

neroさん

1 第9話あらすじ
- 1.1 第9話感想
2 第10話あらすじ
- 2.1 第10話感想

第9話あらすじ

ミョンヒの下宿先で朝を迎えたヒテは、一緒に光州を出ようと言います。駅に向かう前、へゴンに預けた荷物を取りに行くと話すヒテ。同じくミョンヒもまた、弟のミョンスに挨拶をしたいと話します。別行動に不安を抱くヒテでしたが、時間がもったいないとそれぞれの用事を足して、またここで会おうと提案するミョンヒ。

一方、ソウルから光州へ戻ったスリョンは、荒れた写真館と行方がわからないへゴンを心配し、警察署へ。そこでスリョンは、警官のチェ・ジョンヘン（チョン・ウクジン）と出会います。スリョンに一目ぼれしたジョンヘンでしたが、戒厳令が全国に拡大されたとのニュースを耳にし、慌てて署を飛び出すスリョン。写真館へ戻ったスリョンは、荒れた店内に愕然とするヒテと再会。事情を知ったヒテは、ミョンヒと広州を去ることにしたと告げます。そして、スリョンにも今すぐ光州を出るようにと警告。

弟ミョンスとの挨拶を終えたミョンヒは、ヒテとの待ち合わせ場所へ戻る為、バスに乗り込みます。しかし、途中でバスが急停車すると、乗ってきたのは武装した軍人ら。大学生と思わしき若者たちを次々に連行する軍人の姿を見て、ミョンヒは慌ててバスを降りようとします。すると、1人の軍人がバスを降りようとするミョンヒに目を付けます。男に襲われそうになるミョンヒを、身体を張って庇うヒテ。何とかその場を逃げ出した2人でしたが、ヒテの頭からは血が。

頭から血を流すヒテを、勤め先の病院へと連れて来たミョンヒ。ヒテを不思議そうに見つめる医師のユ・ビョンチョル（チャン・ウォンヒョク）に、ミョンヒは「恋人です」と紹介します。大したことないと言って診察台を降りようとするヒテでしたが、ミョンヒがそれを許しません。検査の結果、軽い脳震盪だと判明。結局、夜の取締の時間となり、2人は病院で一夜を明かすことに。

翌日、光州市内の状況は深刻になる一方。目を覚ましたヒテは、ミョンヒの姿がないことに気付き、慌てて病棟へと向かいます。そこには、次々と運ばれて来る患者たちを相手するミョンヒの姿が。一刻も早く光州を出ようと説得するヒテでしたが、怪我をした彼らを放っておくことは出来ないとミョンヒ。「夜の7時までだ」と念を押し、ヒテも治療に協力することにします。

その頃、軍人らに連行されそうになるスリョンを、ジョンヘンが救出。礼を言ってその場を後にしたスリョンは、兄スチャンと遭遇します。ソウルにいるはずの妹が家族に内緒で光州へ戻ったと知り、愕然とするスチャン。

一方、病院には、ミョンヒの下宿先の娘ジナが。怪我をした友人の付き添いでやってきたジナでしたが、どこか様子がおかしく…。しばらくして、ヒテは廊下で意識を失って倒れるジナの姿を発見します。瞬間、かつて血だらけの状態で運ばれてきたソクチョルの姿を重ね、その場に立ちすくむヒテ。しかし、すぐに正気を取り戻すと、急いでジナの心肺蘇生に取り掛かります。

スチャンの事務所を後にし、怪我をした市民の介抱を手伝うスリョン。そんななか、道路わきに倒れる青年の姿を見つけたスリョンは、それがジョンヘンだと気付きハッとします。結局、ジョンヘンはその場で息を引き取ることに。

ヒテの必死の対応によって、何とか一命を取り留めたジナ。ベンチに腰を掛けたヒテに、ミョンヒは「ジナはヒテさんが救ったんです」と声を掛けます。そして、自分のワガママのせいで苦労をかけてごめんと謝るミョンヒ。そんなミョンヒに、「そのワガママがジナを救った」とヒテは言います。ジナが目を覚ますまで、このまま病院に残ろうとヒテ。

第9話感想

一夜にして地獄絵図のようになってしまった光州市内。大学生はもちろん、老若男女さまざまな人々が戒厳軍の犠牲に。前回、こつ然と姿を消したへゴンもまた、戒厳軍に連行された1人でした。激しい拷問シーンでは、思わず目を背けたくなるような場面も。これが実話だと思うと、本当に恐ろしいです。

そんななか、2人ならどんな困難も乗り切ることが出来ると、病院に残ることを決めたヒテ。最初はミョンヒの頑固な性格に頭を抱えていたヒテでしたが、ヒテの中にも、誰かを救いたいという思いが芽生えたようです。皮肉ながらも、この過酷な状況がヒテの医師生命を救うことに。

第1話からチラホラと登場していた警官ジョンヘンは、何とも残念な結果となってしまいました。恐らくジョンヘンは、スリョンらを逃がしたことが軍にバレ、暴行を受けたようですね。善人が罰せられ、悪人が生き残る、、なんとも無情な現実です。

一方、黙って光州に戻ってきた妹スリョンに、兄妹の縁を切るとまで言ったスチャン。その時のスチャンはまだ、市内で起きている現実を知らずにいました。しばらくして、外に出たスチャンは軍人の男たちに絡まれる女子学生の姿を目撃。咄嗟に女子学生を庇おうとするスチャンでしたが、激高した男らによって殴られてしまいます。まさか罪のない市民にまで手を上げるとは、その時のスチャンは予想もしていなかったのです。

思わず目を覆いたくなるような場面が続きますが、最終回までしっかり見届けたいと思います。。

第10話視聴率4.4％ 5.6％

neroさん

第10話あらすじ

ジナの一件で自信を取り戻したヒテは、すっかり病院に適応した様子。そんななか、2人のもとに運ばれてきた患者が、「銃傷」だと聞き、耳を疑います。ふと、弟ミョンスの安否を不安に思ったミョンヒは、慌てて合宿先へ連絡を入れることに。幸いミョンスらはコーチの自宅で隔離中なので、問題はないと言います。

銃を手に街へ繰り出す戒厳軍でしたが、ギョンスはどうしても引き金を引くことが出来ません。見兼ねた同僚のイ・グァンギュ（キム・ウンス）が銃を撃ち、その場は事なきを得ることに。部隊へ戻ったギョンスに「他の奴らは、銃を撃ちたくて撃ってるとでも思ってるのか？お前が撃たなきゃ、他の誰かが撃たないといけないんだ。そんなに銃を撃つのが嫌なら、誰よりも早く連行しろ」とグァンギュ。

一方、戒厳軍に捕まったスチャンは、隣で倒れる老人を見て助けを求めます。しかし、老人を助けるでもなく、スチャンへ暴行を加える軍の連中。その頃、スチャンが家に戻ってこないことを不審に思った父チャングンは、ギナムに連絡を入れます。

ジナの父親が明日、病院に来ると知らせを受けたミョンヒは、それをヒテに報告。明日には病院を去ろうと話すヒテでしたが、ミョンヒはなかなか受け入れられずにいました。そんなミョンヒに、「自分よりも他の誰かを優先するのは、偽善だ。まずは僕たち2人のことを一番に考えよう」とヒテ。

翌日、合宿所から一歩も出られないことに不満を抱えたミョンスとジョンテは、コーチに黙って脱出を試みます。今日が誕生日だという友人の為、漫画喫茶で漫画本を借りようと考えた2人。そこへ、戒厳軍が現れます。騒動のなか、必死に外へ逃げ出すミョンスとジョンテ。逃げ惑う人々を次々に連行していく戒厳軍の連中。その中心には、武装した軍人らに命令を下す父ギナムの姿が。

ミョンヒの父ヒョンチョルは、光州市内への電話が一切繋がらないことを不安に思い、バスターミナルへ向かいます。しかし、光州行きのバスはすべて運休と言われ、仕方なく歩いて子供たちのいる光州へ向かうことにしたヒョンチョル。その頃、ミョンヒらの働く病院へ、知らせを受けたジナの父が駆け付けます。ヒテのおかげでジナが一命を取り留めたと知り、涙を流して礼を言うギョンピル。そんななか、ギョンピルは病院へ来る途中、街でミョンスらしき少年を見掛けたと話します。

これに動揺したミョンヒは、銃傷を追った市民らを救急車で救出に向かおうというビョンチョルに同行。心配したヒテも後に続きます。道端に倒れこむ少年に駆け寄るミョンヒ。その後ろに、銃を構えたギョンスが現れます。駆け付けたヒテは、ギョンスを見て驚きの表情を浮かべながらも、ミョンヒと少年を救急車に乗せ、自らも乗り込みます。去り際、ソクチョルがまだ生きていること、今は光州の病院に入院していることを告げるヒテ。病院に戻ったミョンヒは、先ほど弟のミョンスが無事合宿所へ戻ったとの連絡を聞き、安堵。

いよいよ光州を離れる決意を固めたミョンヒは、隣の病院へ向かうというビョンチョルに送ってもらい、ターミナルへ向かうことに。すると、そこへ歩いて光州へやってきたヒョンチョルが。父娘2人だけの時間を与えようと、ビョンチョルと先に隣の病院へ行ってくると話すヒテ。不本意ながらも父ヒョンチョルと2人きりになったミョンヒは、一緒に家に帰ろうと話すヒョンチョルに、ヒテと光州を去ることにしたと明かします。

ビョンチョルの運転で、輸血用の血液を貰いに隣の病院へと向かったヒテ。するとその前を塞ぐように、1台の軍用車が。さらに横から現れた軍用車が、2人が乗る救急車に向かった猛スピードで追突！

第10話感想

ついに光州を去ることにしたヒテとミョンヒでしたが、またしてもトラブルが。果たして、ヒテは無事なのでしょうか。やはり考えられるとすれば、父ギナムですよね。ヒテが光州に戻ったと知ったギナムが、先手を打ったのでしょうか。それにしても、こんなことをすればヒテの命も無事では済まないだろうに。一体、ギナムは何を考えているのでしょう。

ミョンヒの弟ミョンスが、ジョンテと一緒に合宿所を抜け出したシーンは思わずヒヤリとしました。無事で何より…。ミョンスが戒厳軍の襲撃に巻き込まれたかもしれないと知ったミョンヒの表情が、本当にリアルでした。そして、街に出たミョンヒが目にしたのは、血を流して倒れる1人の少年の姿。慌ててその顔面を確認すると、ミョンスではなく。その後、ミョンヒはあの少年がミョンスではないと知った時、正直ほっとしたと話していました。どれほど極限の状態だったか、ミョンヒの一喜一憂が胸に刺さりました。

一方、戒厳軍に捕まってしまったスチャンは、ギナムによって釈放されます。結局、またしてもギナムに借りを作ることになってしまいました。釈放されたスチャンの首に掴みかかり、本当なら家族全員連行したいところだと告げるギナム。

ギナムとしても、かつてヒテがギョンスに協力して、怪我をした学生らを治療していた件をネタに、上から圧力をかけられている状態。何としてもこれ以上の不祥事は許されないといった状況です。

緊張感が高まるなか、第10話が終了。残すところ2話となりました。最後はどんな展開が待っているのか、楽しみです！

五月の青春　11話・12話(最終回)　あらすじと感想

五月の青春　全話あらすじと感想　キャスト・相関図　視聴率

【なにもしたくない～立ち止まって、恋をして～】

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