三姉弟が勇敢に　11話・12話　あらすじと感想

hg＠さらん

2年前

三姉弟が勇敢に　삼남매가 용감하게　Siblings　2022年放送　KBS 2TV新週末　全50話

hg＠さらんさん

第11話視聴率16.7%

1 第11話あらすじ
- 1.1 第11話感想
2 第12話あらすじ
- 2.1 第12話感想

第11話あらすじ

「サンジュンがテジュを諦めた。」これで安心できる。ご機嫌なセランを目の前にしながら、こわばったままのジョンスク。セランはまるでサンジュンに諦めて欲しくないかのようなジョンスクの物言いが気にかかるが、サンミンを持ち出して、ジョンスクの正気を取り戻させる。ジョンスクを家まで送ってもらう道すがら、突然子供のように泣き始め途中で車を降りて行く。ジョンスクの後姿を見ながら、もらい泣きをするセラン。

ドラマの撮影準備に入ったサンジュンだが、何一つうまく進まずに苛立ちは募る。そんな時、サンジュンは初心を取り戻すために、ヨンシクにデビュー時代に撮ってもらった写真を見に行く。その頃、ヨンシクは謎の人物からのお金の催促に困り果てる。腹立ちまぎれに手紙を破り捨てているところにやって来たサンジュンから、セランや家族に内緒でお金を貸してもらう。

サンミンは彼ペ・ドンチャンと一緒にサンジュンの家に押しかける。そこで、ドンチャンはサンジュンが過去のドラマで検事役をしたことを持ち出し、サンジュンは元は判事役だったのに、友人である新人俳優が演じるはずの検事役に変わったのが事実かと訊ねる。元々検事役でオファーを受けたと答えるサンジュンだが、遠い目をして友人はまだ夢を追っていると話すドンチャン。その人はもう諦めるべきというサンミン、まだチャンスがあると信じるドンチャンとサンジュン。

セランはドンチャンの顔を見に、サンジュンの家へ。ドンチャンはセランの過去ミス・カリフォルニア代表で選ばれた過去を知っており、セランの美貌を過剰なほどに称賛する。サンジュンがその姿に眉をひそめるほど。サンミンはサンジュンが席を外している間に、ドンチャンといい雰囲気に。2人の顔が近づいて唇が触れるか触れないかその瞬間、サンジュンの電話にテジュからの着信が。サンミンは何度もかけてくるテジュの番号を着信拒否にしてしまう。サンジュンが諦めてしまったのかもとヨンシルの言葉に不安が募るテジュ。

久しぶりに家族が一つ屋根の下で暮らすことになったのを一同が喜ぶなか、ソリムだけが浮かない表情のまま。仕事に出ても心ここにあらず。ソリムはナムスに会うためにサンミンに時間短縮を申し出たが、サンミンは出て行こうとするソリムに喧嘩を吹っ掛ける。廊下でのヨガボールの投げ合いになった巻き添えを食ったのは先日の男性顧客シン・ムヨン。ムヨンはひょうひょうと壊れた鉢植えを片付け、喧嘩を締めくくって来るようにソリムに促す。結局、ソリムはサンミンに逃げられてしまう。

ナムスに会うために家の前で待ち続けるソリム。ナムスは切実なソリムの願いを聞き入れた振りをして、ストーカーがいると警察に通報する。ソリムはあわや警察に連行されそうになり、泣き泣き帰宅する。ソリムは夜中だというのに寝ていたテジュに「あんたのせいだ。」と怒鳴りつける。あまりの大声にヘンボク夫婦が起きて来たが、テジュはソリムが酔っているようだとごまかしてやる。事情を聞いたテジュは自分がナムスに会って話すと約束する。

サンジュンのドラマがいよいよスタートすることに。初回の台本読み合わせでは、やはり監督が台本を無視した破天荒な演技を要求。脚本家は監督の圧が強くて、意図する内容と違っていても嫌と言えず、主演俳優は面白がる。そんな雰囲気の中、孤軍奮闘するも悪い予感がぬぐえないサンジュン。案の定、撮影でもめちゃくちゃな演技要求は続き、自分の演技を貫くサンジュンは徹底して冷遇される。

ゴヌの病院から健康診断等を担当する医師として、オファーを受けたテジュ。ゴヌと休日の病院見学へ。実はゴヌの病院でサンジュンのドラマが撮影中。2人の姿に気づいたサンジュンは自ら近寄ってくる。テジュは電話が通じない理由を聞きたかったが、本題に入る前に呼ばれるサンジュン。サンジュンに着信拒否をされている理由がわからなくて悩む。一方、トイレでスタッフたちの会話を聞き、サンジュンが冷遇されていることに気づくゴヌ。

元気がない足取りで歩くテジュを車から見かけたゴヌ。2人でコンビニのテラス席でビールを飲む。テジュがサンジュンが心配なのかと思ったゴヌは、トイレで見聞きしたことをテジュに教える。その事実に憤慨したテジュはビールをぐいぐい飲んでしまう。テジュにはそれだけで致死量だとゴヌが慌てて缶を取り上げるが、すでにテジュは酔いがかなり回っている状況に。

ジョンスクはサンジュンが諦めたとテジュに言えず、もやもやした気持ちを抱える。そんな時、ユノの存在を思い出し、ヘンボクと2人で泊りに出かける。ユノとテジュをくっ付けようと考えるジョンスクに呆れるヘンボクだが、ユノと一緒に楽しい時を過ごす。一方、ヨンシルはジソンと公園にピクニック・デートに出かけ、ナムスがジヘと歩いているのを見かける。

テジュはナムスに「カフェで待つ」とメッセージを送るが、待ちぼうける。仕方なくナムスの家の前で待つうち、ジヘと一緒にスポーツカーに乗って帰ってきたナムス。心変わりを自分のせいにしたのかと詰め寄るテジュに「通報する前に帰れば。」と全く悪びれない。テジュは無礼な態度を取り続けるナムスに、今度は車のカタログを持って来ると言い捨てて帰る。

酔い覚ましの為に歩いて帰るうち、サンジュンに会いたくなって出かけていく。サンジュンの家族も住むヴィラの前、酔いが回っているテジュはうつらうつらしながら、サンジュンを待つ。そこに帰ってきたセランはテジュのせいで最悪の事態が起きそうだと不機嫌だ。「セランのことが好きになって来た。」と言い出すテジュに冷たく帰るように促す。ところが、歩き出したテジュが酔いのせいでうずくまってしまい、慌てて駆け寄り抱きかかえるセランだが…。

第11話感想

ジョンスクはテジュがサンジュンを好きだというのに、サンジュンがテジュを諦めたなんて、悲しくてしょうがなくて泣き出してしまったんですね。それを「悲しい映画」を見たと言い訳したんですが、セランがその映画が気になってしょうがないみたいで、そんなセランは可愛く見えます（笑）

サンジュンは非常に苦しい立場にいて、見ている方もしんどいです。なんとか現場でいい方向に変えていこうと努力していますが、どうも風向きがよくないようです。違約金を払ってでも降板する事態もあり得る状況。これもそれもテジュのせいとセランはお冠りなんですね。

サンミンの彼氏で検事のペ・ドンチャン。やけに俳優界隈に詳しいのは友達が売れない俳優だから？とうとうセランとも顔を合わせますが、なんだかおかしな感じ。いくら美しいセランであっても、40年も前のミスコンの優勝者を知っているとか、あり得ますかね？しかも、激しいお世辞とクンジョル（朝鮮時代から目上の人に対してする最上級の挨拶。今でもお正月や先祖の祭祀の時、結婚式での両親への挨拶などで行うもの。）までして大げさ。これは何を考えてるのかな。

第12話視聴率18.8%

第12話あらすじ

吐き気をもよおしたテジュを家に入れ、トイレに押し込む。キッチンでテジュの為にばたばたと動き回っていたセランは、ふと我に返り状況の不自然さに我ながら呆れる。すっきりしたテジュはセランの家のソファですやすやと眠り、セランはジョンスクに電話するがつながらない。一方、サンジュンは嫌な気分を振り払うようにジムで運動していたが「家の前にいる」とテジュのメッセージに家路を急ぐ。

テジュがセランの家のソファに横になっている姿に、目を丸くするサンジュン。そうするうちに、同居の家族たちが戻り、特にサンミンは激しくいきり立つ。自分の家に連れて行きたいが、それを制するセラン。せめて、家族たちに自室に行ってくれるように頼む。結局、騒ぎのせいで目を覚ましたテジュはセランに顔向けできず、そこを出てサンジュンの家に行く。テジュはサンジュンと話をしたかったが、サンミンが乱入して結局家路を辿る。

ジョンスクはユノとの歓談を楽しんだ後、部屋に戻り電話の着信を見て折り返す。不機嫌なセランから事情を聞いて、急いで荷物をまとめて出て行く。ユノは寂しそうに後を見送る。一方、サンジュンの車の中でジョンスクから電話を受け、家に向かっていることを伝える。問い詰めようとするジョンスクを押さえるヘンボク。

家に送ってもらったテジュは、帰ろうとするサンジュンの背中に向かって「あなたが好き。」と告白。ゆっくりと振り返ったサンジュン。好きであればあるほど怖さがあって、今まではそれを認められないでいたテジュ。けれど、これからはセランやサンミン、自分を嫌う人たちに負けないと誓いを口にする。喜びでテジュに歩み寄ろうとしたサンジュン。

「何を言ってるの！」ジョンスクは怒気が響き渡る。サンジュンを認めようとした時の気持ちは、涙とともに流れて行ってしまったのか。テジュとヘンボクは興奮するジョンスクを抱きかかえ、苦笑しながら家に入っていく。サンジュンは一旦は家路に向かうが、胸に押し寄せて来る幸せでいっぱいになり、花束を抱えて車をＵターンさせる。

翌朝、テジュは家族にサンジュンとの交際宣言をする。一気にテジュの結婚話に話題が移るなか、ソリムがナムスとの別離宣言をする。ナムスと別れたのはテジュのせい。だから、ソリム自身に新しい彼氏ができるまで恋愛も結婚も反対だ！と激昂して出て行く。ざわつく家族たちに「2人は喧嘩しただけ」と言葉を濁すテジュ。

ドラムの練習で足を痛めたガップン。トイレでマルスンたちの噂を聞きつけ、パルダ病院でゴヌの診察を受ける。噂通りで優しくてイケメンなゴヌをすっかり気に入り、ヒョンジョンの婿候補に狙いを定める。一方、セランとジョンスクは再び対策会議を開く。テジュの気持ちに傾いたジョンスクが感傷的になるが、セランがサンミンが義妹になったり、1階と3階の義理家族に囲まれた嫁生活をちらつかせて正気に戻させる。

テジュは昼休みのナムスを待ち伏せして話をすることに。ナムスは終始横柄な態度でテジュとソリムの行動をこき下ろし、挙句テジュの父親が違うことまでも持ち出す。そして、自分がテジュはもちろん、ソリムの家族たちにどんなにバカにされているかをとうとうと語るのを黙って聞いていたテジュ。ソリムがナムスと別れてよかった、いつかその劣等感で身を崩すだろうと、席を立つ。そんな2人をこっそりカメラで撮っているユリ。

サンミンはセランのワインを失敬して、ヨンシクのスタジオへ。ドンチャンの写真を撮ってくれたお礼と言いながら、結婚したらヨンシクたちに3階から出て行ってほしいと言い出す。ヨンシクは一見理解したような口ぶりでサンミンを帰すが、サンミンは決して結婚できないとウンジュを安心させる。後日、変装して検察を訪れたヨンシクは、ドンチャンが同姓同名の検事を騙っていることを突き止める。一方、ウンジュはスタジオの掃除中、ヨンシクが破り捨てた手紙を発見して青ざめる。

テジュはサンジュンの事務所に行き、サングからサンジュンの現状のあらましを聞く。その帰り、通りすがりで倒れた人の救助を行ったテジュ。その人は心臓に持病を持ち、急な心停止状態。テジュの処置のおかげで息を吹き返し、病院へと運ばれていく。その姿を見送りながら、再び医師として就職することを決意する。

ユリからその映像を見せられて、驚愕したソリム。自分の見ていたナムスは何だったんだろう。ユリと2人で向かい合うイイダコの屋台から、ふいに立ち上がり出て行ってしまう。イイダコ屋のエプロンをかけたまま、ぼんやり歩く。その姿を車から見かけたムヨンが降りて行き、エプロンをはずして手渡す。家に帰ったソリムはテジュにかじりつきながら、大泣きして謝る。

ドラマの撮影日に早めに病院に出勤したテジュ。撮影スタッフやサンジュンの姿、処置室でタバコを吸う演出家の姿を見とめる。ペタンコ靴からハイヒールに履き替え、白衣を羽織り、撮影の時間は終わったと勧告する。演出家は強気にテジュを怒鳴りつけ、間に入ったサンジュンの言うことも聞かない。邪魔なテジュを追い払うつもりで台本を振るなり、テジュが倒れて痛みを訴える。先日の人助けで話題の医師だっただけにニュースは大きく取り上げられ、演出家は困った立場になる。

サンジュンはテジュが渾身の演技で自分を助け、かつサンジュンの違約金を支払うために医師に戻ったと聞く。感動を受けたサンジュンも、2人の関係を家族に認めてもらうべく正面突破を考える。一方、テジュの元を訪れた患者の中に、ドンチャンの姿が。ドンチャンはニュースで見たとテジュを称賛し、自身を売れない俳優だと自己紹介。芸能界の内情を見透かしたようなテジュの言葉に元気づけられるドンチャン。

サンミンとドンチャンの顔合わせ当日。緊張で震えるサンミンの元に、やはり緊張しながらやって来るドンチャン。海外から来ているドンチャンの家族ももうすぐ到着予定だ。一方、サンジュンは会場の前でテジュと待ち合わせ、顔合わせの会場で家族に引き合わせるつもり。2人は手を取り合っていざ…。

第12話感想

テジュがこんなにお酒に弱いなんて、新事実でした。それはともかく、サンミンにサンジュンの電話に着信拒否されてしまったせいで、会いたい気持ちが募ってしまったのでしょう。散々な出来事ではありましたが、セランもテジュに実にかいがいしく世話してあげたりして、本当は優しいのかも、と思ったりします。

ナムスは素朴で優しい青年だと思っていましたが、とんだ野心家でした。なんかよくわからないのは、ソリムの家が商売繫盛してお金にも余裕があるのだから、遠距離通勤をしている自分の経済的な支援をしてもいいだろうっていう論理です。それをしてあげないことが彼を下に見ていると感じていることも…。

新しい登場人物として、ソリムの近くに出没するようになったシン・ムヨン。思いがけずもソリムの決定的な場面に何度も遭遇し、2人がこれからなんらかの関係に発展することを匂わせています。美容にも気遣い、コスメ関係の仕事の重要な立場にいるようです。気になるのはシン・ムヨン―シン・ジヘ、シンつながりに何か感じませんか？