韓ドラの鬼

リンク:ふたりのシンパシー 13話・14話 あらすじと感想

リンク:食べて愛しなさい、しびれるように


リンク:ふたりのシンパシー (リンク:食べて愛しなさい、しびれるように)

링크:먹고 사랑하라, 죽이게   Link: Eat, Love, Kill  2022年放送 tvN 月火 全16話

neroさん

第13話視聴率1.423%

第13話あらすじ

警察が運び出した冷蔵庫の中から見つかった、イ・ジングン(シン・ジェフィ)の遺体。知らせを受けたウン・ゲフン(ヨ・ジング)とノ・ダヒョン(ムン・ガヨン)は、現場へ駆け付けます。同じくアン・ジョンホ(キム・チャンヒョン)からその事実を聞かされたホン・ボクヒ(キム・ジヨン)とナ・チュンオク(イェ・スジョン)もまた、動揺を隠せません。

その後、店へ戻ったゲフンは、突然何かに没頭するかのように料理を始めます。目前に控えた店のオープンも白紙に戻り、ひとまず揃えた材料を使って、次々と料理を作っていくゲフン。するとそこへ、連絡のつかないダヒョンを心配したボクヒとチュンオクが現れます。

食事を終えて皆が帰った後、1人店に残ったゲフンは、あと一歩のところで犯人を逃してしまったことを悔やみます。一方、同じくやるせない想いを抱えるイ・ウンジョン(イ・ボム)。

車のナンバープレートを付け替えながら、イ・ヨンフン(ソ・ドンガプ)はふと、ジングンの最後の言葉を思い出します。ダヒョンの記憶が戻ったと聞き、「ノ・ダヒョンに会ってみないとだな。本当に記憶が戻ったのか、それともお前が嘘をついているのか。もし記憶が戻ったのなら、すぐに会わせてやるさ。」と不気味に笑うヨンフン。

その日、ダヒョンにメールを送ったゲフンは、話があるといってダヒョンを店に呼び出します。ゲフンはダヒョンと出会ってから人生が変わったと言います。そして、「俺を捨てないでくれ」とダヒョンを抱きしめるゲフン。その夜、ふたたび誘拐された時の夢を見たダヒョンは、夢の中でゲヨンが自分に何かを言おうとしているのを見て、それが何だったのかと必死に思い出そうとしますが、まったく検討もつきません。

派出所の前に置かれたままの台車を返しに父ウィチャンのもとへ向かったチ・ウォンタク(ソン・ドクホ)は、そこでまたしてもウィチャンに疑いの目を向けるソ・ヨンファン(ユ・ソンジュ)を目撃。カッとなったウォンタクは、なりふり構わずヨンファンに殴りかかります。バツが悪そうにその場を後にするヨンファンを追いかけたゲフンは、18年前の誘拐事件の犯人を探していると伝えます。そしておそらく、ジングンを殺害したのも同じ人物だろうとゲフン。

いつものように居酒屋で酒を飲む住民たち。するとタクシー運転手のキム・ミンチョル(ユ・ジョンホ)は、どう考えてもゲフンとダヒョンが怪しいと言います。そんななか、18年前の事件に話題が移ると、当時唯一アリバイがあったのはドンナムとドンスク夫妻だけだったとコ・チャンス(チェ・ジェソプ)。

しばらく悩んだ末、娘のダヒョンに真実を明かすことを決めたボクヒ。ダヒョンを誰もいない飲み屋へ連れて行ったボクヒは、18年前の事件の真相をゆっくりと語り始めます。実はあの日、仕事に疲れ切っていたボクヒは、ダヒョンが家に帰っていないことにも気付かなかったといいます。遅れてダヒョンの失踪に気付いたボクヒは、ジョンホとチュンオクと一緒に、ダヒョンを探して町中を走り回りました。そんななか、道路わきに倒れるダヒョンの姿を発見したボクヒ。その隣には怪しい男の姿が。

凶器を振りかざす男を止めようと、背後から殴りかかったボクヒ。結局、男はその場に倒れこみ、そのまま死亡。ボクヒの話を聞いたダヒョンは、あの日ゲヨンが自分に伝えようとした言葉を思い出します。それは、「1人じゃない。外にいるのは、1人だけじゃない」という言葉…。

第13話感想

次々に明らかになる18年前の事件の真相・・

ダヒョンとゲヨンを誘拐した犯人は、なんと1人ではありませんでした。恐らく1人は前回登場した魚屋を営むヨンフン。そしてもう1人は、ボクヒが殺害したというダヒョンを連れ去った犯人…?さらに今話、またしても怪しい人物が登場しました。それは前々から不審な動きを見せていた赤い門の家の住人、ドンナム。

妻ドンスクの話によると、当時地方へ出かけていたというドンナムでしたが、実は事件があった日、ドンナムは家にいたといいます。誘拐事件以降、しきりに幻覚が見えるようになったドンナム。そんなドンナムの前に現れたのは、他でもないゲヨンの幻でした。罪の意識からか、ゲヨンの幻に怯えるドンナム…。果たして、ドンナムとゲヨンの間に一体何があったというのでしょう。

そして今話、新たに明らかになったボクヒの犯行。娘を助ける為とはいえ、男を殺害してしまったボクヒ。だからボクヒは、血を流して倒れたジングンを片付ける時も、どこか手慣れた手つきだったんですね。それにしても、なぜ正直に正当防衛を主張しなかったのか。。なんだかスッキリしない展開が続きます。

クライマックスに向けて、次々と明らかになる事件の真相。それにしても、皆が皆、自分を守ることに必死で、なんだか残念な気持ちになりました。誰か一人でも、もっと早くに真実を明かしていれば、、最後はなんとかハッピーエンドで終わって欲しいです。

第14話視聴率2.021%

第14話あらすじ

母ボクヒの話から、幼い頃自分を誘拐した犯人が1人ではなかったことを思い出したダヒョン。そんなダヒョンの前に現れたのは、他でもないヨンフンでした。ダヒョンの記憶が戻ったというジングンの話を確かめる為、何食わぬ顔でダヒョンに接近するヨンフン。別れ際、ダヒョンはヨンフンに「もしかして、以前にも会ったことが…?」と尋ねます。

一方、ボクヒが1人で酒を飲んでいると、そこへジョンホが。ボクヒからあの日、ダヒョンがゲヨンと一緒にいたようだと聞いたジョンホは、信じられないといった表情を浮かべます。実はボクヒが殺した犯人の遺体を処理したのはジョンホでした。幼いダヒョンを1人にさせるつもりかと言い、自首しようとするボクヒを必死に引きとめたジョンホ。しかしボクヒはあの時自分が通報していれば、ゲヨンは生きたまま見つかったかもしれないと後悔を口にします。

その日、ダヒョンはゲフンにボクヒから聞いた事実を明かすことに。もしあの時、ボクヒが正直に誘拐事件について通報していれば…。予想もしなかった真実に、ゲフンはダヒョンに対してどう接していいのかわからなくなります。翌朝、店に向かったゲフンは、パートナーのチャ・ジンフ(イ・ソクヒョン)に、チファ洞を出ようと一言。

そんななか、ゲフンのもとへ訪ねてきたのはダヒョンの母ボクヒ。「もし母性という名で弁明をするつもりなら、お断りします。一生後悔して、一生自責して下さい」謝罪をしに来たと話すボクヒに、ゲフンは一瞬の隙も与えようとはしません。つづいて店に来たダヒョンに対しても、そっと背を向けるゲフン。

ダヒョンから話を聞いたジョンホは、なぜあれだけ大規模な捜索が行われたにも関わらず、誰もドンナムの家の地下室に監禁されたゲヨンの存在に気付かなかったのかと疑問を抱きます。改めて当時の状況を振り返ろうとするジョンホでしたが、誰も事件当日については覚えていないといい…。そんななか、ジョンホは赤い門の家を捜索したのが、他でもない自分だったと聞いて驚きます。

自分のせいでゲヨンを見つけられなかったと、自責の念に駆られるジョンホ。親しい弟分であるヨンフンと酒を飲むなか、ふとジョンホは、あの日ヨンフンが自分の代わりに赤い門の家を調べたことを思い出します。酔っ払ったジョンホを車で送って行くといい、助手席に乗せるヨンフン。言われるがままに車に乗ったジョンホは、そのまま薬で眠らされてしまいます。ふたたび目を覚ましたジョンホの前には、ヨンフンが。

一方、夫ドンナムの不審な動きを知ったドンスクは、ダヒョンのもとへ。するとドンスクは、どうやらドンナムがゲヨンを殺したようだと明かします。

その頃、ドンスクにうながされてゲフンに会いに来たドンナム。実はドンナムはゲヨンを殺したのではなく、地下室から脱走して助けを求めるゲヨンを、その場に置き去ったのでした。結局、行くあてを失くしたゲヨンは、すぐにヨンフンに見つかってしまいます。ドンナムの言葉に失望と憤怒を隠せないゲフン。するとドンナムは、「なぜそんな目で俺を見るんだ?俺の何がいけなかったというんだ!俺はただ、自分の行く道を進んだだけだ!」と怒鳴ります。どうしようもない喪失感に襲われたゲフンは、その場に立ち尽くすことしかできず…。

そんなゲフンの感情を知ったダヒョンは、慌ててゲフンへ電話をかけます。電話に出たゲフンは、「会いたい…」と一言。ゲフンのもとへ駆け出したダヒョンは、茫然と立ち尽くすゲフンを抱きしめます。

第14話感想

ついに明らかとなった事件の真犯人!

やはり犯人はヨンフンでした。共犯者の男は最初から、捨て駒としてしか考えていなかったとヨンフンはいいます。ゲフンがふたたび町へ戻った時、どこか雰囲気が妙だったチファ洞の住民たち。それはまさに、それぞれにゲヨンの失踪に関する後ろめたさがあったからでした。

同じく誘拐事件に巻き込まれたダヒョンを救う為、共犯の男を殺してしまったボクヒ。さらにそんなボクヒを守ろうと、遺体を処理したジョンホ。あの時、2人が正直に罪を告白していれば、、

そして今話、新たな真実が明らかとなりました。てっきり第3の共犯者かと思われたドンナムは、最後にゲヨンを目撃した人物だったのです。必死に助けを求めるゲヨンを置き去りにし、ふたたび車を走らせたドンナム。ドンナムがゲヨンを車に乗せてさえいれば、ゲヨンは間違いなく助かっていました。結局、大人たちの都合によってかき消されてしまった真実・・なんとも後味が悪い展開となってしまいましたね。

真実を知って憤怒するゲフンの姿が、ただただ切なかったです泣 家族からしたら、こんなに残酷な仕打ちはないでしょう。さて、犯人も明らかとなり事件の詳細が次々と明かされるなか、最後はどんな展開が待っているのでしょうか。果たしてゲフンは、妹ゲヨンと再会できるのか。そして、こちらも消息が途絶えてしまったゲフンの父親も心配です。



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