ライフ・オン・マーズ 라이프 온 마스 全16話
第3話視聴率3.268%
onwardさんの感想より |
第3話 あらすじ
「チーフ!何てことしているんですか!!」署の屋上から宙へ一歩踏み出そうとしたテジュはナヨンの叫び声に一瞬躊躇します。「言っただろう?これは夢なんだ。僕はもう夢から覚めなくちゃ。」ナヨンは自分も壁の淵によじ登ると、よろけながら言います。「これが夢なら私が飛び降りたって死なないはずです!」必死に説得するナヨン。差しだされた彼女の手を、やがてテジュは静かに握るのでした。
上半身裸の容疑者を追いかける4人の刑事達。捕まえた容疑者パク・ビョンドを前に、力で自白させようと殴りつけるドンチョルと、弁護士を呼ぶ権利(ミランダ権利)を静かに言い渡すテジュ。他の未解決事件の証拠品をビョンドのものと入れ替えているヨンギとナムシクを見たテジュは腹を立てますが、ドンチョルは反省の色無し。弁護士が現れ、せっかく逮捕した前科者のビョンドは釈放されてしまいます。テレビから流れるニュースで、警察の取り調べ中にパク・ジョンチョルが死亡したと聞くと、益々むっつりするドンチョル。
警察署の清掃係がスリに襲われ重傷を負う事件が発生します。襲ったのはパク・ビョンドを含むスリ・グループと分かり、事件が起きたのはテジュのせいだとなじるドンチョル。その夜の帰り道、ナヨンはテジュに向かい、すべてを拒否してしまわないで少しでも受け入れる努力をしたら、きっとこの場所とここに居る人達が好きになるわ、と言うのでした。その足で被害者の病室へ行ったテジュは、眠っている被害者の前で後から来たドンチョルと取っ組み合いになります。やっとドンチョルが理解出来る方法で彼と対するテジュ。
スリ・グループはクレジットカードを持っていそうな女性を狙っていることが分かり、ドンチョル達はナヨンを使ってデパートでおとり捜査を開始します。カードで買い物するナヨンに目をつけて狙うビョンド達。しかしナムシクが思わず声を出したことで捜査がばれてしまい、またもや追跡劇に。ビョンドに人質にとられるナヨン!焦るテジュ達…と思いきや、ナヨンの鮮やかなタックルでビョンドはあっけなく組み伏せられてしまいます。感嘆するテジュとドンチョル。署に帰ったドンチョルはテジュに言います。「俺たちが君を呼んだんじゃない。そっちが希望してここに来たんだぞ。」
ドンチョルにフィルムの現像を頼まれたナヨンに付き合って写真屋へやってきたテジュ。ナヨンが注文をしている間、テジュは店内を見て回ります。すると…なんと額に入ったテジュが子供の頃の家族写真が!パニックに陥るテジュの耳にこだまする、発作を起こしてます、と言う2018年現在の看護師の声と、防空演習のサイレンの悲鳴…
第3話 感想
何事もうまく行かないとは、このことでしょう。2018年ではごく普通の事が1988年にはまだ確立されておらず、テジュの行動はマイナスへと働きます。間違ってはいないけれど、時代に合わない。方法を変えなければその世界ではやっていかれない。このままでは、彼は更に取返しのつかない失敗をするような気がしてなりません。
さて、この韓国版ライフオンマーズは、本当によくリメイクされていると感じます。1988年という、やっと民主主義が確立しオリンピックが開催された年へとタイムトリップする設定は、その頃を覚えている視聴者にとってとても共感しやすいのではと思います。音楽や服装、電動タイプなどのアナログな品々が呼び起こすノスタルジーは勿論、実際起こったパク・ジョンチョル死亡事件や、暴力も辞さない当時の捜査方法を描写する事によって、活気あふれる「明」の部分と、当時が抱えていた「暗」の部分がよく描き出されていると思うのです。ちなみにこのリメイク版は、オリジナルを作成したBBCのディレクターからも高く評価されています。
「明」と「暗」。このドラマはこの2つの取り扱いがとても上手です。ダークなテーマを扱いながら、裸の追跡や刑事達の小競り合いなど笑える場面も登場し、ドラマに変化を与えています。それにしても、3話で更に追加された家族写真の謎。どんどん増える謎で、テジュの脳はきっともう飽和状態!?
第4話視聴率3.762%
onwardさんの感想より |
第4話 あらすじ
写真屋で子供の頃の家族写真を見つけたテジュは家族を探しに出かけますが、解る人はいません。公衆電話で電話を掛けてみますが、掛けた番号は使われておらず、肩を落とすテジュ…と、なぜかその公衆電話が鳴りだします。受話器を取り上げてみると…聞こえてきたのは看護婦の声と「悪い夢を見ているか、何か嫌な事を思い出しているのだろう」という医者の声。医者はテジュに向かい「脳に損傷があるが、必ず目覚める」と直接話しかけます。呆然と歩き出すテジュの前にドンチョルの車が現れ、事件現場へ向かう2人。
村長の死因は殺人と断定され捜査が始まりますが、ドンチョルはあっという間に犯人を特定し、ユ・スンイを逮捕します。証拠が揃っているからと検事に引き渡そうとするドンチョルを止めるテジュ。何かがおかしい。スンイの娘ユンジュに質問をしようとしたドンチョルがユンジュに触れると、娘はパニック状態に。ユンジュは村長から性的虐待を受けていたのです。そして母と子は、お互いに相手が殺したと思い、かばいあっていたのでした。
仕事が終わった後、バーで飲んでいるテジュの苦虫を噛み潰したような顔を見て、マスターが言います。「負けるタイプに見えないけどな。戦う相手が間違ってるのかな。自分と戦ってるんだな、きっと。何かを恐れてる自分とね。」 その後、テジュが自宅で「主任警部」を見ていると、またもや画面から男が出てきます。そして、今度は、辛かったら諦めてもよいのだと告げます(以前は「諦めるな」と言っていた)。
ユンジュの証言をもとに、テジュ達が村長の娘ソンジャを訪ねると、そこにはソンジャの夫の死体が。更に、母親に微量の漂白剤を混ぜた粥を食べさせようとしているソンジャを見つけて逮捕。彼女は果樹園の相続権を得ようと、着々と殺人を企てていたのです。
あくる日、ナムシクが事情聴取をしようとしている2人の女性を見たテジュは、妙なことに、その一人が自分の叔母であることに気が付きます。ドンチョル達が騒いでいる隙を見て、テジュは彼女に話しかけます。
美容院の前にやってきたテジュの脇を子供のテジュが走り抜け、中へ入っていきます。聞こえてきた女性の声に誘われ建物の裏へまわろうとすると、ちょうど中から出てきた少年テジュと遭遇。少年は立ち止まり、大人のテジュをジッと見上げてから走りだします。追いかけるテジュ。目の前を走る自身の姿は、次第に第1話のオープニングと重なり、線路上を走っている少年の姿へと変わります。誰に追われているのか、追手の顔は見えません。トンネル内へ駆け込む少年。壁をよじ登り、開いている穴から向こうを覗くと、真っ赤なマニキュアをした血だらけの女性の姿が!追手の男が追いつき、悲鳴を上げる少年。テジュはその場で気を失います。
第4話 感想
少年テジュを追っていたのは、多分「元祖」マニキュア殺人犯。何かが起こって、それがトラウマになり、テジュは少年の頃のことをほとんど覚えていないわけです。でも、この犯人が2018年のミンソクにどう繋がっていくのでしょうか。ミンソクはこの犯人の手法を真似しているだけ!?
叔母さんに出会ったテジュは、今後、きっと1988年の両親とも出会い、過去がだんだん明らかになっていくと想像します。ミンソクは子供の時のテジュを思い出したと言っていた、という事は、いずれ少年ミンソクも出て来て現在との繋がりが判明し、それが解ったらテジュは2018年に帰れるのでしょうか。
もうひとつ気になるのが、あのテレビの男。この人はテジュの主治医?前は「諦めるな」と言っていたのに、どうして今度は「諦めてもよい」のでしょう。どう見ても2018年のテジュの状態は良さそうにありません。2018年のテジュが死んでしまったら、1988年のテジュはどうなってしまうのか。
ドラマでは毎回様々な犯罪が取り上げられますが、4話で扱われた内容は特に重苦しく感じました。事件解決後にドンチョルが言う「人間だから、欲望があるから殺すんだ。動物だったらこんなことはしない」という言葉が印象に残りました。
パク・ソンウン 박성웅 |
カン・ドンチョル役 靭性市西部警察署刑事 係長 |
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生年月日: 1973年 1月 9日 俳優 身長/体重: 187cm, |
身分を隠せ(2015年) – チャン・ムウォン役 栄光のジェイン(2011年、KBS2ミニシリーズ) – ソ・インチョル役 階伯(2011年、MBC創社特別企画) – キム・ユシン役 製パン王 キム・タック(2010年、KBS2ミニシリーズ) – チョ・ジング役 他 |
ライフ・オン・マーズ 5話6話 あらすじと感想 コ・アソン ユン・ナヨン役
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ゴースト・ドクター 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率
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