マエストラ 마에스트라 2023年放送 tvN 土日 全12話
neroさん |
第9話視聴率4.656
第9話あらすじ
緊張した様子で舞台に立ったセウム(イ・ヨンエ)は、演奏が終わると同時に気を失ってしまう。
その頃、警察はボンジュ(チン・ホウン)の遺体が発見された現場で凶器と思われるナイフが見つかったことを受け、ボンジュと最後に通話したセウムを容疑者と考え捜査をすすめていた。
病院のベッドで目を覚ましたセウムは、ルナ(ファン・ボルムビョル)から昨夜の件を聞いて、かつてレミントン病を発症した頃の母の姿を思い出す。退院すると言って聞かないセウムを、ジョンジェ(イ・ムセン)が家まで送って行く。
父キベク(チョン・ドンファン)が待つ実家に戻ったセウムは、久々に食べる父の手料理を美味しそうに食べた。翌日、セウムはオーケストラに辞表を出す。
これを知ったジョンジェは慌ててセウムが滞在するホテルへ向かう。
ロビーでは同じく職員に部屋に入らせてくれと訴えるセウムの夫、ピル(キム・ヨンジェ)の姿が。支配人に頼んで部屋に入るジョンジェだったが、どこにもセウムの姿はなく…。
電話の繋がらないセウムを心配したピルは、キベクの楽器店を訪ねる。しかし、セウムから2人の離婚の件を聞いていたキベクは、そんなピルを冷たく突き返すのだった。
父にはしばらくの間休んでくると告げ、地方に出かけていたセウム。位置情報からセウムの居場所を把握したジョンジェは、水辺で一人佇むセウムを見つけてほっと安堵する。宿に戻ったジョンジェは「何も聞かないからそばにいさせてくれ」と言う。
次の日、「俺と遊ばないか?」とセウムを外に連れ出したジョンジェは、久しぶりにセウムと2人きりの時間を過ごした。その日の夜、ジョンジェはゴミ箱に捨てられたセウムの手紙を発見。それはセウムが父に向けて書いた手紙だった。
一方、麻薬事件で採取したセウムのDNAを鑑識に出した警察だったが、ナイフに付着していたDNAとは一致せず。捜査は振り出しに戻る。
ロールモデルとして慕っていたセウムが辞表を出したと知り、ショックを隠せないルナ。かつて母親に捨てられてしまったルナは、セウムに自分を捨てた母親の姿を重ねていた。一人で酒を飲むルナを心配し、付き合うテホ(キム・ミンギュ)。
セウムの書いた手紙が遺書だと知ったジョンジェは、怒りをあらわにする。「なんて自分勝手なんだ…!」と声を震わすジョンジェに向かって、セウムは「私も生きたいわ…。でもどうすることもできないの」と、迫りくる病魔に対する恐怖と不安を口にした。
生きたいと涙を流すセウムをやさしく抱きしめるジョンジェ。翌朝、ホテルまでセウムを送って行ったジョンジェは、「もし治療を受けるというなら世界のどこにだって行って治療を受けさせるし、本当に旅行がしたいなら旅行に行ってもいい。だから、もう少しだけ俺と遊ぼう」と伝える。
テホと一夜を明かしたルナは、眠りにつくテホの隣で彼の携帯電話を手にとる。そこでなにかを発見したルナは思わず天を仰いだ。
ソウルに戻ったセウムは、夫ピルとの離婚協議をすすめようとする。しかし、このまま大人しく離婚するわけにいかないピル。なんとか時間を稼ごうとするピルを前に、セウムも苛立ちを募らせた。
着々と旅立つ準備をすすめるセウム。そんななか、テホからセウムがジョンジェと一緒にオーケストラを去るかもしれないと聞いたルナは、セウムのいるホテルへ。憤るルナをセウムが必死になだめていると、そこへ今度はキベクがやってくる。
先日入院した病院の血液検査の結果、セウムの体内から毒が検出されたというのだ。舞台上で倒れたのも、そのせいだという。
2人の会話を聞いていたルナは誰の仕業かわかる気がすると言い、テホの携帯から撮影したジョンジェとのやり取りを見せる。そこにはジョンジェの指示で、秘書のテホがセウムの食事を管理する様子が書かれており…。
第9話感想
セウムが倒れた原因は、なんと毒・・!?
これはまたしても急展開となりました。てっきりレミントン病が発症してしまったのかと思われましたが、毒だったとは。一体誰がセウムに毒を盛ったのでしょう。
第9話のエンディングでは、ジョンジェに疑いの目を向けるセウムの姿が描かれました。ルナからジョンジェとテホのやり取りを見せられたセウムは、テホがジョンジェの送り込んだ人間だと知って失望。。
たしかにテホをスパイのように送り込んだのはジョンジェにも非があるかもしれませんが、あくまでもセウムを心配してのこと。これだけでジョンジェがセウムに毒を盛っただなんて、考えられません。
むしろ、ジョンジェとセウムの仲を引き裂こうとする(?)ルナが怪しく見えました。なんだか周りを敵だらけに見せかけて、セウムを自分の手の内に引きずり込もうとしているような、、考えすぎでしょうか。
そして、相変わらず時間稼ぎに忙しいピル。さっさと潔く離婚すればいいのに…。浮気をしたのは自分なのに、ここに来て卑怯な手ばかり使うピルには本当にガッカリです。離婚が成立していない以上、セウムがジョンジェと会うのもはばかられますからね。なんとも残念です。
第10話視聴率5.421
第10話あらすじ
ルナからジョンジェとテホのメッセージのやり取りを見せられたセウムは、ジョンジェにスパイを送り込んだのかと問いただす。テホの件は認めたものの、毒に関しては寝耳に水といった様子のジョンジェ。
その後、病院で説明を聞いたセウムは、自分に盛られたのがレミントン病の症状と似たような症状を起こす毒だと知って驚く。とくにこれといった治療法はなく、体内からすべての毒が抜け出すのを待つしかないと医師は言う。
ホテルに戻ると、セウムを心配するルナがロビーで待っていた。
部屋に入り、これまで自分が口にしたものを振り返るセウム。ハンガン・フィル・ハーモニーの楽団員や近しい人物であれば、誰もが容疑者になりうる状況。そんななか、ピルが買ってきたティーバッグを不審に思ったセウムは、毒物の混入を確認して欲しいと研究所に依頼する。
一方、秘書からセウムが盛られた毒の詳細について聞いたジョンジェは、同じくそれがレミントン病の症状と似たような症状を起こさせる毒だと知る。
セウムがオーケストラを辞めることに納得のいかないルナは、楽団員たちを集めて署名を求めた。ところが、「私は反対です。体調が思わしくないから辞表を出したのに、私たちに止める権利が?」とアジン(イ・シウォン)。結局、アジンを除く全員が署名し、それを持ってルナと楽団員たちはセウムのもとへ向かった。
楽団員たちの説得に心を動かされたセウムは、ふたたびオーケストラに戻る。しかし、あくまで辞表はそのままで、次の公演が最後だとセウム。
その頃、ピルはセウムがレミントン病を発症することを前提に、後見人となるべく動き出していた。そこで医師からセウムがレミントン病の検査を受けたと聞いたピルは、結果が出たら真っ先に教えてくれと頼む。
駐車場でセウムを待ったジョンジェは、毒を盛ったのは自分ではないと否定。しかし、すでにセウムの心は閉ざされてしまっていた。セウムのことを放っておけないジョンジェは、自ら警察に赴いて毒についての捜査を依頼。これを聞いていたボンジュ事件の担当刑事は、自分に任せて欲しいと言う。
テホは辞表を提出し、最後にジョンジェが自分を送り込んだのはただセウムを心配する気持ちからで、それ以外の意図はなかったと伝えた。
楽団員たちからお腹のふくらみについて指摘されたアジンは、妊娠したことを明かす。驚いた楽団員たちは口々に、父親はピルだろうかと噂した。友人のノ・バハ(ファン・ゴン)からこれを聞いたピルは、どういうことかとアジンに詰め寄る。
そんななか、ティーバッグから毒物が検出されなかったと報告を受けたセウムは、ふといつも使っている香水のボトルに無理矢理こじ開けたような傷がついているのに気づく。それは他でもない、夫ピルが買ってくれた香水だった。
毒を盛ったのがピルではないかと考えたセウムは、予定通りドキュメンタリーの予告と同時に離婚記事を出す。
記事の件を知ったピルは怒り心頭で、セウムのもとへ向かった。勝手に離婚を公にしたセウムに怒りをあらわにするピル。同じくセウムもまた、まるでレミントン病の発症を待つかのように時間を稼ごうとするピルを激しく非難した。「言ったでしょう?あなたの思い通りには決していかないと」
辛らつな表情で外に出たピルを待っていたのは、アジン。「離婚おめでとう」と微笑むアジンに向かって、ピルは親権を行使して子供を奪うこともできると脅した。
練習を終えたセウムに声をかけた刑事たちは、捜査に協力して欲しいと話す。自分に毒を持ったのは夫のようだと明かすセウム。しかし、警察が入手した証拠品は“B型の女性”が犯人であることを指していた。これを聞いたセウムは、驚きを隠せず…。
その夜、人気のない川沿いにやってきたピルは、背後から何者かに襲われる。
第10話感想
ピルを襲ったのは、アジン??
襲われる直前、ピルはアジンにお腹の子の親権を行使して、奪うことも可能だと脅していました。さらに母子手帳に書かれていたアジンの血液型はB型、、つまり犯人はアジンでしょうか。
それにしても、やはり気になるのがなにかとセウムに執着するルナ。ホテルに戻ったセウムに、真っ先に「警察には通報しない方がいい」と助言したのはルナでした。
尊敬するセウムが何者かに毒を盛られたとあれば、徹底的な捜査を望むのが普通ではないでしょうか。ジョンジェとテホの関係をセウムに告げ口したのも、ルナですからね。犯人が女性ということから、ルナの可能性もあるのでは?と思いました。
一方、テホを送り込んだのがバレてから、すっかり関係にヒビが入ってしまったセウムとジョンジェ。過去、海に飛び込んで死のうとしたセウムを救ったのもジョンジェだというのに、セウムはなぜここまでしてジョンジェを突き放すのでしょうか。なんだか毎回こっぴどくフラれるジョンジェが可哀想に思えてきます。。涙
さて、泣いても笑っても残り2話。予想していた展開と180度違った内容だったので、最初はちょっと戸惑いましたが、なかなか面白いです。サスペンス好きな私にはピッタリなドラマ。最終回の行方にも期待です。
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