ブラインド 블라인드 2022年放送 tvN金土 全16話
neroさん |
第15話視聴率2.518%
第15話あらすじ
「設計者」
チョン・インソン(パク・ジビン)に階段から突き落とされ、床に倒れた拍子に記憶が戻ったリュ・ソンジュン(オク・テギョン / 2PM)。自分を“チョン・ユンジェ”だと洗脳させたのは、他でもない兄ソンフン(ハ・ソクジン)だった。その後、留置所に入れられたインソンに向かって、「兄さんがお前を裏切ったと言っていたのは、どういうことだ?」とソンジュンは聞く。しかし、最後までインソンは口を開こうとはせず…。
一連の事件を振り返ったソンジュンは、そのすべてにソンフンが関わっていたことに気付く。ソンフンの目的が事件の解決ではなく、捜査を妨害することにあったのではと疑うソンジュン。
一方、番組PDのペ・チョルホ(チョ・スンヨン)を呼び出したナ・グクヒ(チョ・ギョンスク)とヨム・ギナム(チョン・インギ)は、大金の入ったカバンを渡す。満足げに中身を確認したチョルホは、約束通り取材に使ったビデオカメラを差し出した。その後、大事そうにカバンを抱えて夜道を歩くチョルホだったが、そこへ怪しげな人影が近づく。
次の日、チョ・ウンギ(チョン・ウンジ / Apink)からチョルホと連絡がつかないと聞いたソンジュンは、それから間もなくして、チョルホが何者かに襲われて死亡したと知る。現場に駆けつけると、そこには頭から血を流して絶命するチョルホの姿が。警察は行方をくらましたチャールズ(オ・スンユン)の犯行を疑ったが、ソンジュンは兄のソンフンが犯人ではないかと考える。
インソンの面会へ訪れたソンフンは、ソンジュンがすべての記憶を取り戻したようだと聞き、愕然とした。その頃、チョルホの被害直前の足取りを追ったソンジュンは、昨夜チョルホが訪れたという料亭へ。女店主からチョルホが会っていたのが母グクヒだと聞き、思わず眉をひそめるソンジュン。その後、部屋に案内されたソンジュンは、そこに仕掛けられた小型カメラを発見。店内のCCTVを確認すると、カメラを仕掛けたと思われる人物はソンフンだった。
グクヒのもとへ向かったソンジュンは、チョルホと何の話をしたのかと聞く。最初は適当に誤魔化そうとしたグクヒだったが、CCTVを確認したというソンジュンを前に、言葉を失い…。結局、グクヒはチョルホから脅迫を受けて金を渡しに行ったと明かした。それがすべてだと語るグクヒだったが、ソンジュンは信じようとしなかった。
その日、ウンジを訪ねたソンフンは資料の入った封筒を渡し、「誰よりもウンギさんが上手く使ってくれると信じています」と一言。それだけ告げて去ろうとするソンフンに向かって、「判事さんは共犯者ではないですよね?」とウンギ。その質問には答えず、ソンフンはその場を立ち去った。
一方、真実を確かめようと裁判所へ向かったソンジュンだったが、ソンフンの姿はなく。つづいてインソンのもとへ向かうと、チョルホの次のターゲットは誰かと聞く。チョルホが死んだと聞いたインソンは、「おもしろいな」と笑った。そして、すべての復讐を計画したのが自分ではなくソンフンだと明かすインソン。
インソンが言う通り、復讐を設計したのはソンフンで、インソンはそれを実行に移す執行人だったのだ。これにはショックを隠せないソンジュン。翌日、ソンフンが仕掛けたと思われる隠しカメラの映像がニュースで公開される。昨夜のインソンの言葉を振り返るソンジュンのもとへ、慌てた様子で駆け付けるウンギ。するとウンギは、ソンフンから預かった1冊のノートを手渡す。それはかつて、ソンフンが父イルホ(チェ・ホンイル)に渡した嘆願書だった。
次なるターゲットがイルホだと知ったソンジュンのもとへ、ソンフンから連絡が…。
第15話感想
すべての復讐を計画したのは、兄ソンフンだった!?
今回明らかになったのは、ソンフンがすべての復讐の設計者だったという衝撃の真実でした。前回捕まったインソンは、ソンフンの計画に従って刑を執行した執行人にすぎなかったのです。ソンフンがすべての復讐に加担していたとは、驚きの展開となりました。だからソンフンは、弟のソンジュンにユンジェの記憶を植え付けたんですね。もしかすると彼らの復讐劇は、その時からすでに始まっていたのかもしれません。
そして、次なるターゲットはソンジュンの父イルホ。ソンジュンの父イルホは、20年前にソンフンから福祉院の残虐な行為の数々が記された嘆願書を受け取っていたにも関わらず、適切な処置を行わなかったことがわかりました。当時判事として、きちんと事件の真相を掘り下げていれば。。そして、加害者に対して適切な判決を下していれば。。
次々と明らかになる真実の数々に驚きの連続でした。インソンと面会したソンフンの態度を見る限り、ソンフンは殺人を望んでいなかったようにも見えます。おそらくインソンの行き過ぎた行動に見切りをつけ、ソンフンはその逮捕に協力したのでしょう。果たして、ソンフンが望んだ復讐の形とは?最終回では、すべての謎が明らかになるでしょうか。
第16話視聴率3.136%
第16話(最終回)あらすじ
「最後の審判」
釣り場へ向かう車の中で、ソンフンからの電話に出たソンジュン。スピーカーから聞こえてきたのは、ソンフンと父イルホの会話だった。ソンフンはイルホに向かって、なぜ別荘へ訪れたのかと尋ねる。ソンフンが言う“別荘”とは、福祉院に連れて来られた少女たちが男たちと強制的に性接待を行う場所だった。
自らの罪を認めて許しを請うよう話すソンフンに向かって、そのつもりはないとイルホ。次の瞬間、一発の銃声が鳴り響く。銃を構えたのはソンフンではなく、父イルホだった。そこへソンジュンが駆け付けると、慌ててイルホを止める。イルホが自分を殺そうとするだろうと考え、ソンジュンをこの場に呼んだソンフン。電話越しにすべてを聞いていたソンジュンは、父イルホに手錠をかけた。
ソンフンに向かって、一度でも自分を弟だと思ったことがあるかと聞くソンジュン。すべては復讐の為だったと語るソンフンの言葉に、ソンジュンはショックを隠せない。
ソンジュンを訪ねたウンギは、とある動画を見せる。動画に映っていたのは、チョルホが料亭を出た直後、何者かにチョルホの殺害を命じるギナムの姿だった。翌朝、ウンギが持っていた映像が公開されると、ソンジュンはギナムがチョルホの殺害を命じた相手を追う。それはペク・ムンガン(キム・ボムレ)のもとで働いていたク中佐(チョン・チャヌ)と呼ばれる男だった。
ク中佐のスマホに残っていた音声ファイルをもとに、ギナムとグクヒをそれぞれ殺人教唆、殺人ほう助の罪で逮捕するソンジュン。一方、面会に訪れたチャールズに「まだ終わってはいない」と告げたインソンは、刑務所の中でムンガンと顔を合わせた。インソンの顔を見るなり、持っていた刃物で斬りかかるムンガン。同じく先の尖った歯ブラシの柄でムンガンの首筋を突き刺したインソンは、その場で死を迎えた。しばらくしてインソンの死を知ったチャールズは、店のカウンターでフグの毒を食べて自ら命を絶ち…。
同じくインソンの死を知り、福祉院で一緒に過ごした日々を振り返るソンフン。兄ソンフンが拘置所で自殺を図ったと知らせを受けたソンジュンは、彼の入院する病院へ向かう。その後、ソンジュンは担当検事から、ソンフンが国民参与裁判を申請したと聞かされる。
裁判が始まると、弁護士はソンフンがかつてイルホに渡した嘆願書を公開する。嘆願書には、希望福祉院で行われた虐待や監禁などの事実が生々しく記されていた。弁護士にいつから復讐を計画していたのかと聞かれ、「ユンジョンが死んだ事実を知ったときからです」とソンフン。男たちから性的虐待を受け、そのショックでこの世を去ったユンジョン。土の下で冷たくなったユンジョンの遺体を見た時、復讐を心に誓ったとソンフンは語った。
つづいて検察側の証人として証言台に立ったのは、ソンジュン。今回の復讐劇によって15名の命が犠牲になったとし、そのすべての殺人を計画したのが被告であるソンフンだと証言するソンジュン。そしてソンジュンは、どんな動機も殺人の名分になってはならないと強い口調で締めくくった。
最終陳述の場で、ソンフンは自分が国民参与裁判を申請した理由について、一人でも多くの人に希望福祉院の真実を知って欲しかったからだと語る。そして、自分のせいで傷を負った人々に対して心から謝罪の言葉を述べるソンフン。その後、ソンフンに対して無期懲役の判決が下され、事件は終息を迎えた。
裁判の後も引き続きウンギは希望福祉院であった事実を世に伝える努力をし、さらに被害に遭った子供たちのフォローを行った。ウンギと一緒にサッカーを楽しむ少年たちを見て、ソンジュンは「20年前、あの子供たちの傍にウンギさんのような大人がいたら、どうなっていただろうか」と心の中で呟く。
第16話 (最終回)感想
最後はソンフンに無期懲役の判決が下され、幕を下ろしたドラマ「ブラインド」。
どんな理由があっても、人を殺してもいい理由にはならないと語ったソンジュンの言葉が深く突き刺さりました。正直ドラマの1話からずっと見守ってきた立場としては、罰するべきはソンフンではなく、希望福祉院で子供たちを監禁し、それに見てみぬふりをした大人たちでは?という気持ちが大きいです。実際、20年前の福祉院での出来事に対して、それ相応の償いをした人物は一人もいません。もちろん殺人は絶対にあってはなりませんが、そうまでしてでも自分たちの苦痛を知ってもらいたかったソンフンの気持ちを考えると、なんとも悲しいエンディングになってしまったという印象です。。
そして、最後の裁判のシーンで証言台に立ったソンジュンは、自分を犯人に仕立て上げて15人もの命を奪ったと話していましたが、実際に殺害を行ったのはインソン(=ユンジェ)であり、ソンフンは最後まで「自分たちの目的は“復讐”であって、“殺害”ではない」と言っていました。ソンフンとインソンの間に行き違いが生じ、そのすべてをソンフンが一人で被るというのは、どうなんでしょう。
劣悪な環境の福祉院を舞台に、復讐に生きる人々の姿を描いた本作。なんともセンセーショナルなテーマで、なかなか見応えがありました。最終回の展開は賛否両論あると思いますが、より現実的なエンディングという意味では、よいラストだったと思います。
サスペンスやヒューマンドラマ、刑事モノが好きな方にオススメしたい作品です!
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