韓ドラの鬼

バガボンド(韓国ドラマ)1話・2話 あらすじと感想



バガボンド 배가본드 VAGABOND 【韓国放送期間】2019年9月20日~

70分(1回あたり3部の分割放送)

第1話視聴率 6.3% 8.0% 10.4%

daisySSさん

第1話あらすじ

アクション映画の監督を夢みたチャ・ダルゴン(イ・スンギ)は、スタントマンとして活躍。怪我を恐れずスタントマンとして一生懸命の理由は、甥のフンを養うため。

兄が亡くなり義理の姉がフンを児童養護施設に預け姿を消した後、児童養護施設がなくなることをきっかけに引き取り、家族として生きてきたチャ・ダルゴン。しかし、スタントマンとして生計を立てる難しさからタクシー運転手の仕事を始めますが、甥にはスタントマンを辞めたことを伝えられず。。。

叔父チャ・ダルゴンがアクション映画の監督になる夢をあきらめたこと、自分が叔父の負担になっていることが、気になるフンは、モロッコで開催されるテコンドー大会に参加することをためらいます。参加費用を気にする幼い甥の姿に落ち込むチャ・ダルゴン。しかし、フンは予定通大会に参加することになり、子供たちを連れ、テコンドー団は飛行機に搭乗し、モロッコに向かう。

韓国政府は次世代戦闘機の導入が検討中、ダイナミックシステム・コーポレーションとジョン&マーク社が最終候補として残り、一刻も早く落札結果を出す必要があるジョン&マーク社のアジア担当社長のジェシカ・リ(ムン・ジョンヒ)は、ライバル会社にダメージを与えるため、飛行機を墜落させる計画を立てます。

ジェシカ・リの部下で副社長のマイクルは飛行機テロが起こることを知ると、未然に防ぐために通報しますが、ポルトガルで自殺に見せかけ殺害されます。

モロッコに向かっていた飛行機が空中で爆破、搭乗者全員が死亡。。。ニュースで飛行機が墜落し甥が死亡したことを知ったチャ・ダルゴンは激しい悲しみに包まれます。数日後、遺体が発見される遺族たちは追悼式に出席するためモロッコに到着します。

空港のトイレで、すれ違った男の顔を確認したチャ・ダルゴンは、生存者がいないとされた飛行機に乗っていた乗客であることに気づきます。飛行機が墜落する前、甥フニが残した動画に映っていた男。。。何故彼が生きているのか疑問を抱いたチャ・ダルゴンは男を負い始めます。「その男を捕まえて」と叫ぶダルゴンの言葉に、逃げる男。しかし、スタントマンとして鍛えられたダルゴンは諦めることなく、男の後を追います。

男を阻止したチャ・ダルゴンは、「なぜ飛行機を墜落させた?」と問うと、「それはお前が調べるべきだろう」と言葉を残し男が再び逃走を始めます。彼の運転する車に飛び乗ったチャ・ドンゴン(イ・スンギ)は車を止めさせようとしますが、スピードを上げて走る車。

次の瞬間、車がガードレールにぶつかり、助手席にいたチャ・ドンゴンが車から投げ出される。

第1話感想

本格アクションドラマ!期待できる!!

これまで観たアクションドラマの中では、追撃するシーンが映画並みの迫力がありました。ボーンシリーズや007、ミッションインポッシブルなどをみているようで、圧倒させられたスタート!

舞台はモロッコとポルトガル。これまで韓国ドラマで登場したことがあまりないのも新鮮に感じました。ソ・ガンジュン主演の「第3の魅力(原題)」は舞台がポルトガルと韓国でしたが、それ以外のドラマでポルトガルが登場したことは少ないですね。

飛行機事故に見せかけたテロ。。。事故で甥をうしなった主人公が、単純な事件でないことに気づき、飛行機墜落事故で生き残った人物、犯人を追う、、、アクションシーンは映画をみているような錯覚に落ちるほどの本格的なものでした。主人公が犯人を追うシーンでは、カメラの揺れが自然で主人公の動きが伝わる。

テロの犯人を追う主人公、チャ・ダルゴンを演じるのはイ・スンギ。「花遊記」で見せたコミカルなイメージとは違い、「キング~Two Hearts」で見せた感じとは似ているけど、冷静なキャラクターというよりは、慎重に考える前に行動してしまう、職業がスタントマンって似合う。好みのタイプのルックスではないですが、出演するドラマは必ず観るようになるのは、演技は悪くないのと、ストーリーが面白いドラマが多いからなのでしょうか。

ヒロイン役はMissAのペ・スジが演じ、イ・スンギとは2013年「九家の書~千年に一度の恋~」の共演後、2度目の共演となります。「むやみに切なく」や「あなたが眠っている間に」ではまだ少女のようなイメージが残っていましたが、このドラマではすごくキレイで、ロマンスドラマのヒロイン役のイメージから、演技上手な女優のイメージ。在モロッコ大使館の契約職員として登場しますが、大使館内に監視カメラを設置するなど、もう一つの別の顔を持つコ・ヘリを演じています。

飛行機テロが起きることを通報しようとした副社長のマイケルが殺害された場所はポルトガル。コ・ヘリ(ペ・スジ)は大使館がお休みの間滞在した場所もポルトガルでしたが、テロ事件に関わっている人物なのでしょうか。

飛行機テロを起こした犯人と思われる人物は逃げ去り、車から投げ出されたチャ・ダルゴンは崖に落ちたように見えましたが、無事でした。テロ犯をチャ・ダルゴンが追うことになるのでしょうか。

バガボンド(Vagabond)の意味は放浪者、さすらいびとを意味します。

第2話視聴率5.8% 8.1% 10.3%

daisySSさん

第2話あらすじ

チャ・ダルゴン(イ・スンギ)が不在のまま、ホテルに集まった遺族たちは、ダイナミックシステム・コーポレーション傘下のダイナミックKP(D.K.P)のリーダーエドワード・パク(イ・ギョンヨン)との交渉が始まります。5年前の飛行機事故で妻と娘を失ったことを伝えると、起きた事故への責任を重く感じると語る彼に、遺族は悲しみをぶつけます。

その時、現れたチャ・ダルゴンは、飛行機事故を起こした犯人が生きていることを訴えると、飛行機がテロにあったと伝えます。男を追う前、大使館職員のコ・ヘリ(ペ・スジ)も犯人の顔を目撃したと、空港の監視カメラの映像を確認します。しかし、チャ・ダルゴンが目撃した犯人の顔には傷が残っていたのに、確認した男の顔は別人。。。誰もチャ・ダルゴンの言葉を信じようとしない。

チャ・ダルゴンはコ・ヘリがテロ犯の仲間だと疑い、彼女の後を追います。尾行されていることに気づいたコ・ヘリが銃を向け、彼女の銃を奪うチャ・ダルゴン。コ・ヘリの正体を疑ったチャ・ダルゴンが彼女を拘束すると、彼女の身分を確認できるものを探し始めます。見つかったのは複数のパスポート、NISの身分証明書等。身分が明かされることを気にするコ・ヘリ。。。しかし、彼女が国家情報院のエージェントだと気づかず、テロ組織の一員として疑いの目を光らせます。

その時、彼女の携帯電話が鳴り、相手はコ・ヘリの上司である国家情報院、7局長のミン・ジェシク(チョン・マンシク)。二人の会話を確認したチャ・ダルゴンは彼女がエージェントだと知ると、甥のフンが残した最後の動画を渡し、犯人を探して欲しいと語ります。彼の言葉を疑いながらも、フンが残した動画を確認するコ・ヘリは幼い命が犠牲になったことに罪悪感を持ち、動画に映る男の会話の内容を調べて欲しいと、同僚のコン・ファスク(ファン・ボラ)にデータを転送します。

ブラックボックスを確認する必要があることに、国家情報院の心理情報局長カン・ジュチョル(イ・ギヨン)に、「飛行機事故の生存者がいる可能性があるとの報告がありました。ブラックボックスを確認させてください」とお願い。

追悼式の後、犠牲者家族が韓国に帰国した後も、犯人を探すためモロッコに残ったチャ・ダルゴン。彼の部屋からゴンが残した動画が消え、部屋が荒らされた状況。。。逃げる男を確認すると彼の後を追います。しかし、警察に逮捕され、ホテルの職員であることを訴える男を疑いチャ・ダルゴン。釈放される男の首にペンを突きつけ、真実を語るよう求めます。銃を向けられたチャ・ダルゴンを助けるため、コ・ヘリが間に入り。彼女を巻き込むわけにはいかないチャ・ダルゴン、、、拘置所に送られます。

飛行機事故を調べることは任務に含まれないが、気になるコ・ヘリは、ブラックボックスの映像を確認します。飛行機が離陸する前、副機長が誰かとスペイン語で会話している内容が聞こえます。その内容を確認していたコ・ヘリは、コン・ファスクから受け取った、飛行機の中にいた男の会話と照らし合わせる。。。副機長も乗客の男性もスペイン語で会話。それぞれの内容と並べると、チャ・ダルゴンが気づいた通り、飛行機は事故ではテロにあったことを確信します。その頃、大使館の職員の協力で釈放されたチャ・ダルゴン。

第2話感想

コ・ヘリの正体は国家情報院のブラックエージェント、諜報員でした。遂行中の任務を受け帰国を待っていた彼女は、飛行機墜落事故が事故ではなくテロによる爆発だと気づき。。。チャン・ダルゴンと協力して事件を暴いていくことになるのでしょうか。スタントマン出身だけに素早い動きを見せるチャ・ダルゴン。今話でも派手なアクションシーンが登場しました。

チャ・ダルゴンに追われていたテロリストは、彼の身元を調べ、コ・ヘリの自宅まで侵入し、思ったよりも大きな勢力が後ろにいるようで、今後コ・ヘリまで危険に巻き込まれることになりそう。。。副パイロットと通話をしていた相手が乗客に装って搭乗していた人物。二人の会話は何故かスペイン語、、、爆発物を爆破させる時間を伝えあう二人の姿が描かれ、副パイロットも生きていることになるのでしょうか。モロッコに到着した遺族の中に副パイロットの妻も含まれていたので、今後、予想外の展開が待っているような予感がします。

2018年と2019年は、韓国でスペインブームが起きていますが、それを反映するようにスペインやスペイン語が登場することが増えている印象を受けます。ヒョンビン主演の「アルハンブラの思い出」もグラナダを舞台にドラマが描かれ。副パイロットのキム・ウギが話すスペイン語(Castellano)の発音がスペイン国内で使われている音に近いのが、個人的にはリアル感あってよかったかも。

今話でも無鉄砲に動くチャ・ダルゴンの姿が描かれましたが、甥の誕生日プレゼントで準備したスニーカーを渡すことができず、甥の死を悲しむ涙。特に、子供たちが犠牲になる話って心が痛くなります。1500ユーロを支払って釈放されたチャ・ダルゴンがこのまま、テロ犯をあきらめるようには思えないので、ハラハラする展開になりそうですね。

カン・ジュチョル心理情報局長は、自殺として処理されたマイケル副社長の死に疑問を抱き、コ・ヘリがポルトガルに滞在した理由は、彼の命令でマイケルの死を調べたからでした。テロ犯の正体は?アクションドラマやスパイドラマが好きな方は楽しめる内容になっています。あっという間に時間が過ぎて、圧倒される展開が続く。。。

バガボンド(韓国ドラマ)3話・4話 あらすじと感想

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