トレーサー 트레이서 2022年放送 MBC金土 全16話 wavve制作のオリジナル作品 (シーズン1 8話、シーズン2 8話)
daisySSさん |
第11話視聴率4.6%
第11話あらすじ
ソ・ヘヨン(コ・アソン)は家族を失った国税庁の職員がオ・ヨン(パク・ヨンウ)だったことを知ると、仕事に対する意欲を失い、落ち込んだ状態。彼女を心配したファン・ドンジュ(イム・シワン)は、感情的になるヘヨンを受け入れるも、ヘヨンは国税庁を辞める考えを持ち続けます。そんなヘヨンを心配そうに見守るしかない。
過去、同じ方法で自分を騙したナム・ジュスンから聞き込みをするオ・ヨンは、誰が背後にいるのかを正直語るよう説得します。ナム・ジュスンは口を開くことなく、堂々とした態度。妻ミン・ソジョンの名義の会社が存在することを調べ出しとのオ・ヨンの言葉に、ナム・ジュスンは緊張。
直接ミン・ソジョンと話しをするオ・ヨン。ミン・ソジョンはサンジョ銀行の件を調査しないよう命じたのは自分だけど、オ・ヨンを巻き込んだのは自分ではなく、イン・テジュンだったと伝えます。
一方、サンジョ銀行の件が明るみになったことに激怒するイン・テジュン(ソン・ヒョンジュ)。サンジョ銀行とPQグループの関係、ミン・ソジョンがサンジョ銀行の取り調べを中断させようとしたことなどをイン・テジュンに伝えたオ・ヨンは、5局が調査を続ける意志があることをアピール。
サンジョ銀行の件をミン・ソジョンが隠そうとしたことを証明できる証拠がなくなった状況で、ファン・ドンジュとオ・ヨンは、イ・ギドンよりも先に動き、PQグループと国税庁の癒着をマスコミに先に流したことで、イ・ギドンは困った状況に置かれます。
マスコミにPQグループ関連のニュースが流れると、リュ・ヨンシンはミン・ソジョンを訪ねると、イン・テジュンを阻止するため、協力を求めます。一方、オ・ヨンから渡された名前がふせられたある会社の会計資料を分析するドンジュは、ソ・ヘヨンに仕事を振り分け、、、辞めることを考えるヘヨンに考える余裕を与えない。
1局のチョ・ジンギ局長は、オ・ヨンにイン・テジュンを攻撃することができる情報と資料を提供すると、国税庁の官僚と企業の代表たちが癒着した「チョンウ会」が存在すること、17年前ミョンジュ電子の名が挙げられていたことを話すと、ジェソン建設を調べるようアドバイスします。
一方、オ・ヨンから渡された会計資料がジェソン建設のものだと知ったドンジュ。ジェソン建設に関する情報をオ・ヨンに提供したのがチョ・ジンギ局長だと気づくと、何か意図があるとチョ・ジンギを疑います。
ミョンジュ電子の担当者に関して既に調べを進めていたヘヨンは、オ・ヨンが担当者だったことやジ自分を助けてくれた記憶を思い浮べ葛藤中。自分を心配するオ・ヨンの気持ちに気づき、「私だけ生き残ったことを非難するような言葉を耳にしても、この世のどこかには、私に生きていて欲しいと思ってくれる人が、絶対に一人はいると信じ頑張ってきました」と心のうちをオ・ヨンに明かします。
彼女の言葉に、オ・ヨンは笑顔で、「明日は出勤しなさい」と語ると、オ・ヨンとヘヨンはお互いに笑顔を見せる。
税務調査を受けることになったPQグループは、投資会社エルヴァリンの攻撃を受けて経営権を巡りトラブルが起こります。リュ・ヨンシンはPQグループ内で肩身が狭い状況になり、悪質なM&Aを進めるエルヴァリンにイン・テジュンが協力していると予想すると、対策を考え始める。
一方、チョ・ジンギから渡された情報が罠の可能性があるとオ・ヨンに忠告するドンジュ。オ・ヨンは何かを企んで情報を流したとしても引き下がることができないと語り、その頃、イ・ギドンの質問に対して冷たく答えるイン・テジュン。。。
第11話感想
これまでのドラマの流れとは違う、、、逆転があることを意味するのか、伏線がはられていることを意味するのか、それとも予想外の展開へと進むためなのか、ミン・ソジョンやイン・テジュンに関して、新たな事実が分かり、更に面白さを増しています。
新たに登場した1局長のチョ・ジンギ、イン・テジュンの義理の弟でジェソン建設の社長の存在も浮上し、シンプルそうで複雑な人間関係や利害関係を描こうとしているのが興味深いです。特に、あまり多くを語ることのないイン・テジュンの意外な面が次々に描かれました。
結局ファン・ドンジュ対イン・テジュンが正面対決するという結末は変わらないと前提すると、それまで起こる事件や過去の事件の真相など、今後明るみになる部分がたくさんありそうで、第12話への期待もまたまた高まります。
ドンジュの父の死、彼が残したメモ帳から始まったこのドラマは、PQグループだけではなく、ジェソン建設を巻き込んで、第11話では本格的にストーリー展開が複雑化することが予想され、今後どんなオチや新たな事実が待っているのでしょうか。
今話、家族の無理心中で唯一生き残ったことに罪悪感を持ち続けたソ・ヘヨンが、オ・ヨンとのお互いの痛みを分かち合う感動のシーンも登場しました!
第12話視聴率6.5%
第12話あらすじ
チョ・ジンギから渡された情報を調べることが危険だと忠告するファン・ドンジュ(イム・シワン)の言葉に、ガッカリを隠さないオ・ヨン(パク・ヨンウ)。「では、それ僕がやります」と語る。ドンジュは気になる点を述べ、危険が大きすぎることにリスクを回避するためにやるべきことを提案します。
ジェソン建設の元社員のチョ・テグは内部告発者で、会議録が存在することを伝え、イン・テジュンがワイロを受け取った証拠になると撮影した写真をドンジュに提供します。
1局長のチョ・ジンギを信頼するも、ドンジュのアドバイスに耳を向けるオ・ヨンは、チョ・ジンギの動向をチェックします。ジェソン建設とイン・テジュンが癒着関係にあることが報道され、国税庁内は緊張。
PQグループの社長リュ・ドヒョンの経営権を奪われないため、懸命に動くリュ・ヨンシン。リュ・ドヒョンはイン・テジュンと内密に会うと、エルヴァリンとイン・テジュンが密接な関係にあるのか、刺激する質問を投げます。「ミン・ソジョン次長とリュ・ヨンシンとは手を放す準備はできている」と語るとイン・テジュンを見つめるリュ・ドヒョン。
ジェソン建設を監査する理由を探り、小さな件で税務調査を進めるドンジュ。ジェソン建設の社長ソ・ヨンジェは、令状を要求するなど、ドンジュへの反感を剥き出しにします。ジェソン建設に関する調査を進める5局では、下請け会社からジェソン建設がお金を借りるなど、問題点を発見します。
若き頃、課長だったイン・テジュンは、義理の父の不正に目をつぶることなく、そのせいで義理の父を怒らせ、病気になった妻は実家から援助を断られたことを思い浮かべます。
その時の記憶を息子イン・ドフンに語るイン・テジュンは、「ミン・ソジョンがジェソン建設を嗅ぎまわっている。ジェソン建設は5局に任せなさい」と圧力をかけ、父の圧力に辛い表情を浮かべるイン・ドフン。
一方、チョ・ジンギの通話記録を調べたオ・ヨンは、チョ・ジンギがコンタクト取ったハンへコミュニケーションという会社を見つけ出すと、登録された住所に向かいます。到着するとキム・ソクミン記者もハンへコミュニケーションを調べていた。
中の様子から、エルヴァリンもハンへコミュニケーションもリュ・ヨンシンのペーパーカンパニー、「エルヴァリンはイン・テジュンと癒着関係にあるのではなく、リュ・ヨンシンがエルヴァリンの所有者だった」と気づきます。
ジェソン建設への令状を持って家宅捜査を始めたドンジュ。オ・ヨンは罠だと気づくとドンジュに知らせようとしますが既に令状が出て捜査が始まったあと、ジェソン建設が意図的に倒産を計画したことに気づいたドンジュ。
ジェソン建設の内部告発をしたチョ・テグが建物から飛び降り、、、ソ・ヘヨンは彼が末期がん患者で、会社を退職したことを知ります。ソ・ヨンジェのオフィスに置かれたタブレットで、父ファン・チョルミンの備忘録(メモ帳)の内容を発見したドンジュ。
第12話感想
ファン・チョルミンの備忘録(メモ帳)から始まったこのドラマは、ついに隠されていた備忘録の内容に触れることになったドンジュ。
ソ・ヨンジェのオフィスで備忘録の内容を確認したのは偶然だったのでしょうか。それとも意図的にドンジュにその内容を伝えるためだったのでしょうか。「絶対にドンジュにはこのすべてを秘密にしたい」と残されてあったメモを確認したドンジュが驚きと動揺が混じった表情を見せ、ドンジュが向き合うことになる現実は、彼の予想とは違うことを意味するようなエンディングでした。
ジェソン建設の税務調査を行うことでイン・テジュンの悪事を明かそうとしたオ・ヨンとドンジュの計画は失敗に終わり、ドンジュにとって再び不利な状況へと向かうようで不安なエンディングを迎えました。
ジェソン建設の会長の娘と結婚したイン・テジュンが病気で妻を亡くし、ジェソン建設への憎しみを持っていることが今話で明らかになりました。これを前提に考えると、イン・テジュンもジェソン建設への復讐を考えているように見えます。
父のメモ帳の内容を確認したドンジュの姿から、これまで次から次に問題を解決していたドンジュにブレーキがかかったような印象を受けました。ファン・チョルミンがドンジュに隠そうとしていた秘密とは??
内部告発者だと思われていたジェソン建設の元社員は、末期がんを患っている患者で、建物から転落、、、意図的にイン・テジュンとジェソン建設の関係を5局に伝えようとしたとすれば、チョ・テグを動かしたのは誰なのでしょう。
もう一つ驚いたことは、リュ・ヨンシンの正体でした。財務理事としてPQグループのために懸命に働く人物として描かれ、エルヴァリンから攻撃を受けたことの責任から理事から辞任させられたはずが、、、すべての黒幕は彼だったとことでした。
リュ・ヨンシンとイン・テジュンの協力関係は続いていたのでしょうか。
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