チアアップ 치얼업 Cheer Up 2022年放送 SBS 月火 全16話
neroさん |
第1話視聴率2.3%
第1話あらすじ
2019年、春。念願の名門ヨンヒ大学に入学したト・ヘイ(ハン・ジヒョン)は、石階段に自らの名前をマジックで書き込む。それを見ていた応援団の団長パク・ジョンウ(ペ・イニョク)は、これはれっきとした器物破損だと言ってヘイを注意。慌ててその場から逃げ出したヘイに代わって、歯ブラシでマジックの跡をこするジョンウ。
ジョンウが団長を務める“テイア”はヨンヒ大学を代表する伝統ある応援団だったが、現在はすっかり廃れてしまっていた。昨年の手抜き学園祭論争を皮切りに、テイアは深刻な団員不足に見舞われていたのだ。さらに学生たちからはテイアを廃団にしろという声まで上がっており、肩身の狭い想いをする団員たち。それでもジョンウは、伝統あるテイアの団長として誇りを持っていた。
親友で同じくヨンヒ大学に入学したチュ・ソンジャ(イ・ウンセム)と並んで歩くヘイを見て、熱い視線を送る医学部の新入生チン・ソンホ(キム・ヒョンジン)。実は2週間前、バイト中のヘイのもとへ、ケーキの配達をして欲しいと連絡が。ヘイが向かった先は、江南にあるクラブだった。その中心で友人たちから誕生日を祝われるソンホを見つけ、持参したケーキを手渡すヘイ。それは他でもない、ソンホの元カレからの依頼だった。認証ショットを撮影するヘイに向かって、「彼氏は?」とソンホ。分別のないソンホを見て、ヘイは思わず悪態をつく。
その後、バイトを終えて恋人に連絡を入れるヘイだったが、ちょうど前を通り過ぎていく恋人イ・ジェヒョク(ウン・ヘソン)の姿が目に入る。ヘイに嘘をついて夜遊びを楽しむジェヒョクは、一緒にいた友人に近々ヘイとは別れるつもりだと明かした。ジェヒョクの心ない言葉にショックを隠せないヘイ。路地裏で一人涙を流すヘイを見て、それ以来ソンホはずっとヘイを探していたのだ。やっと再会を果たし、さらに同じ大学の新入生という事実に、運命を感じるソンホ。
そんななか、ソンジャに連れられて講堂へ向かうヘイ。そこでは新入生向けのオリエンテーションが行われていた。バンド部の演奏が終わると、どういうわけか次々と会場を出ていく学生たち。つづいてステージに現れたのは、ジョンウ率いる応援団テイアだった。いざテイアのステージが始まると、そのパフォーマンスに思わず釘付けになる一同。ヘイも例外ではなかった。
テイアのステージにすっかり魅了されたソンジャは、迷わずテイアに入団するという。一方のヘイはというと、株式投資のサークルに入ることに。キャンパス内でヘイに対して熱い視線を送るソンホに気付いた応援団のOBペ・ヨンウン(ヤン・ドングン)は、これを利用しないわけにはいかないと考えた。新入生の中でも人気ナンバーワンのソンホを応援団に引き込むことができれば、団員不足を解消できると考えたのだ。
さっそくヘイにコンタクトを図ったヨンウンは、1か月だけ応援団に入ってくれれば、100万ウォン(約10万円)をバイト代として払うと提案。そうでなくても高単価の家庭教師バイトをクビになったばかりで、新たなバイトを探していたヘイは、これにOKする。
こうしてテイアに入団届を提出したヘイ。ヨンウンの読み通り、ソンホも同じく入団届を提出する。そんなソンホに声をかけ、何やら耳元で囁く在校生の1人。実はテイアには、20年前からつづく不吉な3つの予言があるという。
入団テストを終え、晴れてテイアの一員となったヘイ、ソンジャ、そしてソンホ。するとソンホは皆の前で、団長のジョンウに向かって例の予言について尋ねた。「今年応援団の中で1人死ぬという話を聞きましたが、本当ですか?」
第1話感想
大人気ドラマ「ペントハウス」で一世を風靡したハン・ジヒョン主演最新作!
「ペントハウス」シリーズで見せたピリピリとした雰囲気から一転、すっかりラブリーな姿で登場したハン・ジヒョン。終始ハン・ジウォンの見せるキュートな表情や仕草に、胸キュンでした。本作でハン・ジヒョンが演じるのは、一家の大黒柱としてアルバイトで家計を支えるヒロイン、ヘイ。普段は明るく元気ハツラツなヘイですが、第1話では恋人の心ない言葉に号泣する場面も。結局、自ら別れを切り出したヘイ。隠れて涙を流すヘイの姿が、なんとも切なかったです。
そんななか、応援団のOBヨンウンの誘いでテイアに入団することになったヘイ。団長のジョンウとは入学初日から何かとトラブルつづきなヘイですが、無事ヨンウンとの約束を果たし、100万ウォンを受け取ることができるのでしょうか。そして、応援団にまつわる不吉な予言。なんと第三の予言は、今年応援団の誰かが死ぬというものでした。人物紹介では、その矛先がヘイに向けられると書かれていましたが、果たして・・
大学の応援団を舞台にしたスポコンドラマかな?と思いきや、ロマンスやミステリーの要素も含まれていて、初回から興味津々なスタートとなりました。
【豆知識】ヒロインらが通うヨンヒ大学は韓国の名門・延世大学のかつての名称で、一部の撮影はソウルにある延世大学の新村(シンチョン)キャンパスで行われたといいます。
第2話視聴率2.1%
第2話あらすじ
皆の前で第三の予言について言及するソンホ。するとジョンウは予言の内容は事実だが、それを信じるかどうかは個人の自由だと答える。予定通り訓練がスタートすると、次々と脱落していく新入団員たち。
その夜、テイアの面々はヨンウンが経営するバー、“チアーズ”へ。新入団員を前に、テイアの規則について説明する訓練部長のキ・ウンチャン(イ・ジョンジュン)。テイアにはいくつかの規則が設けられていたが、その中には「応援団内での恋愛禁止」もあるという。
翌日、学務課のシン・ジヨン(リュ・ヒョンギョン)に呼び出されたジョンウは、今度開かれるホギョン大学との合同応援戦に力を入れるよう言われる。応援戦でホギョン大学とやり合うには、最低でもステージ上に6名の団員が必要な状況。そこで、ジョンウは新入団員の中から2名を特別に選抜すると発表した。
ただでさえアルバイトに応援団の練習にと忙しいヘイは、応援戦はパスすると話す。しかし、応援戦のメンバーに選抜されれば、インセンティブを支給するとヨンウン。これにはヘイも、目の色を変えるしかなかった。ヨンウンがここまで応援団に熱を入れるのには、理由があった。実はかつて、団員らの満場一致をうけて団長の座についたヨンウン。その時の栄光をヨンウンは今も忘れることができずにいたのだ。
少しでもお金を稼ごうと、図書館バイトの代打を買って出るヘイ。体調が悪くて今日の練習には参加できないと団長のジョンウに嘘の連絡を入れると、すぐに「わかった」と返信が。若干の申し訳なさを抱きつつも、ヘイは気にしないフリをした。バイトを終えて帰宅するヘイの姿を目にした新入団員のキム・ミンジェ(ヒョン・ウソク)は、すぐにそれをジョンウに報告する。
そうとは知らず、いつもと同じように何でも屋のバイトに励むヘイ。しかし、ドアの前に立っていたのは、元カレのジェヒョクだった。母親に自分の存在を隠そうとするジェヒョクに、ますます惨めな気持ちになるヘイ。
翌日、応援団の練習に向かったヘイは、どこか団員たちの雰囲気が違うことに気付く。すると、皆の前で昨日の件を説明しろとジョンウ。さらにジョンウは、自分ではなく他の団員たちに向かって謝罪しろと言う。結局、耐え切れずに涙が溢れ出すヘイ。顔を洗って戻ろうとすると、そこへジェヒョクが。話があると言ってヘイの腕をつかむジェヒョクだったが、ヘイが抵抗すると、2人の間に入ってヘイをかばうジョンウ。カッとなったジェヒョクは、ジョンウの前でヘイを侮辱した。
やりきれない気持ちを抱え、階段で一人泣きじゃくるヘイ。そこへ、ティッシュとパンを持ったジョンウがやってくる。ヘイの隣に座ると、子供の頃に父親がいないせいで周囲からからかわれた過去を語るジョンウ。そんなジョンウに、なぜここまで応援団に一生懸命なのかと尋ねるヘイ。するとジョンウは、単純に応援団が「好きだから」と答えます。
応援戦に出場するメンバーは、長距離走で選抜するという。スタートから全速力で駆け抜けたヘイは、見事2位となり、1位のソンホと共に応援戦のメンバーとなる。その日から、居残りで猛特訓を行う2人。練習を終えてジョンウと一緒に備品を整理することになったヘイは、物置でヨンウンと思われる写真を発見。写真を手に取ろうとしたヘイは、そのままバランスを崩してしまい…。その瞬間、一気に近くなるヘイとジョンウの距離。
そんななか、突然物置のドアが閉まる音がし、入り口へ駆け寄るヘイ。外からカギがかかってしまったとわかると、ヘイはかつて幼い頃に感じた不安な気持ちが蘇り、その場でパニックを起こしてしまう!
第2話感想
ジョンウとの距離が近づくにつれ、ヘイの心にも少しずつ変化が・・
最初は原則主義者でちょっとお堅いイメージのジョンウでしたが、意外にも温かく情に厚い人物だということがわかりました。幼い頃、父親がいないことを周囲にからかわれ、何かにつけて「父親がいないからだ」と自分自身に言い訳してきたジョンウ。しかし、いつしかジョンウは、それがただの言い訳に過ぎないことに気付いたといいます。ジョンウにとっての“父親”が、ヘイにとっての“お金”として、ヘイの心にも大きく響いたようです。
こうして距離を縮めつつある2人ですが、応援団には恋愛禁止というルールが。果たして、団長のジョンウがそのルールを破ることとなるのか。それとも、2人はただの“サム(友達以上恋人未満)”で終わってしまうのか。さらにそんな2人の関係の変化に危機感を抱くソンホ。ヘイを巡って繰り広げられる、ジョンウとソンホの神経戦もおもしろそうです。
そして、ラストは1話に引きつづきホラーな演出が登場。2人を物置に閉じ込めたのは一体・・
ジョンウがパニックを起こすヘイを落ち着かせようとするなか、物置の小窓に映ったのは謎の人影でした。誰かが故意的に物置のドアを閉めたとしか思えず、犯人の正体が気になります。さらに何かとヘイに敵対心(?)を燃やすミンジェの存在も気がかりです。
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