ダークホール 다크홀 2021年放送 OCN 全12話
第1話視聴率1.025%
neroさん |
第1話あらすじ
廃墟と化した建物のなかを、1人の少女が歩いて行く…。天井から延びる不気味な触手からチョン・ドユン(イ・イェビッ)を救ったのは、拳銃を手にしたイ・ファソン(キム・オクビン)でした。ファソンは少女の手を取ると、迫りくる触手から逃げるように走り出します。
倉庫のような場所にドユンを隠れさせ、1人で化物と対峙するファソン。絶体絶命となったファソンの前に、同じく生存者と思われるユ・テハン(イ・ジュニョク)が。ドユンのもとへ戻ろうとした瞬間、ファソンは激しい頭痛に襲われます。そして、2人の前に現れた巨大な物体…
数日前、ファソンは亡き夫の墓を訪れていました。墓の前に立ったファソンは、「守ってあげられなくて、ごめん」と呟きます。そこへ、1本の電話が。電話の相手はファソンの後輩刑事でした。夫を殺害した連続殺人鬼イ・スヨンが再び現れたようだと聞き、慌てて現場へ駆け付けるファソン。ファソンはソウル地方警察庁の刑事でしたが、夫の死を受けて、今回の捜査からは外れるようにと言われていました。現場に入ったファソンは、浴室内に横たわる遺体を見てハッとします。遺体の頭部には、イ・スヨンの犯行を物語る白い布が。
事故の知らせを受け、車を走らせるレッカー業者のテハン。現場に着くと、そこには横転した車のなかで助けを求める1人の女性の姿がありました。後部座席のドアを開け車内へ入り込んだテハンは、漏れ出すガソリンが引火する直前に女性を救出することに成功。
自宅へ戻ったファソンのもとへ、イ・スヨンと思われる人物からメールが届きます。言われるがままに車を走らせるファソン。しかし、そこにスヨンの姿はなく。残されていたのは、先ほどファソンにメールを送ったと思われる1台のスマホのみでした。
翌日、ムジ市内の美容室で殺人事件が発生。現場に駆け付けた警察官のチョ・ヒョノ(チョ・ジアン)は、両眼をくりぬかれた状態で絶命する女性の遺体を見て驚愕します。店を飛び出し嘔吐するヒョノを見て、呆れるパク・スンイル(イム・ウォニ)。
いつものようにレッカー車を走らせたテハンは、山中で車を停めます。すると、腹痛を訴え走り出す友人のヨンシク。用を足そうとしたヨンシクの目に、ふと謎の物体が。なかなか降りてこない友人を心配したテハンが様子を見に行くと、どこか様子のおかしいヨンシクの姿。その目は、真っ黒に曇っていました。
一方、昨夜見つけたスマホの所有者を訪ね、ムジ病院へやってきたファソン。ファソンが訪ねたのは、この病院で働く看護師でした。看護師の話では、つい1週間ほど前にとある女性からスマホを貸して欲しいと言われ、そのまま持ち去られてしまったのだと言います。
ファソンが病院のロビーで看護師と話しをしていると、そこへヨンシクを連れたテハンが現れます。まるで父親の幻覚を見ているかのように、激しくうなされるヨンシク。「父さん、すみません…殴らないで下さい…」と怯えるヨンシクに、「しっかりしろ、親父さんが亡くなって何年経つと思っているんだ!」とテハンは言います。すると、ヨンシクは医師の腕を噛みそのまま逃走。騒ぎを聞きつけたファソンは警察に通報するようにと伝え、自らもヨンシクの後を追いかけます。
ヨンシクの後を追いかけて山のなかへ入ったファソンは、そこに出来た巨大なシンクホールを見て愕然とします。そんなファソンの周りに、黒い煙のようなものが。しばらくして、同じくシンクホールの前にやってきたテハンが、ファソンに声を掛けます。その瞬間、ファソンはテハンに銃を向け…
第1話感想
キム・オクビン&イ・ジュニョク主演最新作!新感覚のアクションスリラーです。
韓国ではここ数年、ゾンビをテーマとした映画やドラマが大人気。その先駆けとなったのは、2016年に公開された「新感染 ファイナルエクスプレス」です。コンユ主演で話題を集め、日本でも大ヒットを記録しましたよね。私もこの映画を見て、ゾンビ作品にハマった1人です(笑)ドラマだと、Netflixオリジナルで制作された「キングダム」などが有名。
そんななか、またゾンビか~といった印象がありつつも、視聴を開始した本作。第1話では、謎の黒煙を吸ってゾンビ化した男たちの姿が登場しました。ゾンビ化した人間の特徴は、ズバリ目が黒くなること。真っ黒に曇った目を見た瞬間、ドラマ「悪の花」の父親を思い出したのは私だけではないはず・・・
主演を務めるのは、「アスダル年代記」に出演していた女優キム・オクビンです。本作では、連続殺人鬼に夫を殺された女刑事を演じています。夫を殺した連続殺人鬼イ・スヨンは、どうやらファソンとも親密な関係にあった人物のよう。イ・スヨンとファソン夫婦の関係が気になりますね。キム・オクビンといえば、アクション演技にも定評があるので、今後のアクションシーンに期待。
そして、お相手は「秘密の森」シリーズで知られる俳優のイ・ジュニョク。イ・ジュニョクが演じるのは、元警察官で現在はレッカー業者という異色の経歴の持ち主です。
第1話のラストではファソンがテハンに拳銃を向けるシーンが登場し、緊張感をあおりました。続きが期待できそうな展開となりました。
第2話視聴率0.957%
neroさん |
第2話あらすじ
テハンに銃を向けると、どうして殺したのかと尋ねるファソン。その目は、真っ黒に曇っており…
暗闇のなかに佇むファソンの前に、イ・スヨンによって殺された夫の姿が。「やめてくれ、お前らしくない。」そう夫に言われ、そっと銃を下ろすファソン。正気に戻ったファソンは、その場で気を失って倒れてしまいます。
テハンの家のソファーで目を覚ましたファソンは、自分の顔をじろじろと見つめるテハンに向かって銃を向けます。そんなファソンに、先ほどの件を説明するテハン。記憶が戻ると同時に、ファソンは激しい頭痛に襲われます。その後、後輩から連絡を受けたファソンは、テハンの車に乗って、イ・スヨンの車が最後に見つかったトンネルへと向かうことに。
ムジ高校に通うハン・ドンリム(オ・ユジン)は、不良たちに連れられ、山へ。シンクホールの撮影をしようと、ドンリムのスマホを奪う不良たち。そんななか、不良の1人の身体に異変が。豹変した女生徒によって別の女生徒が殺害され、それを見たドンリムは恐怖に震えます。リーダー格のイ・ジンソク(キム・ドフン)は友人を捨て、バイクに乗って逃走。
トンネルにやってきたファソンは、再び幻覚に襲われます。走行中の車に向かって飛び出すファソンでしたが、間一髪テハンによって助けられます。トンネルを出ると、先ほど一瞬、ファソンの目が黒くなっていたと伝えるテハン。するとファソンは、幻覚を見ていたようだと明かします。病院に運ばれたヨンシクもまた、死んだはずの父親の幻覚に怯えていました。一先ず病院へ向かおうとテハン。
その頃病院では、遺体安置所に横たわる男が突然目を覚まし、次々と医師たちを襲っていきます。停電に見舞われパニックになる病院内で、娘のドユンに電話を掛ける看護師。するとドユンは、「ママ今、家の前にいるんじゃないの?」と言います。次の瞬間、ガラスが割れる音と同時に、家のなかへ侵入する怪しい女。慌てて娘を助けに向かおうとする看護師でしたが、そこへ先ほど霊安室で目を覚ました男が。次の瞬間、ファソンが放った銃弾が男の頭部に命中。男の頭から流れ出る真っ黒な血を見て、「人間ではない。どうしてこんなことに…」とファソンは眉をひそめます。
同じく目が黒く濁った女に娘が襲われたと話し、ファソンに助けを求める看護師。看護師の運転する車の乗って家に向かったファソンは、パニックになる住宅街を見て愕然とします。通りに車を停め、家の中へと入る2人。しかし、そこにドユンの姿はなく。そんななか、ドユンの声を聞いた看護師は、ゾンビ化した女から逃げるドユンと再会します。そこへ車に乗ったファソンが駆け付け、ひとまずドユンを車のトランクへ乗せる看護師。自らも車の乗り込もうとするも、女に襲われその場に倒れこんでしまいます。車を降りて応戦しようとするファソンでしたが、壁が邪魔になってドアが開きません。結局、ファソンはそのまま車を走らせます。
一方、同じく豹変したヨンシクのもとへ向かったテハンは、何とか彼を救おうとするも、自らの手で命を奪うしかありませんでした。
ドユンを乗せ車を走らせるなか、停車中の車に追突してしまうファソン。なんとか一命を取り留めたものの、今度は車のエンジンがかからず…。意を決して車を降りたファソンはドユンを連れて逃げようとするも、そこへゾンビ化した男が現れます。そんななか、ドユンを見失ってしまうファソン…
第2話感想
次々と広まるゾンビ化。「ダークホール」では、ゾンビという表現は使われず、変種人間という呼び方をしています。恐らくこの変種人間は、山に突如として現れたシンクホールが関係しているよう。シンクホールから飛び出した黒い煙を吸うと、目が黒くなって凶暴化してしまうようです。ちなみにシンクホールとは、地面が陥没してできた巨大な穴のことをいいます。
これまでゾンビになって理性を失う場面はよく見て来ましたが、ゾンビになった側の目線(過去のトラウマによって恐怖に怯える姿など)が登場するのはあまりないのでは?と思い、ちょっと新鮮でした。
そんななか、唯一凶暴化を免れたファソン。なぜファソンだけが理性を保つことが出来ているのかはまだ明らかになっていませんが、結局ゾンビになるかならないかは、その人の持つ人間性が関係しているのかな、なんて思いました。憎しみや恐怖など、人間の内に眠る負の感情が、黒煙をトリガーにして反応しているような感じがします。やはりこれまでのゾンビ作品とはひと味違うかも。面白いです。
一応主人公はファソンとテハンのようですが、他にもそれぞれのキャラクターのストーリーがあって、こちらも見応えがあります。変に主人公らの恋愛ネタとかに持っていくよりも、個人的に好きなスタイルです。
ゾンビ化した人々が暴れるシーンも迫力があって、映画さながらといった感じ。このままの勢いで進んでくれることを願っています。次回はどんな展開が待っているのでしょうか。
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