タリミファミリー 第25話・第26話 あらすじと感想

タリミファミリー


タリミファミリー  다리미 패미리 2024年放送

第25話視聴率16.0

第25話あらすじ

ガンジュがタリムにキスしようとして迫っていると、ガンジュのスマホが鳴る。洋服の縫製会社のボン社長だった。ガンジュが電話に出ているうちに、タリムは逃げる。

タリムは母に咎められ、「洗濯屋の洋服を売ろうとしたのは、自分の考えで、ガンジュには反対された」とガンジュをかばう。

マンドゥクとギルレは、焼肉屋で働く娘をこっそり見る。

マンドゥクにののしられて、ガンジュは銀行に行き、現金を引き下ろし、テウンに返す。テウンは「オレのこの部屋から出て行け」とガンジュに言う。「金もない。行くあてもない。ここに居させてくれ」とガンジュは粘る。テウンは出て行く。

ウアク山の暗闇で、ラブキャピタルの3人は土を堀り続ける。木に盗聴器をしかけて、ムリムら3人は車の中で彼らの様子を伺う。「100億ウォン」と彼らが言うのを聞いて、「もしかしたらあの噂の100億ウォンか」とムリムの姑は言う。「ここには無い。あの怪しい洗濯屋を探すしかない」とも彼らは言う。

店先でチャリムとテウンが呑んでいるところに、タリムが現れて、ガンジュの悪口を言われ、タリムはガンジュを呼び出す。2人の接近した距離を見て、先にいた2人は気まずそうにする。ガンジュはチャリムが「DD (デザインディレクター) に昇格した」ことを知る。

警察署では「誰か他の人がもう既に現金を掘り起こしていたのではないか」と予測する。

ミヨンは息子に会いに行き、「ゴルフに行っていない」家の主人らの留守中に、「ここに泊まる」と言う。

酔っ払って4人はイ家に入り、寝る。

ガンジュとタリムは朝一で縫製会社に出かけ、品物は完全な訳あり商品を安く譲ってもらうことになる。

ガンジュはタリムをモデルにして洋服の撮影をする。2人の間で販売金額について意見が食い違うが、ガンジュは「安く売る」ことを主張する。

スンドンは朝食の席でボンヒに電話して、「ランチ一緒に」と誘い、聞いていたヘジャは驚く。

「ランチに行く」とボンヒが言うのを聞いて、マンドゥクとギルレは「お金をかけてきれいな格好していきなさい」と言う。

その頃、マットレスの下からミヨンがさらに現金の札束を盗んでいた。

店先で肉まんあんまんを食べながら、マンドゥクとギルレは娘について話す。

(回想) 数日前‥‥。出かけた後にスマホを家に置き忘れ、取りに戻ったマンドゥクは、娘がマットレスの下からの札束を盗んでいるのを見た。2人で娘の後を追うと、娘はコインロッカーに現金を隠していた。

娘が「自分たちと同様に泥棒になって監獄行きにならないか」と心配するが、「『お金を盗んだ人だけが罪に問われて、知らないで使った家族は罪にならない』とムリムが言ってたじゃないか」と話し合う。

スンドンの車に乗り込むボンヒは「ホテルに行くか」と言われ、戸惑うが「はい」と答える。

ホテルで自分の荷物をスーツケースに詰め込むジヨンは、ヘジャと電話で話しながら「家に戻る」と言う。

ホテルのレストランでメニューを見るがあまりに高いので選択をスンドンに任せるボンヒは、スンドンが昔自分が好きだった食べ物を全て覚えていたので嬉しがる。「今日君を誘ったことだけど。君はテウンのことよく知ってるじゃないか。何が好きで何が嫌いか、教えてほしい」と言われる。

ムリムは洗濯屋に来て、「母さんのカーディガン、ボタンが取れてる」と言う。

ギルレはムリムに、「盗んだお金を家族がもし知らないで使ったら無罪だよね。盗んだ人だけが監獄に行くんでしょ」と言い、ムリムは「はい」と答える。

(回想) 祖父母がウアク山で行方不明になった日‥‥。

ムリムは警察署でボタンを見ながら考える。

洋服の注文がひっきりなしに来るので喜ぶタリムとガンジュは、注文品の発送をする。

ムリムは洗濯屋にいた母に例のボタンを渡して、「ウアク山で見つけた。母さんのカーディガンのじゃないか。あの日祖父母が行方不明になった時、着てた」と言い、去る。

ボンヒは怖れ、カーディガンを脱いで、ゴミ箱に入れて油をかけ、火をつける。ボタンも入れる。スマホにあった現金の写真を全て削除する。その母の後ろ姿をムリムは見ていた。

第25話感想

ボンヒのしたことをムリムは知ってしまった様子です。いったいどうなるのでしょうか。

今回の笑えたシーン。
① ウアク山で掘るラブキャピタルの3人の「洗濯屋」の発言に、ムリムが「資金洗浄の意味じゃないか」と言う。
② タリムに「降りてこい」と言われ、ガンジュが「今度ちゃんとにキスする」という言葉を思い出し、歯磨きまでする。BGMに悩ましい音楽。笑
③ 酔っ払った4人がイ家に入ろうとして、キーを間違えたりして手間取る。そのうちにチャリムはタリムに寄りかかって寝る。ガンジュがあっさりキーで開ける。
④ 酔ったガンジュはボンヒが寝ているのを見てタリムと誤解する。「『今度ちゃんとにキスする』って言ったよな」と布団をめくるとボンヒで、慌ててこっそり逃げる。
⑤ 寝る場所がないガンジュが、タリムの祖父母の間に入って寝ていて、タリムが見つける。例の「運命」的なBGMで、何の曲だったか調べたら、バッハの『トッカータとフーガ』でした。現代風コメディタッチに編曲されていて、さすがと思いました。
⑥ ガンジュが自分たちの真ん中にいると知らない祖父母が、タリムの声にムニャムニャと反応する。
⑦ 「家に帰る」とホテルを出るジヨンと、ボンヒをホテルに連れて行くスンドンがエントランスで行き違う。バッタリ出会うのかとハラハラしました。この時のBGMも効果的でした。

第26話視聴率17.2

第26話あらすじ

ジヨンはラブキャピタルのソンフンに電話すると、「ガンジュが『もうお金を探さなくてもいい』と言った」と聞く。

ラブキャピタルでは、「洗濯屋のうちの誰が取ったんだろうか。祖父母はもう90歳。息子は刑事」「5万ウォン札で100億じゃ、少なく見積もっても100キロはある」「母親がいる。キャりー付きスーツケースがあれば、運べる」云々と、相談していた。

ボンヒは燃える火の中のカーディガンを見つめていた。

マットレス下の現金を数え、マンドゥクは「100億のうち30億は燃えてしまった。8億はタリムの手術費。残ったのは62億。ここにあるのは52億」とし、「娘が10億を盗んだ」とギルレと予想する。

ガンジュはタリムに、「いつちゃんとしたキスをしてくれるんだ」と言い、タリムは「8年間も『電話する』と言ってしてくれなかった。だから私も偽の希望を持たせて苦しめてあげる」と言う。

ミヨンを車に呼んで「先日は悪かった」とギドゥンは言う。2人はキスする。ミヨンは「私は遠くに行く。一緒に来るなら来てもいい。そんなに真剣じゃないなら、それでもいい」と言う。「ボムと義母を置いて行けって言うのか」とギドゥンは苦しむ。

ジヨンは父親の手紙を読み、「2024年の12月31日の深夜過ぎれば15年が経つ」と考える。

テウンと帰宅したスンドンは、帰ってみるとジヨンがいたので、驚く。ジヨンはスンドンが渡した銀行通帳を叩き返し、「私にこの家を売れ。私がここに住む」と言う。スンドンはわめいて拒否する。

テウンにスンドンは「君のおかげで、15年間の結婚生活でやっと初めて彼女に口答えができた。彼女にオレたちと一緒に住むように言うか」と言う。

テウンからガンジュが「屋上部屋に住んでいる」と聞いて、ジヨンは訪ねて来る。タリムはベッドの下に隠れる。ジヨンは息子に「受け取ったお金を返してきた。お母さんの家に帰っておいで。1月1日になったら15年の期限が切れるので、100億の盗難を通報する。『100億』と聞けば警察が動くに違いない」と言う。

タリムは「それまでにお金作れるか」と不安で、ガンジュの胸で泣く。

タリムはボンヒに、「お母さん、私が目が見えるように助けてくれてありがとう」と言う。

タリムはイ家の食卓から朝食を盗んで、屋上部屋のガンジュに持っていく。

タリムはスンドンに辞表を提出する。

ギルレの胃がんの手術の申し込みのために、ボンヒとマンドゥクら3人は病院に行き、主治医に説明を聞く。マンドゥクとギルレを去らせて、医師はボンヒに「90歳のご高齢で慢性の病もある。1週間ぐらい手術後に入院する必要がある」と言う。

ラブキャピタルの2人は、土掘りで汚れた洋服を洗濯屋に出す。

ムリムは祖父母らが病院に行っている間に家捜しする。マットレスの下の現金を見つけ、動揺するが、写真を撮る。自分の結婚式の祝儀袋がそのままあるのを見る。

スジと母親はオ・ミンギを刑務所に面会し、「お前の共犯者ギルスンは死んだ。死ぬ直前に金を埋めた場所を高利貸しにメッセージした。釈放されたら、現金が手に入ると思ったんだろうが、お前は裏切られたんだよ。盗んだのは100億なのか、百万なのか。捜査に協力すれば考えがある」と言う。

ガンジュはチャリムをカフェに呼び出し、「デザインの仕事をしてくれないか」と持ちかける。

ガンジュは母に電話し、「米国がイタリアに行って、初日の出を見に行かないか」云々と誘うが断られる。

ガンジュはボン社長に「デザインを早く」と催促され、元DD のキムに電話する。

警察署に帰ってきた2人から「オ・ミンギに面会して全部話した。動き出すに違いない」と聞いたムリムは、「奴らが資金洗浄をやっていたのか調べる」と言って去る。

焼肉屋で「アルバイト募集」の広告が貼られる。ミヨンは「やめるので代わりを見つけてください」と言う。

ムリムは母に「オレは刑事なんだ。一度でもオレのこと考えてくれたことあるの」と言って涙を流す。

ボンヒはクイーンベッドを見に行く。

警察の取り調べ室にラブキャピタルの3人が呼ばれ、取り調べがなされる。「ギルスンが送ったメッセージについて」尋ねられるソンフンは、「メッセージはもらいました。それで山に掘りに行きましたが、見つかりませんでした」と答える。「洗濯屋が怪しいから探れ」という録音について、「資金洗浄をやってたのか」と尋ねられ、ソンフンは「資金洗浄はやってません。洗濯屋が怪しいので調べてほしいです」と言う。

去り際にソンフンはムリムに、「お前の結婚式。1億がシリアル番号AAの札だった。それをオレが話したら、お前の家族はどうなるかな」と言う。ムリムが見ると、祖父からもらった札、ギルスンの写真の札、マットレス下の現金の札にあった番号が全てAAだった。

元DDのキムがソガンアパレルに加わって、屋上では焼肉パーティーが行われていた。

ムリムは母親に手錠をかける。

第26話感想

ムリムは本当にボンヒに手錠をかけたのでしょうか。それとも‥‥。

ボンヒがベッドを見に行って、「クィーンを見せてください」と言ったのは、どういう意味なのでしょうか。ボンヒがベッドを買って、そこに隠すのは、あまり良い考えには思えません。ボンヒがベッドから起き上がり、夢だった‥‥となるのでしょうか。盗んだのではなく、山で掘ってきただけで、罪に問われるのでしょうか。

一番怪しい、一番ブラックに見えるラブキャピタルの面々がシロなのが、じわじわと笑えます。

今回はシリアスなシーンが多かったですが、それでも笑えたシーン。
① ミヨンと濃密なキスをして、ギドゥンの髪の毛が変になる。
② ベッド下に隠れていたタリムを、ガンジュが手を引っ張って出すシーン。

タリムが母に、「目が見えるように助けてくれてありがとう」とハグするシーンは、感動的でじ〜んと来ました。

ムリムの葛藤の演技が見応えあります。切れ長の鋭い目、低いイケボが魅力的です。

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