タイムズ 타임즈 Times 2021年放送 OCN土日 全12話
第9話視聴率1.4％
| neroさん |
第9話あらすじ
集まった報道陣の前で、JCテレコムのパク会長が作成した実名帳簿の存在を明かすイ・ジヌ(イ・ソジン)。さらにジヌは、帳簿には前大統領のペク・ギュミン(ソン・ヨンチャン)、ジヌと同じ次期大統領候補のキム・ヨンジュ(ムン・ジョンヒ)、そして現大統領ソ・ギテ(キム・ヨンチョル)の名前が書かれていると話します。すると、記者会見の会場にいたソ・ジョンイン(イ・ジュヨン)が、「本当にこの方法しかなかったのでしょうか」と質問。
会見を終えたジヌのもとへ、ペク・ギュミンから電話が掛かってきます。ただで済むと思うのかと声を荒げるギュミンに、ジヌは「これからは私一人の力で大統領になってみせます」と一言。後がなくなったギュミンは、慌ててギテのもとへと向かいます。
ギテに言われた通り、記者の前に立ち国民へ謝罪するペク・ギュミン。一方、ヨンジュも記者会見を開くと、ジヌの話は事実ではないと主張します。さらにヨンジュが帳簿の入手経路について言及すると、責任転嫁だとジヌ。するとギテは、自分の名前を使ってJCテレコムから裏金を受け取っていたのが、すべてナム・ソンボム(ユ・ソンジュ)議員の仕業だったと発表するのでした。
世論がジヌの自作自演に傾くなか、放送局での行き場を失ったジョンインは、タイムズのミョン・スギョン(ムン・ジイン)を訪ねます。一連の疑惑について、タイムズで報道させて欲しいとジョンインに頼まれ、スギョンは協力することに。
そんななか、渦中のJCテレコムのパク会長が検察へ出頭。ギテが会見で言った通り、ギテとヨンジュには賄賂を渡した覚えはないと明かすと、ジヌが持っている帳簿もすべて偽物だとパク会長は言います。これを受けて、ますますジヌへの風当たりは悪くなる一方。パク会長から直接話を聞きたいと考えたジョンインは、検察のトイレでパク会長を待ち伏せします。ジョンインと顔を合わせたパク会長は、「イ・グヌを殺したのは君のお父さんではない」と明かし…
その頃、ジヌの選挙事務所を訪ねたナム・ソンボムもまた、グヌを殺した犯人について言及。グヌを殺したのはソ・ギテではなく、ペク・ギュミンとキム・ヨンジュだと言うのです！JCテレコムから裏金を受け取っていたことを知ったグヌが、真実を明らかにすると言うと、ギテはグヌの身を案じました。しかし、グヌが既に証拠を掴んでいると知ったペク・ギュミンが、ヨンジュに指示してグヌを自殺に見せかけて、殺害させたのです。
グヌの事件の真相を知ったジョンインは、父ソ・ギテのもとへ。グヌを殺したのがペク・ギュミンとヨンジュだったと知り、ショックを隠せないギテ。ギテが言った通り、裏金を受け取ったのはナム・ソンボムでした。しかし、後からその事実を知ったギテは、事態が深刻化するのを恐れ、口を閉ざすことに。今からでも遅くないと、真実を明かすように告げるジョンインでしたが、ギテは簡単には首を振ろうとはしませんでした。
何とかして真実を報道しようと考えたジョンインは、ジヌに連絡し、タイムズで会おうと言います。一方、ジョンインを連れてくるよう部下に命じるギテ。駐車場に停まるジョンインの車を見て、事務所のなかへ入るジヌでしたが、そこにジョンインの姿はなく… 嫌な予感がしたジヌは、慌てて外へと飛び出します。男たちに追われるジョンインは、住宅街を抜け、ジヌの姿を発見。「先輩！」そう叫んでジヌの方へと駆け出すジョンイン。しかし次の瞬間、通りに出たジョンインがトラックに轢かれてしまい…
第9話感想
頭から大量の血を流し、力なく倒れこむジョンイン。果たして、ジョンインの運命は？
第9話では、ついにジヌの弟イ・グヌを殺した犯人が明らかになりました。やはりグヌを殺したのは、ギテではなく… ギテがグヌに立ち止まるよう警告したのは、グヌの身を案じてのことでした。しかし、ギテの心配も虚しくグヌは帰らぬ人に。
ギテが最後までグヌの身を案じていたとは知らず、彼を真犯人だと疑ったジヌ。犯人はまさかの、ジヌが手を差し伸ばしたペク・ギュミンでした。やっぱり悪の親玉は、ペク・ギュミンだったんですね～。
ジョンインは真実を報道すると言い、ギテはそれを止めようとします。やはり、ギテ自身も引っ掛かる部分があったのでしょう。クリーンなイメージのソ・ギテでしたが、結局は裏金疑惑の実態を知りながらも、目をつむる一面も。こうして、罪から目を背けたことが、ギテの最大の失敗だったと言えます。さらには部下を使ってジョンインを追い込んだことで、このような悲しい結末に… もちろん、最初からギテが望んでいたのは別の未来だったろうに、何とも切ない結果となってしまいました。同じく、今回の事故はジヌにとっても、大きな影響を与えることになりそうです。
今度はジヌが例の携帯電話を使って、ジョンインを救うのかな、とも思いました。こうやって、未来と過去が何度も繰り返されて行きそうな予感。次回の展開も見逃せません！
第10話視聴率2.801％
| neroさん |
第10話あらすじ
大勢のマスコミがカメラを向けるなか、葬儀場へ足を運ぶジヌ。そこにいたのは、ジョンインの父ソ・ギテでした。遺影には、こちらに向かって微笑むジョンインの姿。
不慮の事故で娘のジョンインを亡くしたギテは、悲しみをこらえることが出来ません。最後の通話で、ジョンインと何を話したのかと聞かれ、「弟を殺した犯人がわかったと言っていました。そして、一緒に真実を明かそうと」と答えるジヌ。「ジョンインを殺したのは、私と大統領です」すべて自分たちの過ちだったと話し、何としてでも元に戻して見せるとジヌは誓います。ジヌの言葉を聞いていたヨンジュは、不安げな表情を浮かべます。
その後、ジヌが向かったのは弟グヌの納骨堂。なかに隠しておいた携帯電話を取り出すと、ジヌは電源を入れます。それは2020年のジョンインと2015年のジヌを繋いだ、例の携帯電話… そんななか、ジヌの携帯を奪えとヨンジュから指示を受けた刑事らが、納骨堂へ。刑事の追跡を逃れながら、ジヌは2015年の自分へ電話を掛けます。
ジョンインからの電話に出たジヌは、それが未来の自分からの電話だと知り驚愕。弟を殺したのがソ・ギテではなく、ペク・ギュミンとキム・ヨンジュであること、復讐の為に政界へ進出することにより、ジョンインが死ぬことを口早に伝えるジヌ。
電話を切ったジヌは、記者会見の場で政界進出を否定します。会見場を出たジヌは、その足で当時大統領候補だったギテのもとへ。先ほど聞いた言葉を告げると、ジョンインを救う為にも力を貸して欲しいとジヌは頼みます。にわかには信じられないといった様子のギテでしたが、未来からの電話については、ヨンジュも同じようなことを口にしており… 結局、ジヌの言葉を信じることにしたソ・ギテは、会見で賄賂を受け取った事実、そして補佐官を殺したのがペク・ギュミンとキム・ヨンジュだと明かします。
納骨堂で刑事らに見つかり、暴行を受けるジヌ。だんだんと意識が遠のくなか、ハッと目を覚ますと、そこはモーテルの一室でした。ふとニュースに目をやったジヌは、大統領として会見を行うギテの姿を目にします。続いてジョンインが生きていることを確認し、ほっと安堵するジヌ。適当に身なりを整え、ジヌが向かった先はDBS放送局。ロビーでジョンインと顔を合わせたジヌは、どこか素っ気ない態度のジョンインに戸惑います。無事でよかったとだけ告げ、局を後にするジヌ。一人になったジヌは、「ジョンインはいつもこんな気分だったのか…」と呟きます。
しばらくして、ヨンジェとスギョンと再会したジヌ。するとジヌは、スギョンから3年前にとある報道を通じて、自分が刑務所に入っていたと聞かされます。そして、それはすべてソ・ギテの仕業だとスギョン…
茫然とするジヌのもとへ、ソ・ギテから電話が。ギテは次期大統領には、JCテレコムのパク会長が就任する予定だとし、その後に続く気はないかと尋ねます。その為には、タイムズを捨て、自分の手を握れとギテ。これに深く頭を悩ませるジヌでしたが、自分のせいで苦労する仲間を想い、結局ギテの提案を受けることに決めます。するとジヌは、自分の名誉回復の為、大統領との対談を担当させて欲しいと話します。ニュースでこれを知ったヨンジェは、自分たちを裏切ったのかと失望。
対談当日、現場に現れたジヌは、打合せ通り収録を進めて行きます。そんななか、「ここで予定にはなかった質問を1つ、したいと思うのですが…」とジヌ。多少戸惑いつつも、これを承諾するソ・ギテ。するとジヌは、「どうして大統領は、私を刑務所へ送ったのですか？」と質問します。
第10話感想
またしても変わってしまった未来…
ジョンインの死を受けて、すべてを元に戻そうと考えたジヌ。復讐の為に政界進出を決めたジヌでしたが、すべてを捨て、まっとうに生きようと考え直します。そんなジヌが向かった先は、弟グヌのもと。ジョンインには例の携帯電話を壊したと話していたジヌですが、実際はグヌの納骨堂に隠してあったのです。携帯を手に取ったジヌは、かつての自分に電話を掛けます。
2015年では、政治家に転身することを発表する記者会見に向かうジヌの姿が。控え室でジョンインからの電話を受け取ったジヌは、それが未来の自分からの電話だと知り驚きます！結局、過去の自分を説得することに成功したジヌは、未来を変えることに。しかし、それはジヌが思い描いていた未来とは程遠く…
当時大統領候補だったソ・ギテに真実を伝えたジヌは、その後しばらくの間、タイムズの代表として忙しい日々を送っていました。そんななか、ジヌのもとへ1本の電話が。情報提供の電話を受けたジヌは、すぐにそれを報道します。しかし、結局は虚偽の報道だと言われ、捕まってしまうジヌ。恐らく、ジヌが報道した内容が、ギテに関連するものだったようです。自分の行く手を阻む者は容赦なく切り捨てる、、それが新たなギテのやり方でした。こうして、微妙に変化してしまった未来の姿に戸惑うジヌ。果たして、ジヌは再び日常を撮り戻ることが出来るのでしょうか。
10話では、これまでのジョンインのように、全く記憶がないまま別の未来を生きるジヌの姿が登場。ジョンインがどれだけ孤独だったかを知り、胸を痛めるジヌの姿が印象的でした。
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