ソンジェ背負って走れ! 선재 업고 튀어 2024年放送 tvN 月火 全16話
第13話視聴率4.568
第13話あらすじ
今度こそソンジェ(ピョン・ウソク)を巻き込むまいと誓ったソル(キム・へユン)は、未来に戻ったフリをして電車を降りる。走り去る電車を一人見送るソルの目からは、涙が。反対ホームには、ソルを追ってやってきたキム・ヨンスの姿があった。
数日前、誕生日を迎えたソルをお祝いするソンジェ。2人は小さな遊園地でささやかな誕生日デートを楽しむ。
観覧車に乗ったソンジェは、ソルのために用意したケーキに火を灯す。つづいて、「手を出して」とソンジェ。ソルの手に乗せられたのは、ソルのイニシャル”S”が刻まれたペンダントだった。
キム刑事(パク・ユンヒ)からソルが一年前に拉致事件に巻き込まれたことを聞いたボクスン(チョン・ヨンジュ)は、慌ててソルに連絡を入れる。今すぐソウルに戻るよう言われるソルだが、ソンジェやみんなと一緒だと嘘をつく。
その頃、電車を降りてすぐソルの家へ向かったソンジェは、ソルがまだ戻っていないと聞き不安に思った。
一人残ったソルはキム刑事に電話をかけ、助けて欲しいと話す。言われた通り、ソルが待つ場所へ向かうキム刑事。
一方、ソルが未来に戻ったフリをしたことに気づいたソンジェは、自らもソルを探しに向かう。
断片的な記憶のなかで見た店の前で、時間をつぶすソル。そんななか、キム刑事が駆けつける。キム刑事が見守るなか、ソルは同じく記憶で見た、クジラの絵が描かれた石壁の横を歩いていく。
暗闇の中で背後に迫る人の気配に気づいたソルは、大声で助けを呼んだ。ソルの悲鳴に慌てて駆けつけるキム刑事。しかし、ソルに声をかけたのはキム・ヨンスではなく、巡回中の警察だった。
実は現場近くに到着したソンジェが、ソルが危険だと警察に通報していたのだ。ソンジェが近くにいると知ったソルは、昨日携帯を探しに向かった崖の方へ向かう。
するとそこには、ソンジェに刃物を突き刺すキム・ヨンスの姿が。腹部から血を流し、痛みに顔をゆがめるソンジェ。すぐさまキム刑事がキム・ヨンスを抑えるが、ソンジェは力なく崖下に落ちていき…。
ソンジェのいない世界で、夢だった映画会社で働きながら暮らすソル。ソルの隣には、親友で義理の姉となったヒョンジュ(ソ・ヘウォン)の姿もあった。
会社の代表から言われ、映画の撮影現場へ向かうソル。ロマンス映画だというのに、主演俳優が突然キスシーンを拒否したというのだ。あの手この手で説得を試みるソルだったが、主演俳優は聞く耳を持とうとしない。
そんななか、先ほどまで酒を飲んでいたにも関わらず車で現場を去ろうとする俳優にカッとなったソルは、車の前に立ち往生して俳優を運転席から引きずり下ろした。
この一件で警察に呼び出されたソルは、仕方なく相手の事務所に謝罪文を提出。そんなソルを哀れに思い、刑事となったテソン(ソン・ゴンヒ)が酒をおごるという。
その日、すっかり泥酔したソルはテソンの前で、「ソンジェに会いたい…」と涙を流した。
翌朝、昨日の件を収拾しようと代表室へ向かうソルだったが、飲酒運転の件が公となり、むしろ悪かったとソルに謝る代表。そして、代表からソルの書いた企画書で映画を作ろうと提案される。これには大喜びのソル。
ところがしばらくして、提出した書類の中に昨夜酔った勢いで書きなぐった辞表が挟まっていたことに気付き、大慌て。授賞式に参列する代表を追って、会場へ向かったソル。なんとかテーブルから赤い封筒が入ったカバンを奪うことに成功するソルだが、階段でぶつかった拍子に倒れそうになってしまう。
間一髪ソルの身体を支えたのは、タキシード姿のソンジェだった。
実はあの日、水の中から引き上げられたソンジェの遺体に例の腕時計が付けられているのに気付いたソルは、そのボタンを押して、ふたたびタイムスリップしたのだが…。
第13話感想
最初から出会うべきではなかったと考え、ソンジェの人生からいなくなる決意をしたソル。第13話のエンディングでは、間違って届いた郵便物を届けに来たソンジェの前に姿を見せず、通りの向こうで必死に涙をこらえるソルの姿が登場しました。
てっきりソンジェの腕時計でソンジェがタイムスリップしたのかと思いましたが、どうやらタイムスリップしたのはソル。ソルはソンジェと出会う前に戻り、ソンジェの人生から自分を消そうと考えたようです。
つまり授賞式の会場で出会ったソンジェは、ソルのことを知らない…?まるで第1話の冒頭でソルが車椅子に乗ってソンジェと会ったときのように、2人の間に妙な空気が流れます。
それにしても、ソルが電車を降りて引き返したことで、ソンジェが死んでしまうとは。驚きの展開でした。結局、運命は変えられないのでしょうか。
自分と出会ったことでソンジェが事件に巻き込まれてしまうのならば、そもそもで会わなければいい、、そう考えたソル。果たして、ソルのこの選択は正しかったのか。
ソンジェがこうして今も生きていることから、まずはほっと一安心ではありますが。これまでと反対にソルを知らないソンジェを見るのは、なんとも辛いですね。
第14話視聴率4.827
第14話あらすじ
引き上げられたソンジェの遺体を見て、ソルはその腕にまだ腕時計が付けられたままだと気づく。今度こそと考えたソルは、ふたたびボタンを押して過去へタイムスリップ。ソルはソンジェとの接点を失くすことで、完全に彼の人生から消え去ろうとした。
月日は流れ、授賞式の会場でハンドバッグを持ち去るソルの姿を目にしたソンジェは、ソルが泥棒か何かかと勘違いしてしまう。
一方のソルは、突然目の前に現れたソンジェに言葉を失い…。ソルの目から涙が溢れ出すと、「どうして泣くんだ?俺は泣かしたつもりはないんだが」とソンジェは聞く。それは他でもない、過去にソルが漢江の上で聞いたセリフだった。
慌ててその場から立ち去るソル。しかし、急いで持ち去った赤い封筒は辞表ではなく、ソンジェが読み上げる予定だった受賞者リストだった。何も知らず授賞式で恥をかいてしまうソンジェ。
そんななか、先日の飲酒運転の一件で急遽主演俳優の交代が告げられると、ヒョンジュは今話題のソンジェはどうかと言う。それだけは絶対に避けたいソルだったが、代表はすっかり乗り気な様子。
ところが、ヒョンジュが送ったのは『キスしましょうか?』のシナリオではなく、ソルが書いた『記憶を歩く時間(仮題)』のシナリオだった。シナリオに目を通したソンジェは、自分が泣いていることに気づく。
翌日、会社の代表からソンジェが自分が書いたシナリオを気に入ったようだと聞いたソルは、驚きを隠せない。一方、シナリオを書いたのがソルだと知ったソンジェは、「今回の話はなかったことに」と一言。
しかし、ソンジェが断るよりも前に、ソルはソンジェの出演を拒否。それどころか、今後一切、ソンジェと一緒に仕事をするつもりはないとソルは話す。
そんなソルの態度に納得のいかないソンジェは、あの手この手でソルに認められようとするも、上手くいかない。
そんななか、認知症を患うソルの祖母マルジャ(ソン・ビョンスク)が、突然姿を消してしまう。テソンに協力してもらい、周辺のCCTVを確認するソル。するとそこへ、マルジャが見つかったとの連絡が。
マルジャを連れてやってきたのは、他でもないソンジェだった。どうやらマルジャは、ソンジェの父グンドク(キム・ウォネ)が経営するカルビ店で無銭飲食していたようだ。
お礼を済ませて家に戻っていくソルを見送るなか、ソンジェの脳裏に、以前にもこうしてアパートの前でソルを見送った記憶がよみがえる。しかし、ソンジェにはそれが何の記憶かはわからず…。
ソルと出会ってからというもの、ソンジェは自分のもののようで自分の記憶ではない、不思議な感覚に何度となく襲われていた。
ソンジェが映画への出演を前向きに考えていると知ったソルは、会社を去ろうとする。その日、ソルはソンジェと最後のデートで行った遊園地に立ち寄った。観覧車に乗ろうとすると、そこへソンジェが現れる。
実はその日、偶然広告の撮影で同じく遊園地に来ていたソンジェ。観覧車の前でソルの姿を見つけ、慌てて乗り込んだのだ。
ソンジェはソルが書いたシナリオについて、「本当にその男は、愛した女性を忘れて生きていくの?悲しい結末だ」と話した。しかしソルは、「男性を救ったから、結末はハッピーエンドです」と返す。
「男を救った代わりに愛を失った、愛を失った女は本当に幸せなのか」というソンジェの言葉に、やりきれない気持ちになるソル。
すると観覧車が大きく揺れ、ソンジェはソルの身体を支える。その瞬間、ソンジェの胸元から“S”と刻まれたペンダントが見える。ソルは自分とソンジェの運命が、まるで同じ場所をぐるぐると回る観覧車のようだと思いながら、思わず涙ぐんだ。
第14話感想
今も変わらずソンジェの幸せを祈るソル。そんなソルとの記憶を失くし、今を生きるソンジェ。。決して交わらない2人の関係が運命によって引き寄せられていく様が、なんともロマンチックであり、そして切ないなと思いました。
観覧車の中でソンジェが口にした、「愛を失った女は幸せなのか」という台詞が印象的でした。ソルは今、幸せなのでしょうか。愛するソンジェを救ったソルですが、肝心のソンジェはソルが誰なのかも知らず、それは果たして幸せなのか。。
ソルが書いた『記憶を歩く時間(仮題)』は、愛する男性を守るために過去にタイムスリップし、男性の記憶から去ることで彼を守る女性の姿を描いた物語です。そんなソルのシナリオを読んだソンジェの目からは、思わず涙が。
他にも、なにかと過去の記憶が脳裏をよぎるソンジェ。いつかソンジェが、ソルとの記憶を思い出す日が来るのでしょうか。ぜひともそうであって欲しいですが、、一体どんな結末が待っているのか。ハラハラドキドキです。
そして、終盤では、ソンジェのストーカー(?)の女の子がキム・ヨンスに拉致されそうになり、その事件をテソンが担当する様子も登場しました。キム・ヨンスとの因縁もまだまだ続きそうですね。
残りはあと2話のみ。最後まで目が離せません。
ソンジェ背負って走れ! 15話・16話(最終回) あらすじと感想
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