2024年放送 全16話 ENAの 月火ドラマ
第9話視聴率
第9話あらすじ
35歳の誕生日を目前に控えたギウォン(パク・ギウン)は、甥のギジュ(チュウォン)に写真を撮ってくれと頼む。それは、ギウォンの遺影用の写真だった。
ギジュは万が一死んだら、かならず写真館に戻ってきてほしいと話す。しかし、「写真師には亡者の扉は開かない」とギウォン。
かつてギウォンが自分に頼んだように、ボム(クォン・ナラ)に写真を撮って欲しいと頼むギジュ。何も知らないボムは、一生懸命シャッターを切る。
コ代理(ユ・インス)は、同じく写真館で働くナムグ(ウム・ムンソク)の様子がおかしいと言う。いつもは仕事が終わると定時で妻が待つ家に帰るナムグだったが、ここ数日家に帰っていないようだというのだ。
その頃、ナムグは先日玄関先で見た、別の男と抱き合う妻ナレの姿を思い出していた。ナレはすぐに男を突き放し、「もうここには来ないで」と告げた。それでも、今まで知らなかった妻の秘密に触れ、ショックを隠せないナムグ。
ナムグを殺した犯人の逮捕を祝って、写真館の面々は屋上でパーティーを開くことに。しかし、やはりナムグの様子がおかしい。
その後、コ代理から例の花屋の場所を聞いたナムグは、一目散で花屋へと向かった。
一方、肉を焼く匂いにつられて、屋上にやってきたボムの同居人ジウォン(イ・ボムソリ)。そこでコ代理は、自分が死ぬ直前に知り合ったお見合い相手が、他でもないジウォンだと気づく。
花屋に到着したナムグは、壁に貼られた写真の中に男と一緒に映る妻ナレの姿を発見。ちょうど男がナレにメッセージを送ろうとしているのを見たナムグは、男が接客中にこっそりスマホの画面を覗き見る。
するとそこには、ナレとの間に交わされた愛の会話が残っていた。怒りのあまり、店の窓ガラスを割ってしまうナムグ。我を失って、ナムグは男の上に鉢植えを落とそうとする。
そんなナムグを止めたのは、ギジュ。ギジュはナムグの傍らに佇み、そっとその肩に手を置いた。
ナムグにしばしの休暇を与え、ふたたび写真館に戻るギジュ。その日、仕事を終えたギジュはボムをキャンプに誘う。
一方、初恋相手がボムではなくジウォンだと知ったコ代理は、行く先々で彼女を助けた。次々といいことばかりが起こり、気をよくするジウォン。
ギジュが作ったラーメンをすすりながら、ボムは自らの過去について語る。事故で両親を失くし、生死の境をさまよった挙句、2か月ぶりにやっと目を覚ましたとボム。その間、祖母が毎日のように寺に通い、孫娘の無事を祈っていたという。
その夜、一人写真館に残されたコ代理は、事務所の方から聞こえる物音に気づいて外に出る。すると室内の物という物が床に散らばり、散々な状態になっていた。そこへ一人の悪鬼が現れると、「写真機はどこだ…?」と尋ね…。
恐怖に怯えてボイラー室の奥へ逃げ込んだコ代理。不思議な力で守られた写真館の奥へは、悪鬼も入れないようだ。
翌朝、ギジュが目を覚ますとボムの姿はなく…。ふとテーブルの上の落書きに目をやったギジュは、それがかつて写真館を訪ねてきた少女の落書きとよく似ていることに気づく。ボムを送って写真館に戻ったギジュは、ぐちゃぐちゃに荒らされた室内を見て驚く。
コ代理から事情を聞いたギジュは、ボムには空き巣に入られたことにしようとコ代理にいう。しばらくして、休暇を終えたナムグが戻ってくる。
その日、いつものように開店の準備をしていると、亡者の扉から一人の幽霊が入ってくる。幽霊はボムに会わせて欲しいと話す。自分が死んでからすでに3年もの月日が流れたと知った幽霊は、その事実を受け入れられずに逃げ出した。
ギジュとナムグが幽霊の行方を追うなか、コ代理は出来上がったばかりのギジュの写真を壁に飾ろうとしているボムを見てハッとする。思わずそれが遺影だと告げるコ代理。これに驚いたボムは、ギジュに本当に死ぬのかと聞き…。
第9話感想
35歳になる前にギジュが死んでしまうことを知ったボム。自分が撮った写真がまさか遺影だったなんて、ボムには思いもよらなかったでしょう。ボムのショックを考えると、胸が痛いです。
そして、写真館を襲った悪鬼。悪鬼の狙いは、どうやらギジュの持つ写真機のようですね。今回はなんとか大事にはいたらなかったものの、悪鬼のパワーが相当なものだったので、不安です。
さらにギジュがかつて写真館で出会った少女は、やはりボムでした。生死の境をさまよっていたため、ボムにはその頃の記憶はなく…。ボムとギジュが40cm以内に近づくとセーフゾーンが発動するのも、これで納得です。
ナムグの妻ナレに関する浮気(?)疑惑はまだハッキリしていませんが、メッセージではナレ自身も「愛している」と送っていたことから、やはり2人は良からぬ関係だったことがわかります。死んでもなお妻のそばに残ったナムグのことを思うと、なんとも切ない展開となりました。
第9話のエンディングでは、新たな幽霊が写真館を訪ねてきましたが、どうやらこの男が、ナレが検事を辞めることになった事件と関係があるようで…。少しずつ過去の疑問が解決されてきて、ますます興味津々です。
第10話視聴率
第10話あらすじ
ギジュがもうじき死ぬ運命だと知ったボムは、何も教えてくれなかったどころか、遺影に使う写真を撮らせたギジュに憤りをあらわにする。ショックを受け、だまってその場を立ち去るボム。
その後、ナムグはギジュに、入手した3年前の事件の資料を差し出す。写真館にやってきた幽霊の名はキム・ユンチョル。3年前、アンジン区にある別荘に侵入し、同じく別荘に侵入した仲間の2人を殺害した容疑で逮捕されたという。
当時、検察は異例とも言われる3週間という早さでユンチョルを起訴し、事件は終結するかと思われた。ところが事件を担当した検事の一人が、上からの圧力があったことを告発し、ユンチョルは仮釈放となった。
釈放されてすぐ、ユンチョルが自宅で首を吊っているのが見つかり、この事件は容疑者死亡で処理されたという。そして、この告発文を掲示板に書き込んだ検事こそが、ボムだったのだ。
ひとまずユンチョルがボムに接触する前に、彼を捕まえようとギジュ。このままユンチョルが悪鬼となれば、非常に危険だとギジュは言う。
一方、ギジュがそうするしかなかったとわかりながらも、しきりに腹が立ってしょうがないボム。
実家を訪ねたユンチョルは、家中の家具や家電が差し押さえとなり、妹の結婚は破談になったことを知る。元婚約者の男に心ない言葉を浴びせられる妹ユンヒの姿を見て、またもや自制が効かなくなってしまったユンチョル。
その怒りはビル全体を震わせ、中にいた人々は恐怖に包まれた。ユンヒに会いに職場を訪ねていたギジュとナムグは、そこで怒りのあまり悪鬼となりつつあるユンチョルの姿を発見。
なんとかユンチョルを止めようとする2人だったが、ユンチョルの暴走は止まらず…。そこへ、事情を知ったボムが駆けつける。
仮釈放の前、ボムはユンチョルに決して問題を起こしてはいけないと話していた。そのときの約束を忘れたのかとボム。ボムの顔を見るなり、ユンチョルは冷静さを取り戻し、その場に泣き崩れた。
一方、別々の相手から受け取ったメモの筆跡がどれも同じなことに気づいたジウォンは、これは一体どういうことかと首を傾げる。さらに以前お見合い話を持ち掛けてくれた先輩から、見合い相手の男性が亡くなったと聞かされ、ジウォンは驚きを隠せない。
ギジュらに連れられ写真館に戻ったユンチョルは、3年前の事件についてありのままを語った。
3年前、拘置所で一緒になった友人らに誘われ、アンジン区の別荘へ向かったユンチョル。しかし、約束の時間になっても2人は出て来ず、心配したユンチョルは中へ。ユンチョルが別荘の中に入ったとき、すでに2人は絶命していたという。
どうして3年も経って写真館へやってきたのかと聞かれ、ユンチョルはあの世でとある人に教えてもらったと話す。それは他でもない、ギジュの叔父ギウォンだった。
その日の夜、ギジュはボムと一緒に事件が起こったアンジン区の別荘へ向かった。すると事件の調書にはなかった、隠し扉を発見する2人。この扉を利用すれば、CCTVを避けて別荘に出入りすることが可能となる。
事件の背景に、当時の上司で現法務部長官のイ・ヒョノ(ユ・ソンジュ)がいると確信するボム。
荷物を整理しながら、ギジュはギウォンの幻を目にする。そして、はじめてギウォンの前で、「死ぬのが怖い」と本音をもらした。
そんななか、道端で悪鬼に憑りつかれた男と出くわすギジュ。なんとか男を振り切って逃げるも、すぐに追いつかれてしまう。その頃、ギジュに会いに行ったボムはキレイに整理された家の中を見て愕然とする。
凶器を持った男に殺されそうになったギジュは、薄れゆく意識のなかでボムの姿を思い浮かべた。しばらくして、本物のボムが駆けつける。ボムを庇おうとして彼女を抱き寄せた瞬間、セーフゾーンが発動して男を弾き飛ばした。
ギジュが無事だと知って安心したボムは、「お願いだから死なないで…。私を置いてどこにも行かないで」と涙を流す。そんなボムに、ギジュは絶対にボムを残しては死なないと約束する。
第10話感想
第10話では、せっかく両想いとなったギジュがもうすぐ死んでしまうと知ったボムが、悲しみに包まれる様子が描かれました。
ボムはギジュがその事実を内緒にしていたことより、よりによって自分に遺影を撮影させたことに怒っているようでした。たしかに、ボムが怒るのも無理はないです。
それでも、そうまでしてもボムと一緒にいることを決めたギジュの気持ちにも気付いて欲しいと、ちょっとじれったい気持ちになりました。そもそも、嫌がるギジュを無理矢理(?)口説いたのはボムなんですから、、もう少しギジュの気持ちも考えてあげてよ~!と思ってしまいました。
まぁ、紆余曲折はあったものの、最後はなにがあってもボムを残して死なないとギジュが約束し、ボムもそんなギジュを受け入れることに。2人の未来に何が待ち受けているのか、考えるだけでも不安で恐ろしいですが、ハッピーエンドであることを願うばかりです。
そして、ここに来てついに明らかとなったギウォンの死。おそらくギジュ自身ももう望みはないとわかっていたのでしょうが、やはり実際にその現実を突きつけられるのはショックだったでしょう。ギウォンの前で号泣するギジュに、思わずもらい泣き。。
3年前の事件の詳細が明らかとなり、面白くなってきました。つづきも気になります。
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