2024年放送 全16話 ENAの 月火ドラマ
第1話視聴率
第1話あらすじ
死者の最後の記憶を映す写真館を営むソ・ギジュ(チュウォン)。夜にだけ営業することから、「夜限写真館」と呼ばれるこの写真館は、代々ソ家の家門に引き継がれ、ギジュで7代目だった。
過去、ギジュの先祖は死者を生き返らせる力を持つという死神の写真機を奪い、自らの息子の命を救おうとした。この時の呪いによって、写真館を営むソ家の者たちは、35歳という年齢を越えることなく命を落としていったのだった。そしてギジュもまた、あと数カ月で35歳の誕生日を迎える。
生まれて一度も男性と手を繋いだことがないという女性の霊の願いを叶えるため、ギジュはタキシードに着替える。誓いのキスを交わそうとするも、目の前の霊がみるみるうちにゾンビのような姿になるのを見て、「やっぱり無理だ!」とギジュ。
これに怒った女性の霊は、ギジュの写真館に火を放ってしまう。あっという間に炎に包まれる写真館。こうしてギジュは、引っ越しを余儀なくされた。
営業担当のコ代理(ユ・インス)から格安の物件を紹介されたギジュは、さっそく現場に向かう。ところが、ビルのロビーには無数の幽霊の姿が。目を合わさないよう注意して奥に進むも、途中で幽霊たちに気づかれてしまう。
慌ててエレベーターに駆け込むギジュ。ほっとしたのも束の間、今度はエレベーターが止まってしまう。どうやらエレベーターに憑りつく別の幽霊の仕業のようだ。間一髪のところで扉が開くと、そこに立っていたのは一人の女性だった。
上司に目をつけられて検事の職を追われたハン・ボム(クォン・ナラ)は、弁護士事務所の面接を受けようとエレベーターに乗り込む。そこで汗だくでなにかと格闘するギジュを見たボムは、不審に思う。
ボムが乗ってくると不思議なことに、まるでバリアが現れたかのように男の幽霊はエレベーターからはじき出された。これに驚いたギジュは、一体何者なのかとボムに聞く。何のことかサッパリといった様子で、エレベーターのボタンを押すボム。
公園で独り言をつぶやくギジュを見たクムスン(キム・ヨンオク)は、いい物件があると言ってギジュを丘の上にある古びれた店へ連れて行く。少し改良は必要なものの条件に合うと考えたギジュは、さっそく契約することに。
一方、先輩からメールでとある事件の依頼を受けたボムは、面接をキャンセルして被疑者の女性と会う。女性は全身麻痺の夫の介護を献身的に行っていたが、介護疲れを理由に夫を殺害。証拠も証人もいない状況で、あえて自分が犯人だと名乗り出た女性をボムは不審に思った。
そんななか、ギジュの写真館へ女性の夫ソンジュンの霊が訪ねてくる。するとソンジュンは、自分を殺したのは妻のボラではないと話す。ボラに会いたいというソンジュンの願いを叶えるため、弁護士のフリをして警察署へ向かうギジュ。
ボラに名刺を差し出したギジュは、ソンジュンの伝言を伝える。それまで夫を殺したのは自分で間違いないと主張していたボラだったが、ギジュの言葉を受け、真実を語り出す。
署を後にしたボラが向かったのは、ギジュの写真館。一度目のシャッターを切ると、ボラの目にも夫ソンジュンの姿が見えるようになる。久々の再会を泣いて喜ぶ2人。
そして、もう一度ギジュがシャッターを切る。それは2人の永遠の別れを意味していた。残されたのは一枚の写真だけ。写真を目にしたボラの目からは、ふたたび涙があふれ出す。
その夜、疲れ切った様子で自宅に戻ったボラ。ところが玄関の暗証番号が変更されていて、中に入ることができない。実はギジュに物件を紹介したクムスンは、他でもないボラの祖母だったのだ。
勝手に家を売りに出した祖母に腹を立てたボラは、クムスンが倉庫として使っていた店へ向かう。ボイラー室の灯りが灯っているのに気づき、扉を開けるボラ。するとそこには、見たこともない空間が広がっていた。
しばらくして、ボムの存在に気づいたギジュは驚きを隠せない。そして、「あなたは死んだんですか?」とギジュ。
第1話感想
死者のために存在する写真館で繰り広げられる、笑いあり涙ありのファンタジーラブコメディ。初回からとっても面白くて、ついつい見入ってしまいました。
主演を務めるのは、「アリスー運命のタイムトラベルー」のチュウォン。そして、お相手は「梨泰院クラス」のクォン・ナラです。「暗行御史:朝鮮秘密捜査団」ですっかりクォン・ナラのファンになったので、本作も放送前から楽しみにしていました。チュウォンとの高身長カップルは、見ているだけで眼福です。
第1話では、数奇な運命を背負って生きる主人公ギジュとヒロインのボムの出会いが描かれました。エレベーターでボムと一緒になったとき、青い光に包まれる2人の姿が登場。これは一体、どういうことでしょう。
以前見たソ・ジソプとコン・ヒョジンの「主君の太陽」が一瞬頭に浮かびました。確かあのドラマも、主人公と一緒にいると幽霊が見えなくなるとかでしたよね。ボムと一緒にいることで、35歳で死んでしまうというギジュの運命も変えることができるのか、楽しみです。
第2話視聴率
第2話あらすじ
死者のみが入ることを許される空間にボムが立っているのを見て、驚くギジュ。ギジュはボムが死んで記憶を失ったのかと考えたが、その割には差し出された手は温かく、幽霊にはない影まであった。
どうやって入ったのかと聞かれ、「扉を開けて入ったに決まっているじゃない」とボム。上の階に住む住人だと自己紹介したボムは、勝手に家を追い出されて困っていると話す。そんなボムに、ギジュは自分が新しい住人だと告げる。
翌日、写真館に新たな客がやってくる。それはまだ幼い男の子で、飲酒運転の車にひかれて命を落としたという。
3日後にはあの世へつづく扉が閉まってしまうことから、ギジュはなんとかして男の子の願いを叶え、成仏させようと考える。幼いユンへが望んだのは、限定品のおもちゃの剣。ギジュとコ代理らは玩具店をくまなく回るが、どこも売り切れだった。
写真館で営業担当を務めるコ代理は、初恋の相手を探していた。しかし、肝心の名前が思い出せず、途方に暮れるコ代理。そんなコ代理の前に、初恋相手のボムが現れる。
一方、おもちゃの剣探しに疲れたギジュが家に戻ると、家の前には見覚えのないテントが張られていた。テントの主はボム。さらにテントの中には、幼い幽霊ユンへの姿が。
慌ててユンへにテントから出るよう告げるギジュだったが、それを聞いたボムはユンへにギジュのことを知っているのかと尋ねる。すると、「知らない」と首を振るユンへ。ギジュはボムにもユンへが見えると知って驚いた。
食堂でふたたびボムと顔を合わせたギジュは、一緒に食事をすることに。普段人と食事をすることに慣れていないギジュは戸惑いながらも、その美味しさにまたもや驚く。そんなギジュを見て、「またご飯が食べたくなったら、私を呼んで」とボム。
やっとのことで中古に出されたおもちゃの剣を発見したギジュは、取引場所の花火会場へ向かう。無事におもちゃの剣を手に入れたギジュは、ボムと一緒にトッポギを食べるユンへを見て声をかける。するとそこへ、コ代理とナムグ(ウム・ムンソク)に連れられたもう一人のユンへが!
実はユンへは双子で、ボムに見えていたのはユンへそっくりの双子の弟ユンダルだった。おもちゃの剣を欲しがったのも、ユンへではなくユンダルだったのだ。
内心ボムにも幽霊が見えると思って喜んでいたギジュだったが、実はちがったと知ってショックを隠せない。その日の夜、ギジュはユンへの望み通りおもちゃの剣をユンダルへ渡す。
タイムリミットが近づくなか、ギジュはユンへに最後の挨拶をしないとと促した。しかし、挨拶をすれば本当にユンダルが一人ぼっちになってしまうと、それを嫌がるユンへ。そんなユンへに、ギジュは自分もかつて一人ぼっちで辛い時期があったことを明かす。
兄ユンへの死をいまだに受け入れられずにいるユンダル。自分が欲しいと言ったおもちゃの剣を買いに玩具店へ行く途中で、ユンへは事故に遭ったのだ。ユンへの死が自分のせいだと考えるユンダルに向かって、ユンへからの伝言を伝えるギジュ。
ギジュのおかげで、ユンダルと最後の挨拶を交わしたユンへ。一緒に誕生日を祝い、ユンへはあの世の扉へ消えていく。
その頃、孤児院の院長から連絡を受けたボムは、姿を消したユンダルを探していた。心配そうに待つ院長とボム。そこへユンダルがやってくると、ギジュが死んだ兄ユンへと会わせてくれたと話す。2人が最後に撮ったという写真を見たボムは、ギジュに対する不信感を強めた。
一方、夜道で幽霊たちに襲われたギジュは死の危機に瀕する。ここまでかと思った瞬間、ギジュの前に現れたのはボム。
ボムがギジュの手をつかむと、不思議なことにギジュの周りを囲んでいた幽霊たちが一気に消滅。さらにボムの周りには、青い光が浮かび上がり…。
第2話感想
やはりボムには、幽霊を追い払う不思議な力が宿っているようです。ラストに登場したのは、ボムとギジュを囲む青い光。ボムと一緒にいれば、ギジュは自分を襲おうとする幽霊たちから身を守ることができそうです。
今話も笑いあり、涙ありで、あっという間に一時間が終わってしまいました。ユンへにそっくりなユンダルと会話するボムを見たとき、ボムも幽霊が見えるのかと驚きました。しかし双子だったとは。。
双子を演じた子役の男の子がとってもかわいくって、ついつい見惚れてしまいました。キム・テヒ主演の「ハイバイ、ママ!」に出演していたソ・ウジン君です。本作では一人二役?でむずかしい役どころでしたが、今回も持ち前の演技力で見事にカバー。さすがです。
兄ユンへが亡くなった経緯も切なくて、胸が痛かったです。飲酒運転で子供が犠牲になるのは、本当に辛いですね。
1話の冒頭でギジュが人探しのビラを見つめる場面がありましたが、てっきり父親かと思ったらどうやら父ではなく叔父だったようです。ギジュの父は例のごとく、35歳でこの世を去ってしまったようです。
同じく35歳で行方不明となったギジュの叔父。ギジュ本人ももうすぐ35歳の誕生日を迎えます。どんな展開が待っているのか、次回も楽しみです。
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