daisySSさん |
第11話あらすじ
2008年、ウジン(ヨ・ジング)とボムギュン(アン・ウヨン)の父、キム・ギュチョルは研究中のベータープロジェクトを打ち切る事にし、人間の欲望のために悪用されることを恐れたビョリは、すべての記憶を消すことにします。2017年、ウジンは父が残した映像から研究に関するすべてのデーターを削除したことを知り驚きます。
ブルーバグの影響でけいれんを起こし命まで危険な状態に陥ったボムギュンを助けるため、ウジンはハン教授と取り引きすることになります。父が残したUSBと引き換えに、ボムギュンの手術を要求します。パク助教授の言葉を信じ、取り引きする相手がハン教授だと思ったウジンの前に現れたのは、パク教授でした。USBをもって約束場所に現れたボムギュンは、チェ刑事に武力でUSBを奪われそうになると、破棄してしまいます。
ハン教授ではなく、パク助教授が研究を継続するためにウジンをだましたことを知ったウジンは、パク助教授にボムギュンの手術を条件に、ウジンの記憶を映像化することを約束します。無事にボムギュンの手術が終わり、ウジンはスーパーコンピューターのある実家に連れてこられます。到着するとウジンは事前に準備していた通り、星形のボックスを手に取り逃げ出します。
逃げる途中、チェ刑事が父を殺害したことを知ったウジンは、結局パク教授に再び捕まります。ウジンが研究のキーとなると知るパク助教授は、人類にとって重要な研究になると説得しようとしますが、ウジンは再び逃げ出します。必死に逃げるウジンは向かってくる車にひかれ倒れます。その際に持っていた星型のボックスが壊れ、中からキューブが飛び出し、ウジンが手を伸ばしますが届かず、最後にキューブが光ります。
病室でウジンは突然目を覚まします。警報が鳴る中、ウジンが非常階段の方に向かいます。非常階段でウジンは、ジュンヒョク(ボムギュン/キム・ガンウ)とジョンヨンに出会います。ウジンがいなくなったことに気づいたパク長官は、ヒョンソク本部長にサーキュレーターを必ず発見するよう命じます。2017年、事故にあったウジンは状況が悪化し、パク助教授はウジンのクローンをつくることにします。2022年、研究が成功しウジンのクローンがつくられます。
Part2. 素敵な新世界
ジュンヒョクとジョンヨンは、ヒューマンビーの非常階段で20年前と変わらぬ姿のウジンに出会います。ウジンは交通事故の後意識が戻ったと話し、何かに気づいたジュンヒョクは、ヒョンソク本部長に説明を求めます。ウジンをサーキュレーター3と呼び、ウジンのクローンであることを明かします。ウジンが15年前に亡くなっていました。
ジュンヒョクはヒョンソク本部長を人質にして、駆け付けたホン警部の助けでウジンを安全な場所に移します。ジョンヨンはサーキュレーター3をウジンとして受け入れたのとは違い、ジュンヒョクはクローンを否定し続けます。突然、ウジンが失踪した日の記憶がよみがえったジュンヒョクは、ウジンのクローンに、20年前のウジンの最後の言葉を確認します。ウジンの最後の言葉を思い出したジュンヒョクは、手術と引き換えに父の研究資料を渡しにウジンが出掛けていったことに気づき涙を流します。
第11話感想
パート1とパート2が交差するシーンが第11話でついに登場しました。ヒューマンビーの非常階段で、ジュンヒョクとジョンヨンがウジンとバッタリ出会うシーンが、それぞれの世界を繋ぎます。20年前と変わらないウジン(ヨ・ジング)が登場した時は、やはりクローンの話をパク長官がしたことが、関連があったと分かりました。記憶を失ったジュンヒョクが、ウジンの残した映像を見て弟を10年間さがし続けた結果は、弟の死でした。
第11話のパート2では、弟の記憶を持つクローンをウジンとしてジュンヒョクが受け入れられるかが中心となりました。ジョンヨンはクローンであってもウジンの記憶を持っているのでウジンとして認めないといけないと思っている気持ち、理解ができます。クローンをつくる必要があったのは、ウジンの生体と記憶の二つが揃わないとスーパーコンピューターを動かせなかったからでした。
最後にジョンヨンに残したウジンの言葉は、ビョリとしての記憶を消すことを選択した彼女に、今後はビョリではなくジョンヨンとして生きて欲しいでした。ジョンヨンのもとに必ず帰ると約束したウジン。ジョンヨンが20年もウジンをさがし、待ち続けたことを考えると悲しいです。
ウジンのクローンを否定し続けたジュンヒョクは、20年前最後にあったウジンを思い出します。ウジンの選択がボムギュンの命を助けるためだったと知り、クローンのウジンを抱いて泣き出します。クローンではあるもののウジンの記憶を持つ彼は、ボムギュンとジョンヨンを助けるために自分を犠牲にしようとします。クローンとは言え、再びウジンが犠牲になるのをジュンヒョクが黙って見てないのでしょう。最後、ジュンヒョクと共に涙を見せるウジンの姿に、気が重くなりました。
二人の最後の会話は、「僕を忘れないで。僕もボムギュンを絶対に記憶する」と語るウジン。「忘れないよ。必ず記憶する」と微笑み語るボムギュン。手術の後、ブルーバグのせいで記憶を失ったジュンヒョクでしたが、ウジンへの強い気持ちからか、過去を少しずつ記憶し始めるのでしょうか。記憶をコントールすることで、犯罪までもコントロールできる新世界を目指してうまれたスマート地区でしたが、結局記憶はコントロールしても人間の感情までコントロールすることはできないような気がしてきました。ジュンヒョクの記憶が戻り始めた理由も、必ず記憶するとの約束を果たしたい感情が働いたからなのでしょうか。
れまで毎話すごく面白い展開が続いたので、最終話を迎えるのは非常に残念なことですが、どのドラマよりもその結末が気になります。20年も待ち続けたウジンとジョンヨンにはハッピーエンドが待っているのでしょうか。スマート地区でテロリストとして指名手配された三人は、最終話のどのような結末を迎えるのでしょうか。
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第12話あらすじ(最終回)
ボムギュン(アン・ウヨン)の手術は成功的でしたが、すべての記憶を失います。ミニョンも同じく手術を受けます。予約メールでホン刑事とミニョンにウジン(ヨ・ジング)からのメールが届きます。ホン刑事はボムギュンを頼まれ、ウジンに何か予期しないことが起きたと気づきます。
ウジンのパソコンをチェックしていたジョンヨン(ゴン・スンヨン)は、彼女宛ての映像メッセージを確認します。ウジンに何があったとしても必ず隠れて逃げ切るよう伝えます。父の死やビョリの選択を無駄にすることないよう伝えます。必ず時間がかかってもジョンヨンを見つけるので、待っていてほしいと伝えます。
2037年、20年ぶりに再会したボムギュンとウジンは兄弟としての気持ちを確認し、離れていた時間を埋めるようにお互いへの質問をします。ウジンが家庭教師をしていたドンスとも再会を果たします。ウジンはドンスとボムギュン(キム・ジュンヒョク/キム・ガンウ)が顔見知りと知り驚きます。20年前献血をしようとしていたドンスを止めたのがボムギュンでした。
パク・ドンゴンによりつくられた新世界をつぶすための証拠を探すことにします。スマート地区では市民の記憶が戻ることに伴い医師不足で、ミニョンもスマート地区に入ります。パク・ドンゴン長官は、ウジンたちが教会にいるとの通報をもらいます。探しに来たヒューマンビーが見つけたのはウジン一人でした。ウジンを連れ帰ったパク長官は彼とスーパーコンピューターをつなげ再起動させます。ジュンジョクの計画はウジンがコンピューターを再起動するまでの45分間、意識不明の市長を見つけ出し、市長の記憶をハッキングすることでした。計画のためにわざとパク長官に捕まったウジン。
市長が何者かにより拉致された報告を聞いたパク長官は、すべて計画だったと知り、急いでウジンの映像を再生し情報を手に入れようとしますが、ウジンは映像を再生されることを懸念して、兄と子供の頃よく使っていたモールス信号を利用してコミュニケーションを取っていました。ウジンの計画通り、パク長官の正体が暴ける市長との会話の映像を再生し、公表します。
逃げるパク長官はヘリ乗り場にウジンとキューブをもって向かいますが、ジュンヒョクとジョンヨンがそのあとを追います。ウジンはすでに亡くなっていて、目の前にあるのはただのクローンをだと話しウジンに銃を向けるパク長官。ジュンヒョクは弟を助けるため、パク長官に銃を向けた結果、パク長官は足に銃傷をおい、キューブはウジンに手に渡ります。新世界のためにキューブと渡すよう説得するパク長官ですが、ウジンはキューブをビルの上から投げ落とします。
キューブを手に入れようとパク・ドンゴンは落下し、死を迎えます。イ・ホスはパク長官を告発し、記憶の戻った市長は、スマート地区を安定で安全な地域にすると宣言し、新たなスタートを切ります。ジュンヒョクは刑事としてスマート地区に残ることを断ります。星形ボックスの中にウジン♡ビョリと書いたことから、ビョリの頃から好きだったのかをジョンヨンはウジンに確認します。速報が流れ、金浦(キンポ)でひどい霧と停電があり、明るい光を見たとの通報が相次いだこと。30年前も同じ現象が目撃されていました。ニュースを聞くジョンヨンの表情が変わり、ジョンヨンの目が青く光ります。
第12話感想
ついに最終話です。ビョリがつくったキューブはビルから落ちて下水溝に入り破壊されたのでしょうか。最後まで欲望を諦められなかったパク・ドンゴン長官は、結局死を迎えました。イ・ホスや市長はヒューマンビーが関与しない、平和で安全なスマート地区を目指します。辛い記憶を消すことが必ずしも幸せになるとは限らないので、行き過ぎた方法で支配されていたスマート地区の市民は、過去の記憶も自分の一部として受け入れ生活していくことになるでしょう。
パク長官がクローンのウジンに向けた時に語ったジョンヨンの言葉、カッコよかったです。クローンでもウジンであることには違いなく、記憶のないジュンヒョクが20年間ウジンを探し続け、ジョンヨンはウジンとの記憶のために彼を20年間さがし続けたのは、二人にとっては「宿命」だと。。。20年前ウジンが二人の命を助けたように、20年後の二人はウジンを必ず助け出すと強い決意を語ります。二人の強い気持ちがウジンを助けます。記憶をコントロールする技術が中心となり話が展開されましたが、コントロールする記憶がないジュンヒョクが10年間も弟を諦めなかったのは、記憶だけではなく、弟の一緒に過ごした時間分の思い出が彼の機動力になっていたのではなかったのでしょうか。
すべてが終わった後ジュンヒョクが、ミニョンに微笑みます。20年間変わらずジュンヒョクの側にいたミニョンとのロマンスが始まります。刑事ではなくパン屋さんでパンを焼いているジュンヒョクを見てみたいような。そのそばにミニョンがいればパーフェクトです。ウジンとジョンヨンも両想いなので、今後愛を育てていくのでしょうか。
速報で流れたニュースに反応するジョンヨン。目が青く光った彼女はジョンヨンなのでしょうか。ビョリなのでしょうか。ジョンヨンの目が青く光りドラマが終わりました。ドラマが終わった後も、いろいろと想像を繰り広げることができる終わり方のドラマは、大好きです。
SFジャンルは米国ドラマだけでした楽しめないものだと思っていましたが、このドラマで韓国SFドラマに対する考えが変わりました。とても新鮮で面白いです。これまでの展開や結末など、絶対に楽しめる構成だったと思いました。つながった二つの世界の意味は第11話で明確になりました。ウジンのクローンが目覚め、ジュンジョクとジョンヨンに会うことでパート1のパート2の時間が自然に一つになった時は、驚きました。すごい!と思いました。
タイトルがどうしてサークルになったのかもいろいろと考えさせられましたが、ぜひシーズン2が始まって欲しいドラマです。
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