韓ドラの鬼

サイコだけど大丈夫 3話・4話 あらすじと感想



サイコだけど大丈夫 사이코지만 괜찮아

【韓国放送期間】2020年 6月20日から8月9日 2020年放送 tvN 

第3話視聴率5.940%

えぱたさん

第3話あらすじ

「雨が降るとこうなる。この病院を建てる時、皆が反対だった。この土地に憑いている地霊が怒っているんじゃ? 気をつけなさい」
蛍光灯がチカチカ点灯するのを見て、看護婦長はガンテに言います。

(ムニョンの独白) 「アンデルセンの赤い靴の話知ってる? その靴を履くと、踊り続けて、脱ぐこともできなくなる。私ね、ついに、その赤い靴見つけた」
「何が望みだ?」
「ムン・ガンテ。あなたよ」

病院長はムニョンの父の病状について、重く治療も施すことができない状況であることを告げます。病院長はムニョンに『グループセラピープログラム』を提案します。
「料理、音楽、アート、その他そろってるが、文学だけがない」
もらったチラシを破って帰るムニョン。

ムニョンは夜道の山中を運転し、ツタが生い茂る廃墟の豪邸の門の鍵を開けて、中に入ります。 その頃、出版社社長が秘書に言います。
「ムニョンはあそこに行ったらダメなんだ。呪われた城さ。父親がムニョンの誕生祝いに建てたんだけど。執筆に専念できるようにって」

廃墟の部屋でムニョンが寝ていると、女の幽霊が上からのしかかります。ムニョンの幼少期の回想…。池の中から女の声がし、得体の知れない女性が水から上がって来て…。
「お前は宿命から逃れることはできない」
うなされて起き上がるムニョンは、自分の両手を交差して肩に置く、ガンテの教えてくれた方法で気持ちを落ち着かせていると、ガンテが慰めてくれているような気になってきます。

『グループセラピープログラム』のクラスを終了したムニョンに、ガンテは言います。
「本当にそう思っているのか? 現実を受け入れたらいい。それでいいんだ、幸せだって?」
「あなたね、数日前の夢に出て来た。欲求があるんでしょ? なぜその退屈な人生を生きる? 偽善者」
「黙れ!」
「私と寝たい?」
ムニョンが大声でロビーで言うと、患者らは冷やかします。

サンテが貯金箱にお金を入れるのを見たガンテ。
「キャンピングカーを買えば、蝶々が追いかけて来ても、その度に引っ越さなくて済む」
サンテの肩を抱きしめて、ガンテは言います。
「兄貴さえいてくれえばいいんだ。他の物はいらない」

この地域の国会議員の息子が病院に入院しますが、脱走し、父親の選挙活動中乱入し、マイクを握り話し出します。
「家族も親戚もみんな法学部、オレだけバカなんだ。オレのせいじゃない。オレだって、息子だから、注目してほしいんだ。こういうことするのは、注目してほしいからなんだ! それが殴られて精神病院行きさ! オレを見て〜。クォン・マンスのナンバーワン息子、クォン・ギドだ〜!」
ムニョンはガンテに気づいて、近づき言います。
「彼、楽しそうね」
「オレも、君と楽しんでみようか? そうしてみようか?」

 

第3話感想

なかなか衝撃的なエピソードで、視聴し終わり、しばらく放心状態が続いています。笑

さすがキム・スヒョンの出演作品ということで、キャストはもちろん、陰で支える制作スタッフの質も良いのではないかと、まだ3話にしてじわじわ来ます。

今回特に感じたのは、音楽。私がキム・スヒョンのファンになった作品『星から来たあなた』も、忘れられない環境音楽の素晴らしさが印象的でしたが、このドラマもシーンへの音楽の入れ方が良く、内容も充実しています。

それにしても、一番の衝撃的シーンは、露出狂の精神病患者が病院内を走り回り、病院から脱走し、国会議員である父親の選挙活動の最中に乱入して、騒ぎを起こしたシーンでした。最初いったい誰だろうと思いましたが、なんと『雲に描いた月明かり』でパク・ボゴムの従者の忍者役のクァク・ドンヨンでした。

このシーンを見ていて、『サムマイウェイ』の彼氏役で、ペンションのオーナーと浮気して、エラに見つかり、ペンション内を追いかけ回されるシーンを思い出しました。あのシーンも圧巻でしたが、このシーンはそれに勝る衝撃的なシーンでした。特に映像加工で、見せられない箇所に文字入れしてあり、「FBI WARNING」なのが笑わせます。欲を言えば、最後に選挙活動で走り回るシーンでも、黒パンでなくて「FBI WARNING」にしてくれたらもっと印象的だったです。

本当に精神的におかしい人なのかと思ったら、話を聞いてみたら、この人が一番まともとも言える思いがしました。言葉に説得力があり、彼に共感する人は多いのではないでしょうか。もちろん、公の場でのその行動自体は許されるべきことではないと思いますが。

この人に比べて見ると、ムニョンはまだまだ可愛いほうでした。彼の行動に影響され、心打たれたガンテが、最後にムニョンに「オレも、君と一緒に楽しんでみようか?」といったセリフが感動的で、ジーンときました。

クァク・ドンヨンの感動的トークの裏にかかっていた、これまた感動的な曲は、どう聞いても「ハレルヤ〜、ハレルヤ〜」と歌っているように聞こえます。ハレルヤは「神をほめたたえる」の意味です。

私はクリスチャンなので、ハレルヤの意味を知って歌いますが、この曲で「ハレルヤ」の使われ方は、“人々が歌っているハレルヤという曲を、意味も知らないが歌ってみる。人生が辛い。ひとりだ。誰か助けてくれるのをひたすら待つ。歌うと辛さが去る”という感じのようです。

♪ 이  모든          아픔이       다 사라지기를
 イ モドゥン アップミ タ サラジギル
 このすべての痛みが      みんな去ってほしい

この部分がとても良いなと思います。痛い時によく、「アッパよ〜」と言いますが、誰かを愛すれば痛みも感じるし、痛いと感じる感覚があるのは、生きている証拠でしょう。確かに、歌うと力が湧いてきます。

 

第4話視聴率4.942%

えぱたさん

第4話あらすじ

問題を起こした国会議員の息子は取り押さえられ、精神病院に戻ることになり、看護師のジュリが家族の誰かの同行を願うと、冷たい目で見られ、母が息子に会いに来て一発ビンタを喰らわし、泣き言を言い去って行きます。
「あ〜、痛え。強くひっぱたいたな。でもママはオレを愛してるんだ」
国会議員は心臓麻痺を起こし、救急搬送されます。彼を見ながら、幼少期を回想するガンテ。
「お兄ちゃんの面倒を死ぬまで見るんだよ。そのためにお前を産んだんだから」
雨の中、一つしかない傘の中、母は兄だけをかばって濡れないようにして、雨の中を遅れる自分を見てもくれなかった…。

ジュリを1人で帰し、ムニョンの車に乗り込むガンテ。桜並木の間を走りながら、ムニョンは言います。
「チェッ、花びらが入ってくる。木蓮のほうがいい。花は何が好き?」
「春は嫌いだ。去らなくてはいけないから」
2人コンビニでラーメンを食べていると、出版社代表から電話。
「可愛い子だとか、君が欲しいとか言わなかったか? それは生きたまま飲み込むという意味なんだよ。だから気をつけな。彼女の本は出版禁止になったから、そんな暇ないんだ。次の本書かないといけないんだから」
ムニョンが自分の身辺調査したことを知り、呆れたガンテは車を止めさせ、歩き出します。
「忘れてたよ。君は違う人間だって。期待したが、一瞬だった」
「何を期待したの?」


ムニョンが廃墟の豪邸に戻り、髪をといていると、またあの女の霊が現れ、髪をなでます。
「あなたは、特別なのよ。私の娘」


精神病院に国会議員が部下を連れ、職員に謝罪させろと殴り込みに来ます。ビンタを食らうガンテ。ムニョンは病院に来て、サンテと記念撮影。ガンテはサンテにロビーで待つよう言うが言うことを聞かず、思わず怒鳴るガンテ。
「何でも知ってると思うな。お前が死ぬまでオレのことはわからないんだ」
物陰に連れて行き、ガンテはムニョンに言います。

怖がって食堂のテーブルの下に隠れるサンテの興味を引き、調房スタッフのジュリの母はサンテを連れ出そうとします。出て来る気配はなく、ガンテを先に家に帰らせます。父親の散歩を30分する約束を果たすムニョンは、父親に首を絞められます。
「お前、まだ生きていたのか。死ね」


茫然として道を歩くムニョンを、ガンテはバス窓から見ます。帰宅後、ムニョンの絵本を見ながら、背を向けて眠る母の背中にしがみついていた自分を回想し、号泣。ジェスから事情を聞いたガンテは、オートバイを借りて雨の中をムニョンを探しに行きます。

 

第4話感想

父親に首を絞められて雨の中を歩くムニョンを、バイクを走らせガンテが探しに行き、上着をかけてあげるガンテにムニョンが倒れ込んでハグするシーン、感動的でした。ガンテの険しい決意したような表情に対して、ムニョンが普通の女の子になってしまったので、もう少し複雑な小悪魔的表情を作ってほしかった気がします。

首を絞められて地面に仰向けに倒れたムニョンを放っておき、介護士らが首を絞めた側の患者の父親に向かって行って、ひとり笑い出したムニョンを気味悪げに見ていたのは切なかったです。

ムニョンの問題を起こして出版禁止になった童話『ゾンビの子供』を読んで、主人公の男の子に共感してガンテが号泣するシーンも圧巻でした。

ガンテの幼少期の心の傷の原因が描写されてきました。病気だった長男の面倒を見るために、ガンテは自分の一生を犠牲にするよう母親に言われて育ってきたのでした。ガンテにとって母親の愛情は、長男の面倒を見るとの条件を満たせば得られる愛情でした。条件なしで愛されることが必要な子供なんだと認めてもらい、ムニョンの前で子供の姿で座っていたガンテは、自分の心の本当の必要に気がついたのではないかと思います。

選挙活動を妨害されてイメージを傷つけられた、国会議員が精神病院に殴り込んできて、謝罪させろと要求した時、「子供は親のためにあるんですか? 子供は親のために有用でなければならないのですか?」と言ったガンテのセリフに、脚本家さんの思想が込められていると思いました。

真剣なシーンの合間に笑えるシーンも。

① ガンテがあきれて去っていく、その後ろ姿に「愛してる」と言ってみて、ガンテが立ち止まったので、これはうまくいくなと思ったムニョンがニヤっと笑い、そこで時計か何かの効果音がボ〜んと鳴って、そこでじわっと笑えました。その後、首を振ってガンテがさらに去っていこうとすると、「愛してる、愛してる〜」って何回もムキになって言ったのが可愛くて、爆笑しました。

② ジェスのピザ屋で出版社代表がビールを飲んでいると、ジュリが入ってきて「一緒に呑もう」と誘うも断られ、ジュリが自分が皆の前で言った「コ作家はクラスをやめさせるべきです」の言葉を回想して罪責感で苦しみ、「でも彼女はここにいちゃいけないのよ」とひとり言を言い、一方で出版社代表も「ソウルに連れて帰るぞ、絶対に」と言って、別々に同一人物についてそれぞれひとり言を言うのが笑えます。さらに、ビールを飲むタイミングが一緒で、それを見ていたジェスが「なんでこいつらエコーしてるんだ」と言ったのがまた笑えます。

 

サイコだけど大丈夫 5話・6話 あらすじと感想

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