韓ドラの鬼

もうすぐ死にます 7話・8話(最終回) あらすじと感想

もうすぐ死にます


2023年放送 全8話 TVING オリジナルドラマ。이재, 곧 죽습니다

daisySSさん

第7話あらすじ

パク・デウ(キム・ジフン)はトラックと衝突して、両足が切断、、、昏睡状態に陥ります。

チェ・イジェ(ソ・イングク)はアン・ジェヒョン(オ・ジョンセ)に転生し、刑事としてパク・テウへの復讐を果たそうとした時、死(パク・ソダム)が現れます。

結果、死ぬことよりも辛い状態で、寿命が尽きるまで生きることになります。

「死ぬまでこの状態だ。殺人がしたくても自由に動けない・・・」と病室のベッドの上に横たわるパク・テウに言葉を残し、去ります。

麻薬をしてひき逃げ事故を起こしたパク・テウの身代わりになり、刑務所にいるキム室長(イム・ジギュ)を訪れた刑事のアン・ジェヒョンは、真実を伝える証拠が入っているメモリーカードを見せると、自由になれると喜ぶキム室長。

しかし、アン・ジェヒョンは目の前で、無実を証明できるメモリーを壊し。。。

公開されたパク・テウ関連の映像は、すべて事実だと明かされ、パク・テウの父は責任を取って会社の代表から辞任します。

亡くなった元恋人のチョン・ジス(コ・ユンジョン)の納骨堂を訪れたチェ・イジェ(ソ・イングク)は、転生した刑事アン・ジェヒョンとして生きていくことを決めます。

これまでとは違う姿勢のチェ・イジェは、死ぬことを考えず、刑事として一生懸命に生きることを考えます。

後輩の刑事が事件の犯人を逮捕する過程で、命を落とすほどの危険な状況に陥ると、彼を助けるため、迷わず自分を犠牲にします。

再び転生したチェ・イジェは、、、今度はホームレスの男性として生きることになります。

テレビからアン・ジェヒョン刑事が亡くなったことを伝えるニュースを目にすると、自分が生きたアン・ジェヒョンの事が気になり、葬儀場を訪ねます。

仲良くしちた後輩の娘を見つけたチェ・イジェは、彼女に手をふりますが、、、ホームレスの姿をしていることから、驚かせてしまいます。

その時、あることに気づいたチェ・イジェ。自分の人生ではなく他人の人生を一生懸命に生きても、意味がないことに気づいたチェ・イジェ。

転生した人の記憶を受け取ることを拒否している途中、壁に頭をぶつけて死亡します。

その後、速やかに転生したチェ・イジェ、、、11回目の転生したのは、キム・ゴノ(イ・ジョングク)で、就職、結婚、娘を出産とチェ・イジェが望む普通の人生を送っていた男性。

しかし、会社を解雇された日に妻から離婚を求められ、、、絶望します。

チェ・イジェは自分が自殺をした時の気持ちを思い浮かべると、早く死んだ方が良いと考えると、車に飛び込み、、、交通事故に遭遇。

キム・ゴノは、チェ・イジェが7年前の最終面接の日に、目撃した交通事故の被害者でした。

早く死にたいと考えたチェ・イジェは、自分が転生したのが誰なのか、気づかず。。。

7年前の交通事故の被害者はチェ・イジェ自身だと知ると、強くショックを受けます。

一方、走ってくる車に飛び込んだものの、、、キム・ゴノはパク・テウの側にいる死(パク・ソダム)を見ると、助けて欲しいとお願い。。。

交通事故を起こしたパク・テウは、その言葉が自分に向けられたと誤解、、、その後、人を殺し続けることになる。

死(パク・ソダム)から転生の回数が増える度に、辛い時日を知ることになると言われていたチェ・イジェ。

ついに12回目の転生をすることになったチェ・イジェは、目を覚まします。

懐かしい風景と見覚えのある鏡を見たチェ・イジェが、鏡に自分の姿を確認すると、、、母に転生していた。

第7話感想

最後に転生したのが、チェ・イジェの母だったとは!!

全く予想していなかったエンディングに、果たして12回の転生をすべて生きても地獄にいく可能性もあるということから、果たしてどのようなエンディングを迎えることになるのか、予想不可能なエンディングを迎えることになりました!

転生をテーマにしたドラマの場合、前世と関係のある縁が登場することが多く、朝鮮時代の主人公の姿が登場して、現代ドラマなのか時代劇なのか、いまいち明確にならない作品もあります。

でも、この作品は予想していた内容とは全く違いました。

簡単に人生を諦める転生の場合もありましたし、他人の人生にもかかわらず一生懸命生きようとする刑事アン・ジェヒョンに転生した様子も描かれました。

12回もの人生を生き直した主人公チェ・イジェが迎える結末は、地獄いきなのか?それとも別のエンディングが待っているのか、どの作品よりもエンディングが気になります!

第8話(最終回)あらすじ

12回目の転生は、チェ・イジェの母。。。

夢みる少女だった少女から結婚して家庭を持ち、夫を早く亡くした後、息子のために一生懸命に生きた母で、どんな時も息子を優先させ、息子のためにシングルマザーとして働き、息子イジェを育てた。

しかし、息子に何度連絡をしても電話に出ない夜、息子が自殺したと知らされ、、、夫に続き息子まで亡くした母。

自分のせいで息子が死を選択したと責めた母の記憶から、チェ・イジェ(ソ・イングク)は、母の体で生きることを決めます。

始発を乗って仕事に出かける母の姿に、自分が簡単に死を選択したことを恥ずかしく思うチェ・イジェ。

母は毎日、チェ・イジェの納骨堂を訪れていたことを知ると、チェ・イジェは涙を流します。チェ・イジェの母は、息子の納骨堂で、「イジェ、生まれ変わってもお母さんの子どもでいて欲しいと言った言葉、なかったことにするね。

次は裕福な家庭で生まれて幸せな人生を生きてね。遠くからあなたが無事であることを確認するだけにするから、最後まで、必ず人生を全うして欲しい」と語ります。

その言葉に、母を思い浮かべるチェ・イジェ。

人生を全うして欲しいと語っていた母の言葉に、チェ・イジェは生きることで新しいチャンスを迎えることが出来ること、人生には悲しいこと、辛いこと、楽しいことや嬉しいことがあり、失敗しても生きている限り進めると気づき、母の体でいきることを全うし、年を取って静かな死を迎えます。

死んだチェ・イジェは、死(パク・ソダム)と再会。最後に一度だけチェ・イジェとして人生を生き直すチャンスが欲しいとお願いをします。

「もう一度、母を抱きしめてあげたいです」と語ると涙を見せるチェ・イジェに、死(パク・ソダム)は「死を避けて生き残ったあなたには、神の選択のみ残っている。その選択を確認するため、転生できる銃弾を一つあげる」と語ります。

一つの銃弾しかないことから、ロシアンルーレットのような状況、、、ためらうことなく自分自身に銃を撃ったチェ・イジェ。

目を覚ますと、飛び降り自殺を図る直前で、母から電話の着信があります。

震える声で母の電話に出たチェ・イジェ。その時、書き残した遺書が風に飛ばされ。。。

第8話(最終回)感想

全8部の完結、、、非常に早く展開されるストーリーと、登場する俳優たちの魅力にプラスして、

主人公チェ・イジェを演じるソ・イングクの演技もよかったです。

個人的には、12回の転生のうち、唯一女性だったチェ・イジェの母のストーリーで、最終話を迎えた点が、特に印象に残りました。

母がチェ・イジェの納骨堂で、息子に対する思いを語るシーンでは涙が出る程、切ない気持ちになりました。

息子が自殺したのが自分のせいだと責める母。。。豊かな家庭環境で生れ育っていたら、

チェ・イジェは果たして自殺をするような結論を出さなかったのでしょうか。

「死」に関して、特に「自殺」に関する新たなアプローチが描かれ、ストーリー展開が本当に興味深いものでした。

チェ・イジェが自殺をするエピソードから始まり、初めの数回転生するまでは、こんな展開になるとは予想もできず、単純に転生を繰り返して生き残るために奮闘するだけのドラマだと思いました。

しかし、チェ・イジェが転生する全員に関係がある最も悪役である「パク・テウ」という人物が登場することにより、サスペンス的な展開はハラハラさせられて、面白かったです。

オ・セジョンが演じたアン・ジェヨン刑事を通じて、生きることに対するチェ・イジェの考えが変わり、最後の転生が母だったという衝撃的な展開、、、

さすがに自分への母の気持ちを知るチェ・イジェは母を死なせるわけにはいかず、母の人生を全うし、突然訪れる死ではなく、年を取って亡くなる自然な死、、、

人生を全うしたことで、神から最後のチャンスが与えられるという温かいエンディングが、特に気に入りました。

生きることの大切さを考えさせられる意味もあり、単純に面白いだけのドラマとは違い、ドラマを観るだけで様々な事があまたによぎる程の、インパクトのあるドラマでした。

個人的な好みもありますが、ドラマのタイトル「もうすぐ死にます」がもたらすイメージと、実際の内容に生じるギャップが良かったと思います。

短く話数で展開がはやく、笑い、怒り、感動、悲しみまでを体験できるドラマが好きな方には是非、お薦めしたい作品です。

特にパク・テウを演じたキム・ジフンは、前作に続き最高の悪役を演じました。

イケメンだけどサイコパス的な悪役が似合い、しばらくは様々なタイプの悪役を演じて欲しいと思うくらいでした。

チェ・イジェとして再び生きることになったチェ・イジェは、恋人のチャン・ジスと普通の生活を送り、人生を全うしたと予想され、ドラマのエンディングは幸せなエンディング!!



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