その年、私たちは 13話・14話 あらすじと感想

その年、私たちは


その年、私たちは 그 해 우리는 Our Beloved Summer 【韓国放送期間】 2021年12月6日~ 2021年放送 SBS 全16話 

第13話視聴率 4.0%

えぱたさん

第13話あらすじ

庭先をほうきで掃きながら、本を読むヨンスをながめて、ウンは思う。「交際とは自分とは違う世界に住むようなものだ。特にヨンスとは」一方ヨンスは読書に没頭して気にしない様子で、実はネットの男女交際に関する情報を得ていた。「よくケンカをするカップルは再会もするが、また別れる割合も高い」と読んで考える。

ある時には、ヨンスとウンが公の場所で抱き合っているのを見て、マネージャーのウノはショックを受ける。「付き合っているの、みんな知っているのか?」自分が情報入手で残された最後の人間だったと。

ヨンスが出社すると、皆が何気にコソコソと注目。代表が社員から「聞いたんだけど」とヨンスに関する噂を確認する。「付き合っているって?」ソエンから連絡があり、「ドキュメンタリーのヨンスが映っているシーンを放送される前に見たい」とのこと。

NJはインタビューを受け、ウンとの交際について「付き合っていません。ファンとして私が一方的に好きなだけです」と断言言。

イェインに交際の秘訣を伝授してもらうヨンスは、それをウンとのデートの時に実践する。あまりに不自然なので、ウンにバレる。2人で「やりたいことをやろう」とのことで一致し、ソリの居酒屋に行って呑む。帰宅が遅くなり、祖母に咎められる。

ウノはソリがおめかしして「お見合いに行く」「年下には興味はない」と言うので、「そいつ何歳なんだ?」と気になる様子。

ヨンスとウンが交際を始め、失恋中のジウンは食事を取らなくなり、チェランは心配する。ヨンスはジウンの編集室に来て、食事に誘う。放送局の食堂で食事をしながら、お互いは近況を尋ねる。ジウンが視線を合わせないので不審に思うヨンス。「誕生日に一緒に食事したじゃん?」

お見合いをするソリは、途中で居酒屋に仕入れた貝を放置していたことを思い出す。急いで帰ると、ウノが勝手に入って貝の下処理をしていた。お礼に食事を作ってあげることに。

NJはウンの家を訪問し、お互いの関係が複雑化したことについて決着をつける。「もう来ないから。友達‥‥、もイヤだし。男友達は作らないの。別れたら、連絡ちょうだい」と言って去る。

編集室にいるヨンスとジウンの姿をドアの外で見て、夕食の差し入れをしようとしていたチェランは、黙って去る。気まずい雰囲気にジウンは切り上げる様子を見せ、立ち上がると、ヨンスも帰り支度をする。ジウンは辛そうな様子だがヨンスは悟らない。「時間が必要なんだ」とジウン。

ウンの家に行くヨンスは、本の間からチラシを見つける。パリの建築学校のパンフレットだった。ウンが「好きな建築家が講師をしている学校だ」とのこと。ウンはそこでヨンスに、「大学を卒業しないで辞めてしまった」ことを話す。「なんでそんなに簡単に辞めちゃったの?」と問い詰めるヨンスを軽くかわし、ウンはヨンスに近寄って座る。「質問があるんだけど」「俺らが別れた理由は何?」

エピローグ‥‥。屋上で話すジウンとチェラン。「『ラブアクチュアリー』の映画みたい。親友の彼女に恋してしまう男性がスケッチブックに告白をして、有名になったシーンなんだけど。あなたのエンディングはどうなるの?」

 

第13話感想

ジウンの辛く切ない立場に心痛み涙が出ました。さすがはキム・ソンチョルの自然な演技。ヨンスは当然分かっているはずなのに、気にしない様子なのが、キム・ダミのキャラクターとも合って、非難できません。予告を見たら、ヨンスとウンの交際が揺らいできていて、ドラマのエンディングは悲しい別れではないようにしてほしいなと思いました。

ウノ役アン・ドング、チェラン役チョン・へウォン、イェイン役ユン・サンジョンほかの新人助演俳優らの活躍が目立ってきました。

この回のタイトルであり、エピローグで少し登場した『Love Actually』は2003年に公開されたイギリスのロマンティックコメディ映画だそうです。

ソリとお見合いデートした俳優さんは特別出演かなと思いましたが、名前がでていませんでした。

 

第14話視聴率 4.1%

えぱたさん

第14話あらすじ

(回想)過去の出来事を無視しようとすればするほど、それにとらわれていく‥‥。ヨンスには両親がなかった。祖母が彼女を育てた。同年代の子供たちは彼女をいじめた。高校時代も同様だった。成長したヨンスの中には、依然として遊び場にいる子供のヨンスがいた。鏡を見ながら泣くヨンスに、鏡の中のヨンスは言う。「別れよう」傷つくことを避けるために、また愛する人を傷つける前に‥‥。「この交際を続けても何の意味もない」ウンに別れを告げた後も、平気だと自分を装っていた。ウンが電話してきた日。別れの理由を尋ねたウンに、ヨンスは答えた。「家が経済的に厳しいから。付き合っている余裕ないんだ」

再会した後も、「別れの理由」を尋ねるウンに、ヨンスは「それは今重要じゃない。付き合っていることが大事でしょ?」とかわす。

ヨンスの祖母はヨンスに「なぜ別れたのか。家庭の事情のためか」と言うが、「そんなことがあるわけない。ケンカして別れたんだよ」と答える。家に来て前に座るウンに「ヨンスを捨てないて。ずっとそばにいてあげて」と祖母は頼む。

ジウンの放送局で放送されたドキュメンタリーの視聴率は好調。ウンは女子高生らに囲まれて写真を撮る。ジウンの放送局のNJの担当PDがジウンに、NJの最近の様子を尋ねる。ジウンは撮影のスタジオに立ち会うが、NJはうわの空でミスが目立つ。NJはジウンのぼっちめしに付き合ってあげる。反対にジウンに慰められる。

ウンの父は店の金を一部ポケットに入れて母に見つかり咎められる。ウンは収入の一部を父のポケットにそっと入れる。店を去ろうとする時、怪しい人影を見て、首をかしげる。

ソリの居酒屋に元彼キム・ジンソプが来る。ソリは一度は追い返すが、ソリの留守でウノが留守番をしていた一瞬のすきに、またジンソプは侵入していた。ウノはジンソプに「ソリ姉さんは銀行に大金を借り入れて大変な状況なんだ」と、さも自分がソリと親しいかのように話す。ジンソプはその圧力に負けて出て行く。

帰宅途中のヨンスにウンから電話。ウンをわずらわせまいとしていたヨンスの本心を引き出したウンは、実はヨンスの後ろから距離をあけて歩いていたのだった。「これから必要な時は本音を言ってね」とウン。

ヨンスの祖母がポケットに老人ホームのパンフレットを入れていたのをヨンスは見る。「ずっと一緒に住もう」と祖母にヨンスは言って涙を流す。

(エピローグ)ジウンが帰宅すると、母が来ていた。「私のドキュメンタリーをつくって」と母。苦笑するジウンだが、「私、余命宣告を受けた」と聞き、愕然とする。

 

第14話感想

ヨンスと祖母の心温まるシーンがあり、泣けました。顔の輪郭などがほのかに似ていて、祖母と孫なんだなと思えました。

家庭の事情と生い立ちで受けた心の傷がウンとの関係に暗い影を落としていたのだと、はっきり描かれてきました。ヨンスが鏡を見ながら泣くシーンで、鏡の中のヨンスが別人格のように、ウンとの別れを促してくる演出が不気味で、現実的で効果的でした。

ウンの店の外でウンが見た人影はいったい何だったのでしょうか。

ソリの元彼キム・ジンソプ役に『サイコだけど大丈夫』でキム・スヒョンの友人役だったカン・ギドゥンが特別出演しています。

 

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