あなたが願いを言えば あなたの願いを言えば 당신이 소원을 말하면 If You Wish Upon Me 2022年放送 KBS 2TV 水木 全16話
| neroさん |
第1話視聴率3.6%
第1話あらすじ
刑期を終えて出所したばかりのユン・ギョレ（チ・チャンウク）が向かった先は、かつて孤児院で知り合ったワン・ジング（パク・セジュン）が働く動物病院。刑務所に入る前、ギョレはジングに、唯一の家族である犬の“アドゥル”とキャリーバッグを預けていたのです。すると、アドゥルがもう余命わずかであると伝えるジング。これにはギョレもショックを隠せません。
そんなギョレを追うチンピラ、チャン・ソクジュン（ナム・テフン）。2人は同じ孤児院出身で、ソクジュンはギョレが持ち出した現金3億ウォンの行方を追ってました。
高級ホテルで一夜を明かした後、ふとバス停の広告を見て海岸へ行こうと決めたギョレ。中古車センターで赤いスポーツカーを購入するギョレでしたが、その情報はすぐにソクジュンの耳へ。
その頃、ウリホスピス病院のボランティア班長カン・テシク（ソン・ドンイル）は、ユンおじいさんの最期の願いを叶えようと、“チーム・ジーニー”の仲間と一緒に次々と準備を進めていきます。雪が見たいというユンおじいさんの為に、真夏の空に雪を降らせるテシク。さらにおじいさんの死期が近づいていると知ったテシクは、最後におじいさんを先に亡くなったおばあさんの墓へ連れて行こうと考えます。
テシクが運転する救急車に同乗したのは、同じくチーム・ジーニーの一員である看護師のソ・ヨンジュ（チェ・スヨン / 少女時代）、そしてヨンジュに想いを寄せる医師ヤン・チフン（シン・ジュファン）の2人。
しかし、おばあさんのお墓に向かう途中、おじいさんの容態が急変。事前に延命措置を拒否する書類にサインをしていた為、チフンは何もできないと言います。結局、見かねたヨンジュが代わりに心臓マッサージを行うことに。
一方、ソクジュンに追われるギョレは、前を走るトラックを抜こうとアクセルを踏み込みますが、危うく工事現場に突っ込みそうになり、慌てて急ブレーキをかけます。同じく後ろを走っていたテシクは、そのままガードレールに衝突。事故の衝撃で足を怪我してしまったテシクは、すぐさま救急車を降りると、近くにいたギョレに向かって代わりに運転しろと命じます。
このままではソクジュンに捕まると思い、言われるがままに救急車に乗り込むギョレ。その後、無事におばあさんのお墓に到着したユンおじいさんは、その場で深い眠りにつきます。思いがけず海辺に到着したギョレは、「もう終わりにしようか」と一言。アドゥルを抱いたまま海へ進むギョレでしたが、そんなギョレを引き止めたのは他でもないテシクでした。
事故現場からそのまま立ち去ったことを受けて、2人は改めて警察へ。事情聴取を受けながら、ふとギョレの父親の名前を聞いてハッとするテシク。その瞬間、テシクの脳裏に過去の記憶が蘇ります。
ギョレのことが気にかかったテシクは、ギョレの判決が下される日、法廷へ足を運ぶことに。ギョレに下されたのは、500万ウォンの罰金という有罪判決でした。罰金を支払う代わりに社会奉仕活動を行うこともできると聞き、すかさず裁判長に声をかけるテシク。
しばらくしてギョレのもとに届いたのは、テシクらがいるウリホスピス病院での社会奉仕活動に関する通知。これを見たギョレは、ホスピスの意味を検索します。そこに書かれていた“痛みの緩和”と“苦痛のない最期”という言葉を見て、ふとジングに言われた言葉を思い出すギョレ。
こうしてウリホスピス病院で社会奉仕活動を行うことになったギョレは、派手な出で立ちで病院へ。そこへヨンジュが現れると、ギョレが乗ってきたスポーツカーのサイドミラーに蹴りを入れます！
第1話感想
チ・チャンウク主演最新作！！
「コンビニのセッピョル」ですっかりファンになったチ・チャンウクの最新作とあって、放送前から期待していた作品の1つ。前情報なしに第1話を視聴した感想は、「これはちょっとマズイかも・・」でした。マズイというのは決して面白くないとかではなく、ホスピスを舞台にしたドラマは例外なく、涙なくしては見られないからです（苦笑）
本作ももちろん、第1話から号泣でした。今話、最期の願いを叶えその一生を終えたユンおじいさん役を演じたのは、「冬のソナタ」や「秋の童話」などで知られるチョン・ドンファン。決して長いシーンではないものの、そのわずかな表情演技に泣かされました。
さらに主人公の唯一の家族として登場する犬のアドゥルもまた、余命宣告を受けることに。ちなみにアドゥルというのは、韓国語で「息子」という意味。獣医のジングはこれ以上生きさせることは人間のエゴだとし、ギョレに安楽死をすすめます。もちろんジングの言っていることもわかりますが、やっぱり家族としては、1分1秒でも一緒にいたいと思ってしまうところ。そんなギョレの心の葛藤も見ていて切なかったです。。
そして1話のラストでは、ギョレとヨンジュの強烈な再会シーンが登場。チ・チャンウクとスヨン（少女時代）のケミにも注目ですね。滑り出しはなかなか上々で、今後の展開にも期待が持てそうです。
第2話視聴率3.0%
第2話あらすじ
ギョレの乱暴な運転のせいで、道路わきに尻もちをついてしまったヨンジュ。泥まみれになったまま、ヨンジュはギョレの車のサイドミラーに蹴りを入れます。これにはギョレも怒りをあらわにしますが、すぐにヨンジュの制服の汚れに気付き、クリーニング代を支払うと一言。そんなギョレに向かって、ヨンジュは基本がなっていないとぼやきます。
その日、末期がんを患うピョン・ヨンホの病室へ向かったテシクは、「行ってきます」と声をかけます。さっそくギョレに運転をさせてテシクが向かった先は、ヨンホがかつて家族と一緒に暮らしていた一軒家でした。周辺の家は再開発によって立ち退きを余儀なくされ、ヨンホが住んでいた家もまた、立ち退きの対象となっていました。家族との思い出がつまったこの家に帰ってくることが、ヨンホの最後の願いだといいます。
インターフォンを鳴らし、住人へ事情を説明しようとするテシク。しかし、住人の女性は苛立ちを隠せない様子で、まったく話を聞こうとしません。カッとなったギョレが塀をよじ登って中を覗くと、そこには手に持ったロープをじっと見つめる女性の姿が。
翌朝、ふたたび女性のもとへ向かったテシクとギョレは、女性とその夫に向かって、1週間だけ時間をくれないかと頼みます。その間、もともとヨンホが使っていたワンルームを代わりに使ってくれとテシク。しかし、女性の夫は首を縦に振ろうとはしませんでした。
一方、ヨンホに残された時間がどのくらいなのかと尋ねる女性。テシクが今週末までもつかどうかだと答えると、女性は思わず息を飲みます。実は過去、女性が株の投資に失敗し、逃げるようにしてこの家に越して来た一家。それ以来、女性は夫と2人の息子に会わせる顔がなく、毎日息を殺して生活していたのです。自分たちにとっては嫌悪でしかないこの家が、誰かにとっては家族との思い出がつまった大切な場所だと知り、深く考え込む女性。
病院へ戻ったテシクは、ギョレに食事をしていけと言います。厨房担当のヨム・スンジャ（ヤン・ヒギョン）が作ったビビンバに舌鼓を打つチーム・ジーニーの面々。しかし、誰かと一緒に食卓を囲むことに慣れていないギョレは、結局1人その場を後にします。
しばらくしてテシクらの想いが伝わり、女性から引っ越しを延期したとの連絡が。さっそくヨンホを連れ、病院を出発するテシク。しかし道中、テシクから雑な運転を指摘されたギョレは、心ない言葉を口にしてしまいます。これにカッとなったテシクは車を降り、ギョレに向かって怒りをあらわにします。すると、「死のうとしていた俺を勝手に助けたのはあんただ！何であの時俺なんかを助けたりしたんだ！」とギョレ。これにはテシクも、返す言葉が見つからず…。
なんとか家に到着した一行。ベッドに横になったヨンホはふと窓の外を眺め、かつては満開に実っていた柿の木が、今はもうわずかしか残っていないことを残念がります。その夜、隣で横になるヨンホに向かって、死ぬのが怖くないかと尋ねるギョレ。「正直、俺は怖いです。でも、生きる方がもっと怖いんです。」そんなギョレの手を握り、ヨンホは「ここまで連れて来てくれてありがとう」と礼を言います。
翌朝、目を覚ましたヨンホがふたたび窓の外に目をやると、そこには沢山の柿の実が。実は昨夜、ヨンホの願いを叶えようとギョレが手作りの柿を作って木に飾っていたのです。その夜、ヨンジュに頼まれて荷物を取りに病院へ戻ったギョレ。すると、カバンに入れておいたアドゥルが居なくなっているのに気付き、2階へ。そこには、厳重に鍵がかけられた謎の部屋が。
第2話感想
病棟の奥にある、鍵のかかった部屋・・
ドアを開けようとするギョレに向かって、「決して開けてはいけない」とテシク。果たして、この部屋にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。
ついに、ウリホスピス病院でボランティア活動を行うことになったギョレ。他人に心を開くことに慣れていないギョレがこのボランティア活動を通して、どのように成長していくのか、非常に楽しみです。
一方、最初はお互いに嫌な感情でしかなかったギョレとヨンジュの間にも、わずかな感情の変化が見られた第2話。ギョレとテシクの言い合いを見て、ギョレがあの日、海辺で死のうとしていたことを知ったヨンジュ。さらにギョレがヨンホに向かって、死ぬよりも生きる方がずっと怖いと話していたのも、ヨンジュは聞いていました。今後、2人の間に特別な感情が生まれるのでしょうか。こちらも目が離せません。
そして、高級ホテルや高級車よりも、すっかり病院が気に入った様子のアドゥル。なんだか前回よりも、心なしかアドゥルが生き生きしてきたようにも見えます。どうにかアドゥルの容態も回復して欲しいですね。
今話も例のごとく、号泣につぐ号泣でした。ストーリーやキャストの充実さに反して、視聴率がイマイチなのが残念です。次回はどんな展開が待っているのか、来週の放送が早くも待ち遠しいです。
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