韓ドラの鬼

私たちのブルース 9話・10話 あらすじと感想「ドンソクとソナ2・3」

私たちのブルース


私たちのブルース 우리들의 블루스  2022年放送 tvN土日 全20話

hg@さらんさん

第9話視聴率8.810%

第9話あらすじ

―ドンソクとソナ2ー

イングォンの帰りを待っていたホシクは、イングォンの家に勝手に上がり込み、両膝をついた。「2人を許してやってくれ。」せめて他人に後ろ指をさされないように。そして、ヨンジュが自分を粗末にしたと言ったことを謝ってほしい。イングォンは一瞬ぎくりとしたが、居住まいを正してホシクに謝る。これからは2人も今までのことは忘れて姻戚として、子供たちを家に呼び戻して新たに付き合うことにする。

ソナは海女たちに助けられ、病院に運ばれる。救急車について行ったドンソクはソナの治療費を支払い、トラックで待機する。ソナが宿泊していた民宿は自殺する客はいらないと放り出した荷物をジョンジュンから預かる。幸い、特別な症状はなく点滴が済んで退院してきたソナにモーテルを世話する。時にソナの生存確認をしつつ、商売に励む。

ーーー2人が出会った時、ドンソクは高校生、ソナはまだ中学生だった。女子中学生がゲームセンターに入り浸るのは当時まだ珍しく、さらにソナは人目を引く美人だったので男子の目についた。しきりにソナに絡む男子高校生ににらみを利かせたのが始まりだった。

少女時代のソナは父の事業の失敗により両親が離婚、父とともに父の故郷である済州島に身を寄せた。しかし、親の財産を食い荒らしてなお自分の家に居候していると叔父には始終責められ、父は酒と争いが絶えなかった。父たちが喧嘩するとソナの居場所はなく、よくドンソクを頼って来た。妾の子として肩身が狭く、誰にも愛されないドンソクにはソナは唯一の憩いだった。ーーー

ある大雨の降る晩、ドンソクのトラックのタイヤが水たまりにはまってしまい、脱出するのにかなり苦労を要した。びしょ濡れのドンソクはソナのいるモーテルにやって来る。顔見知りの主人はソナが自殺未遂したという噂に気が気じゃなく、さらにソナが3日間戻っていないと苦情を言う。

ドンソクは再び雨の中ソナを探しに飛び出していく。あの日落ちた防波堤、昔住んでいた家。しかし、その家はもはやなく馬牧場になっている。途方に暮れたその時、ドンソクの電話が鳴る。ソナは馬牧場の隅の小さな家の前にいた。そんなソナをトラックからしばらく眺めていたが、ドンソクは降りることなく去っていく。ソナからの電話にも出ない。怒りが込み上げた。こんなに必死で探している自分の前にケロッとして立っている女。

ソナの電話を無視し続けたドンソクだが、何度もかかる電話を取るや否や、過去の苛立ちを全て吐き出し切ってしまう。再び電話をかけて来たソナは、戻って来てくれたら全て話すと約束。戻って来たドンソクは気になっていた過去の行動の理由を問う。

元はと言えば、ドンソクの友達ジェグとソナが関係を持ったこと。自分の気持ちを知っていながら、なぜそんなことをしたのか。あの頃のソナは純粋で自分自身を傷つければ、父が元の優しく勤勉な姿に戻ってくれると信じていた。しかし、当時ドンソクが好きだったソナはドンソクに自分を傷つけてとは言えなかった。しかも、ジェグはドンソクの報復を恐れて、何もせずに逃げ出したし、父は車ごと海に飛び込んで死んでしまった。そのせいで別れた母とソウルに引っ越したが、父の死以降うつ病を患い、その中で結婚して子供を産んだ。が、結局うつ病のせいで離婚に至った。

それを知らないドンソクはジェグを死ぬほど殴り、冷やかした義兄弟たちを打ちのめし、さらにジェグを殺すほどの勢いだった。ソナは「やくざが人を殺しそうだ。」と警察に通報して去ってしまう。本当はドンソクの凶行を止めようと一芝居打っただけのことだった。ソナに裏切られたと思ったのはドンソクの勘違いだった。そのあと、ドンソクも家出をしてソウルに行ったが、なんだかんだと結局は済州島に戻ることに。

ソナとのわだかまりを解いたドンソク。今は素直にソナの話を聞いてやることができる。都合のいい時だけいい顔をしたソナの夫に悪態をついてやる。ソナはドンソクに倣って、初めはおずおずと、次第に心のままに海に向かって悪態をつき始める。そして、涙ながらに「ヨルを返して」と。

息子の親権を問う裁判が来週行われるという。ソナは自分が勝つと疑ってやまず、ヨルと2人ここに来れば幸せになれると信じている。逆に言えば、負けて戻ったら不幸になるというのか。決して負けたりしないと、取りつく島のないソナを危険だと感じるドンソクだが…。

第9話感想

ヨンジュとヒョンはそれぞれの家に戻り、しばらくの間は別れて生活することに。それでも、同じマンションの上下に住んでいて、ヒョンは毎朝ヨンジュと学校に行きます。結局、ヒョンは学校をやめて働くことにしました。両方の父親が和解できたのは、幸か不幸かこの2人のおかげなんですね。

ドンソクがソナにつっけんどんだったのは、いろいろ理由があったんですね。彼も不遇の人生を歩んできてソナだけが救いだっただけに、そのソナに見捨てられたと感じた時はどん底に落ちた気分だったのだろうと思います。ソナが理由を話してくれて、ようやく和解することができました。ただの荒っぽいわからず屋ではないのでした。

もう一つ7年前のキス事件については、ソナは当時付き合ってた今の夫を愛していたからそっけなかったのでした。そんなドンソクも他の女性と付き合ったこともあったけど、心の底辺にソナによる女性不振があったものだから、うまくいかなかったらしく。ようやくドンソクも優しいトンネ・オッパ(近所の仲のいいお兄さん)の顔になりましたね。

第10話視聴率11.242%

第10話あらすじ

―ドンソクとソナ3ー

ソナと仲直りしたドンソクはソナの家づくりを積極的に手伝う。ドンソクは昼間は自分の仕事をした後、徹夜してまで手伝ってくれる。ソナは心配で無理をしないように言うが、ドンソクは決まって「今しかない。」と口癖のように言って、自分の意思を通す。ソナの家のそばを通りかかったウニはドンソクが見るからに不幸そうなソナのそばにいるのを心配する。

ソナの裁判について行くことにしたドンソクは、ヨルが馬が好きだと聞いて馬に乗って行こうと馬牧場に誘う。ソナは余裕があるにもかかわらず時間を気にして、のん気に馬に乗り始めるドンソクにイラつき始める。が、ドンソクはソナのイラつきをさらりとかわしながら、馬に乗った自分をソナに撮影させてソナと馬の写真を撮ってやる。しかめっ面のソナにおどけて笑わせる。

ドンソクの姉は17歳で死んだ。昔、姉がドンソクの分までご馳走を全て食べてしまった時、腹を立ててひどいことをしてしまった。その時、姉はひどく泣いたので申し訳なくなり、翌日学校から帰ったら謝ろうと思っていた。なのに、その日姉は海で死んでしまったのだ。そのことで「後で」はないと思い知ったという。だから、今できることをすると決めているのだ。

フェリーに乗って海ばかり見て酔うというソナ。ドンソクが後ろを振り向いて見ろというので、見てみると、そこには済州島と漢拏山(ハルラサン)の雄大な景色が拡がり、驚嘆の声がもれる。ドンソクは母オクドンのようにいつも父と姉が亡くなった海ばかり見ていないで、振り返ればいい。振り返れば、山も自分も見えるのにと。

裁判の前日は夜の誕生日。ソナはテフンに無理を言って、ヨルに会うことを了解させる。ヨルの為にたくさんのプレゼントを用意して、とりわけあちこち苦労して探し歩いてみつけた馬のぬいぐるみを大事に抱える。保育園の前に止まった車の中でヨルに会うこと緊張して震える。ようやくヨルに会えて笑顔をはじけさせるソナを微笑ましく見届けるドンソク。

ソナとヨルははしゃいで楽しく遊び続ける。済州島の馬の写真を見せると大喜びするヨルに嬉しさが爆発する。テフンは約束の時間に来ないソナにいらだち、何度も電話をかける。時間を2時間以上も過ぎた頃、ようやくタクシーに乗って来たソナは、ヨルと別れたくなくなり、一晩だけ一緒にいさせてとテフンにすがる。テフンは信じられないとソナからヨルを奪い取り、ソナの申し出を断る。が、ソナは諦めきれずにヨルが痛がって泣くのも構わずにその手を引っ張り続ける。ソナを待っていたドンソクは飛んで出て、ソナを押さえてテフンを行かせる。

泣きじゃくって病院に連れて来られたヨルを追って来たソナ。幸いヨルに大事はなかったが、ショックからソナに会ってくれなかった。落ち込みながら戻って来たソナをマンションまで送り届けるドンソク。モーテルに泊まるドンソクに窓から手を振って見送ったあと、ソナは全身が濡れそぼり深い深い暗闇の中に落ちていく。

翌日、裁判の結果はドンソクが思った通り、ソナが敗訴した。ソナはトラックの中で泣いて泣いて、泣き疲れてもさらに泣いて、やっと泣き止んでも食事を取ろうさえしない。ドンソクがどんな慰めも励ましも全く功を奏しない。ヨルに嫌われたかもしれない。電話で確かめるのも怖い。死にたい。死んでしまいたい。

そんなに死にたいなら死んでも構わない。だが、母親が悲しみながら死んでしまったら、大人になってヨルは幸せになれるのか。たぶん同じような気分で生きていくだろう。それか、俺のようにやさぐれるか。それでいいなら、死ねばいいだろ。ドンソクの言葉にハッとして涙をあふれさせるソナ。

そうして、ソナは改めて病院でのカウンセリングを含め、積極的に治療に取り組む気持ちに。夜を公園で明かして朝日を見ながら、「幸せになりたい」と切実に思うソナ。そして、ドンソクも。立ち上がったドンソクの手にそっと自分の手を滑り込ませるソナ。つないだ手をそっとポケットに入れるドンソク…。

第10話感想

ソナは裁判に負けて頭が混乱してしまい、ヨルが自分を嫌ったらどうしようとひっ迫した気持ちになって、死にたくなってしまうほどに追い詰められてしまいます。それを救ったのはドンソクでした。ソナにはドンソクのような口が悪くて態度が荒っぽくても、見離さないでいてくれる人がいてよかったです。

子供は本当にお母さんが好きだから、なぜか無条件に。ソナみたいなお母さんなら、たぶん嫌ったりしないと思うな。治療を受けて気持ちが安定してきたら、きっともっと素敵なお母さんになれると思います。という夢が叶うといいですね。

そして、ドンソクが母親が「嫌いだ、他人だ。」という割にはちょくちょく出して来るオクドンの話。ドンソクはお母さんが本当に嫌いなのではなく、自分を見ずに悲しみにだけ向き合うお母さんが嫌だったのでしょう。そのお母さんとのわだかまりも早く解ければいいのにと思います。オクドンの余命はあとわずか…。



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