監査します 감사합니다 2024年放送 tvN 全12話
第11話視聴率7.307
第11話あらすじ
寝たきりのファン・ゴンウン（イ・ドヨプ）に近づく怪しい人影。その人物が去った後、ゴンウンの容態は急変する。翌朝、ニュースでゴンウンの訃報が報じられた。
アーチクルデザインが、ゴンウンが裏金工作に使ったペーパーカンパニーだと考えるチャイル（シン・ハギュン）。大株主のギホ（チョン・ドンファン）から資料を受け取ったチャイルは、事故後、何者かがその後を引き継いで裏金工作を継続してきたようだと話す。
さらにチャイルは、ゴンウンの死にも疑問が残るとし、遺族に司法解剖を提案して欲しいと伝える。しかし、これだけでは不十分だとギホ。
ギホから確たる証拠を持ってくるよう言われたチャイルは、もう一度ギルピョ（キム・ホンパ）の面会へ。ゴンウンの死を知ったギルピョは、ゴンウンが社内に金庫番を置いているという噂があったこと、そしてゴンウンの後を引き継いで裏金を管理することができたのは、おそらく2人しかいないと明かした。
会議室にチーム員を集めたチャイルは、裏金工作に使われたアーチクルデザインについて調べ、JU建設との接点を見つけるよう指示。
一方、ゴンウンの持株をめぐって理事たちの票が分かれると考えたデウン（チン・グ）は、明日の葬儀の後、理事たちを召集するようジェスン（ペク・ヒョンジン）に命じた。そこへ、新しい購買本部長に就任したチェ・ジョンウ（ホ・ジュンソク）がやってくる。
チャイルに言われて葬儀場へ向かったギョンソク（ホン・イン）は、ジェスンから、デウンが理事たちを集め、本格的に社長就任に乗り出したと聞かされる。その頃、アーチクルと契約を交わした設計業者を調べていたハンス（イ・ジョンハ）は、アーチクルから送られてきたメールのIPアドレスがどれも、国内から送信されていたことに気づく。
翌日、ゴンウンが入院していた病院へと向かうチャイル。VIP病棟にはCCTVが設置されておらず、代わりに駐車場のCCTV映像を確認。するとそこには、ゴンウンの容態が急変する直前、車から降りてきたデウンの姿が映っていた。
すぐさまギホにその映像を見せるチャイルだが、これだけでデウンが裏金工作に関わっていたことを証明するのは無理があると言われる。その後、デウンと親し気に話すジョンウの姿を目にするチャイル。
理事たちを集めたデウンだったが、次々と食事もせずに席を立つ理事たち。一方、チャイルから選択を迫られたソジン（チョ・アラム）は、監査チームの職員としてデウンの監査に挑む事に決めたと言う。
ハンスからアーチクルデザインの代表ベンジャミン・リーについて報告を受けるチャイル。つづいて新たに就任した外注購買本部長のジョンウの履歴書に目を通したチャイルは、面会でギルピョが言っていた金庫番の話を思い出す。
デウンのもとへ向かったチャイルは、ジョンウとの関係、そしてゴンウンが亡くなった日、なぜ病院へ行ったのかと聞く。しかし、疑いの目を向けられたことに、激しく憤怒するデウン。
ベンジャミンが現在アメリカにいて、ここ5年間は韓国に来たこともないと知ったチャイルは、設計業者とメールをやり取りしていたのはアーチクルの真の所有者だろうと話す。それは他でもない、ジョンウだった。
そんななか、ジョンウを送り込んだのがデウンではなくセウン（チョン・ムンソン）の指示だと知ったチャイルは、ジョンウに裏金工作が発覚した旨を伝え、デウンとセウン、双方に尾行をつける。
しかし、途中で2人の尾行に失敗すると、チャイルは1人でジョンウの後を追った。ジョンウが向かったのは、人気のない廃屋。
ジョンウを追って中へ入ったチャイルは、そこで気を失って倒れるジョンウを発見。慌てて駆け寄るも、次の瞬間、チャイルもまた背後から何者かに襲われてしまう。しばらくしてチャイルが目を開けると、周囲には炎が広がっていた。
薄れゆく意識のなかチャイルが目にしたのは、燃えさかる炎を背に建物から出て行くセウンの姿…。
第11話感想
やはり黒幕はデウンではなく、社長のセウンでした。。ということは、長男のゴンウンを殺害したのも、セウンでしょうか。
ではなぜ、CCTVにはデウンの姿しか映っていなかったのでしょう。まだまだ気になる点が多いです。
それにしても、ジョンウだけでなくチャイルまでも処理しようとするとは。一体、どれだけ犠牲を出せば気が済むのでしょうか。それにデウンは異母兄弟ですが、ゴンウンとセウンは母親も同じ正真正銘の兄弟だというのに…。過去、ゴンウンが昏睡状態となった事故にも、セウンが関わっている気がしてなりません。
さて、手足をしばられて燃えさかる炎の中に放置されてしまったチャイル。果たして、チャイルの運命は？
今話はこれまでのチャイル＆ハンスだけでなく、監査チーム全員で事件に挑んでいる感じがして、見ていてワクワクしました。最初はちょっと嫌味なキャラクターだったギョンソクも、すっかりチームの一員ですね。
次回はいよいよ最終回。まだまだ終わって欲しくない気持ちが大きいですが、どんなエンディングとなるのか、楽しみです。
第12話視聴率9.543
第12話(最終回)あらすじ
炎に包まれるなか、意識を失うチャイル。そこへ、デウンが駆けつける。デウンはチャイルのロープを解き、意識のないジョンウを抱えて外へ。しばらくして、2人は病院へと運ばれた。
昼間、ジェスンから裏金の件について聞かされ、兄セウンがジョンウを自分のもとへ送り込んだ本当の意味に気づいたデウン。葬儀場へ向かったデウンは、そこで同じくどこかへ車を走らせるセウンの姿を発見した。すかさず後を追うも、途中で行方がわからなくなってしまう。
そんななか、遠くの山のほうで火の手が上がるのを見たデウン。現場に着いた時には、すでに建物は大きな炎に包まれていたという。
治療を終えたチャイルは、なんとかしてゴンウンの火葬を止めないといけないと話す。チャイルに言われるがまま、葬儀場へ向かう一同。霊柩車の前に割り込んだチャイルは、ゴンウンの死が他殺である可能性を指摘し、司法解剖をするようにと告げる。
誰が一体夫を殺したのかと聞くユソン（イ・チェギョン）に向かって、「ファン・デウン副社長です。副社長が病院を訪ねた直後、ファン・ゴンウン社長が亡くなりました」とチャイル。
司法解剖が始まると、チャイルはハンスと共に未だに意識が戻っていないというジョンウのもとへ。しかし、家族以外は面会謝絶だと門前払いを食らってしまう。
一方、ソジンと火事があった現場を確認するデウンだが、これといった証拠は見つからず。ソジンを心配したデウンは、別の部署に移るよう告げた。しかし、監査チームに残るとソジン。
解剖の結果、体内から薬物が検出されたという。ところがどういうわけか、デウンが犯人である決定的な証拠が見つかったとして、警察に連行されるデウン。さらにはチャイルもまた、セウンの指示で業務支援チームへ送られてしまう。
警察が確保したのは、ゴンウンの病室の床に落ちていたデウンのライターだった。ライターからはデウンの指紋しか見つからず、デウンがあの日、ゴンウンの病室には入れなかったという証言が嘘だと判断されたのだ。
デウンの逮捕を受けて、臨時の株主総会を招集するセウン。壇上に立ったセウンは、デウンが兄であるゴンウンを殺害した容疑で逮捕されたこと、そしてアーチクルデザインを通して裏金工作を行っていたことを理由にデウンの副社長解任を求める。
投票の結果、デウンの解任案は過半数で可決。満足げに会場を後にしようとするセウンだったが、そこへデウンが現れる。
つづいて会場に入ってきたチャイルは、デウンに代わって総会を進行する。チャイルらが証拠として掲げたのは、VIP室で治療を受けるジョンウに薬物を投与するセウンの姿が映った隠しカメラの映像だった。
ジョンウの殺害に失敗したセウンは、VIP室にジョンウを閉じ込め、タイミングを見て兄ゴンウンと同じ方法で改めてジョンウを殺そうとしたのだ。
しかし、そんなセウンの計画に気づいたチャイルは、ジョンウの妻に頼んで病室に隠しカメラを設置。さらにゴンウンの死に関しても、社長室の金庫から薬物の入った注射器が見つかり、決定的な証拠となる。
1年前、ゴンウンの酒に薬物を盛ったセウンは、必死に助けを求める兄ゴンウンの首を絞め、昏睡状態に追いやった。
セウンが逮捕され、デウンは正式に社長に就任する。するとチャイルは、「JU建設での私の仕事は終わりました」と、デウンに辞表を提出。これには戸惑いを隠せないデウンだが、チャイルの決意は揺るがない。
その日、チーム員との飲み会の場で、社長のデウンに辞表を出したことを明かすチャイル。帰り道、ハンスからなぜ命がけで監査をするのかと聞かれたチャイルは、過去を振り返る。
監査チームに赴任して間もなくの頃、チャイルは鉄筋の購入額と支払い額が異なることに気づき、すぐに上司に報告。しかし、大したことではないという上司の言葉に、それ以上追及することをしなかったチャイル。
しばらくして、建設現場で崩落事故が発生。チャイルはその事故で、唯一の家族である父親を亡くした。そのときはじめて、監査とは人の命がかかった仕事だということを知ったという。
その後、JU建設を辞めたチャイルのもとへ、1人の男性が現れる。男性は名刺を差し出し、「小さなねずみたちは沢山捕まえたでしょうから、今度は一緒に大物を捕まえにいきましょう」と告げた。‐完‐
第12話 (最終回)感想
最終回ではセウンの悪事が次々と暴かれ、何ともスカッとしたエンディングとなりました。やはり1年前に兄ゴンウンを昏睡状態に追いやったのも、他でもないセウンでした。どうやらセウンは、どうやっても長男という肩書に勝てないという次男なりのコンプレックスを感じていたようです。
だからといって、兄を殺してまで会社を奪ってやろうだなんて、、考え方がサイコパスすぎますね。
セウン役のチョン・ムンソンは「賢い医師生活」のコミカルなキャラクターのイメージが強いですが、「黒い太陽」に引きつづき、本作でも背筋がゾッとするような冷酷なキャラクターを熱演しています。
そして、これまでなぞに包まれていたチャイルの過去についても、今話明らかとなりました。チャイルもかつては、上司の言葉に反発できず、監査をうやむやにしてしまったことがあったと言います。しかし、それがまさか自分の父親の死に繋がるだなんて、、
さらに最終回のエンディングでは、シリーズ化を予告するような展開が。1話1話のテンポがよく、スカッとするシーンも多くて、本当に楽しく視聴できたドラマなので、ぜひともシーズン2で帰ってきてほしいです。
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