椿の花咲く頃 동백꽃필무렵 When the Camellia Blooms
2019年放送 KBS2 全40回(全20話)
【韓国放送】2019年9月18日から 水曜日と木曜日の22:00
第21回視聴率12.9% 第22回視聴率16.9%
えぱたさん |
第21回・第22回(第11話) あらすじ
「5年経って姿を現したガブリ (連続殺人犯) は、ヒャンミを殺した」
ガブリが残したメモを見ながら、ヨンシク (カン・ハヌル) は呟きます。
「トンベクを脅すために書かれたということは、トンベクは生きている」
トンベク (コン・ヒョジン) は事件の後失踪したのでした。
(時間が遡り…) 猫の餌をやる謎の男に、話しかけるヒャンミ (ソン・ダムビ) 。
「おじさんの家には何部屋あるの? 居酒屋で眠るの寒いから」
全財産を持って、男の後について行くヒャンミ。
トンベクの母がキンパブを作り、息子ピルグ (キム・ガンフン) の野球の試合を観戦に行きます。幼少期に、孤児で他人のお金を取ったと疑いをかけられ、謝罪文まで書かされたトンベクは、ピクニックやキンパブにトラウマがあります。お忍びでジョンリョル (キム・ジソク) も観客席に。卑怯な審判をされ、デッドボールをお尻にお見舞いされ、ベロを出すピッチャーに切れるピルグ。グラウンドを走り、ピッチャーをぶん殴り、他のメンバーも加わり大乱闘。ドローンを持って入ってきたのは、ヨンシクでした。
「ここに証拠の写真がある」
警察署で写真を比較するヨンシク。連続殺人事件発生の隣接ビルに、「大学入試クラス開始」と書かれた大段幕が掲げられていて、「何かを隠すためでは?」との意見も。ストリートビューでは、過去に壁に何かがある様子。
「セキュリティーカメラのようだ」
聞き込みをするヨンシクは、不動産屋へ行き、例のビルの塾について尋ねると、「子供が入るのを見たことがない。オーナーはギャンブルで巨額の借金をし、ある時は1年分の家賃を一括払いしたり。ギュテが知り合い」
「契約延長してやるから、ヒャンミを追い出せ」とカメリアに来て言うギュテ (オ・ジョンセ)。
「アイツはな、お金に気をつけろ」
銀行で何やら書類にサインするヒャンミ。
ギュテの妻、ホン・ジャヨン (ヨム・ヘラン) はヒャンミを誘い、カフェへ行くと、ヒャンミの全財産のかごの中に例の無くなったアイクリームがあるのを見ます。さらに何気に、ヒャンミがカフェのティースプーンを自分のかごの中に入れるのも、見ます。ギュテもカフェに来て、座り、話し合います。「これ、あげる」とヒャンミに言うジャヨン。スーツケースだけ持って、車に乗って家を出ます。
地域のオバちゃんたちに写真を見せて、聞き込みするヨンシク。
「塾の窓に何か、ボックスのようなもので中が見えないようにしてるんじゃない?光がここだけ漏れてる」
皮膚科を受診し、荒れた指先を見せるヨンシク。
「何かいつも触らないものに触りましたか?」と質問され、「猫の餌か?」と思い当たるヨンシク。
ヒャンミは2年前にカメリアに来ました。トンベクと同じ、孤児の女の子が成長したのでした。カメリアに来る前は、「一緒のコップを使うな」といじめられたり。トンベクは「こっちに来て一緒に食べよう」と言ってくれます。
「過去の人生のツケだ。荷物をまとめて、ついて来い」
突然カメリアに入ってきた、背の高い冷酷そうな男は、ヒャンミをつかんで外へ引きずり出します。
「その手を離しなさい!」
金属のザルで男の頭を叩くトンベク。
そこへ来たヨンシク。猫の餌の袋とプラスチック容器を持った、軍手をした男も、遠くから見ているのでした。
第21回・第21回(第11話)感想
なんと、ヒャンミがガブリに殺されたと? 詳細は次回に語られるでしょう。ドラマ冒頭で水際から上がった遺体は、トンベクの代わりになったヒャンミという仮説を立てていたので、もし本当にヒャンミが犠牲になってしまったのなら、それが崩れてしまいます。
このエピソードでは、立て続けに、犯人として疑わしげな第三者たちが姿を現し始めました。
1人目は、ヒャンミの過去の貸主と思しき人物。追いかけて取り立てに来たと思われます。冷酷そうな男。しかし、顔を出しているということは、コイツじゃないでしょう。
2人目に顔を出したのは、猫の餌をやっていたと思われる人間。前話で暗がりでヒャンミと長らく話し込み、ヒャンミを居酒屋から連れ出したとされます。ヨンシクがその餌を触って、皮膚がかぶれてしまいました。ということは、猫だって、死んでしまうのでは? その人間は、なんとピルグの野球チームコーチ (?) じゃないかと思うんですけど。ボヤ騒ぎの時、怖い目つきをしていました。
そして、これはまだ顔を出していませんが、ヨンシクが追跡している、ビルのテナントだった塾オーナー。塾自体も子供が入って行くのを一度も見かけたことがないという幽霊塾だったらしい…。
トンベクの母親が、生命保険に興味を示していたり、トンベクの眠っている間に指紋捺印させていたり、これも怪しいです。
第23回視聴率13.3% 第24回視聴率16.2%
えぱたさん |
第23回・第24回(第12話) あらすじ
ヨンシクが署に男を連れて行き、帰り道、サムギョサップルを食べに行くトンベクご一行。「どうして家に入れてくれた?」と訊くヒャンミに、「行く所なかったんでしょ?」とトンベク。「誰でも弱点を隠すけれど、丸見えの人もたまに居る」と心中で言います。
猫の餌の男、パク・フンシク (イ・ギュソン) について行き、話すヨンシク。「30年知ってるはずなのに、全く読めないヤツ」猫の餌を取って、少量をビニール袋へ収集します。「ヒャンミさん、大丈夫?」と訊くフンシクに、「あ? ヒャンミが好きなのか?」とヨンシクが言うと、照れるフンシク。
捜査の都合上、誕生日を聞こうと、カメリアへ行くヨンシク。大きな郵便物が届き、ジョンリョルからピルグへのおもちゃのプレゼント。なんとクレジットカードまで同封されています。カメリアの外で話すトンベクとヨンシク。
「お金はないけど、ピルグに新しい鞄は買ってあげられるよ」
「お金なくても、いつも花を持って来てくれるし」
「ところで、ヒョンシクはカメリアに来る?」
「ほとんど毎日、来てるよ」
空きライターの収集癖があるヒャンミ。壁にある黒い焦げ跡を見て、「あれ、ライターでやったんじゃない?」そういえば、猫の餌の男について行った時、ダイニングテーブルの下を見た時に、同じ焦げ跡があったと回想するヒャンミ。
ドレスアップしたヒャンミは、ジョンリョルの「帰ってきたスーパーマン」のソウルの撮影所に来て、「オッパ~! ピルグアッパ(お父さん)」と言って、顰蹙を買います。「殺してやろうか?」というジョンリョル。
ヒャンミはバスに乗り、オンサンへ帰り、ギュテに呼び出され、オンサン湖へ。一緒に白鳥ボートに乗ります。
ジェシカと母はオンサンのカメリアに来て、ピルグと話し、隠れて髪の毛をDNAテストのために取ろうとして、トンベクの母に追い出されます。ヒャンミはジェシカと話し、カフェに誘い、「ジョンリョルの妻としての社会的名誉があるでしょ?」と銀行口座番号を渡し、「3兆ウォン送って」と言います。「殺してやる」とジェシカ。
ヨンシクがあげた、キャリーつきリュックサックを持っているピルグを誘い、蟹マリネ店でとんかつを食べさせてあげるドクスン。
寝たきりのおばあちゃんを見舞い、電話で話すヒャンミ。
「送金した。明日の飛行機チケットも買った」
男(コペンハーゲンの病院にて)「英語も話せないし、来てもムダ。何やってるか分かったし、ここでは韓国人は皆が知り合いで、オレはお前が恥ずかしい」
配達の注文が入ったトンベクは、スクーターで出ようとしていて、ヒャンミが帰ってきます。涙目のヒャンミは「母と兄弟に捨てられて、トンベクだけには私を覚えておいてほしい」とスクーターに乗って去ります。死亡推定時刻は午後10時から11時と浮かび上がる文字。
第23回・第24回(第12話)感想
ヒャンミがあの黒いブレスレットをしていました。ヒャンミは本当に殺されてしまったのでしょうか? トンベクのお金を盗んだり、ギュテやジェシカをユスったり、悪い女ではありますけど、綺麗なのに田舎っぽくて親しみのある人だったのに。同じく孤児の男の子を、弟分のように可愛がっていて、コペンハーゲンで留学するほどお金を投資してあげていた男性に裏切られ、末路がこれとは、切ないものがあります。
いったい、誰が犯人なのか、さっぱり分かりません。まず、あの背の高い、過去のツケを取り立てに来た男は違うと思います。殺してしまったら、取り立てができないでしょう。
一番怪しげなのは、ハードウェア関係の商売をしていると思しき、猫の餌の男。確か、カメリアにCCTVを設置に来た人ではないかと思います。野球コーチではないかも。しかし、ヒャンミのことは好きそうなそぶりで、殺すまでの動機が見えません。
ギュテはヒャンミを死の日に、オンサン湖に呼び出したりしましたが、「ジャヨン (妻) に誤解を解いてほしい。モーテルの滞在費を払っただけで、何も関係は無いと言ってくれ」と要求を言っていて、殺してしまったら、元も子もありません。
ジェシカも夫の浮気の写真でヒャンミにユスられて、3兆ウォンかの大金を要求され、「殺してやる」とは言いましたが、本当に殺すまではいかないでしょう。
連続殺人犯の犯行ならば、まだあのビルの幽霊塾のオーナーのことがはっきりしていません。
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