未成年裁判 1話・2話 あらすじと感想

未成年裁判


未成年裁判 2022年放送 全10話 Netflixオリジナル

neroさん

第1話あらすじ

ネオンがきらめく夜の街をさまよい歩く1人の少年。少年は道行く人々に携帯を貸して欲しいと声をかけますが、全身血まみれの少年の頼みを聞こうとする者はいません。その後、少年が向かった先は近くの警察署でした。署の前で刑事とすれ違った少年は、自分が人を殺したと言い…。

しばらくして少年の供述通りアパートの屋上から、バラバラ遺体が発見されます。被害者は9歳の男の子。少年と男の子は同じアパート団地に住んでいたといいます。わずか13歳の少年が被害者の男の子を誘拐し殺害、さらにその遺体をバラバラに刻んだという今回の事件。世間を震撼させたこの事件を担当することになったのは、ヨンファ地方裁判所に赴任したばかりのシム・ウンソク(キム・ヘス)判事。インタビューに応じたウンソクは、なぜ少年部の判事となったのかという記者の質問に、「非行少年を嫌悪しているからだ」と答えます。

加害者の少年ペク・ソンウ(イヨン)は、同じ団地に住む9歳の男の子ジフを自宅へ連れて行き、首を絞めて殺害。その遺体を斧で切り刻み、ゴミ袋に入れてアパートの屋上に遺棄したといいます。これほどまでに残忍な犯行に及んだにも関わらず、ソンウは満13歳であることから、せいぜい少年院で2年が精いっぱいだろうと部長判事のカン・ウォンジュン(イ・ソンミン)。ただでさえ少年法に対する批判が大きいなか、慎重に調査に取り掛かるようにとウォンジュンは言います。

そんななか、ヨンファ裁判所恒例となる、更生少年らとの食事会へ参加することとなったウンソク。するとそこで、1人の少女が別の客からスリの疑いをかけられてしまいます。必死に自分ではないと否定する少女。同じく左陪席判事のチャ・テジュ(キム・ムヨル)もまた、少女をかばいます。その後、客の勘違いが明らかとなり、少女の濡れ衣が判明しますが、ウンソクだけは納得のいかない表情。実はウンソクは、少女が別の客の財布をこっそり盗む場面を目撃していたのです。すっかり更生したとばかり思っていた少女が、いまも犯罪に手を染めていると知り、ショックを隠せないテジュ。

ヨンファ小学生殺害事件の初公判が行われ、ウンソクは法廷に現れたソンウに事件当日の詳細について尋ねます。すると、「あの日は幻聴が酷くて誰でもいいから殺したい、そんな日だった…。」と語り始めるソンウ。ジフを殺した時のことを興奮した様子で話したソンウは、最後に「満14歳未満なら人を殺しても刑務所には入れられないと聞いたけど、本当ですか?」と質問。

2回目の公判で、ソンウは自らの精神疾患を証明する医療記録を提出します。そこに書かれた病名を目にしたウンソクは、ソンウの目をじっと見据え、「お前じゃないな。」と一言。ソンウが訴える統合失調症は、何かに対して長時間集中することは不可能だとウンソクは言います。もしソンウが統合失調症であれば、遺体をバラバラにして遺棄するなど到底できるはずがないとウンソク。そしてウンソクは、今回の事件に第3の人物がいることを指摘します。

実際に犯行に及んだのがソンウではなく、共犯者の可能性が高いと主張するウンソク。しかし、なるべく事を大きくせず穏便に済ませたいウォンジュンは、これを批判。同じく事件の真相に疑問を抱くテジュと協力し、ウンソクは単独で調査をすすめることに。

ソンウが警察に出頭した日、署の反対側の道路には同じ学校の制服を着た少女ハン・イェウン(ファン・ヒョンジョン)の姿が。イェウンの居場所を突き止めたウンソクは、ペク・ソンウの担当判事だと言って声をかけます。

第1話感想

キム・ヘス主演、未成年者の犯罪にスポットライトを当てたヒューマンドラマ!

本作「未成年裁判」は、配信直後から大きな話題を呼んでいるNetflixオリジナルドラマです。全10話ということもあって、二日ほどで一気見してしまいました。そのくらい、ぐいぐい引き込まれるドラマ。

第1話では、ヨンファ地方裁判所へ赴任した判事ウンソクが、世間を震撼させたとある事件の真相に迫る様子が描かれました。主人公のウンソクを演じるのは、「ハイエナ」での個性的な演技が記憶に新しい女優キム・ヘス。本作でもさすがキム・ヘス!といった独特な雰囲気を、初回からかもし出しています。

ウンソクが担当することになったのは、13歳の少年が同じアパートに暮らす9歳の男の子を殺害した事件。満14歳未満の少年は一般的に「触法少年」と言われ、刑事責任能力がないとみなされます。そのため、せいぜい少年院に2年間収容されるだけで、ふたたび社会に復帰できるというシステム。第1話で登場した事件も、実際に韓国で起こった事件がモチーフになっていると聞き、驚きました。ドラマと思って見ていても目にあまる場面が多かったのに、これが実際に起きた事件とは…。少年犯罪に関して、いま一度深く考えさせられる作品だと思いました。

また、ペク・ソンウを演じたのは、イヨンという女優さんです。劇中では13歳の少年という設定ですが、実際は1995年生まれの27歳というイヨン。配信後、ソンウを演じたのが実は27歳の女性だったということが大きな話題に。女優イヨンの演技にも注目です!

第2話あらすじ

ネットカフェにいたハン・イェウンを捕まえ、裁判所へ連れ帰ったウンソク。イェウンの両親は現在海外に在住しており、代わりに付添人として弁護士のホ・チャンミ(キム・ヨナ)が同席。不安げに席に着くイェウンに、ペク・ソンウとの関係を尋ねるウンソクでしたが、イェウンは「知りません」とだけ答えます。しかし、すでに事件前後にソンウとイェウンが何度も通話していた記録を手に入れていたウンソク。通話記録を確認したチャンミは、黙秘権を行使すると言います。

最後に1つだけと告げ、事件当日のCCTV映像を見せるウンソク。そこに映っていたのは、殺されたジフと一緒にエレベーターに乗るイェウンの姿でした。そしてウンソクは、事件の共犯者である可能性が高いイェウンをその場で拘束。

翌日、昨夜の一件を知った部長判事のウォンジュンは、ウンソクとテジュを呼び出します。言いつけを聞かずに事件の調査をつづけた2人に、怒鳴り散らすウォンジュン。するとウンソクは、「連続殺人犯でもなく、たかが非行少年に国民も警察も騙された。せめて裁判所だけは真実を突きとめるべきでは?」と言い返します。その後、事件の前後にソンウとイェウンが交わしたSNSの内容を目にしたウンソクは、追加でイェウンのSNSを調べるようにと言います。

その頃、ウンソクからソンウの保護者に会ってくるよう言われたテジュは、ソンウの母親に事件の概要を説明。共犯者がいる可能性を指摘すると、ソンウの証言が何よりも重要だとテジュは話します。陳述の内容によってはソンウの処罰が変わるかもしれないと聞き、ソンウを説得すると言う母親。

翌朝、ヨンファ小学生殺害事件の担当検事であるウンソクに対して、悪質な報道が…。これまでのウンソクの高圧的な態度を非難し、さらに先日のハン・イェウン拘束に関しても、令状もなく強制的に連行したと報じられます。マスコミに情報をリークしたのは、他でもないイェウンの付添人ホ・チャンミ。ウンソクをよく知るチャンミは、マスコミを使ってウンソクを攻撃することにしたのです。

報道によって、ウンソクは事件の担当を外されてしまう事態に。代わりに事件を任されることになったのは、テジュ。テジュは自分も同罪だとウォンジュンに訴えようとしますが、ウンソクがそれを阻止します。そして、例え担当が変わっても、真相を解き明かすことには何も変わらないと話すウンソク。

裁判が始まると、イェウン側の弁護人として同席したチャンミは、イェウンが犯行に及んだ理由を心身未弱によるものだと主張します。これに対し、ソンウ側は共謀ではなく殺人ほう助であったと主張。共に計画的な犯行を否定するなか、テジュは2人の間に交わされたSNSの内容を公開します。

1時間の休廷が設けられ、別室に集まったウォンジュン、テジュ、そしてウンソク。このままでは犯行が偶発的なものであったというイェウンの主張を認めざるを得ない状況で、ウンソクは2人を真っ向から対立させようと考えます。休廷後、ウンソクの思惑通り2人の主張に食い違いが見られると、ソンウの指示で遺体をバラバラにしたと話すイェウンに向かって、「嘘だ!お前が自分で捨てただろ!」とソンウ。さらに2人のせめぎ合いはつづき、その場にいた被害者の母親は思わずやめてくれと叫びます。まったく反省の色が見えない加害者たちの姿に、ただ悔し涙を流すことしかできない遺族…。

ソンウとイェウン、双方の供述によって犯行が計画的であったこと、それぞれが自分の意志で犯行に及んだことが明らかに。触法少年のソンウには保護処分の中で一番厳しい10号、そしてイェウンには少年法最高刑である懲役20年が言い渡されます。

第2話感想

それぞれ法で裁くことができる最も厳しい処罰を下された2人。しかし、イェウンの懲役20年はまだしも、ソンウに下されたのはわずか2年間の少年院収容というものでした。わずか2年という短い時間で、果たして更生は可能なのでしょうか。少年法とは、一体誰を守るための法律なのか。まだ9歳という幼い我が子を失った遺族にとっては、何よりも辛い現実となったでしょう。

第2話では、最後まで事件の真相を突きとめようとするウンソクの姿が描かれました。最初はどこかぎこちなかったウンソクとテジュ。しかし、次第にパートナーとして息を合わせる2人の姿に、今後の展開にも期待が持てそうです。

裁判が終わった後、その場で判決を聞いていたソンウの母親は、話が違うと言ってウンソクとテジュに怒鳴ります。ソンウの母親はてっきり、ソンウが真実を語れば刑が軽くなると思っていたようです。自分の息子が犯した罪には、一切目を向けず…。そんな母親に向かって、ウンソクが放った言葉が印象的でした。「ソンウが9歳の時、あなたはソンウに何をしてあげましたか?ジフのご両親は9歳で息子を失いました。あなたの息子のせいで。」

その後、自宅へ戻ったソンウの母親は、床に残った血の痕を見て泣き崩れます。その時やっと、ソンウの母親は息子が犯した罪の重さを知ることに…。



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