韓ドラの鬼

医師ヨハン 5話・6話 あらすじと感想 イ・ギュヒョン ソン・ソクギ役



医師ヨハン 의사요한 全16話 韓国放送期間 2019年7月19日~ 金土 22:00~

第5話視聴率8.5% 10.8%

daisySSさんより

第5話 あらすじ

~21グラム魂(SOUL)の重さ~

過去、

父カン・イス(チョン・ノミン)とロック・クライミングに出かけたカン・シヨン(イ・セヨン)。体重を支えていた装備が外れ、父カン・イスが転落します。転落した父を捜すシヨン。しかし、カン・イスは大きな怪我を負い酷い痛みを訴えます。携帯電話の電波がつながることなく、時間が過ぎても戻らない二人を捜す捜索が始まりますが、悪天候で一時中止。。。

ラジオを通じて捜索を中断したことを知ると、止血をしていたシヨンの表情が暗く変わります。

現在、

植物状態が続いていたカン・イスが急変し、妻ミン・テギョン(キム・へウン)は、必死で心停止状態の夫の蘇生を続けますが、事故があった時の父の言葉を思い浮かべたシヨンは、「父が苦しんでいる!」と母を阻止します。諦めた様子のミン・テギョン。。。

その時、妹のカン・ミレ(チョン・ミナ)が心肺蘇生法を始めると、再びカン・イスの心臓が動き始める。父との別れを決心したシヨンとは対照的に、どんな状態であっても父が生きていて欲しい妹のミレ。

3年前のチャ・ヨハン(チソン)の裁判。。。「どんな理由であれ人の命を奪うのは、殺人です」と強く語る検事は、ヨハンの安楽死事件を担当したソン・ソクキ(イ・ギュヒョン)。弁護人を立てないつもりだったヨハンを説得し、ヨハンの弁護を担当することになったのは医療専門の弁護士、ハン・ミョンオ(キム・ヨンフン)。

ミン・テギョンが夫カン・イスの尊厳死を検討中であることを知らせると、ソン・ソクキ(イ・ギュヒョン)検事を注意するようアドバイスします。一方、父と一緒に最後食事した食堂を探そうとするシヨンは、なぜかその場所が記憶できず。。。偶然シヨンを見つけたヨハンは、「一緒に探してみよう!」と手を差し出します。

格闘家チュ・ヒョンウの命を救った名医として有名になった医師チャ・ヨハンを求め、ハンセ病院には患者の列ができるほど。そんな中、ヨハンの気を引く患者二人が現れます。一人は腕に大きな怪我を負っても全く痛みを感じない患者で、もう一人は軽いタッチでも強い痛みを訴える患者。

痛みを感じない高校生を診察するヨハンは、先天性無痛無汗症(CIPA)と診断します。一方、酷い痛みを訴えた患者の検査を担当することになったのはシヨンと妹のミレ。疑われる病名は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)・・・、診断のための検査が始まります。

患者は、不安からかこれまでの病歴を日記で記録したものをシヨンに渡すと、必ず最後まで読んで病気の原因を調べて欲しいと、お願いします。

しかし、CRPS検査の結果は、該当なし。。。

慌ただしい中、ソン・ソクキ(イ・ギュヒョン)検事がハンセ病院に現れ、シヨンに名刺を渡すと、3年前のヨハンの事件を担当した検事であることを明かします。一方、弁護士ハン・ミョンオ(キム・ヨンフン)から、ソン・ソクキが病院にいることを知らされたヨハンは、シヨンを捜します。

二人を発見したヨハンは、急いでシヨンに電話を掛けますがつながらず、シヨンは電話に気づかず。ソン・ソクキに掛かってきたヨハンの電話・・・、「僕の研修医から離れろ!!」と語るヨハン。見上げた先に、ヨハンの姿を発見します。

第5話 感想

3年前のヨハンの事件を担当した検事ソン・ソクキは、医師として復帰したヨハンへの疑いを持ち続けているようです。シヨンにコンタクトを取った理由も、ヨハンが再び安楽死に関わることになるのかを監視するためなのでしょうか。

今話は、シヨンとミレ姉妹の父へのそれぞれの気持ちが伝わり、切ないシーンも登場しました。延命装置に依存しているシヨンの父の姿と、再び登場した尊厳死の可能性。。。検事との対立が本格的に描かれることになるのか、緊張感あるラストシーンが描かれました。

ストーリーの展開はやはり面白いかも。登場するエピソードも様々で、全く真逆の症状を持つ二人の患者の登場に、新たな展開が描かれることになるようです。先天性無痛無汗症(CIPA)は、痛みを感じる神経が発育せず、痛みや熱さ、冷たさなどを感じにくい病気で、汗をかかないと言われています。痛みを感じないため、病気がひどくなるまで気づかないことも。。。登場した高校生の悲観的な態度になる理由が分かりますね。

複合性局所疼痛症候群(CRPS)は、末梢神経や中枢神経が損傷や障害をされたことにより、交感神経の過剰な活性化。酷い痛みを感じるようで、全く痛みを感じない患者とは対照的でした。ただ、複合性局所疼痛症候群ではないとの検査結果が出ましたが、何か予想外の展開がありそうです。

ヨハンが注目を浴びればあぶるほど、検事の鋭い監視が始まることになるので、今後、どんな展開になっていくのでしょう。過去を振り返るシーンで、幼い頃のヨハンと倒れたヨハンの父が登場しました。状況から、ヨハンも先天性無痛無汗症(Congenital Insensitivity to Pain with Anhidrosis:CIPA)患者の可能性が???

病院内での権力関係を描いたイ・ドンウク主演の医療ドラマ「ライフ(原題)」では整形専門医を演じたイ・ギュヒョンが、このドラマでは検事を演じています。個人的には「賢い監房生活(原題)」では演じた通称「ヘロンイ」役のイメージが強すぎて、真面目な役には若干違和感を持ってしまいますが、期待を込めて。。。

面白い!!

【豆知識】チョン・ノミンが特別出演しています。

第6話視聴率6.9% 9.2%

daisySSさんより

第6話 あらすじ

ソン・ソクキ(イ・ギュヒョン)検事がチャ・ヨハン(チソン)が勤務する病院を訪ねたのは、警告をするため。「医師は神ではない、死神にはなれるが。。。何もするな。僕はあなたが怖い。」と語ると、「医師は患者の意思を尊重しています。検事ではなく、患者から評価を受けます。」とヨハンが返事。二人の間には緊張が。。。

弁護士キム・ミョンオから、記者がヨハンとのインタビューをリクエストしていることを知らされると、ヨハンはインタビューに応じることに。一方、ヨハンを医師として認めることができないと一人デモをする看護師のチェ・ウンジョン(シン・ドンミ)は、ソン・ソクキ(イ・ギュヒョン)検事に情報を提供します。ミン・テギョン(キム・へウン)の夫、カン・イスが植物状態であることを知らせると、ポストマ医師安楽死事件を挙げると、シヨンの家族を注視するよう伝えます。

記者のインタビューを受けていたヨハンは、先天性無痛無汗症(CIPA)と診断された患者が痛みを感じないことを紹介します。しかし、入院中のキソクは手が麻痺していることを訴え、先天性無痛無汗症(CIPA)は完治できない、、、痛みを感じるはずがない患者のはず。シヨンにキソクの再検査を依頼します。

一方、高校生のキソクは生まれた初めて感じる痛みが不思議で、喜びます。しかし、酷い足の痛みを訴え、研修医を集め原因を調べ始まるヨハン。検査の結果、怪我などもなく全く問題がないはずが、強い痛みを感じるキソク。

シヨンは、錯覚から痛みを感じる可能性があることを主張し、中枢神経の間違った信号が原因と断定、ヨハンは脳神経手術を受ける必要性を伝えますが、以前には戻りたくないと語るキソク。

ヨハンは手術の必要性を説明し、ある患者のデータを見せます。キソクと同じ病気を持つ患者の詳細な体の状態を見せられると、ヨハンを信じて、手術を受けることに。。。

キソクと同じ時期に入院した、複合性局所疼痛症候群(CRPS)CPRSの患者を担当したミレは、椎間板ヘルニアを診断し、患者は手術を受けることになります。

しかし、彼の日記を読んだシヨンは、過去娘が水ぼうそうで幼稚園を休んだとの内容から、ヨハンに相談。患者は手術を受けるため、手術室に運ばれ、、、手術の前に検査を行う必要があることから、シヨンは別の病気が疑われるとの理由で、手術を中断させます。

痛みを訴えていた原因は、帯状疱疹が原因。椎間板ヘルニアの手術を受ける必要はなく。痛みを詳細に記録した患者の日記を最後まで読んだシヨンは原因を見つけ出します。シヨンの妹ミレは、病気を治すことよりも病気を患っている患者を助ける考えを持つ姉が、ヨハンに影響を受けることに不満を表します。

安楽死に対して反対的な意見を持つカン・ミレ。

一方、シヨンは手術を拒否していた高校生キソクが、手術に同意した理由が気になります。手術を決心する前、ヨハンの研究室に二人がいた事を気づくと、ヨハンの研究室のパソコンに保存されていた患者のデータを確認すると、驚きます。先天性無痛無汗症の患者の名前やチャ・ヨハン。。。

手術を終えたキソクに、自分の連絡先を渡して研究室に戻ったヨハンは、シヨンが彼の病気に気づいたことを知ります。

第6話 感想

ヨハンの隠していた秘密を知ってしまったシヨン。。。

今後、ヨハンへのシヨンの態度?気持ち?が変わってしまうことになるのでしょうか。勝手にヨハンのパソコンを確認したシヨンに対してのヨハンの反応も気になります。ヨハンは、先天性無痛無汗症患者だったことで、刑務所で、ひらいた傷口を麻酔なしで自ら処置する(第1話に登場)エピソードが理解できました。

先天性無痛無汗症であることが、今後ヨハンを不利な状況に追い込むことになるのでしょうか。ソン・ソクキ(イ・ギュヒョン)検事が病気のことを知ると、さらにハラハラする展開になりそうですね。

看護師のチェ・ウンジョン(シン・ドンミ)の目的はヨハンに医療行為をさせないことのようですが、ここまで彼を憎む特別な理由があるのか、検事と共に何かを企んでいる様子。

ポストマ医師安楽死事件が登場しましたが、簡単に説明すると1971年オランダで起きた事件です。脳溢血(のういっけつ)のため半身マヒ状態になり、死を強く死を希望する78歳を安楽死させたことで裁判を受けることになりますが、オランダで安楽死が合法化されたきっかけとなった事件です。

今後ドラマの最も重要な論点となる安楽死に関しては海外、特にヨーロッパなどの例が挙げられることになるのでしょうか。スイスでは安楽死を希望する人々を受け入れる施設があるので、安楽死、尊厳死、自殺ほう助など、、、肯定的又は否定的な個々の意見があるかとは思います。

一生懸命に患者の痛みと向き合う医師ヨハンと、研修医シヨンの目を通じてみる出来事に徐々に感動。手術の成功率などを競うメディカルドラマとは違い、検査結果がすべてではないのに・・・、と思っていたこともあるので、「浪漫ドクターキム・サブ」とかが好きだった方は、絶対に楽しめる作品ではないでしょうか。

第7話の予告では、緊急事態が発生し、シヨンの身に危険が??

イ・ギュヒョン 이규형 ソン・ソクギ役

出典:https://programs.sbs.co.kr/

生年月日1983年 11月29日
医師ヨハン(2019年、SBS) ソン・ソクギ ヨハンの担当検事
ライフ(2018年、JTBC) イェ・ソヌ ジヌの弟、健康保険審査委員、車椅子
刑務所のルールブック ユ・ハニャン 麻薬使用罪の服役囚、元薬剤師
秘密の森(2017年、tvN) ユン・セウォン 西部地検事件課課長
花郎(2016年、KBS2) ドゴ パク・ヨンシルの手下
トッケビ(2016年、tvN)  イ・ジョンファの夫

医師ヨハン 7話・8話 あらすじと感想

医師ヨハン あらすじと感想 視聴率 キャスト・相関図


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