韓ドラの鬼

リンク:ふたりのシンパシー 9話・10話 あらすじと感想

リンク:食べて愛しなさい、しびれるように


リンク:ふたりのシンパシー (リンク:食べて愛しなさい、しびれるように)

링크:먹고 사랑하라, 죽이게   Link: Eat, Love, Kill  2022年放送 tvN 月火 全16話

neroさん

第9話視聴率1.748%

第9話あらすじ

幼い頃に記憶を失くして以来、毎晩のように悪夢を見るようになったノ・ダヒョン(ムン・ガヨン)。悪夢にうなされて目を覚ます度、ダヒョンの祖母は「決して後ろを振り返ってはいけない」と教えました。そんななか、ウン・ゲフン(ヨ・ジング)の家で、彼の妹ゲヨンと一緒に映る自分の写真を目にしたダヒョンは、次第に自分の過去が気になるように。

公園で会ったイ・ジングン(シン・ジェフィ)の言葉が気にかかるゲフン。一方、上司に誘われてチファ洞の集まりに参加することになったチ・ウォンタク(ソン・ドクホ)は、そこでジングンと顔を合わせます。皆に知り合いかと聞かれ、ダヒョンのストーカーだと答えるウォンタク。そんななか、ゲフンが同僚に父ハン・ウィチャン(イ・ギュヒ)について聞いていたと知ったウォンタクは、慌ててその場を後に。

「聞きたいことがある」と言ってウィチャンを訪ねたゲフン。最後に見たゲヨンの様子を尋ねるゲフンに、ウィチャンはゲヨンが足を怪我をして家に帰れない状態だったと明かします。帰り道、ゲフンの前に現れたのはウォンタク。もしかするとウィチャンは犯人ではないかもしれないと話すゲフンに、ウォンタクは「だから何だ?」と憤りをぶつけます。

その頃、ジングンは路地裏で誰かと会っていました。どこか怯えた様子のジングンは、ゲフンからの電話に出ると、「親父さんは元気か?」と意味深な問いを投げかけ、一方的に電話を切ります。すぐに電話をかけ直すゲフンでしたが、電話は繋がらず…。

通りの向こうから歩いてくるゲフンの姿を見つけたダヒョンは、慌てて駆け寄ります。ゲフンから先ほどのジングンとの通話について聞き、思わず眉をひそめるダヒョン。その後、帰宅したゲフンは眠れぬ夜を過ごし、しまいには熱を出してしまいます。翌朝、チャ・ジンフ(イ・ソクヒョン)から連絡を受けたダヒョンは、体調を崩したと思われるゲフンを心配。

イ・ウンジョン(イ・ボム)に呼び出され、近くのカフェへ向かったダヒョン。ダヒョンの通報によって、ウンジョンの妹の事件は改めて再捜査されることになったといいます。しきりに自分に何かを買ってくれようとするウンジョンを見て、その視線の先にあるのが、亡くなった妹であることに気づくダヒョン。「私は亡くなった妹さんにはなれないけれど、新しい妹になってあげます」ダヒョンの優しさに触れ、ウンジョンの目にも涙が。

その日、1人でレストランにいるゲフンを目にしたダヒョンは、バス停まで迎えに来た母と祖母に先に家に戻るようにと告げます。店に入ってきたダヒョンに、「実は僕は、父親を探しにこの街に来たんです」とゲフン。

ゲフンの父チョルホ(クォン・ヒョク)は、ゲヨンが失踪して以来その人生をかけて妹の行方を追っていたといいます。そんななか、ゲフンのもとへ届いた1本の連絡。それはチョルホの財布がチファ洞で見つかったという、警察からの連絡でした。

ゲフンの事情を知ったダヒョンは、残された母親でもなく姿を消した父でもなく、ゲフン自身は大丈夫なのかと尋ねます。そして、もしずっとこの街に住んでいれば、きっと自分の祖母がゲフンの心の痛みを取り除いてくれただろうと話すダヒョン。そんなダヒョンに、ゲフンは「僕には幸せになる勇気がありません」と言います。

幸せになることを遠ざけようとするゲフンにかける言葉が見つからず、一度は店を後にしたダヒョン。しかし、どうしてもゲフンのことが気にかかったダヒョンは、ふたたび店へ。するとそこには、父の財布を見つめて号泣するゲフンの姿が。

困った様子で佇むダヒョンを見たゲフンは、彼女に近づき、そっとキスをします。

第9話感想

ついにダヒョンに心を開いたゲフン・・!!

2人のキスに、思わずこちらまでドキドキしてしまいました。ロマンスドラマにしては、なかなかスキンシップが見られなかった本作。ここに来て、ゲフンとダヒョンの恋が急展開を見せました。

そんななか、自分がチファ洞に戻ってきた理由を明かすゲフン。てっきり妹の消息を探しに来たのかと思いましたが、まさか父チョルホを探しに来たとは…。それにしても、妹の失踪に父親まで音信不通になり、残された母は精神を病んでるなんて、ゲフンの置かれた立場が悲しすぎます(泣)

最後のチョルホとゲフンの涙のやり取りは、まんまと泣きました。普段は淡々としながらも、感情がぐっと高まる瞬間を見事に表現するヨ・ジングの演技に、圧倒されました。やっぱりヨ・ジングは演技が上手い!また1つ、ヨ・ジングの名演技が見られて感無量です。

そして、今話新たに明らかになったのは、どうやらゲヨンを連れ去ったのがウォンタクの父ウィチャンではなかったということ。それでは、犯人は一体誰なのか。通りで誰かと会って怯えた様子を見せるジングンの姿も登場し、犯人の正体が気になるばかりです。

さらに、失われたダヒョンの記憶に残っているものとは…?次々と明らかになっていく過去に、ますます目が離せません。

第10話視聴率2.234%

第10話あらすじ

ゲフンとのキスを終え、店の外に出たダヒョン。するとその瞬間、ダヒョンの脳裏に過去の記憶の一部が蘇ります。記憶を辿って通りの奥へ進んだダヒョンは、そこで幼い頃のイ・ジングンと一緒に走り去る自分の姿を目撃。さらにその向こうには、大きな赤い門が…。

ダヒョンを襲った恐怖心を感じ取ったゲフンは、すぐにダヒョンへ電話をかけます。家にいると答えるダヒョンでしたが、屋上に上がったゲフンは、通りを歩くダヒョンの姿を目にします。

翌朝、昨夜のキスを思い出し、気分良く出勤するダヒョン。しかし、肝心のゲフンの態度は冷たく。そんなゲフンを見て、ダヒョンはショックを隠せません。さらにゲフンの携帯に、自分の番号が「チョンゴル(鍋料理)店」と登録されているのを見て、いじけるダヒョン。するとゲフンは、「僕はこれからもきっと、ずっと卑怯なままだ。それでも努力します、こんな僕でも大丈夫だというなら、僕がこれからも美味しい料理を作ってあげます」とダヒョンに告白します。

こうして交際をスタートさせた2人。すぐに2人の関係に気付いたジンフとウンジョンは、2人の仲を応援します。一方、ジングンとの記憶が何だったのかを知る為、赤い門を探すことにしたダヒョン。ジョギングをしながら町の至る所を調べるダヒョンでしたが、なかなか例の赤い門を見つけることはできません。

そんななか、ゲフンのもとへ派出所から連絡が。あの日以来、何度もジングンの携帯に電話を入れていたゲフン。しかし、ジングンの物と思われる携帯は初期化された状態で、通りに捨てられていたといいます。結局、ジングンの消息はつかめないまま。するとゲフンは、勤務中のウォンタクに話があると声をかけます。

仕事終わりに店へ現れたウォンタクに、ジングンの携帯が落ちていた付近のCCTVを確認して欲しいと頼むゲフン。しかしウォンタクは、もう関わりたくないと言ってそれを断ります。そんなウォンタクに、いつまで逃げるつもりかとゲフンは言います。そしてゲフンは、当時の状況をよく知る警官アン・ジョンホ(キム・チャンヒョン)から話を聞くことに。

ゲフンと同席するウォンタクを見て、驚くジョンホ。ウィチャンが犯人ではないと考えるゲフンに、自分もだとジョンホは答え、当時なぜウィチャンが犯人として疑われたかについて語り始めます。実はあの日、ウィチャンが血のついたシャツを洗っていたのは、ピアノ教室の経営が上手くいかず、アルバイトとして勤めたクラブで客ともめたからだと言います。父への疑いがただの誤解だったと知り、ショックを隠せないウォンタク。

一方、遅くまで図書館で翻訳の仕事をしていたダヒョンは、いつの間にか館内に誰もいないことに気付き、慌てて外に出ようとします。しかし、そこに現れたのはジングン。警察に追われるジングンは、ダヒョンに向かってゲフンとダヒョンは決して結ばれてはならない運命だと告げます。去り際、ジングンに例の記憶について問いかけるダヒョン。するとジングンは、「やっと思い出したか?赤い門を」と不気味な笑みを浮かべてその場を立ち去ります。

ジングンが去った後、すぐさま警察に通報したダヒョン。同じく知らせを聞いて駆け付けたゲフンは、自分のせいだと謝ります。そんなゲフンに、もしかしたら自分が妹ゲヨンの失踪に関係しているかもしれないと話すダヒョン…。

第10話感想

やはりウォンタクの父ウィチャンは、犯人ではありませんでした。。

ウィチャンを犯人として人々の記憶に植え付けたのは、他でもないソ・ヨンファン(ユ・ソンジュ)。以前からウィチャンを犯人だと決めつけている節があって、ちょっと不安でしたが、やはりヨンファンのせいだったとは。目撃者の証言すら、ウィチャンに不利に働くよう操作していたヨンファン。

これを知ったウォンタクは、自暴自棄に陥ります。さらにヨンファンに復讐すると言って息巻くウォンタク。自分の発言のせいで父を犯罪者扱いしてしまったウォンタクの気持ちを考えると、なんとも胸が痛いです・・

そんななか、ジングンとの記憶を振り返るダヒョン。せっかくゲフンとの交際が順調にもかかわらず、またしても暗雲が。ダヒョンはあの日、ジングンとどこへ向かったのでしょう。2人の記憶に残る赤い門の家の正体とは…?

次回予告では、ダヒョンを目撃者だと思っているのか??とゲフンに絡むジングンのシーンがありました。ジングンの言い分だと、まるでダヒョンがゲヨンを誘拐した犯人のような口ぶりでした。これは一体・・もちろん幼いダヒョンにできることなど限られていると思いますが、事件の全貌が気になります。

序盤のコミカルな雰囲気からは一転、急にサスペンス色が強くなって、ますます面白くなってきました。次回の展開にも注目です。



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