バベル 9話・10話 あらすじと感想

バベル


バベル  바벨 全16話+スペシャル1話 TV朝鮮 ●韓国放送2019年1月27日(日)~

第9話視聴率 3.352%

daisySSさんより

第9話あらすじ

テ・ユラ(チャン・シニョン)はミノが殺害された夜、ハン・ジョンウォン(チャン・ヒジン)がミノと連絡を取り合ったこと、彼女がゴサングループの本社を訪れていたことを語り、ミノを殺害した容疑者としてジョンウォンを疑います。ジョンウォンは殺していないと、感情をあらわにし、ユラは落ち着いた表情で、ジョンウォンに姿を消すよう伝えます。

回復中のテ・スホ(ソン・ジェヒ)は、妻ナ・ヨンウン(イム・ジョンウン)との離婚話を母、シン・ヒョンスク(キム・ヘスク)に持ち掛けますが、離婚に適切な時期が来るまで待つように言われ、暗い表情を見せます。ゴサングループをスホに継がせるため、できる限りのことをするヒョンスク。経営に全く興味を持たなかったスホが、突如、グループを継ぐことを決心します。後継者になるためには、まずミノの葬儀を終わらせる必要があるとのスホの意見通り、理事と家族を集めて静かな葬儀を準備します。

ミノの葬儀は聖堂でひらかれ、事件を担当する検事のチャ・ウヒョク(パク・シフ)も出席し、ジョンウォンは、事前に追悼の言葉を述べるのを拒否していましたが、スホのリクエストで夫ミノへの追悼の言葉を述べます。その後、スホも弟ミノのための追悼の言葉を述べる。。。その内容は、自分がゴサングループをリードしていくと、公式な立場をあらわすものでした。

スホの言葉の途中、父、テ・ビョンチャン会長が姿を現すと、ミノが死んだのはヒョンスクのせいだと怒りをあらわし、ミノの死を悲しみます。しかし、その後、認知症患者のような行動をするテ会長。そんな父の姿をスホは冷たく見つめます。妻のヒョンスクはテ会長の異常な言動に、スホが確実に後継者になれると、ホッとする表情を浮かべます。

ウヒョクは静かに状況を見守りながら、テ会長を観察します。

葬儀の後、テ・ユラは、後輩からジョンウォンのクレジットカード履歴を渡されます。ジョンウォンが産婦人科を定期的に訪れていることに気づいたユラは、ジョンウォンが妊娠したことを知ります。ゴサン家を出たジョンウォンを訪ねたユラは、ジョンウォンにお腹の中の子供の父親が誰なのかを問う。父親が誰であろうが、このまま引き下がるつもりがないことを伝え、ジョンウォンをにらみつけます。

ユラが帰った後、お腹の痛みを訴え倒れたジョンウォン。。。友人のホン・ミソンは、ジョンウォンが下血しているのを見ると、心配から声を上げます。

第9話感想

妊娠中のジョンウォンが流産することになるのでしょうか。

ジョンウォンがミノを殺した犯人だと断定して捜査を続けていたユラは、ジョンウォンが妊娠していることを確信することになりました。妊娠を知ったユラは怒りを抑えられないようですが、ウヒョクの子供の可能性があるからでしょうか。父が誰なのかを問う質問に答えないジョンウォンに、「ミノの子供なら母は父親を殺害した犯罪者で、ミノの子供でないから、淫らな母を持っただけ」と、残酷な言葉を残すユラ。

正義感のあるキャラクターだと思ったら、ジョンウォンを攻撃する言葉に嫉妬がにじみ出ている気がして、ジョンウォンとウヒョクの関係に嫉妬したユラは、ジョンウォンが犯人だと決めて、事件の夜のジョンウォンの行動をさらに調べていくことになりそうですね。

一方、警察も状況から、ジョンウォンを容疑者として捜査を進めている中、ウヒョクだけがジョンウォンではなく、ヒョンスクを犯人として考えているようです。ミノとテ会長が亡くなった後、最も得をするのが息子のスホだから。。。検察内にスパイがいることを知るウヒョクはわざと情報を漏らし、ヒョンスクが動きだすことを待ちます。ヘリコプターのパイロットの妻を口封じさせるため消す計画が、ウヒョクがパイロットの妻を保護することになり、ウヒョクの予想通り、ヒョンスクは動きだすのでしょうか。

覚せい剤を渡していたミノと、母ヒョンスクが同じく、自分をコントロールし利用しようとするだけだと気づいたスホ。これまでもうろうとした表情で、何事にも消極的だったスホが変わりました。本気で後継者になることを決心したのでしょうか。これまで見せたのとは全く違う表情に、これから更にスホの活躍が期待されます。何か大きな逆転が待っていそう!スホを演じるソン・ジェヒの演技がすごくて、今話の前半はスホの登場するシーンしか記憶に残らない程です。

テ会長の行動を観察していたウヒョク(パク・シフ)は、テ会長がわざと認知症のふりをしている可能性があることに気づきます。ヘリコプターの墜落事故が何者かによる意図的な事故だとしたら、必ず彼を再び殺害するために動きだすはず。。。ただ、誰がテ会長を殺そうとしたのかは明らかになっていませんが、これまでの状況から妻のヒョンスクの仕業?

刺激的な内容や描写が多い分、ストーリー面で物足りない感じがしたのが残念でした。ちょっと展開が遅い気がします。ドラマの後半は逆転ありの、パク・シフ大活躍ありの展開になりそうで、最後まで期待を持って観続けます。

第10話視聴率 3.421%

daisySSさんより

第10話あらすじ

ハン・ジョンウォン(チャン・ヒジン)が妊娠していることを確かめたテ・ユラ(チャン・シニョン)は、チャ・ウヒョク(パク・シフ)を訪ねると、ジョンウォンが妊娠していることを知っていたのか確かめます。愛しているジョンソンが誰の子供を妊娠していようと気持ちが変わらないと語る、ウヒョク。予想外のウヒョクの反応に、ユラは嫉妬・・・ひどく傷つきます。

ヘリコプター墜落事件を指示した人物がシン・ヒョンスク(キム・ヘスク)だと気づいたウヒョクは、内部に潜むスパイに、ヘリコプターを操縦していたパイロットの妻、チョ・ソンヒ(チェ・ミンソ)の居場所をわざと流します。チョ・ソンヒの命を再び狙うと読んだウヒョクと刑事は、チョ・ソンヒを監視します。犯行を行う人物のモンタージュまで確保した状況で、予想とは違うことに気づいたのは、チョ・ソンヒから、すべてはシン・ヒョンチョルの命令だったことを聞かされた後。。。

ウヒョクは命が狙われているのがチョ・ソンヒではなく、シン・ヒョンスクの弟シン・ヒョンチョルだと気づき向かいますが、既にシン・ヒョンチョルの姿はなかった。一方、ナ・ヨンウン(イム・ジョンウン)は、シン・ヒョンスクの部屋に入ると、弟ヒョンチョルの名前をだし独り言を。。。その内容を聞いたヨンウンは驚きを隠そうとする。

ヘリコプター墜落事件の背後にヒョンスクがいると知りながらも、証拠がつかめず、事件はパイロットの妻チョ・ソンヒが犯人との検察の発表が行われ、事件から外されたウヒョクは、悔しがる。その頃、事件を調査していたユラは、母の命令でしか動かない叔父、シン・ヒョンチョルの行方が分からなくなっていることから、パイロットの妻がヒョンチョルの命令で動いたことを検察で話したことを、母ヒョンスクに伝えると、母ヒョンスクに疑いの目を向けます。

ジョンウォンが気を失った後、彼女を側で見守ったのはウヒョクでした。ジョンウォンは流産することなく、ウ室長の電話に出ず、ウヒョクからのメッセージにも返信することなく、荷物とまとめると空港に向かいます。

ドローンを利用して違法に撮影を続けていた男性が逮捕され、警察は押収した証拠品から、テ・ミノ(キム・ジフン)が殺害された夜の様子が撮られている映像を確保します。その映像は、手にナイフを持ったジョンウォンの姿が映っており、その内容を確認したウヒョクの表情が複雑に揺れる。

ジョンウォンが海外に出国する予定だと知った警察は、出国禁止命令を求め、空港に到着したジョンウォンがエスカレートを上ると、先に到着していたウヒョクの姿が。。。

第10話感想

ジョンウォンを待つウヒョクの姿が、とても切なく見えました!ジョンウォンを逮捕する時のウヒョクの表情が暗くて。。。

彼の前で警察にテ・ミノ殺害容疑者として逮捕されたジョンウォンですが、果たして彼女が本当の犯人なのでしょうか。ドローンが撮影した映像ではジョンウォンがミノを殺害するところは映っていなかったので、逆転があるのでしょうね

ジョンウォンへのウヒョクの気持ちは今話でも十分描かれましたが、ジョンウォンもウヒョクに恋しているようですが、ウヒョクとの別れを選択した特別な理由が隠されているのか、気になる展開は続きます。一方、ウ室長の病気の妻が登場しました。医師を訪ね、提供者が現れたと語るウ室長ですが、妻の病気を治すために、ジョンウォンが何かを提供する約束をしていたようですが、電話に出ないのは気持ちが変わったから?でしょうか。ウ室長とジョンウォンがどんな取り引きをしたのか、明らかになることで意外な展開が待っているような気もして、緊張する展開が今後も続きそうですね。

パク・シフは、前作の「ラブリーホラブリー」ではラブコメの主人公を、この作品では父の復讐を誓う検事役で、不倫と知りながらもジョンウォンを一途に愛する主人公が思った以上に似合い、メロドラマでも魅力を発揮しています。クールでワイルドな元スパイ役を演じた「町の英雄」は無念の死を遂げた後輩の復讐のため、悪に立ち向かう役で、これまでとは違う別のパク・シフが見られる隠れ名作。同じ復讐を扱ったドラマでもアクションシーンの登場する「町の英雄」とこのドラマまでは、全体の雰囲気が全く違いますね。でも、大人のためのメロドラマで主人公を演じるパク・シフも、やはり素敵でした。

母ヒョンスクの計画通り、ゴサングループのトップに立ったテ・スホ(ソン・ジェヒ)は、妻ナ・ヨンウンに届けを渡し、これまで代理として理事会に出席していた母を会社の経営から遠ざけようとします。弟シン・ヒョンチョルを殺害してまで守ろうとした地位をシン・ヒョンスクがそう簡単に手放すとは思えず、息子スホと母ヒョンスクの対立が待っているのでしょうか。

もしも実の弟の殺害を本当に命じたとしたら、ヒョンスクは思った以上になんでもできる恐ろしい人物ですね。「私が命令した証拠があるなら持ってきて」と、疑いの目を向けた娘ユラに語るヒョンスクですが、どこかに、証拠が残されている可能性はあるのでしょうか。

ミノを殺害したのがジョンウォンなのかの緊張感と切ない恋に、次の話が楽しみになります。

 

バベル 11話・12話 あらすじと感想

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