ナビレラ 5話・6話 あらすじと感想

ナビレラ


ナビレラ 니빌레라 Nabillera 2021年放送 tvN 全12話

第5話視聴率2.764%

neroさん

第5話あらすじ

自分を不合格にした店長に直接抗議するウノ(ホン・スンヒ)の姿を見たドクチュル(パク・インファン)は、胸を痛めます。その後、橋の上で佇むウノを見つけたチェロク(ソン・ガン)。「ランニングマシンの上で走り続けるのが、どんな気分かわかる?」と聞かれ、チェロクは自分も昔はそうだったと話します。父親の言われるがまま、大して好きでもないサッカーを13年間も続けたとチェロク。しかし、バレエを見た瞬間、「自分も一度でいいから羽ばたいてみたい」と思ったと言います。

翌朝、ウノがアパートの外へ出ると、そこには車を磨くドクチュルの姿が。昨日の件について、よくやったと慰めるドクチュル。ウノと別れ、スタジオへ向かおうとするドクチュルのもとへ、チェロクから電話が掛かってきます。今日はコンクールの練習の為、レッスンが出来ないと話すチェロク。

「時間がない」と呟いたドクチュルは、誰もいないスタジオへ。一人で練習を行うドクチュルを見た整形外科医のチュンシクは、腰の不調に気づきます。チェロクには内緒で、治療を受けることになったドクチュル。しかし、練習を終えたチェロクが病院へ来ると、すぐにドクチュルの自主練がバレてしまいます。

次の日は、スタジオで練習を行うからと、ドクチュルを見学に誘ったチェロク。音楽に合わせて高く舞い上がるチェロクを見て、ドクチュルは感嘆の声を上げます。しかし、ジャンプの出来の悪さに苛立つチェロクは、しきりにポーズのチェックを頼むドクチュルに、「いい加減にしてくれ!」と怒鳴ってしまいます。その後、スンジュに呼び出されたドクチュルは、自分が焦るあまりに周囲に迷惑をかけてしまったと反省。

翌朝、いつも通りスタジオへ向かったドクチュルでしたが、中には入らず。非常階段でバレエの動画を見るドクチュルに気付いたスンジュが声を掛けるも、ドクチュルはスタジオには入ろうとしません。それを聞いたチェロクが現れると、「一日休むのが何だって言うんだ。おじいさんがプロのバレエダンサーか?休み休みやればいい」と一言。これまで一度も、バレエを趣味だと考えたことのなかったドクチュルは、「迷惑をかけたことは謝る。でも私はいつでも真剣だ。休み休みなんて出来ない」とビルを後に。2人の会話を聞いていたスンジュは、「八つ当たりするな。コンクールに出ることがそんなに偉いのか?ちゃんと謝って来い」と叱責します。

ウノからドクチュルと一緒にいると聞いたチェロクは、2人がいる公園へ。先ほどの件を謝ると、レッスンの為、再びスタジオへ向かう2人。コンクールの練習を行うなか、バランスを崩したチェロクは、その場に倒れこみます。見ると、バレエシューズが破け、血が…。思うように身体が動かない自分に嫌気がさすチェロク。そんなチェロクを見たドクチュルは、怪我をした部分に絆創膏を貼り、「こんなに頑張っているんだから、きっと大丈夫だ。自分自身を信じて踊ればいい」と声を掛けます。

ドクチュルに言われた通り、自分を信じて高く舞い上がったチェロク。

コンクールの本選出場の合否が発表される日、ドクチュルはチェロクを自宅へ招待します。ヘナムと挨拶を交わしたチェロクは、手料理を食べ、しばし部屋で休むことに。目を覚ましたチェロクが慌てて携帯を確認するも、未だに連絡はなく…。夕食を食べ、家を後にしたチェロクのもとへ、本選出場を知らせるメールが!

ドクチュルに言われた言葉を思い出し、チェロクは父親へ電話を掛けます。通話を終えたチェロクの表情は、どこか嬉しそう。そんなチェロクの前に、ヤン・ホボム(キム・グォン)が現れ…

第5話感想

キム・グォン演じるホボムの登場に、不穏な空気が、、

前回、「あいつは羽ばたけなんかしない」と、意味深なセリフを口にしていたホボム。まさか本当に、ホボムはチェロクを陥れる為に来たのでしょうか。次回予告では、ギプスを付けたチェロクが登場。せっかくコンクールの本選出場を決めたチェロクでしたが、出場辞退が危ぶまれる事態に。果たしてチェロクの足は、大丈夫なのでしょうか。

一方、こちらも気になるのがドクチュルの体調。「時間がない」と言っていたドクチュルの言葉が気に掛かります。

第5話では、携帯を失くしてバタバタしたり、もしや認知症?と疑う場面も。お年寄りをテーマにしたドラマの行きつくところって、やっぱりここなんですよね。。ドクチュルは自分の体調の変化を知ってるのでしょうか。妻のヘナムはそこまで心配している様子はありませんでしたが、ドクチュルは自分に時間がないことを知って、バレエのレッスンに必死になっている感じがありますね。

毎回もれなく泣いてしまうこのドラマ。本当に、毎場面泣かせるシーンの多いこと。何といっても、ドクチュル役を務めるパク・インファンの演技が本当に泣ける。孫娘のウノを励ますシーンもそうですし、チェロクに怒鳴られてしゅんとするシーンも、何もかも切ないです、、泣 

もちろん、悲しいシーンだけでなく、夢を追いかけるドクチュルの力強さも素敵。また、チェロクを自分の家族のように接するドクチュルに、無償の愛を感じます。

第6話視聴率2.759% 

neroさん

第6話あらすじ

ドクチュルに本選出場を伝え、笑顔を見せるチェロクの姿を目撃していたホボム。非常階段にチェロクを追い込んだホボムは、「コンクールだと?調子に乗るなよ」と言います。ホボムに殴られた拍子に、階段下へと落ちて行くチェロク…

上着を届けに来たドクチュルが2人の姿を発見すると、ホボムはその場を走り去ります。診察の結果、幸い骨に異常はなかったものの、足首の症状が深刻だとチュンシク。ドクチュルから連絡を受けて駆け付けたスンジュは、「誰がこんなことを…すぐに告訴すれ!」と騒ぎます。しかし、告訴をするつもりはないとチェロク。結局。1週間ギプスを付け、経過を観察することに。

チェロクを家まで送ったドクチュルは、スンジュと別れ、とある場所へ。それはホボムらが集まる例のビリヤード場でした。しかし、ビリヤード場にホボムの姿はなく。階段で煙草を吸うホボムを見つけたドクチュルは、「君の気持ちはわかる。俺も昔はそうだった。」と言います。告訴でも何でもすればいいと話すホボムに、「告訴はしない。ホボム、君も羽ばたけるはずだ」とドクチュル。

翌日から、ドクチュルの完璧な(?)サポートが始まります。スンジュは足のことより、チェロクのメンタルが心配だと話します。そんなスンジュに、「すっかりコーチの顔ね。ギプスが外れたら、その時考えればいい」とソリ。

誰もいないスタジオで、熱心に掃除を行うドクチュル。練習はせずに帰ろうとするドクチュルに、「僕がレッスンを見ましょうか?」とスンジュは声を掛けます。そこへ、松葉杖をついたチェロクが。チェロクはドクチュルのレッスンをしに来たと言います。心配をよそに、コンクールを諦めていない様子のチェロクを見て、スンジュも満足気に笑顔を見せます。レッスンを終えたチェロクを迎えに来たのは、ウノ。実はタクシーに乗せるのを心配したドクチュルが、ウノに頼んでいたのです。促されるまま助手席に乗ったチェロクは、「一番幸せな時間は見つかったか?」と聞きます。未だに自分が何をしたいのかわからないウノでしたが、その表情は以前とは違い、どこか振り切れた様子でした。

1週間後、予定通りギプスが外れると、チェロクは緊張した面持ちで怪我をした足を地面につけます。チュンシクも驚くほどチェロクの経過は良好で、サポーターを付ければ練習しても問題ないとのこと。早速、毎日のように練習に励むチェロク。そんなチェロクを見て、スンジュは一抹の不安を感じます。以前、負傷を押し切って舞台に立とうとしたスンジュ。しかし、これによってスンジュは選手生命を絶たれたのでした。鎮痛剤を飲みながら練習を続けるチェロクに、スンジュは自らの姿を重ね…。結局、スンジュは練習を続けるチェロクに「今回のコンクールは諦めろ」と言います。

その頃、レッスンは休みと言っていたにも関わらず、出掛けようとするドクチュルに、ヘナムは今日は2人の結婚記念日だと言います。これまで何十年も、結婚記念日を忘れたことがなかったドクチュル。レストランで食事をした2人は、記念写真を撮りに行きます。そして、一緒に水族館デートを楽しむ2人。小腹が空いたと話すヘナムの為に、軽食を買いに行くドクチュル。しかし、そこで母親とはぐれた少女を発見。少女の後をついて行ったドクチュルは、館内で道に迷ってしまいます。なかなか戻ってこないドクチュルを心配するヘナム。携帯も置きっぱなしで軽食を買いに行った為、連絡を取る手段もなく。

閉館時間が近づくと、不安になったヘナムが息子たちへ電話を掛けるも、誰も出ません。やっと電話がつながった相手は、チェロク。ヘナムからドクチュルが居なくなったと聞き、チェロクは愕然とします。

第6話感想

水族館で迷子になってしまったドクチュル。やはりドクチュルは、認知症を患っているのでしょうか。こんな時に限って、携帯はヘナムのもとに。ヘナムの気持ちを考えると、胸が痛いです。

一方、ホボムに階段から突き落とされ、足首を痛めてしまったチェロク。幸い、大きな怪我ではなく、ギプスが外れ、コンクールにも出場できることに。しかし、1週間のブランクを埋めるよう、休みなく練習に励むチェロクを見て、スンジュはかつての自分の姿を重ねます。スンジュもまた、自分の限界に気付かず無理をした結果、二度と舞台に立てない身体に。。チェロクには自分と同じ道を辿って欲しくないと願うスンジュ。どちらの気持ちもわかるだけに、これまた切ない。。

そして、チェロクに怪我をさせてしまったホボムもまた、後悔しているように見えました。ドクチュルの言葉は、何よりもホボムの胸に刺さったのではないかと思います。ホボムを責めるのではなく、まっとうな道へ連れ戻そうとするドクチュル。どこまでも素敵すぎます。いつか、ホボムが自らチェロクに謝罪する日がくればいいな、と願っています。その前に、ホボムとチェロク父のわだかまりが消えないと、かな~。

チェロクのコンクール出場の可否、そしてドクチュルの行方が気になります。次回の展開も楽しみ!

ナビレラ 7話・8話 あらすじと感想

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