ドクター弁護士 15話・16話(最終回) あらすじと感想

ドクター弁護士


ドクター弁護士 (ドクター・ロイヤー) 닥터 로이어 2022年放送 全16話 MBC金土

daisySSさん

第15話視聴率7.1%

第15話あらすじ

5年前、ソクジュの心臓を奪ったバンソク病院のVIP患者がジェイドン・リ(シン・ソンロク)だと確信するハン・イハン(ソ・ジソプ)は、「想像に過ぎない、、、証拠はあるのか?」と堂々とするジェイドンの態度に、揺るぐことなく。。。

「2016年11月21日、僕がVIP患者に行った心臓移植手術、クム・ソクヨン検事に謝罪して、法廷ですべてを明かすべきだ」と語るイハンの言葉に、令状がないなら出て行って欲しいと求め、イハンとソクヨンは、ひとまず引き下がる。

マイケル・ヨンを通じてジェイドン・リとク・ジンギ(イ・ギョンヨン)の関係を詳しく聞き出したイハンとソクヨン。事故が発生する3日前から、バンソクのペントハウスに滞在していたことを聞かされ、ソクヨンは5年前に起きた交通事故に関してさらに調べます。

拘置所にいるク・ジンギは、ジェイドン・リを呼び、「君がソクジュの心臓をもらったことは、僕と君、チョン室長以外は誰も知らない」と語る。ク・ジンギは自分が沈黙すると、すべての秘密が守られることを伝えると、「R&Dセンター以外は手を出すな」とジェイドン・リに忠告します。

しかし、ジェイドン・リの返事は冷たく、「あの夜、僕に何をしたのかすべて分かった」と返事。ゴーストドクターによる手術、パク・ギテの死、5前の手術に参加したイ・ドヨン、チョ・ジョンヒョンが隠してきた秘密など、イハンに協力する過程でク・ジンギの悪事をすべて知ったジェイドン・リ。「あなたから最も大事なものを僕は奪う」と復讐を誓います。

5年前の手術に参加した看護師のチョ・ジョンヒョン(キム・ホジョン)が自宅から拉致されます。息子連れてイハンの病院に向かうはずだった二人の連絡が取れないことから、チョ・ジョンヒョンの自宅を訪れたイハンとソクヨンは斃れているチョ・ジョンヒョンの息子を発見。

ク・ジンギの命令でチョン室長がチョ・ジョンヒョンを連れ去ったと予想するイハン。一方、ピョ・ウンシルは、ク・ジンギを釈放するためには、チョン室長がすべての責任を背負う必要があると、自首するよう連絡。

ク・ジンギの初公判が開かれ、すべての罪を否定するク・ジンギの弁護士。イ・ドヨン副院長が殺害される場面が録画された映像があるにも拘わらず、彼を刺したのは事故で、最終的にイ・ドヨンの命を奪ったのが、秘書のチョン室長(イ・ギュボク)だったと証言するク・ジンギ。

チョン室長にチョ・ジョンヒョンを殺害させ、チョン室長を殺すことで、5年前のことを知る二人を消す計画だったク・ジンギ。チョン室長の命が狙われ、、、すべてを予想したイハンとソクヨンにより助けられたチョン室長。

法廷にイハンと共に姿を見せたチョン・ジョンヒョン、、、その後、チョン室長まで法廷に現れると、動揺するク・ジンギ。

第15話感想

ジェイドン・リの心臓の手術は、ク・ジンギが意図的に交通事故を起こさせたものでした!

ク・ジンギは5年前の手術のことを利用してジェイドン・リを脅そうとします。しかし、5年前、ジェイドン・リからの融資を必要としていたク・ジンギは、ジェイドン・リの交通事故を意図的に落とし、心臓手術を受けることになったことに、ク・ジンギに協力するよりは、復讐を誓うジェイドン・リ。

ジェイドン・リが言うク・ジンギにとって最も大切なものは何か、、、彼がどんな復讐をすることになるのか、最終話まで目が離せない展開を迎えました。

5年前の手術のことを知る人物は、ジェイドン・リ、ク・ジンギ、チョン室長とチョ・ジョンヒョン看護部長。ジェイドン・リが非協力的な態度を見せると、イ・ドヨンへの殺人容疑をチョン室長になすりつけようとの計画。

しかし、イハンが事前に動いたことでチョン室長の命が狙われる前に助けることができ、ク・ジンギの悪事をすべて知るチョン室長とチョ・ジョンヒョンの証言で、否定した彼の罪を証言することになるのでしょうね。

イハンが「今日、この場ですべてを明かしてやる」と語る姿がすごくカッコよかったです。医師のイハンも命を扱う外科医として手術に挑む際の姿勢が好きですが、弁護士になると医師イハンとは全く違う姿を見せ、ハン・イハンという主人公が登場するだけで、ドラマティカルになるドラマです。

今話、ク・ジンギがソクジュの心臓を横取りしてジェイドン・リに手術をしたことをク・ジンギの妻に伝えるイハンの姿が登場したことから、ク・ジンギにとっても最も大事なものがバンソク病院だと予想すると、バンソク病院に何かが起こることになるのでしょうか。

最終話で描かれるク・ジンギの最後は?

第16話視聴率7.0%

第16話(最終回)あらすじ

ク・ジンギ(イ・ギョンヨン)の裁判に姿を現したチョン室長は、ク・ジンギの犯行を証言し始めます。5年前、ハン・イハン(ソ・ジソプ)に医療ミスの濡れ衣を着せたことを明かします。続いてチョ・ジョンヒョン(キム・ホジョン)看護部長は、ク・ジンギがクム・ソクジュの心臓をVIP患者に移植したことを明かします。

二人の証言で逃れられなくなったク・ジンギはすべての罪と認めます。検事として裁判に出席していたクム・ソクヨン(イム・スヒャン)は、ク・ジンギの証言に強い衝撃を受け、心臓の痛みを訴え倒れます。そのため、裁判は一時中止。

ク・ジンギはイハンにすべての罪を認める謝罪すると、ジェイドン・リ(シン・ソンロク)にクム・ソクジュの心臓を移植した証拠があることを伝えると、バンソク病院をジェイドン・リから守って欲しいとお願いします。

その夜、拘置所で攻撃を受けたク・ジンギ、、、彼の前にジェイドン・リが現れます。5年前、ジェイドン・リが事故で移植を受けた日、彼が運転する車の助手席に座っていたのは、ジェイドン・リの母。

息子ジェイドン・リを育てることができず海外の家庭に養子に出した母。ジェイドン・リは5年前、実の母が誰なのかの情報を入手、彼女に会いに行っていた。すぐでも心臓移植が必要な状況にも拘わらず、移植手術よりも母に会うことを優先したジェイドン・リ。この事故で、ジェイドン・リの母は亡くなります。

「過去の間違った選択を思い浮かべながら、ゆっくり苦しみながら死んでいけ。僕が5年間準備してきたあなたの最後だ」と語る。ク・ジンギは拘置所の中で死亡。

ジェイドン・リがク・ジンギへの復讐を果たそうとした理由、、、5年前の事故で死亡したのが彼の母だと気づいたハン・イハン。ク・ジンギはイム・ユナ(イ・ジュビン)を連れてアメリカに向かうため空港に姿を見せ、父を殺害したのがジェイドン・リだと疑うク・ヒョンソン(イ・ドンハ)が彼を追って現れ、イム・ユナが一緒にいるのを見ると、持っていた刃物でジェイドン・リを刺します。

同じくジェイドン・リを探すため空港に姿を見せたイハンが、刺されたジェイドン・リを発見すると急いで病院に運びます。クム・ソクヨンが目を覚ましたとの連絡を受けたイハンは、ジェイドン・リの状況を伝え。「何があっても絶対に彼の命を助けて」と語り、イハンがジェイドン・リの手術を担当することになる。

1年後、5年前の濡れ衣がはれて、名誉復帰を果たしたイハン。ジェイドン・リはイハンの手術で命が助かり、復讐のためにク・ジンギを殺害した罪を受け入れる一方で、自分を刺したク・ヒョンソンには、善処する意志を伝えます。

「僕の命を2度も助けてくれました。僕を騙したのに、、、なぜ助けたのですか」と問うジェイドン・リの言葉に、「僕は医師ですから・・・」と答えるイハン。

心臓移植が決まったとソクヨンに知らせるイハンは、「手術が終わって健康になったら結婚しよう、僕たち!」と、5年前できなかったソクヨンへのプロポーズの言葉をかける。

第16話 (最終回)感想

ジェイドン・リがク・ジンギへの復讐心を見せた理由は、交通事故で母を亡くしたからでした!

ジェイドン・リには心臓移植以外の理由が存在すると思わせた第15話、、、最終話では5年前の事故のことをジェイドン・リが回想するシーンが登場し、事故で母を亡くしたことが明かされました。

幼い頃、養子に出されていたため、母とは初めての再会。自分が息子であることを明かすことができず、息子の友人として彼女に接していた矢先、交通事故で母を亡くしたため、唯一の家族を失ったことで、ク・ジンギへの復讐心を燃やしていたということでした。

同乗者が死亡したことはかなり前に登場していますが、まさか、ジェイドン・リの実の母だったとは予想外でした。

復讐が復讐を産む、、、父を殺害されたジェイドン・リは、ク・ヒョンソンに刺され、イハンが彼の命を再び救い、ク・ジンギを殺害した罪を償うことになったジェイドン・リ。自分の命を奪おうとしたク・ヒョンソンに善処したことで、ク・ヒョンソンの罪が少し軽くなることが示唆されました。これで連鎖の復讐は終わるという明るい意味として捉えることができますね。

1年後の様子が描かれ、心臓移植が決まったクム・ソクヨンにプロポーズする幸せなエンディングを迎えました。ソ・ジソプが演じる医師としてのイハンも弁護士としてのイハンも、どちらの完璧にカッコいい姿でした。

ドクター弁護士 キャスト・相関図 あらすじと感想 視聴率



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コメント

    • 多田 弘幸
    • 2024.02.29 7:34pm

    医療と法廷と復讐劇が一度で楽しめた作品でした。【ある日~真実のベール】や【被告人】みたいに開始早々どん底へ落とされる始まり。

    しかし憎たらしい爺やったなジンギやて仁も義も見当たらんだやつやったな。注射打たれて死亡ではチョイ物足りない最後やった。

    爺の次に嫌いやったんは大統領の椅子を狙っていた婆。肺を提供すると決めた時は少しは良心が残っていたかと喜んだのも束の間、シラーとモニタールームへ入って来た時は唖然となったわ。

    声の出が悪くなった女の子はラストで手術してもらい良い顔見せてくれたが、婆の娘と夫の金髪の男の子も出して欲しかったな。

    副院長のラストも性格から、あーゆーふーにしかならんやろな、服役も無理そうやし。

    まぁ悪は死亡か逮捕で終わってくれたので良かったかな。強いて言えば病院の女弁護士も何とかならんだやろか。この女弁護士も憎たらしい顔しとったな。

    OSTもストーリーに似て男性ボーカルの何とも哀愁漂う曲ばかりやった。

    気になった役者さんはシン・ソンロクあの上方を見た時の黒目がとても印象的でした。
    次はどんな役で会えるかな?。

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